■ ボンネットブラジャー(ノーズブラ)の装着 ■ |
ボンネットにハーフタイプのブラジャーを装着。
飛び石などによる塗装ハガレを防ぐためです。
●1999-04-07:新製、 ●1999-06-23:細部修正、 ●2002-02-16:デザイン変更、校正
【装着図】 ボンネットブラジャー:フロントエンドマスクを装着した状態。こんな感じになります。
1.日本ではマイナーな部品 |
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BGレガシィ購入後、しばらくしてボンネットブラジャーを購入しました。この、”ボンネットブラジャー”
とか ”ノーズブラ” と呼ばれる部品の正式名称は
「フロントマスク(ハーフタイプ)」
です。しかし日本では、ボンネットブラジャーとかノーズブラといった呼び方のほうが一般的ですので、ここでは私もそう呼ぶことにします。 さて、「ハーフタイプ」 というからには 「フルカバードタイプ」 というのも存在します。ハーフタイプが上の画像のように、ボンネット先端のみを覆うのに対し、こちらはボンネットだけでなく バンパーから丸ごと( フェンダーの一部を含む )かぶせるタイプのものです。ともに高速走行時の(先行車の)石ハネなどによる損傷を防ぐためのものです。アメリカ (カナダ)に行ったときには、多くの車種で装着されているのを見かけてポピュラーな部品の一つであることを実感しましたが、日本ではほとんど見かけません。皆無に近いのではないでしょうか。日本で過去に見たことがあるのは、ユーノスロードスター(ミアータ用?)くらいなものです。ただ、ピックアップRV系ではアクリル製のエアロウィングの類を装着したクルマは見かけます。 【図1】 米国製であることを示すタグが付いていた ところで、なぜ
「ブラジャー」 と言うのだろうか?「ノーズブラ」
なんて、直訳すれば 「鼻っつらのチチバンド」
って意味になるのか? よく考えると 「ボンネットブラジャー」
という単語の組み合わせも変だぞ。どちらもモロに
”日本語英語” だな。 |
2.ボンネットブラジャーの構成 |
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まず最初に、ボンネットブラジャーがどんな造りになっているのかを説明しましょう。表面の材質は、もちろん革製です。
ボンネットに直接触れる裏地部分は、きめの細かな植毛状態になっています。この裏地は水をはじくことから、防水加工、あるいは撥水加工が施されていると思われます。 【図2】 ボンネットブラジャー単体の画像です(左右2分割で撮影)。 表面(上部)の中央後端部には、長さ20cmほどの三角柱状の硬質物(中空)が2ヶ所、取り付けられています。多分これは、ブラジャーの
「張り」
を保つためと、走行中の整流効果を狙ってのことだと思います。また、内側(下部)の左右には、ボンネットに固定させるためのゴムバンドとS字フックがついています。 |
3.ボンネットブラジャーの固定方法 |
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ボンネットブラジャーの固定は、次の2段階(と言うほどの大げさなものではないが・・・)で行います。
まず、左右ゴムバンドのS字フックをボンネットフードステーの近くにある穴に引っかけます。次に、フード中央(フックのあたり)にあるベルトで張力を調節します。最後に、ブラジャー(←・・・って書くと気恥ずかしい)がズレていたりしないかを確認すれば、
これで終わりです。時間にすれば、1〜2分
とかかりません。逆に言うと、取外すときも時間がかからないということになります。 【図3】 フードステー付近の穴にS字フックをかけて固定し、中央部のベルトで張力を調節する。 |
4.その他の特徴や、手入れ方法など |
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ボンネットブラジャーには、上記
【図3】 に示すように、フードフック(キャッチャ)の 「逃げ」
がありますが、これ以外にも 【図4】
のように、支柱を受ける部分に 「逃げ」
が作られています。つまり、常設していても困ることはないわけです。また、上面中央部の一番目立つところには、「LEGACY」
の刻印があります。全体的に、品質はしっかりしているようです。 【図4】 ボンネットブラジャー・その他の特徴 '02年2月現在、私はこのボンネットブラジャーを使用してから5年以上が経ちますが、その間、冬の雨の日に取り外し忘れたり、あるいは夏の炎天下の中でずっと装着したままだったりしたこともありますが、購入時の初期品質は保たれているように感じます。特別な手入れはしていませんが、基本的に雨の日は取り外すこと、また、時々内側にホコリがたまることがあるので、取り外した際には払ってやることを心がけています。本当は革用のクリームを塗るのかも知れませんが、そこまでする必要はまったく感じませんし、実際にその必要もありません。 |
5.効果 と まとめ |
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私は年に数回、調布(東京)から実家のある札幌まで、クルマで帰省します。片道1000km以上の道のりですから、高速道路も利用することも多いのです。前車(レガシィセダンRS)の時には、先行車の石はねなどによりボンネットフードの先端の塗装の一部が剥げたりしてしまいました。今回ボンネットブラジャーを購入した一番の理由は、実はこのような塗装のハゲを防ぐためなのです。 【図5】 石ハネによる塗装ハガレにも対策効果がある。 実際に塗装ハゲ防止だけではなく、虫はねにも効果があるようです。高速道路を(特に夜間)走行すると、ヘッドライトやフロントバンパーに小さな虫の付着跡が付くものですが、ボンネットブラジャーにはナゼか虫ハネの跡が付かないのです。表面がソフトで金属のように固くないため、虫をハネてもうまく後方に流してくれるのかも知れません。そんなわけで、長距離を走る時には、なるべく取り付けするようにしています。また、ふだん街中を走る時には取り外すようにしています。これは、常設してしまうと、ボディに非装着部との境目(ボディカラーの日焼けの差)が付いてしまう恐れがあるためであり、また ボンネットブラジャーそのものの耐久性も考慮してのことからです。 日本ではあまり装着する方はいませんので、一応は珍しいドレスアップのアイテムにもなっています。また私の場合は、フロントグリルをインプレッサ純正品に変えています
ので、こちらとの相性も良いようです。結論として、十分に満足のいくものであると考えています。 |
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