- 水神社でタクシーを下車した。登山者グループのものと思われるマイクロバスが1台停まっていた、運転手が所在なげに歩いていた。水神社にお参りした後、ゲート脇を通って林道を登り始めた。ヤマザクラが咲いていた。
- 池ノ平への登り口から山道に入った。最初は植林帯だった。あまり展望の良くない展望所を過ぎた後、防火帯のように幅広の道を登っていった。アセビがたくさん咲いていた。やがて池ノ平に着いた。愛鷹山が見えた。
- 1032m標高点付近は左右が笹で、ブナが少し見られた。霧の付いた木の枝から、しずくが落ちてきた。1032mを過ぎてしばらく進むと霧氷が見られるようなった。きれいだった。霧氷はどんどん落ちてきて、登山道の一部には氷がたまっていた。上だけレインウェアを着た。霧氷は、風当たりが強いところとそうでないところででき方に差が有った。
- 標高1250m付近から霧になった。谷を経由する道が合流した所からは足跡が出てきた。
- 稜線に出て、緩い坂の尾根を登りつめると山頂に着いた。若い登山者7人組が休んでいた。霧で展望はなかった。地面には落ちた霧氷が敷き詰められていた。シートを敷いて昼食にした。温度計を見たら3℃だった。
- 山頂からは前岳を経由する道を下った。前岳までは細い稜線が多かった。アセビがたくさん咲いていた。前岳からの下りで、木の根に足が滑り、回転するような感じで転んでしまった。膝をしたたか打った。痛い膝をかばいながら歩き続けた。更にその先で、ストック先端の滑り止めを紛失してしまった。
- 尾根を離れて下和田分岐へ向かうところにミツマタがたくさん咲いていた。尾根を離れた後は植林帯になった。
- 車道に出ると雨が降っていた。車道を少し右へ進み、田向(たむき)バス停前の公民館の軒下で雨宿りしながらバスを待った。膝は相変わらず痛かったものの、幸い腫れてはいなかった。
- この日、山中で会った登山者は、山頂の7人だけだった。