- 夜行の船で八丈島に着いた時は暗い雲に覆われていた。八丈富士に行くのは中止し八丈植物公園を見学する事にした。見学中、時々雨に降られた。
- 翌日は青ヶ島に向かう予定だった。朝は土砂降りで青ヶ島への船は欠航になった。8時頃に雨はやみ晴れて来た。前日行けなかった八丈富士に登ることにした。東畑の交差点まで歩き、お店で食料を調達してからタクシーに乗り込んだ。
- 七合目登山口でタクシーの運転手に写真を撮ってもらってから出発した。横にスロープの付いた階段の登りだった。登りやすいスロープの方を登った。スロープは斜面の谷側に着いていることが多かった。急坂になったところには道の中央に手すりが付けられていた。すっかり晴れ上がり日差しが暑くなった。キジやウグイスが鳴いていた。
- 動物よけのフェンスを通って更に登って行った。登るに従い木々は低くなっていった。やがて火口壁のお鉢巡り起点に着いた。風が強かった。霧が少し出ていて、良い展望は得られなかった。
- まず、お鉢内の浅間神社に向かった。お鉢に入ると風は無くなった。平坦になった所で2パーティ約10人とすれ違った。ぬかるみが多かった。一部で木道が作られていた。道の終点が浅間神社で、すぐ横から火口(小穴)を見下ろすことができた。うっそうと木が茂っていた。ウグイスやミソサザイが鳴いていた。
- お鉢巡り起点に戻り右回りに山頂を目指した。風が強く歩きづらかった。岩が多く風にあおられながら進んだ。アベックの観光客が「これはやばい」と言いながら途中で引き返して行った。「お鉢」の標識が所々に有り登山道を示していた。岩場も少し有り「足元注意」の標識が所々に有った。
- 山頂には2-3人登山者がいた。南西の風が強かった。少し下がったところで風を避けながら休んだ。霧は次第に晴れて展望が良くなってきた。下の方に空港や町並が見えた。
- 山頂から先はなだらかになり山頂までよりも歩きやすくなった。時折、風が強くなり立ち止まって強風をやり過ごした。膝下ほどの潅木帯が続いた。進むに従い風も山頂より和らいできた。八丈小島が良く見えた。ガレ場まで来ると岩陰で風を避けることができた。ガレ場からは霧が出たり晴れたりする道をお鉢巡り起点に戻った。
- お鉢巡り起点は、相変わらず風が少し強かった。登山者が2人ほどいた。
- 七合目へ向かって往路を下った。登山者4人とすれ違った。登山口には車が4台停まっていた。いずれもレンタカーだった。ここまでに25人ほどの登山者や観光客に会った。
- 車道を少し下り旧林道に入った。木陰の中の道だった。林道では誰にも会わなかった。空港横で一休み後、車道を港まで歩いた。背中から日が当たり首筋が少し痛くなった。港で海を眺めてから宿に戻った。
- 翌日は予定通り就航の船で青ヶ島へ向かった。