- 車で新潟県に入ると雪が降ってきた。麓集落の登山口駐車場に車を置いた。午後から天気回復との予報のため、少し待ってから出発した。
- 冬用のジャケットを着て本降りの雪の中を登って行った。積雪は2-3cmで下はすぐ地面だった。いったん雪解けして土が見えた後に、再度積もった様子だった。奥多摩の積雪と変わらない感じがした。それでも周りの木々には雪が付いてきれいだった。直線的な階段の登りでは地蔵坂との名前が付いていた。
- 平らな城跡をいくつか通り過ぎると六万騎山山頂に着いた。積雪は7-8cmだった。雪は降り続いていた。周囲は落葉樹の森だった。霧で展望は無かった。山頂標識は櫓で囲まれていた。
- 六万騎山から先は歩く人も少なくなる様子で少し潅木の枝がかぶり気味になった。尾根も狭くなった。ロープの付いた下りが二箇所で有った。少し小降りになり下の平地が見えてきた。
- 449m峰への登りではロープが一箇所で有った。雪は再び本降りになり霧が出てきた。緩い登り坂が多かった。449m峰は少し開けていた。449m峰からはロープの登りが少し有った。吹きだまりの箇所には根雪が少し出てきた。次第に潅木が多くなってきた。
- 長森山は尾根の合流点だった。山頂標識が有った。予定の猿倉山への稜線は道が無くヤブが続いていた。枝をかき分けながら進んだ。雪はところどころで滑り落ちそうな感じで頼りなげに付いていた。先に見える急坂は登るのが少し危険な感じがした。5分進んだところであきらめて引き返すことにした。
- 長森山からの下山は南西側の尾根を下る事にした。こちらの方が緩い勾配で下りやすかった。雪の降りが強くなった。342m峰への登り返しは少し急だった。342m峰は少し見晴らしが良く六万騎山が見えた。342m峰を過ぎると植林帯になった。
- 長森集落の登山口に出てからは、雪の降る中、車道を歩いた。結局この日は一日雪が降り続いた。
- 雪が降り続く中、帰る準備をしていると、車が1台やって来た。山慣れした感じの40歳代くらいの女性が下りてきた。これから登るとの事だった。この雪の中、我々と同様に登る人がいるのかと驚いた。「スノーシューがいりますか?」と聞かれたので、「全くいらない」と教えてあげた。
- 出発前に登山口から100mほどのコンビニに寄ってコーヒーを購入し休憩コーナーで濡れた体を乾かした。帰りの高速は事故渋滞で迂回したため時間がかかった。