- 1月10日は、14日に実施する山の会の山行の下見だった。3人のパーティだった。Aさんは、ほとんど雪山には登っていないとの事だった。
- 麓の富士見町の予想最高気温は1℃で寒い日だった。駅からの送迎バスはコロナ対策で窓が少し空き運転手は寒さ対策の重装備だった。ゴンドラは少人数ずつの乗車で列ができていた。
- ゴンドラ山頂駅の気温は-9℃だった。快晴だった。スパッツ、アイゼン、ストックを準備している間に手が冷たくなった。Aさんに助言する余裕も無く、自分の事で精一杯だった。
- 最初は樹林帯を通り、続いて雪原となった湿原を渡った。湿原前のベンチで一休みし、行動食を食べて少し落ち着いた。
- マナスル山荘前の木のない斜面は軽アイゼンがよく効いて快適だった。数人の登山者が先を歩いていた。冷たい風で口が次第に回らなくなってきた。厚手のフリースを着ていてもちっとも暑くならなかった。
- 樹林帯の登りになると、少し風が和らいで歩きやすくなった。岩場コースと迂回コースの分岐点があり迂回コースに入った。
- 一登りすると山頂に着いた。良い眺めだった。八ヶ岳は山頂部が雲の中だったものの蓼科山が白くきれいに見えた。西側は少し風が有ったので東寄りに座り、背中を風上に向けて行動食を食べた。手袋の中にカイロを入れてようやく落ち着いて休むことができた。
- 体が冷えてきたので下山を開始した。仏平峠への道にはトレースがしっかり付いていた。仏平峠からは首切清水を往復した。往復後は林道から登山道に入って八ヶ岳展望台に寄った。山頂に雲のかかった八ヶ岳が見えた。
- 山小屋(マナスル山荘)でコーヒーで暖まろうと寄ってみたら、連休翌日の平日とあって、入口に「休館日」との看板が立っていた。がっかりしてそのまま歩き、行きと同じ入笠湿原前のベンチで休んだ。隣では3人組が暖かいカップ麺を食べていた。最後は湿原を縦断しアンテナ前からゴンドラ山頂駅に戻った。
- 最初は寒さで余裕が無かったものの最後はスノーハイキングを楽しむことができた。ゴンドラで下山後、レストランでコーヒーとケーキをいただいて温まりながら帰りのバスを待った。