- 道坂トンネルの西口付近の積雪は約10cmだった。スパッツを付けて登り始めた。登山道はよく踏まれていて硬くなっていた。稜線に出たところが今倉山との分岐だった。今倉山方面も御正体方面もしっかりとトレースが有った。軽アイゼンを付けた。
- 1228mの標高点付近は東側に木が少なく、日があたり暖かだった。快晴だった。岩下ノ丸手前のピーク付近は眺めが良く、正面の御正体山の裏に富士山の山頂部だけが見えていた。
- 時々雪の下から落ち葉がのぞくところも通りながら登って行くと岩下の丸に着いた。樹林に囲まれていた。牧ノ沢山付近まで登ると積雪は20cm位になった。単独行とすれ違った。「行きは雪が深かったが10人位のグループが登って行ったので帰りは歩きやすくなった」と言っていた。
- 白井平分岐には標識が無くテープが有るだけだった。分岐からは急登になった。モミやツガの展望のない樹林帯を登って行った。
- 山頂にはテーブルとベンチ、小さな祠が有った。先行者は出発した後で誰もいなかった。樹林に囲まれて展望の無い地味な山頂だった。積雪は約30cmで、テーブルに直接腰掛けるとちょうど良いほどに雪が積もっていた。平野への道にも峰宮跡への道にもトレースが有った。
- 山頂からはブナ林を進み、ロープの付けられた岩の横を通ると峰神社に着いた。峰神社のすぐ先が峰宮跡だった。
- 峰宮跡からは尾根のやや急な道を下って行った。山頂までの登りでややペースを急いだせいか、下りにもかかわらず足がつりそうになった。以前は無かった林道が標高1050m付近まで来ていた。軽アイゼンを外し、林道をゆっくり下った。三輪神社前からタクシーを呼んで都留市街へ戻った。