- 夕方から雨との予報だったため、予定を変更して駅からタクシーを使った。
- 登山口周辺には車が10台ほど駐車してあった。タクシーの運転手も山好きだった。登山口で我々を下ろしたあと、「しばらく登ってくる」と言って、車のライトもつけっぱなしで登っていってしまった。登り始めて5分もすると上からニコニコしがならタクシーの運転手が下りてきた。
- 行者山までは大日岩など、大きな岩が多かった。行者山からはクヌギやナラ、アカマツなどの林になった。植林地とは違い、明るい雰囲気だった。所々に昔の炭焼窯の跡があった。時々登山者とすれ違った。頂上間近には、赤い前掛けをつけた地蔵(六地蔵)があった。
- 山頂には大きな平らな岩がいくつもあった。岩と岩の間の地面は少しぬかるんでいた。一番大きな岩の上に登って北摂の山々を眺めた。風が強かった。山を同定しようと地図を出したら風で飛ばされてしまった。地図は舞いながら下の岩の上に落ちた。地図を拾った後、笹の切り開きに腰を下ろして昼食にした。
- 昼食後、北隣りの横尾山に向かった。鞍部は切り開かれた桧の植林帯だった。桧の苗木には鹿に食べられるのを防ぐため白いプラスチック製の筒がかぶせられていた。鞍部から登りにかかったところで振り返ると剣尾山が見えた。
- 横尾山は樹林に囲まれていた。横尾山を過ぎると笹原に出た。笹原の周囲には鹿が植林地に入り込まないようするためにネットが張られていた。ネットに沿って左に曲がり、尾根伝いに下った。
- 下りのルートは階段でしっかり整備されていた。送電鉄塔手前の岩峰からは剣尾山と横尾山が見えた。下山口に着いた時には、いつの間にか曇り空になっていた。バスで駅まで戻った。