- 川端下で村営バスを下車し車道を歩き始めた。カラマツの黄葉がきれいだった。高原野菜畑の向こうには屋根岩の針峰が見えた。廻目平のキャンプ場は20-30張りのテントでにぎわっていた。
- 翌朝は4:30に起床し、まだ暗い中を出発した。回りは松の多い森だった。すぐに懐中電灯は不要になった。
- やがて岩場が多くなり、梯子も出てきた。ところどころ展望が開け、屋根岩などの岩峰が見えた。梯子を一つ下ったところで道を間違え、まっすぐ進む岩尾根の踏み跡に引き込まれてしまった。登って行くと赤テープも有った。登って行くと岩の上に出て進退窮まってしまった。赤テープはどうやらクライマーの下山ルートの印らしかった。結局、梯子の所まで引き返し約20分ロスした。正しくはもう一本下りる梯子が有った。
- カモシカ遊歩道の分岐を過ぎ、更に岩場を登って行くと、色あせた文字で「展望台」と書かれた岩が有った。登ると眺めが良かった。足元が切れ落ちていて足がすくんだ。
- 小川神社と書かれた小さな祠の有る岩を過ぎるとシャクナゲ、シラビソ、コメツガの樹林帯の登りになり歩きやすくなった。林床は苔に覆われていた。
- 八丁平への道が合流してから標高差20m程登ると山頂に着いた。樹林に囲まれていた。山頂周辺で位置を色々変えるとシャクナゲの樹林越しに金峰山や瑞牆山が見えた。
- 八丁平への道はシラビソやコメツガの樹林に覆われていた。時々倒木はあるものの道はしっかりしていた。しばらくすると眺めの良い露岩が有った。金峰山や八ヶ岳が見えた。快晴で暖かだった。瑞牆山の北側斜面はカラマツが多く黄葉がきれいだった。更に下っていくと再び岩峰が有った。岩には水晶になりかけたような透明な石が付いていた。
- 稜線を更に南へ進み、瑞牆山へ続く尾根を越えると右に入る踏み跡が有った。踏み跡を少し進むと眺めの良い岩の上に出た。瑞牆山がいっそう大きく見えた。
- 八丁平から右に曲がり天鳥川の源頭部に入るとカラマツの森になった。伐採小屋跡には清流が流れていた。瑞牆山からの登山道が合流する手前で瑞牆山が大きく見えた。瑞牆山からの登山道が合流してからは急に人が増えた。
- 最後は名残の紅葉を見ながらのんびり下った。思いの外行程がはかどり、瑞牆山荘には予定より2時間ほど早く着いた。結局この日は廻目平を出てから瑞牆山からの登山道が合流するまで誰にも会わなかった。