本当に町田は「パソコン街」か(1997.10.5)


もうすぐメディアバレー町田の開店から一年経つ。時の流れは速いものだ。町田が「パソコンの街」といわれるようになって久しい。しかし、横浜に出かけてみると、リニューアルして大きくなったソフマップギガストア横浜には平日でも人がかなり多い。しかし、町田には、休日でも人が誰もいないフロアがあるパソコンショップがあるくらいである。ソフマップギガストア町田も、他の都市のソフマップと比べると人の入りはよくない。そこできになって「ソフマップ倒産説は本当か」などという記事も発した事があった。尤も、これはインターネットでの完全なデマで、後日メールで「近日中にソフマップが重大な発表、ルピーは使い果たしておくべし」というメールが行き交ったりもしたらしい。ソフマップにして配意迷惑でしょう。
最近は新規開店もなく「開店レポート」が出来ないので残念だ。T-ZONE相模大野店が出来た時には、秋には町田店もオープンという記事が日本産業新聞であった、とも聞いてはいたが、もう秋になるというのに、とんとその後日談を聞かぬ。大丈夫か、町田!
町田のパソコン街には発展をし続けて欲しいが、衰退は絶対にして欲しくない。これは、町田付近のパソコンユーザー共通の願いだろう。しかし、現実には、ソフマップの11時開店、DOS/Vショップ2軒の頻繁な広告活動、そしてそれにもかかわらず私が行くといつも店に誰もいない。このことから察するに、町田付近では、パソコンがあまり普及していないか、普及していても、プレインストールソフトだけで事が足りてしまう初心者だらけなのではないだろうか。そうとしか考えられまい。そろそろマシンを拡張したくならないのだろうか。インターネットエクスプローラーVer.4.0の登場に伴うマシンパワーの必要性、それと同時期に起こっているメモリー32MBが10000円を切る(秋葉原にて)夢の時代の到来。にもかかわらず、パソコンショップが淋しい。
ソフマップに最近「町田は秋葉原より安いです」の貼り紙が現れた。アンケートはがきの意見から秋葉原の有名パーツショップの値段を参考にしているという。しかし現実はどうか。秋葉原でペンティアム166Mhzが買える値段でも、町田ではペンティアム100Mhzしか買えない店があるのである(注:店頭表示価格による)。これじゃ、町田でパーツを買おう、という気にはなるまい。
これから町田はどうなるのだろうか。心配である。しばらくは横ばいを続けるであろう。しかし、町田でも一軒パソコンショップが消えた事を忘れないで欲しい。インコムだ。昔は、J&Pとここくらいだったものだ。今使っているパソコンのカタログを最初に入手したのもこのインコムだった。しかし、インコム倒産とともに消えた。今あるショップがこれと同じ事にはならないで欲しい。だからこそ、ショップの人には今以上の頑張りを期待しますし、我々消費者も「まず店に行ってみる事から」始めるべきではないだろうか。そこには、きっと何かがあるはずだし、楽しいはずだ。
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