- 今回は3人だった。木戸池でテントを二張り張った。他のテントは一張りだけだった。初日は蓮池までの池巡りをする事にして、テントに荷物を置いて出発した。
- 小さい丘を越えると田ノ原湿原だった。ニッコウキスゲがきれいだった。周囲の森からはウグイスの声が聞こえてきた。涼しくて快適なハイキングだった。
- 三角池から上ノ小池へと進んだ。途中の湿原ではワタスゲが咲いていた。針葉樹の根が大きく張り出して曲がり面白い形だった。長池では蛙が鳴いていた。下ノ小池にはミツガシワの葉が有った。蓮池のスイレンは花が閉じていた。蓮池の売店で信州の白ワインを購入し、バスで木戸池に戻った。
- テントでは購入したワインを飲んでくつろいだ。夕食は鮭のチャンチャン鍋を作った。Aさんがダニを首筋に見つけて騒いでいたら、隣のテントの男性から「自分も食われたんだけれど大丈夫でしょうか」と質問された。木戸池ホテルは高校生団体の貸し切りで、日帰り入浴の利用はできなかった。
- 二日目の朝は薄く霧がかかっていた。朝食を済ませテントに荷物を置いて志賀山へ出発した。
- ひょうたん池は二つの池がくっついた形だった。周囲の針葉樹ではルリビタキとメボソムシクイが鳴いていた。渋池ではニッコウキスゲがきれいだった。浮島にモウセンゴケがたくさん見えた。
- 志賀山の登り口にはベンチが有った。一休みした。コンパスの練習をしようとしたらBさんのコンパスはNSが逆転していてびっくりした。志賀山へは大きな岩の多い急坂だった。
- 志賀山山頂にはケルンとベンチが有った。休んでいると若い女性二人組が登って来た。「お先に」と言って先に出発すると、すぐ後から「ストックを忘れていますよ」と言いながら持って来てくれた。すぐ先に三角点の山頂が有った。展望が開け裏志賀山が見えた。
- 裏志賀山へは眺めの良い稜線だった。鞍部への下りではタテヤマウツボグサが咲いていた。登り返して、分岐を左に少し入ると裏志賀山山頂部だった。見晴しの開けた所から樹林帯へと入って行った。樹林帯の中には小さな社が有った。更に少し進むと展望が開け眼下に大沼が青く見えた。
- 分岐に戻り四十八池へ向った。四十八池ではキンコウカとワタスゲが見頃だった。ワレモコウも咲き始めていた。登山者が7-8人休んでいた。広いベンチに座り昼食休憩にした。ゆっくりと湿原の花を楽しんだ。池には志賀山が映ってきれいだった。
- 渋池へは緩い下りで、良く整備され歩きやすい道だった。渋池からは往路を木戸池に戻った。テントを回収して帰りのバスに乗り込んだ。