- 明るくなるとすぐに休暇村吾妻山のキャンプ場を出発した。ところどころ紅葉のきれいな森を歩いて行った。やがて広々とした大膳原に着いた。ランニング姿の人が追い越していった。足元には赤いナデシコが少し咲いていた。
- 横田別を過ぎると烏帽子山への登りになった。道は二手に分かれていた。直登する道を選んだ。結局、上で合流していた。急登を登っていくと先程のランニング姿の人が下りてくるのに出会った。
- 御陵近道と書かれた標識を無視してまっすぐ進むと、すぐに烏帽子山山頂に着いた。ところどころ灌木の生えた広々とした山頂だった。山の方向を示した方位板があった。大山らしき山がうっすら見えた。
- 烏帽子山からいったん下った後、再び比婆山への登りになった。ブナが増えてきた。葉はすでに落ちていた。
- 御陵と呼ばれる比婆山山頂部は樹林におおわれていた。平らでどこが山頂かよく分からないくらいだった。雨が降り出したのでザックカバーを付けた。山頂近くの太鼓岩に行ってみた。樹林の中に、苔のついた背丈ほどの岩があった。
- 比婆山を後にして池ノ段に向かった。本降りになってきたのでレインウェアを着た。池ノ段への登りもブナが多かった。池ノ段から振り返るとガスの中にに入りかけている吾妻山が見えた。
- 次の立烏帽子山には小さなケルンがあるだけで、標識は無かった。ガスで展望はなかった。立烏帽子山を下ると林道のところに駐車場があり、5-6台車が停まっていた。駐車場のところから再び山道に入った。六ノ原に近づくに従って紅葉はきれいになった。
- 六ノ原には車が50-60台停まっていた。雨は本降りになっていた。レストランの軒下で昼食を食べた。元気を出し直したところで、再び重いザックを背負い、雨の車道ををトボトボと油木駅まで歩いた。