- 初日は、小渕の食堂で生ホヤ付のカレーライスを食べてから出発した。鮎川で食料を調達し半島の反対側に向った。金華山「一の鳥居」周辺は桜が満開だった。この日は「おしか家族旅行村」のケビンに宿泊した。持参の食材でちらし寿司を作り対岸の金華山を見ながら乾杯した。夜は風が強かった。
- 二日目も風が強かった。「おしか御番所公園」まで来ると海上タクシーから予定通り運行すると連絡がありほっとした。鮎川港のホエールランドで捕鯨の歴史を学んでから海上タクシーに乗り込んだ。
- 荒い波に揺られて金華山に着いた。黄金山神社の社務所で宿泊手続きをした。社務所周辺は桜が見頃だった。荷物を置いて金華山山頂に向った。次々と10人ほどの登山者に会った。山頂周辺からは海の眺めが良かった。1kmほど沖合を北海道からの大型フェリーが航行していた。稜線の新緑を見ながら一周し、黄金山神社に戻った。夕食には鯨の刺身をいただいた。
- 三日目は、祈祷とお祓い、玉ぐし捧げの儀式後に朝食だった。良い天気で風が少し強かった。帰りの海上タクシーでは入れ違いに約8人が下船してきた。「蛭はいなかった」と教えてあげた。
- 鮎川港から定期船で網地(あじ)島に渡った。長渡(ふたわたし)港へ向かって歩き出すと、すぐに宿が有った。余分な荷物を置かせてもらった。島中央の車道を歩いていると軽トラックの男性から「どこまで行くんだ。灯台まで乗せていってあげる」と言われた。残念だったけれどお断りした。
- 長渡港からはドワメキ崎に向った。遊歩道で4人の若い男性の釣り人に会った。「全く釣れなかった」と言っていた。岬には高さ約10mの灯台が有った。長渡港へ戻る途中で焼酎と日本酒を購入し、バスで宿に戻った。夕食はホヤのしゃぶしゃぶに舌鼓を打った。
- 四日目も好天で風が少し強かった。定期船で渡った田代島の仁斗田(にとだ)港付近には猫が多くいた。キャンプ場を過ぎると猫もいなくなった。三石崎のあずまやで風に吹かれなから海を眺めた。大泊港近くでトレイルを外れ、最高点の正島山に登った。最後の標高差約10mは踏み跡で山頂は樹林の中だった。トレイルに戻ると、すぐ猫神社だった。招き猫がたくさん置かれ観光客が2人いた。
- 大泊港で今回の予定のトレイルを歩き終わった事を祝って持参の焼酎で乾杯した。この日は干潮の加減で大泊港には寄港しないので仁斗田港へ歩いて戻った。途中にはレストランが有り15人ほどの観光客が猫と戯れながら休んでいた。定期船で網地島に戻り、夕食の蒸しホヤをおいしくいただいた。
- 最終日は良い天気で風も治まった。定期船で石巻へ戻った。
- 今回は快晴のトレッキングを五日間楽しめた。これで合計845kmとなり全体1043kmの約81%を歩いた。