- 水間からのバスは乗客一人だった。終点の蕎原(そぶら)から車道を歩き出した。朝の空気は冷たく途中でウールの帽子をかぶった。
- 春日橋から林道に入った。回りは植林帯だった。途中で林道を左折し、登り詰めていくと小さな滝が有った。更に登ると山道の入口に着いた。この付近から自然林に代わった。キツツキの木をたたく音がしていた。
- 山道に入ってしばらく進むとアカマツの多い雑木林の尾根になった。山頂が近づくとブナが出てきた。ブナをまたぐように木道が付けられていた。
- 十字路に有る鳥居をくぐると最後の階段の登りになった。階段を登り詰めると山頂に着いた。樹林に囲まれていた。神社が二つ有った。二つの神社の間にはベンチがあったので座っておにぎりを食べた。日が差して暖かだった。神社の横にはツバキが少し咲いていた。山頂の反対側には車道が通っていて、時々車の通る音が聞こえた。
- 山頂の少し先にある展望台に行ってみた。上に登ると風が少し冷たかった。海が少し霞んで見えた。展望台を下りて車道まで出て、ススキの原から龍門山の写真を撮った。
- 下りは十字路まで戻り、直進して尾根の道を通った。しばらくブナの森が続いていた。展望台の様な台が有り、登るとブナの森を鑑賞できるようなっていた。
- ブナの森はやがて終わり植林帯になった。林道を少し歩き、再び雑木林の中の山道を進むと枇杷平に着いた。道の左右に灯籠のような塔が建っていた。日が差して暖かなところに座って休んだ。この付近にはアカマツが多かった
- 幅広の昔ながらの登山道を下りていくと塔原(とのはら)に着いた。塔原からのバスは岸和田市の市街地に入るまで乗客一人だった。