- 飯豊連峰縦走の3日目、台風の余波の風雨の中、門内小屋にたどり着いた。予定では頼母木(たもぎ)小屋までだったが、先に進む気力を失い門内小屋で宿泊する事にした。夕方になって、本来ならテント泊と思われる大荷物の学生グループもやって来たので、最終的には30人くらいの宿泊者になった。
- 最終日、昨日より風は弱まったもの小屋周辺は濃い霧が立ちこめていた。時折雨の混じる霧の中、とりあえず飯豊温泉との分岐点の地神北峰に着いた。多少通じにくかったが何とか携帯で天気予報を確認することができた。新潟が午前、午後とも30%、米沢が午前30%、午後20%だった。予定通り先に進むことに決めた。
- 頼母木小屋では、出発前の登山者が10人程休んでいた。「どちらまで」と問われたので「大石ダムまで」と答えたら「ご苦労様」と言われた。
- 鉾立峰の急登を登り、最後は草原の中を杁差岳へ登った。ガスに霞むお花畑ではニッコウキスゲが終わりマツムシソウがたくさん咲いていた。杁差小屋では、途中で抜いていった単独行がまだ休んでいた。「小屋の管理人の一行がさっきまでいて、東俣コースを下山していった。」と教えてくれた。
- 杁差岳から東俣コースを下った。山頂直下には湿原があった。前杁差岳付近でようやく晴れてきた。千本峰で7人組に追いついた。先に下りた仲間(小屋で話に出た管理人?)が林道を車で迎えに来るとのことで、「良かったら乗っていかないか」と言われた。ありがたく便乗させてもらい最後の林道歩きを省略できた。