- 箱根湯本駅から歩き始めた。陸橋で国道を渡り、続いて早川を渡った。富士屋ホテルの前を通り階段の歩道を一登りすると早雲公園に着いた。あずまやが有った。思いの外、急な登りだったので、あずまやに入って一休みした。
- 公園から下ってお寺の横を通ると住宅地に入った。すぐに旧東海道の車道に出た。バスも通る道だった。しばらく車道を登った。やがて右下に下る歩道に入った。石畳になっていた。細い川を渡り登りになって再び車道に出た所が福寿院だった。車道横の少し広くなったところで一休みした。休んでいる間にハイカーが二人下っていった。
- しばらく車道歩きが続いた。割と車も通るので気を使った。左手にトイレを見ると、須雲川自然探歩道の入口に着いた。一休みした。
- 石畳の須雲川自然探歩道に入った。発電所の下流で木橋で川を渡って対岸に出た。狭い車道を一登りすると、元のバスの通る車道に出た。すぐ右に並行して走る歩道に入った。「江戸時代の石畳」との表示が有った。少し苔もついて滑りやすかった。
- いったん車道を渡り、沢を渡って登り返すと畑宿集落だった。寄木細工の店が多かった。次の歩道入口には両脇に高さ3mほどの塚があった。塚の端に腰を下ろし、昼食休憩にした。Aさんの持ってきた手作りの暖かい甘酒をおいしくいただいた。休んでいる間に上り下りのハイカーが通過していった。
- 畑宿から先、横の車道は蛇行して登っていた。歩道は車道横の歩道や急な階段を登っていた。車の音が少しうるさかった。一汗かいて階段を登り詰めたところにベンチが有った。一休みした。ハイカーが一人休んでいた。
- ベンチからは再び石畳の緩い登り坂になった。斜面を横切って進む道だった。しばらく進むと甘酒茶屋に着いた。10人ほどの観光客がいた。江戸時代から続く茶屋との事で、茅葺きの屋根に趣があった。甘酒400円を注文して外のベンチで待っていると、甘酒と一緒にフキノトウの醤油漬けも持ってきてくれた。甘い甘酒とほろ苦いフキノトウがよく合っておいしかった。
- 甘酒茶屋から少し登ると、この日の最高点だった。付近の石畳は、よく整備されていて歩きやすかった。
- 下りになり最後に杉並木を見て進むと芦ノ湖の湖畔に着いた。登りばかりで時間の割には疲れが出ていた。ちょうど観光用の海賊船が出たところだった。湖に浮かぶ箱根神社の赤い鳥居を見ながら充実した一日を振り返った。