- 今回は5人グループのリーダーだった。初日は快晴だった。私とAさんはクロスカントリースキーを借り、残りの3人はワカンを使って、「なべくら高原森の家」北側の雪原を散策する事にした。
- 雪原に出たところで集合写真を撮った。夏は畑になる雪原は、前年よりも多い約2mの積雪だった。
- 雪原を全員でゆっくり登った。標高約600mまで登ったところで一休みした。上の方に花立山から下ってくる5人組が見えた。気温が上がり、遠くの山はかすんで見えた。
- 翌日登る花立山を見ながら標高600mの等高線に沿って右手へ進んだ。やがて花立山から下ってきた5人組のトレースに出た。更に雪原を散策するワカン組と別れ、クロスカントリー組はトレースに従って上に向かった。やがて更に花立山から下って来る3人組とすれ違った。
- 標高670mの橋は雪で埋まっていて水の流れる音が少し聞こえるだけだった。初日は、ここまでとし宿に向かって雪原をスキーで滑る事にした。何度か転び、ようやく調子が出てきた頃に宿に着いた。宿に着いたのはワカン組とほぼ同時だった。
- 夜は宿の用意したしゃぶしゃぶセットで自炊した。持参したワインをいただきながら肉たっぷりのしゃぶしゃぶを堪能した。
- 二日目は薄日の差す曇り空だった。ワカンを付けて出発した。雪原に出ると小鳥やカラスが鳴いていた。暖かな日だった。標高670mの橋までは前日のスキーの跡を目印に登った。
- 標高670mの橋からは前日花立山に登った人たちのトレースに従って登った。雪原を登った後、尾根に取り付いた。樹林の緩い登りからブナの急な尾根へと変わっていった。
- 急坂が終わると県境稜線に出た。右手へ緩く登っていくと花立山山頂に着いた。2m以上の積雪で標識は見当たらず雪庇が少しできていた。雪庇の反対側を覗くと日本海が見えた。しばらくすると同宿の3人組も登ってきたので集合写真を撮ってもらった。
- 下りは自分たちの足跡に従って往路を戻った。予定より1時間ほど早く宿に戻る事ができたので、帰りの時間までコーヒーをいただきながらくつろいだ。全員、雪山を楽しめて満足した表情だった。