- 宿でゆっくりと朝食を食べて出発した。洲本インターチェンジからの歩き出しは小雨が降っていた。
- 最初は車道歩きだった。朝、コーヒーを飲み過ぎたせいか、途中でトイレに行きたくなった。住宅も多く、切羽詰まって来た頃に開店直前のベビー用品の店が有った。開店まで待ちトイレをお願いすると快く貸してくれた。お礼にミニタオルを購入した。
- やがて小学校の前に来た。用務員の女性が掃除をしていた。どこまで行くか聞かれたので、「山まで」と答えると、「すごい」とびっくりされた。
- 小さな「先山千光寺」の標識に導かれて車道を左折し、緩い坂を登って行った。高速道路の先に登山口が有り数台停まれる駐車場が有った。雨はまだ少し降っていた。
- 最初はコンクリート舗装の道だった。道脇にはは何丁かを記載した石柱が建っていた。七丁からは階段になった。階段の途中にベンチが有った。湿っていたので階段に直接腰掛けて休んだ。
- やがて土の山道になった。道脇には所々に掃除用具が置かれ、よく整備されていた。展望台には手造りのベンチとテーブルが有った。下の町が少し霞んで見えた。雨はやんできた。
- 最後は濡れて滑りやすくなった階段を登った。鉄製の手すりには水滴が付いていた。階段が終わると山頂の立派なお寺、千光寺に着いた。山頂は十八丁だった。境内には三重塔と狛イノシシが有った。雨はやんだものの天気が今一歩だったせいか、参拝者はおらず、係の女性が一人掃除をしているだけだった。女性に挨拶をしてお参りをした。本堂の回りを一周して戻ってくると、掃除も一段落したらしく、女性は黒猫2匹に餌をあげていた。
- 昼も過ぎたので、我々も本堂から少し下がった屋根の付いた展望所で昼食休憩にした。昼食後、洲本の町並みを見下ろしながらコーヒーを飲んでいると、餌を食べ終わった猫も近寄ってきた。無視していると、やがて立ち去っていった。
- 下り始めの階段の手すりは乾いていた。少し下ると鳥居のある岩戸神社の入口に着いた。進むと天照大神を祀った神社に着いた。「天の岩戸」とされる立派な大岩が有った。
- 鳥居に戻り下山路に入った。利用者が少ないのか落ち葉が多かった。整備された登りの道より山らしかった。急坂が終わった所で小休止した。少し先に「十丁」と刻まれた大きな自然石が有った。
- 登山口からは舗装路を下った。途中の小道では、咲き始めた菜の花がきれいだった。洲本インターチェンジまで歩き、帰りの高速バスに乗り込んだ。