- 草壁港でバスを下車して市街地を歩き始めた。醤油工場の横を通り、別当川沿いの道に入ると人家が減り、正面に寒霞渓(かんかけい)の山々が見えた。しばらく歩くとオリーブ畑が多くなった。やがて天津(てんしん)神社に着いた。アラカシのどんぐりがたくさん落ちていて、どんぐりが1分に1回程度、音を立てて落ちてきた。
- 天津神社からしばらく車道を登った後、林道の入口に着いた。畑作業の人が3人いた。挨拶をして林道に入った。周囲は照葉樹の森だった。道はやがて歩道になった。しばらく登ると目洗不動尊が有った。お参りした後、更に歩道を登って行った。
- やがてカエデの木が多くなり、紅葉がきれいになって来ると、ロープウェイ山麓駅の有る紅雲亭(こううんてい)に着いた。周辺は紅葉のちょうど見頃だった。ここまではバスで来ることも可能で、数人の観光客が紅葉を楽しんでいた。
- 紅雲亭からは舗装された遊歩道の登りになった。表十二景と呼ばれる場所で奇岩が多かった。途中のあずまやでは、ちょうどボランティアのガイドに連れられた6人のハイカーが下ってきた。奇岩の説明を一緒になって聞いた。
- 最後に鎖の付いた急坂を登ると四望頂(しぼうちょう)に着いた。展望台になっていて海の眺めが良かった。稜線の遊歩道を進んで行くとロープウェイの山頂駅、寒霞渓山頂に着いた。ちょうど昼時だったので、オリーブ牛コロッケバーガーとコーヒーを注文し、フードコートのテラス席で昼食休憩にした。
- 山頂駅からはコンクリート舗装の山道の登りになった。落ち葉が多く落ちていた。三笠山山頂は広々としていてベンチが点在していた。あずまやも有った。
- 三笠山からは山道になった。背の高い木も多く、上の方には紅葉が見られた。山頂が近づくと城跡の空堀が有った。小さな神社が二つほど有った。
- 最初に着いたのは西峯で南西側の展望が良かった。西峯から少し進むと星ヶ城山山頂に着いた。中央には高さ4mほどの塔が立っていた。東側の展望が開け、淡路島が見えた。Aさん持参のウイスキーを飲んで休んでいると、女性単独行者が登ってきた。高松からの日帰り登山者で「フェリーに乗り遅れて、行きも帰りもロープウェイ利用になってしまった。本当は、表十二景、裏八景を歩きたかったんだけれど」と言っていた。
- 往路をロープウェイの山頂駅まで下った。山頂駅からは裏八景に入った。コンクリートと石畳の道だった。奇岩を眺めながら下った。松茸岩付近は展望が良かった。石門洞は石門の下が登山道になっていた。周辺は紅葉がきれいだった。
- 石門洞から車道をしばらく下った後、いったん遍路道の歩道に入った。再び車道に出て少し歩くと内海ダム前バス停に着いた。バスに乗って草壁港に戻った。