- 稲庭キャンプ場には人影が無かった。ダケカンバの木の下にテント設営した。余分な荷物をテントの中に置いて登り始めた。
- 登山道はダケカンバの林の中をジグザグに切られていた。細い木ばかりで大木はなかった。ウグイスが鳴いていた。山頂までの距離を示す標識がところどころに有った。「あと1000m」標識の所で一休みした。
- ダケカンバの林はやがて灌木帯に変わった。勾配がゆるくなってしばらく登ると山頂に着いた。展望台が有った。ガスで展望は無かった。三角点の脇には国土地理院が立てた展望板を兼ねた石柱が有った。展望台の先には石の祠が有った。
- 下りは駒形神社へ向かった。こちらの登山道の方が歩かれていない感じだった。ブナの森で太い木も多かった。木の上の方はガスで霞んでいた。足元にはところどころにギンリョウソウが咲いていた。ところどころに山頂までの距離を示す標識が有った。
- 駒形神社は最近改修されたらしく、壁の板はまだ白っぽかった。2年前に建てられた石柱や馬の石像が有った。
- 神社の先で右に下る道に入った。林道並みの広さの有る登山道だった。周囲はダケカンバの林だった。
- 舗装された車道に出た後、ゆるい登りをキャンプ場へと戻った。途中から牧場の中の道になった。牛が4-5頭いた。ガスは更に濃くなり、視界は50mもなかった。
- 誰もいないキャンプ場で夕食の焼き肉を食べながら乾杯した。夜間はキャンプ場の数ヶ所にある電灯が点灯していた。
- 翌朝は晴れていた。ウグイスやホトトギスが鳴いていた。ラーメンの朝食を食べ、テントをたたんで車に積み込み出発した。キャンプ場を少し下った牧場には大きな風車が3基有った。稲庭岳がよく見えた。