- 竜谷寺までは、ところどころに満開の桜が咲いていた。日差しが暑かった。竜谷寺から段々畑を少し登ると尾根末端の登山口に着いた。尾根上の登山道を登り始めた。両側の田んぼにはカエルが鳴いていた。
- やがて尾根はアカマツが多くなり急坂になった。急坂の途中に水場が有り、谷から水が引かれていた。ベンチが有った。この付近にはキブシが多く咲いていた。
- いったん車道に出た後、「天狗岩この先1分」との標識に導かれ天狗岩に寄り道した。大きな岩の下に小さな祠が有った。
- 車道終点から山道状の参道に入った。最後の階段を登ると河内神社に着いた。ベンチが有った。神社からはアカマツの森が続いていた。少しずつ標高を上げて行った。曇ってきて風の音が聞こえてきた。三峰沼への分岐を2箇所見送った。1088m峰には「吹返峰」と書かれた小さな標識の木に付けられていた。1088m峰を過ぎたところには少し雪を踏む箇所が有った。
- 山頂が近づくとアカマツに代わりミズナラやブナが増えてきた。山頂手前の鞍部にはカタクリの葉が見られたが、花はまだつぼみだった。
- 山頂には登山者が3人いた。木が刈られ谷川岳から武尊山にかけての展望が有った。残念ながら谷川岳山頂部は雲の中だった。しばらく昼食を食べながら休んでいたら20-30人の団体が登ってきた。騒々しくなったので山頂を後にした。
- 帰りは分岐で曲がり三峰沼を経由した。三峰沼への道は、小さい谷間になっていた。鳥のさえずりが多かった。沼のほとりにはミズバショウが咲いていた。沼には標識が立っていて下山方向に「師」と書かれていた。地形図で下山地の集落名が「師」であることを確認して下り始めた。滝の音がしたので道から少し脇にそれると木の間から初瀬ノ滝が見えた。やがて道は今までのなだらかな山道がうそのような急なつづれ折れの道になった。下っていくと新緑になり、やがてカラマツ林になった。
- 山麓の舗装路を歩き、最後は小走りして駅に駆け込み特急に乗り込んだ。