- タクシーを下東(しもひがし)バス停で下車して集落の中を歩き始めた。降水確率50%で雨が降りそうな雲行きだった。地形図を見ながら少し登ると神南山権現社に着いた。小さな神社だった。赤いのぼりが立っていた。トイレは有ったが賽銭箱は無かった。
- 社殿の左脇から山道を登り始めた。雨水でV字に掘られた道だった。すぐに神社右脇から来た水道ホースの有る道に合流し良い道になった。尾根道になるとホースが無くなった。大洲市三角点が有るところは切り開かれて見晴らしが良かった。一休みした。蚊が多かった。
- やがて沢沿いの道になった。少し分かりにくく、テープに従って登って行った。蜘蛛の巣が多かった。左右の分岐が有り、どちらにもテープが付けれらていた。沢沿いの方を登って行く事にした。水がチョロチョロ流れているところで一休みした。付近は植林から自然林に変わっていた。下から猟をする鉄砲の音が聞こえてきた。
- テープに従って沢を離れ左手の急な斜面を登って行った。木を掴みながらの登りだった。少し尾根になっていた。踏み跡はほとんど分からなくなってしまった。地面は柔らかく沢登りの源頭部を登って行く感じだった。一度、掴んだテープの付いた枯れ木が根元から折れてしまった。テープの目印が分かるよう別の木に立てかけておいた。
- 稜線に出たところには幅広の登山道が有った。登山道を右手に少し登ると左手から林道が上がってきていた。右から植林帯の中を踏み跡が登っている箇所を過ぎると、やがて石積みの有るピークに着いた。更に一登りすると山頂に着いた。
- 山頂にはベンチが二つ有った。北側の展望が得られた。
- 山頂からは自然林で気持ち良い稜線を歩いて行った。次のピークには祠が有った。更に進むと「池田亀五郎の洞窟」と記載された大岩が有った。大泥棒が一時隠れた洞窟との説明が記載されていた。
- 登山道を少し下って行くとと未舗装の林道に出た。一休みした。この付近で雨が少しぱらついたがすぐにやんだ。アサギマダラが数匹飛んでいた。
- 林道は最初のうちは標識の無い林道合流点が多かったので地形図を見ながら下った。やがてしっかりした標識が分岐ごとに付けられている道になった。パラグライダー基地分岐のベンチで一休みした。
- 稲荷山神社手前で林道は舗装路になった。稲荷山神社にはベンチが有った。カエデが多く雰囲気の良いところだった。
- 神社の階段を下り集落の中を通っていくと新谷駅に着いた。予定よりだいぶ早かった。駅近くのコンビニで買った安納芋モナカを食べながらのんびりと列車を待った。
- この日は幸い雨にはほとんど降られなかった。他の登山者には誰にも会わなかった。