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4-(11).読者の皆さんの事例(その11)

事故による評価損を得るまでの具体例 (読者の皆さんの事例) の紹介ページ・その11です。

渋滞で停車中に追突されたが、示談交渉の事前準備を首尾良く進め、
評価損として修理費用の30%を得るに至った・・・という事例です。

●2005-04-05:新製、 ●2005-04-25〜:投稿者様チェック、 ●2005-05-08:校正、 ●2005-05-09:公開

事例11.修理費 約40万円に対し、30%の評価損を得た例

投稿者 : 「cube」 さん   


以下、「cube」 さん の事例紹介です。

渋滞で停車中に後ろから追突され、修理費用として約40万円を要したが、示談交渉準備をうまく
進めたおかげで、修理費用の30%の評価損を獲得するに至った・・・という事例の紹介です。  

cube」 さんからは、メールにてご報告 (投稿) をいただきましたが、
(調布市のKAZ) が本ページに転載し、以下に編集させていただきました。


 【1.事故の概要】

 ◎発生日時 : 2004年11月22日
 ◎事故状況 : 渋滞で停止中、後ろから追突される
 ◎ 自  車  : 日産キューブ (cube3
 ◎破損状況 : 下記参考画像の通り

PB230007s.JPG (23794 バイト) PB230008s.JPG (26697 バイト)

PB230009s.JPG (24021 バイト) PB230010s.JPG (24465 バイト)

PB230011s.JPG (23308 バイト) PB230012s.JPG (26934 バイト)

 ◎修理費用  : 396,000 円 (税込み 415,800 円)
 ◎獲得評価損 : 118,800 円 (修理費の30%)

 【2.示談に至るまでの流れ】

 下記投稿内容をご覧下さい。


↓ 以下、「cube」 さんからの投稿です。 ↓
(改行位置は変更、他は原文のまま)

事故から評価損獲得までの概要
KAZさん
cube と申します

事故から評価損獲得までの概要です

 11月22日 18:03 前方渋滞で停止中に追突される
 11月23日 修理持ち込み
 11月25日 損保ジャパンから電話連絡
 12月27日 修理完了(修理額396,000税込415,800)

  1月 6日 自動車査定協会の査定
  1月10日 自動車査定協会の減価額証明書到着(査定額100,000)
  1月11日 図書館にて判例のコピー
  1月12日 請求書作成(修理額の30%の¥118,800で作成)
  1月13日 請求書(※1)送付(配達証明で送付)

  1月17日 損保ジャパンに請求書到着(配達確認のハガキで確認)
         この間、電話を含め一切連絡はありませんでした
  2月22日 損保ジャパンより電話で面談の日が確定
  2月24日 損保ジャパンと面談し示談成立

事故から3ヶ月結構かかりました

面談した担当者によると

  「きれいにまとめてあるので、反論材料や次の手も用意して
   いるだろうから下手なことは出来ないと考えました」

と言われました
交通事故110番の自動車査定協会の減価額証明書だけで考えず
HPの情報から30%を評価損と認めていることを知り上積みできました
  

 
(※1)請求書の書き方 全般について
請求書は
www.shikoku-jiko110.com のサイトより
評価損解決キット(※2)を手に入れました(自動車査定協会の減価額証明書を勧めてました)

表紙のところに

○○様 請求書を送ります
  「電話では、言った言わないで誤解などが起こることがありますので今後は、
   書面による回答もしくは面談による対応のみとさせていただきます。」
よって今回の請求を認めないので有れば認否理由について
書面もしくは面談による回答を要求します

と記入しました
  

↓(詳細はこちら)↓
(※2)「評価損キット」 を参照した書面請求
■1P 表紙

○○様 請求書を送ります
  「電話では、言った言わないで誤解などが起こることがありますので今後は、
   書面による回答もしくは面談による対応のみとさせていただきます。」
よって今回の請求を認めないので有れば認否理由について
書面もしくは面談による回答を要求します

と記入し署名捺印

■2P 請求書(請求総額を記入)

修理費+評価損(税別396000の30%)
415800+118800=534600
請求合計¥534,600−

■3P 修理協定書

協定書そのままです

■4P 評価損

算出根拠
保険会社が評価損を請求している判例があり
請求されるときだけ評価損を認めないとは容認できない

・神戸地裁判決 H8−9−20 事件番号 H6 ワ 2215
  (過去の判例によると新車登録から5年以内については、 修理額の30%を評価損と認めている)
・岡山地裁判決 H2−9−27 事件番号 H元 ワ 565 および H2ワ504
・岡山地裁判決 H5−9−16 事件番号 H4 ワ 110 および H5ワ393
・大阪地裁判決 H7−3−16 事件番号 H6 ワ 7520
・横浜地裁判決 H7−7−31 事件番号 H6 ワ 205

私の場合、新車登録より10ケ月24日の1年未満のため該当する
よって修理費の30%を評価損として請求する
と記入

交通事故110番は自動車査定協会の減価額証明書を勧めてました
しかし、査定が¥100,000−で 修理額の30%が¥118,800−でしたので
ひとまず修理額の30%で請求し 減額した内容を掲示してくるだろうから歩み寄りとして
減価額証明書の額で決着しようと考え修理額の30%で請求しました
(あとで担当者から「最初は20%で掲示しようかと考えてました」と言われました)

