- 暖冬とは言え、さすがは会津で、路面には雪が積もっていた。舟鼻トンネルの西側出口に車を置きスキーにシールを付けて登り始めた。積雪は50cmくらいだった。風が冷たく時々雪が舞った。
- 灌木の間を抜け、少し上り下りしながら進むと舟鼻峠に着いた。林道の入口を示す立て札が雪の上に出ていた。斜めに蛇行する林道を離れて幅の広い尾根をまっすぐに登った。
- 蛇行してきた林道に再び出会ったあたりから急坂になってきた。雪も硬くシールでは登りにくかった。蟹の横ばいのように横向きになってステップを切って登った。数日前にインフルエンザにかかっていたこともあり、体調は今一歩だった。おまけにポットを車に置き忘れていた事に気付き、汗をかかないように登ったのでなおさらゆっくりの登りになった。最後は急坂のためスキーを脱ぎ、かついで登った。
- 山頂台地は広々としてどこが山頂だか分かりにくかった。同行のO氏は三角点峰に行きたそうだったが、気力が出ないので一番高そうなところに行くだけにした。台地に出てから5分ほど進むと最高点らしきところに着いた。時折青空がのぞいたものの、雲のために良い展望は得られなかった。
- シールを外して下山を開始した。台地の端までは、わずかな下りとは言え、シールを外したスキーだとスピードが出て気分は爽快だった。登りで苦労した急な下りも、木がまばらなので、エッジを効かして軽快にターンして滑ることができた。あっけなく林道に着き、あとはゆっくりと灌木の間を縫うようにして滑り、車の所に戻った。
- スキーを車に積み、雪の降る中、次の目的地の博士山を目指した。