- 白丸駅を下りた登山者は7-8人だった。海沢橋までは車の多い国道を歩いた。海沢橋を渡りキャンプ場を過ぎると舗装された林道の登りになった。沢が右下に見えた。沢登りの登山者が見えた。海沢探勝路入口では4台ほど車が駐車してあった。
- 海沢探勝路からは山道になった。わずかの登りで三ツ釜ノ滝に着いた。きれいな釜を三つ持った滝だった。観光客が数人いた。滝の横を通り、しばらく登ると分岐が有った。左がネジレの滝、右は滝を迂回する道だった。左に滑りやすい岩の道を進むとネジレの滝に着いた。岩の間から滝が流れ落ちていた。
- ネジレの滝から少し戻り、分岐を左に取って近道をわずかに登ると、先ほどの滝を迂回して来た道に突き当たった。左に曲がりしばらく登ると小さな広場があった。一瞬そのまままっすぐ進みそうになったが、二人の若い女性登山者に「大滝は下だ」と教えてもらった。滝音が大きくなり空気がひんやりとしてくると大滝に着いた。じっとしていると寒くなってくるほどひんやりとしていた。
- 分岐まで戻り、山頂への道を再び登り始めた。植林帯の斜面に付けられた道を登って行くと、やがて若宮沢に出た。沢沿いにはワサビ田が有った。若宮沢に沿ってしばらく登った。やがて登山道は左手の枝沢に曲がっていた。枝沢への分岐で水を補給した。水を補給してから10分ほど登ると沢の水は無くなった。
- 杉の植林帯の急坂を登って行った。10人ほどの団体2グループとすれ違った。最後のロープの付いた急坂を登りきると小尾根に着いた。小尾根は雑木林におおわれていた。左手の木の間から山頂方面が見えた。
- 小尾根を登って行くと、縦走路に出た。この合流点には道標が無く、逆方向の場合は分かりにくそうだった。縦走路に出ると急に登山者が増えた。
- 岩の多い縦走路を少し登ると山頂に着いた。50人ほどの登山者で混雑していた。バスの時間まで間があったので同行者が持参のウイスキーを飲みながら大休止した。気分が盛り上がったころに山頂の人数は7-8人になり、ようやく写真を撮る気分になった。近くの山がうっすら見えるだけで、かろうじて三頭山と中央線沿線の権現山が同定できただけだった。山頂には栗の木が有り、まだ緑色の栗の実が生っていた。
- 山頂を後にし、少しアルコールが入って、あやしくなった足取りで大岳山荘までの岩の多い道を下った。大岳山荘前のコンクリート製のテラスは老朽化のためか立ち入り禁止になっていた。大岳山荘からしばらくミズナラなどの多い雑木林の尾根を歩いた後、分岐を右にとって、植林帯の中を白倉へ向かった。よく整備された道で歩きやすかった。
- 白倉からのバスは渋滞で45分も遅れて武蔵五日市駅に着いた。新宿に出て祝杯を上げた。