- 松江駅からのバスは15人位の乗車だった。恵曇(えとも)連絡所で下車した。登山口までの間、少し寄り道して港を回ってから行った。港付近は海からの風が少し強かった。人家の間に入ると風は弱まった。
- 登山口にはトイレが有った。最初の標高差80mは石の階段が有った。階段が終わると照葉樹林の尾根の登りになった。西の峰と朝日寺の分岐で右折して最初に西の峰に向かう事にした。分岐から稜線まで石の塔が点々と建っていた。稜線に出た所はT字路で左が朝日寺、右が西の峰だった。西の峰へ向かった。
- いったん下った後、登り返したところが西の峰だった。コンクリート製のテーブルとベンチが有った。宍道湖が見えた。はるばる来たことでもあり、ウイスキーで祝杯を上げた。この日は穏やかな一日で風もさほどでは無かった。それでも冬の気候で温かなお湯割りは見る見る無くなり、二人で200cc以上飲んでしまった。
- 西の峰から稜線を戻った。先ほどの分岐はそのまま稜線をまっすぐ朝日寺の方へ向かった。道脇には石の塔が点々と建っていた。
- 少し下ると鞍部に着いた。朝日寺の鐘楼が有った。すぐ右下には朝日寺が見えた。ほろ酔い気分で、「ごーん」と鳴らした。同行者曰く「家の近くの鬼子母神では鐘を撞くのにお金をとるんだ。馬鹿らしくて撞けないよ」との事。鞍部から一登りで東の峰に着いた。東の峰からは恵曇の港が見えた。
- 朝日寺へ戻ると鐘の音を聞いた住職が待ち構えていて「お茶でも飲んでいきませんか」と言われた。日暮れも近付いていたので丁重にお断りした。
- 朝日寺からは南の宍道湖方面へ向かって山道を下山した。横には朝日寺の住職が使うと思われるモノレールが設置されていた。モノレールの始点が車道の終点で車が1台停めてあった。
- 車道を下っていくと溜め池があった。やがて平地の田んぼの間の道になった。朝日寺の鐘の音が聞こえた。振り返ると朝日山が見えた。
- 長江から電車で松江に戻り、居酒屋で祝杯を上げた。