- 東京からの飛行機は早い時間帯の便が予約できず、レンタカーでの札幌発が夜になってしまった。途中から雨足が強くなり、翌日の登山は、ほとんどあきらめての運転になった。島牧から賀老高原に入る道を間違えて一本札幌寄りに入ってしまい、1時間ロスし、結局駐車場に着いたのは午前2時近かった。雨のひどさにテントを出す気にならず車の中で寝た。
- 明け方、雨は小降りになった。天気予報では天気は回復に向かうとのことだったので、出発を遅らせ、コースも賀老高原から直接登る予定を変更して奥の千走川新道登山口からの往復に短縮して登ることにした。
- 千走川新道登山口からの登り始めでは、時々かすかに青空がのぞくが、すぐに雨が降り出し、何度も中止しようかと思いつつ登った。
- 坂が緩くなり始めたところでやっと青空が見えだし、行く手に南狩場の岩場が見えてきた。
- 最初のお花畑でおにぎりの昼食を食べた。エゾカンゾウ、ハクサンボウフウなどが咲いていた。雪渓が少し残っていた。
- 最初のお花畑から南狩場への途中では、チシマフウロ、イワオトギリなどが咲いていた。
- 南狩場の岩を過ぎると広いお花畑に出た。しかしガスが出だして、展望は得られなかった。ウサギギク、ウメバチソウ、イワイチョウなどが咲いていた。山頂の手前には小さい池が二つほど有った。
- 山頂には立派な山名表示板と小さな鳥居があった。ガスで展望は得られなかった。
- 山頂から少し下ると、ガスが晴れ始めた。単独行者とすれ違った。この日、唯一の登山者だった。ガスが晴れて遠くに遊楽部(ゆうらっぷ)岳が見えた。
- 真駒内コースの分岐の手前まで下りたときに、遠くに羊蹄山が見えた。しかし、お昼を食べたお花畑に戻ったときに、またガスが出始めた。
- 霧雨の降る中、暗くなる寸前に登山口に着いた。