- 野麦峠スキー場の駐車場に車を置き、リフト2本を乗り継いで山頂駅に向かった。リフトは1500円だった。
- リフト終点で番人に登山届けの提出を求められた。今回は伊久間さん、土屋さん、私の3人パーティだった。あらかじめ伊久間さんが準備しておいた登山届けを提出した。山頂駅裏の5mほどのピークを登ると樹林の間から目指す鉢盛山が見えた。腹ごしらえをし、わかんやスノーシューを着けて出発した。
- ゲレンデ横を少し下り、尾根伝いに樹林帯に入った。鞍部からはアップダウンを繰り返しながらだんだんと登っていった。小鉢盛山の手前の小ピークで休憩した。行く手に鉢盛山が見えた。この付近は雪庇がところどころに見られ厳しい雪山の雰囲気がした。
- 小鉢盛山付近は尾根が曲がっていて間違いやすかった。いったんまっすぐ行って間違いに気がつき右方向に修正した。小鉢盛山を過ぎると急な下りになった。雪が柔らかでわかんでも時々踏み抜いてしまった。
- 小鉢盛山と鉢盛山との鞍部は小さなアップダウンが続く平坦な場所だった。鉢盛山への登りにかかる地点でテントを張った。
- 夕食は土屋さんの準備したアサリのシチューだった。ワインやお酒を飲みながら腹いっぱい食べた。
- 翌朝、テント内の気温は0℃だった。外張りのおかげであまり冷え込まなかった。玄米餅入りのラーメンを食べた後、余分な荷物を置いて出発した。朝日できた木の影が美しい樹林帯を登っていった。
- 山頂間近になって展望が開け御嶽山がうっすらと見えた。低くなった木の間を更に抜けていくと山頂に着いた。大きな電波反射板が2枚あった。北アルプス方面の山々が見えた。東側は春霞の中にぼやけていた。風がやや強く、時々雪煙が舞っていた。寒くなってきたところで下山を開始した。
- テントを回収して往路を下山した。途中の小鉢盛山で日帰りのパーティに会った。今回、山中で会ったのはこのパーティだけだった。ゲレンデでは雪が硬かったのでわかんを外しアイゼンを着けた。リフトの途中駅まで下山し、リフトに乗って駐車場まで戻った。下りリフトは無料だった。近くの蕎麦屋で祝杯を上げた。