- 初日は曇りだった。妙高高原駅から歩き始めた。線路をくぐり、橋を渡ると上り坂になった。スキー場跡の残骸を見ながら登るうちに未舗装の林道歩きになった。樹林帯の登りで地面には毛虫が多かった。木からぶら下がっている毛虫を時々よけながら歩いた。
- 最後に林道がジグザグの登りになると舗装された車道に出た。あたりにはウツギが咲いていた。風が少しあった。右手に少し進み、袴岳に向かう山道に入った。ブナの森の登りだった。
- 袴岳山頂は西側の木が刈られ展望が良かった。目の前に妙高山が見えた。最初は誰もいなかった山頂も、10人くらいの登山者が相次いで登ってきて賑やかになった。
- 袴岳からは袴池に下った。小さな池だった。荷物を置いて200mほど寄り道して袴湿原に行ってみた。レンゲツツジとワタスゲが咲いていた。
- 袴池から少し下ると赤池に着いた。1階がトイレになった「赤池遊森の館」が有った。池の対岸まで行き、キャンプ場にテントを張った。テントを張るなり雨が降ってきた。「赤池遊森の館」に戻り、雨を避けながら2階のテラスで夕食を食べた。
- 二日目の朝は霧雨だった。テントを撤収して、沼の原湿原へ向かった。
- 整備された階段の下りが終わると沼の原湿原に着いた。車道を通って駐車場とトイレの有るところまで行き、一休みした。休憩後、湿原を散策しながら万坂峠へ向かった。湿原ではミツガシワやレンゲツツジがきれいだった。
- 万坂峠からはゲレンデの登りだった。ゲレンデ最上部に着く頃、雨がやんだ。ゲレンデ最上部からは上り下りを繰り返しながら斑尾山山頂へ向かった。薄日が差して明るくなり雰囲気の良くなった樹林帯を進んでいった。
- 斑尾山山頂は樹林に囲まれていた。写真を撮ったりして休んでいるうちに地元の6人組が登ってきた。還暦の同窓会との事でバナナをいただいた。
- 斑尾山山頂から大明神岳まではハルゼミの鳴く森を歩いた。大明神岳は眺めが良く野尻湖がよく見えた。先ほどの6人組もやってきて一緒に展望を楽しんだ。
- 下山は荒瀬原に向かった。ダケカンバやブナ、ミズナラの森を下った。ハルゼミがしきりに鳴いていた。荒瀬原に着くと雨が降ってきた。レインウェアを着て古間駅まで歩いた。
- 古間駅からは列車で長野に出た。長野からの新幹線の中で祝杯を上げた。