- 大岳鍾乳洞入口でバスを下車してサルギ尾根を登り始めた。出だしの登りではシャガが咲いていた。すぐに植林の急登になった。大名子ノ頭を過ぎると広葉樹が出てきた。
- 809m地点には脇にシロヤシオが咲いていた。更にミズナラとコナラの多い岩の尾根を登ると高岩山に着いた。ミツバツツジが咲いていた。
- しばらく広葉樹の稜線を快適に進むと、やがて植林の急登になった。着いたところは上高岩山手前の展望台で、回りにはシロヤシオがたくさん咲いていた。大岳山や御岳神社がシロヤシオの花越しに見えた。写真を撮っていると、居合わせた女性単独行者が「上高岩山山頂の方に、たくさんシロヤシオが咲いていましたよ」と教えてくれた。展望台の椅子に座って昼食休憩にした。
- 昼食後、一登りすると上高岩山山頂に着いた。教えてくれた通りシロヤシオが満開だった。あちこち移動しながらシロヤシオの写真を撮った。
- サルギ尾根を登り切ると御岳山~大岳山間を結ぶ登山道に出た。幅広の良い道だった。一登りで鍋割山との分岐に着いた。鍋割山方面に少し入ったところで一休みした。
- 割鍋山への登りでは少し霧が出てきた。鍋割山を越え、奥の院への登りになるとシロヤシオがたくさん咲いてた。満開できれいだった。奥の院山頂では男性単独行者が無言で太極拳をしていた。静かな山頂で、サングリアをいただきながらゆっくりと休憩した。奥の院からの下り始めにもシロヤシオがたくさん咲いていた。
- 奥の院から下っているときに雨が降り出した。御岳山の鳥居前にはトイレが有り、軒下で雨宿りしながら小休止した。天気のせいか土産物屋街の人影は少なかった。
- ビジターセンターの先で大塚山への登山道に入った。広葉樹の多い道だった。マルバアオダモの白いふさふさの花があちこちに咲いていた。大塚山山頂では休憩所で雨宿りしながら休んだ。
- 大塚山から標高700m付近までは広葉樹の森が続いた。緑を楽しみながら下った。ミツバツツジが少し咲いていた。やがて植林帯に入りジグザグに斜面を下った。雨は次第に本降りになって行った。
- 登山口に出たところでは、雨が強くなったのでザックカバーを付けた。レインウェアを省略し、足早に古里駅に着いたときはTシャツがずぶ濡れになっていた。あわただしくシャツを着替え、すぐにやってきた電車に乗り込んだ。
- この日、山中で会った登山者は6人だけで、静かな山行を楽しむことができた。