玉石混合!?美味しく飲むためのTIPS集 |
日頃ワインを飲んでいてちょっと気がついたことなどを自分なりにまとめてみました。上級者の方はすでにご存知のことばかりかと思いますが、少しでも初心者や一般の方の参考になれば幸いです。このコーナーを作った当初に比べると、私自身のワイン観もだいぶ変わってきたところがあるので、今回大幅に内容を書き変えました。 |
◆劣化したワインの見分け方<その2> |
買ってきてすぐに飲むようなワインについては、あんまり神経質になるのもどうかと思いますが、たとえば5年10年と長年にわたって保存熟成させるようなワインの場合は、状態に細心の注意を払ったほうがよいでしょう。というのも、若い時期に熱を浴びたワインはまっとうに熟成せず、
マディラ化する場合が多いらしいからです。古いボルドーなどで、醤油を煮詰めたような香りのものがよくありますよね。あれです。ワインも子供も、幼年期をどう過ごすかが重要なんですね。ただ、あの香りが好きだという御仁もいるようなので(笑)すべてを一元的に論ずるのも気が引けますけど。 参考までに、 熱を浴びたワインの特徴を挙げておきます。 ◆若いワインなのに、やたらと熟成香(ジビエや革など)が目立つ。 ◆口にふくんだ時の「触感」が、ひんやりとしていない。(温度ではなく感覚的なものです。) ◆果実味がフラットで、口の中で広がらない。 ◆後味にかけて、イガイガしたような感触があったり、苦味が強めに感じられたりする。 ◆抜栓後の劣化ペースが速い。 →こういうワインは、手元に渡るまでのどこかで熱を浴びた可能性が大ですが、残念ながらこの程度ではクレームの対象にはならないと思うので、対策としては、状態にひと一倍気を配っているショップで購入するとか、輸入業者をチェックすることをおすすめします。輸入業者については、「インターナショナル・ワイン・セレクション」に興味深い記事(業者の格付け)が載っています。 |