- 8時に伊那大島駅でメンバー5人が集合した。下山口の鳩打峠に車を置き、一番荷物の積める車で東沢林道終点の登山口に向かった。やや荒れた林道で、時折車の底をすってしまった。
- 林道終点に車を置き、少し雪の残った登山道を登り始めた。途中の沢は氷っていた。
- 摺古木山の展望台からは、中央アルプスの高峰や穂高岳が見えた。
- 摺古木山の本岳を通り、安平路小屋に着いた。宿泊者は9人だった。笹原で、ながめが良かった。10分程進んだところに水場があった。ほとんど氷っていて水の流れているところだけ融けていた。
- 朝の小屋の室温は-1℃だった。水場は昨日よりも氷っていてストックで氷を割らないと水が入れにくかった。
- 安平路山山頂は樹林の中で展望はなかった。北に少し下ったところから、中央アルプスの高峰が見えた。雪の斜面を右側(東側)にトラバースすると、稜線に出て笹の道になった。最初は腰程度、やがて背丈近くの笹藪になった。時折、笹の上から展望が得られ、雰囲気が良かった。
- 松川乗越からの登りで学生とすれ違った。「僕らは念丈から来ました」と言っていた。一人しかいなかったので振り返ってみると、確かに二人が笹をかき分けながら下っていくのが見えた。笹が深かったので、もう一人には気が付かなかったようだ。
- 笹藪の歩行中にカメラのレンズのキャップを無くしてしまった。何度か靴のひもを笹に引っかけてゆるめてしまい、つま先を少し痛めてしまった。
- 奥念丈岳からの笹の急坂を下って宿泊予定の与田切乗越に着いた。北側の水場は氷っていて使えなかった。薄く積もった雪を集めて水を作った。西日が笹原にあたり、暖かな感じで気持ちの良いところだった。
- 最終日も快晴だった。テントをたたむときに笹で底に穴あけてしまっていることに気が付いた。
- 念丈岳はハイマツとシャクナゲの雰囲気の良い山頂だった。360度の展望だった。念丈岳から先は、笹が刈られていた。池ノ平山は広い山頂だった。風が強かった。烏帽子岳付近には岩場が多かった。
- 小八郎岳からは工事用のモノレールの横を下り、車を置いてある鳩打峠に着いた。松川温泉に寄り、お風呂に入り食事をした。駅への途中でリンゴをおみやげに買った。