- 樋口駅から車の多い国道を歩き始めた。15分ほど秩父方面へ歩いた後、右に入り坂道に入った。やがて林道の登りになった。ススキ越しに秩父の山々が見えた。
- 林道は小さな祠の有るところから細くなった。植林帯が続いていた。やがてT字路にぶつかった。最初、右に進んだところ違う方角に向かってしまったので、2-3分歩いたところから引返した。左の道は少し下り気味だったが、やがて登り坂になった。
- 舗装された車道に出た所が間瀬峠だった。峠を北側に少し進んだところから山道に入った。左側は伐採中の植林で秩父盆地が見えた。切り株で年輪を数えたら樹齢45年だった。伐採地を過ぎると左が雑木林、右が植林帯になっていた。登山道は植林帯の中を通っていた。雑木林の方が気持ちが良いので道の無い雑木林の方を歩いた。植林帯側の登山道を二人組みが下って行った。しばらく進むと、いばらが多くなり歩きにくくなったので登山道に戻った。やがて登山道も雑木林の中を歩く道になった。
- 山頂手前の小鞍部で雑木林は終わり、植林帯の登りになった。植林帯になって一登りで山頂に着いた。山頂は植林に囲まれていた。山頂の100mほど先が雑木林になっていたので腰を下ろして休む事にした。乾いた落ち葉のじゅうたんに日が差し、風も無く暖かで気持ちが良かった。ワインで新年の乾杯をした。焼酎やウイスキーのお湯割りを飲みながら2時間近く休み、つまみを食べつくしたところで重い腰を上げた。
- 下りは反対側へ向かった。すぐに車道に出た。いったん山道に入り再び車道に出た所に苔不動を示す標識が有った。標識に導かれて左に曲がり山道に入った。少し下ると木の札がたくさん立てかけられた苔不動に着いた。苔不動から下っていくと、放置された伐採後の植林で登山道がふさがれていた。少し分かりにくく通過に苦労した。標高400m付近に小さな石造りの観音像が有った。
- 最後は射撃場のフェンスの脇を通って車道に出た。車道をゆっくりと野上駅へ向かった。振り返ると不動山が見えた。野上駅でタイミングよく来た秩父鉄道の電車に乗り込んだ。
- 結局、この日、出会った登山者は二人だけで静かな山だった。池袋でお寿司を食べながら二次会をした。