Good Job !
女性にとって褒められると嬉しい言葉の第一は「かわいい」、次が「髪型がきれい」、そして「若く見える」ということなのだそうです。男性は「さすがだね」とか「君でなければ出来なかった」などの言葉が嬉しいのだそうです。私はどちらかといえば、「きれい、若い」などより「さすが、やったね!」などという言葉のほうが数段うれしいです。もともと可愛いなんていう言葉とは縁がなかったせいでしょう、いかにもかわいげのないおババであります。時にはお褒めの言葉も少しは頂くことがありますが、殆どが外交的お世辞の域を出ません。老人になると、これがすぐ見えてしまうのがまた難儀です。
誰も関心をもたないくらい小さな私的HP、料理ページの片隅に載せた写真を見つけた息子からのメールでした。へぇ~?、、褒めてるんだ!Good Job !だなんて、、he、he、、でも、すぐに気がつきました「Intangible Cultural Property、、無形文化財」?!、、彼特有の、皮肉をまぶしたジョークなんだということに。 「返信無用」、、?!誰が返信なんてするもんかと思いながら、飽きもせずに自分の撮った花豆の拡大写真を何回も眺めました、、美味しそうに撮れてるやん、、、これはGood Job だったなぁ、、、と。 叱りとばし、怒りながら育てた息子からの冗談まじりのメールにこのように過剰反応するのは、親がニコッとしたように思えた回数が少なかった私の、子供時代からの願望的なクセなのかもしれません。 過去のちょっとした時に、誰かが言った何気ない褒め言葉の切れ端を、よ~く覚えているということは、どなたにもあることですね。もう出来上がってしまって先のない年寄りには、的を外さずに褒めることをみつけてやった方がいいのでしょう。 「スゴイ!スゴイ!Unbelievable !!」、、、と。 「自分の親を褒める子供なんて、ロクでもないモンだ」などとは、もう誰も言わないでしょうから、、(笑)。 (2008.8.1.) ![]() エッセイ目次へ ホームトップへ |