■5P 領収書等(タクシーなどの必要経費の領収書)

なし

■6P 裁判例

上の7つの判例のコピーを張り付け

■7P 事故車写真

■8P 裏表紙のみ
  

  
参考資料(判例)
参考資料です

減価額証明書の評価損を請求している判例
 ・東京地裁判決 H7-2-21 事件番号 H5 ワ 7261
 ・神戸地裁判決 H11-1-27 事件番号 H9 ワ 2076
 ・浦和地裁判決 H2-10-22 事件番号 H1 レ 27
  

 
後日談
<請求書送付後の示談がうまく進んだことについて>

キット(請求書)を配達証明で送付したのも良かったのかな?
あっ!事故の翌日から事故関係の行動や連絡を手帳に記入してました
あと交渉のヒントは、交通事故110番
http://www.shikoku-jiko110.com/contents/busson/tec/01.htm
の物損より

<事故時の運転姿勢と身体への負担について>

様々な知人からも言われました!
後から考えると私は、運転を職業としているため運転歴19年ですが教習所で習ったままの運転姿勢です
そのため運転時の後頭部とヘッドレストの隙間が1cmほどのため、むち打ちも無く、
背中もイスにしっかりとつけていましたので腰も無傷です。(そのかわり、イスが壊れました)
改めて実感しましたが教習所の運転姿勢は疲労防止だけでなくケガ防止の効果も有りました

<最後にひとこと>

KAZさんなどHPに掲示している方が居なければ評価損自体知ることが
出来ませんでした
ありがとうございました
cube。
  

 

〜 サイト管理人より ひとこと 〜

「cube」 さん :

大変お疲れさまでした。
また、評価損獲得までの経緯のご報告、ありがとうございました。

事故発生から示談成立まで約3ヶ月ほどかかりましたが、結果としては、評価損キットをうまく活用されたこともあり、無事に解決して良かったですね。もしも交渉が長引いてしまいますと、それに費やす時間的な損失は計り知れないものになる恐れもありますから。もっとも、事故の被害者という立場から見ると、「示談成立までの3ヶ月」 という期間自体がすでに大きな損害ではありますが・・・。

ただ、金銭的な補償問題もさることながら、お身体への直接的な被害(負傷、ケガ)が無かったということが、不幸中の一番の幸いだったかと思います。やはり、普段から 正しい運転姿勢 をとることが いかに重要であるか・・・ということが見事に立証された例でもある、と考えます。私としても、サイトをご覧の読者の方々には、自分の体格などに見合った正しい運転姿勢をとることを強くお勧めしたいです。「安全運転は正しい運転姿勢から」 だと思います。

以上、サイト管理人として (素人なりに) いろいろと感想を述べさせていただきましたが、「cube」 さんの投稿は、このページをご覧になっている事故でお困りの多くの方々に対し、必ずや励みになり、また有益な情報として活用されることでしょう。サイト管理人として、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。

記:調布市のKAZ 


読者の方々へ :

今回の 「cube」 さん のページを読んでいただくにあたり、少々 お断り(=お願い) があります。
それはズバリ、「評価損キット」 についての配慮です。

「cube」 さんからいただいた投稿では、評価損キットについて言及されております。この評価損キットなるものは、文中で紹介されている 交通事故110番 のサイト内で 有償販売されているもの です。そこで私は、「cube」 さんの投稿を当サイト内で掲載させていただくにあたり、問題が無いかどうかを(私なりに)検討してみました。つまり、他のサイトで有償販売されているものに関する情報を当サイト内で紹介することに関して、何か問題が生じる恐れは無いかどうか?・・・という懸念が考えられたのです。

結論として、私は 「cube」 さん の投稿を ほぼそのまま載せることにしました。その理由は、

 ◎投稿内容は、あくまで 「評価損キット」 の概要を伝えるもので、その中身を子細に分析するものではない。
  (文面については 「cube」 さんによるものであり、また 「評価損キット」 を実際に購入した者でなければ
   知り得ない独自の情報・・・たとえばキットそのものの画像など・・・を公表するワケではない。)

 ◎投稿内容に記載された判例は、もともと裁判所により公布されたものであるから、公知の事実である。
  (事故110番の サイトが固有に持つ独占的情報ではない。基本的には誰でも検索・閲覧可能である。)

 ◎投稿内容で紹介されている判例は、どこの地裁の何番の判例かを示すものに留まる。
  (当サイトで紹介することにより、評価損キットの価値が下がるものではないと判断する。)

 ◎当サイトは営利目的ではなく、あくまでも事故で困っている人々に対し、参考となる情報を無償で提供
   することである。もちろん、事故110番 のサイトの妨害をしたり被害を与えたりすることでもない。

ただし、事故110番 に関する記述には、ハイパーリンク=直リンク を付さないこととさせていただきました。
そこで、このサイトの読者の方々にお願いしたいことは、次の2点です。

 ★当方は 事故110番 のサイトとは無関係なので、「評価損キット」 に関する質問はしないで下さい。
 ★「評価損キット」 が 必要な方 は、直接 事故110番 のサイトにて 有償で手に入れて下さい。

以上、よろしくお願い申し上げます。

記:調布市のKAZ 
 

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