- 曇り空の中、八方池山荘から尾根伝いの道を登り始めた。シモツケソウやハクサンシャジンが咲いていた。八方山まで登るとガスが出てきた。第2ケルン付近ではクルマユリが咲いていた。
- 八方池では尾根伝いに登った。ガスのためかろうじて池が見える程度だった。八方池を過ぎたところで雨が降って来たのでレインウェアを着た。雨は15分程でやんでしまったのでレインウェアはすぐに脱いだ。下の樺付近には太いダケカンバの木が有った。登山者のカウンタが設置されていた。この日の通過は300人あまりだった。
- 扇雪渓には雪がたくさん残っていた。登山者が20人位休んでいた。丸山ケルンの先ではチングルマがたくさん咲いていた。小屋直下の鎖場のトラバースでは雨が少し降ってきた。
- 頂上山荘でテント泊の手続きをしている間に雨は本降りになってきた。雨に濡れながらテントを設営した。雨はひどい降りでテントの一端が浸水しそうになった。
- 15時頃雨が上がったので山頂まで行くことにした。山荘の少し先のコマクサの咲いているところまで行ったら雨がひどくなったので引き返した。夕食の支度で米を炊いているときに雨がやみ日も差してきた。米が炊きあがったところで再び山頂へ向かった。山頂からは半ばガスに隠れながら白馬岳への稜線が見えた。剣岳はもう少しで山頂の雲が取れそうだったが結局取れなかった。
- 翌日は朝から雨だった。天気が良ければ再度山頂に行こうと思っていたけれど、あきらめて下山することにした。
- 山荘直下の岩場にはチシマギキョウやミヤマダイコンソウが咲いていた。下の樺に有るカウンタは約700人になっていた。八方池まではシモツケソウがたくさん咲いていた。八方池の先にはアズマギクが咲いていた。八方池から下では雨にもかかわらず次々とハイカーが登ってきた。行きは尾根伝いに登ったのでの帰りは右手の巻道を下った。こちらの方がたくさん花が咲いていた。
- 八方池山荘でコーヒーを飲んで濡れ鼠になった体を暖めた。