福祉関係者の推薦書コーナー


福祉に関心のある方のための、福祉に関わりのある方による図書やビデオなどを紹介コーナーを作りたいと思います。
ただし、小山自身がこのコーナーを単独で維持していくことはとても不可能ですので、読者の皆さんからの情報をお待ちしたいと思います。
「推薦書」というと身構えてしまうかも分かりませんが、自分が読んで感動した本とか、役に立った本とかを是非小山宛にメール下さい。まとまっているものでなく、一冊だけで勿論オッケーですし、昔読んだ本や映画などでも全くオッケーです。よろしくお願いします。
また、このページで他の人達の推薦を見て読んでの感想とかも歓迎です。
後輩や仲間たちのために紹介していきたいと思います。
(このページを作るに当たって、筆者名やタイトルなどの写し間違いなどがあると思います。お許し下さい。そして、ご連絡下さい。)

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36.「東京大学学科別分類による推薦書のサイト」120404
35,"The Practice of Social Work:A Comprehensive Worktext"
101207
34.『子ども虐待を防ぐ市町村ネットワークとソーシャルワーク−グラウンデットセオリーアプローチによるマネージメント実践理論の構築091108
33.『ささえあいのグリーフケア−小児がんで子どもを亡くした15人の母親のライフストーリー091108
32.『この国の子どもたち:要保護児童社会的養護の日本的構築:大人の既得権益と子どもの福祉』
090317
31.『15歳からの大学選び』080810

30.転換期におけるソーシャルワーク実践−ジェネリック・ソーシャルワーク理論の実現に向けて− 080201
29.基礎から学ぶ気づきの事例検討会−スーパーバイザーがいなくても実践力は高められる−080201

28.児童養護施設におけるレジデンシャルワーク071017
27.日本を甦らせる政治思想−現代コミュニタリアニズム入門−070415
26.リバタリアン宣言070415

25.「晴れた日ばかりじゃないけれど〜地域で生きる、一人で暮らす〜」061203

24.『日本の児童養護』060420/060717
23.『A L S不動の身体と息する機械』050307
22.『社会福祉の思想・理論と今日的課題』『社会福祉の先駆者たち』041029
21.『社会福祉普遍化への視座』041029
20.「障害児の放課後白書」〜京都障害児放課後休日実態調査報告〜040827
19.『自由の平等──簡単で別な姿の世界』040201
18.デンマーク・ロスキレ市における高齢者福祉の展開031210
17.ニューヨーク底辺物語030401
16.『ソーシャルワークと社会福祉』030313
15.『市民の日本語』021104
14.「大学生」さんの推薦図書020617
13.倉持さんの推薦図書011121
12.岡元めぐみさんの自書011011
11.大西さんのお薦め図書201.04.09
10.「のめ」さんのお勧め図書01.02.21
9.小西さんのお薦め図書00.11.09
8.大西さんのお薦め図書99.11.22
7.里江さんのお薦め図書99.11.5
6.幽(かすか)さんのお薦め映像
5.山崎さんのお薦め映像
4.ゆんけるさんのお薦め図書
3.MIYABIさんのお薦め図書
2.社会福祉を目指す人達に-必読100冊シリーズ
1.1998年度同志社大学社会福祉実習Ⅱ参考文献リスト


36.「東京大学学科別分類による推薦書のサイト」120404
東大の、学科別推薦書リストです。
東大の学生・院生が中心となって、京大・東工大・一橋大・慶応大・早稲田大・東京医科歯科大などの学生・院生らとともに、自らの進路選択や学習途上の状態においてこんな書籍リストが欲しかったというものをつくりました。
というものです。
top画面には、検索窓が見つからないのですが、どの書物でもいいので、クリックすればその本が紹介されそのページには検索窓があります。残念ながら、「福祉」の検索結果はゼロですが、興味深いですよ。


35,"The Practice of Social Work:A Comprehensive Worktext"101207
Charles H. Zastrowという人の著書で9版が09年に出ました。アメリカのソーシャルワークの学部生や院生が使っているテキストを何冊か教えてもらって入手したのですが、その中で僕の一番のお気に入りです。本当に包括的で何でも載ってます。
最近時間のある時に、ぼちぼち読んでいます。


34.『子ども虐待を防ぐ市町村ネットワークとソーシャルワーク−グラウンデットセオリーアプローチによるマネージメント実践理論の構築091108

明石書店091010刊行、3500(税別)
大阪府立大の山野先生の著書です。スクールソーシャルワーク研究の専門家の先生です。
下の研究と並んで質的研究ですが、個人に究極に寄り添っていく金子先生の研究に対してこの研究はシステム作りへとつないでいこうとするものです。やはり先生の博士論文が基本の一つになっています。

33.『ささえあいのグリーフケア−小児がんで子どもを亡くした15人の母親のライフストーリー091108

ミネルヴァ書房091020刊行、4000円(税別)
同志社の仲間の金子絵里乃先生の御本です。博士論文を元にしたもので、サブタイトル通りの作品です。
じっくりとインタビューを中心にしてお母さんの思いに寄り添う質的研究を見てください。


32. 『この国の子どもたち:要保護児童社会的養護の日本的構築:大人の既得権益と子どもの福祉』

日本加除出版社 2009/03/03刊行、2500円(税別)

京都府立大の津崎先生からの推薦です。

> この国の社会福祉の全ての業界に通底する問題を児童養護施策の社会構築性を素材に
> 世に問うた意欲作です!

とのことです。
>、
> 出版社のWebsiteに目次や概要がアップされています。
> https://www.kajo.co.jp/modules/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1055

ということですから、ぜひご覧ください。


31.『15歳からの大学選び』080810
石渡嶺司 小学館 2004/05

新刊ではありません。発刊当時から持っている本ですが、なぜか紹介が遅れました。
なかなかいい本ですよ。「なりたい自分になるための進路を決める!」サブタイトルの通りの本です。
マスコミ、司法、心理、社会福祉など8つの分野プラス「進路がいまだに決まらない」という選択肢もあるのがいいですね。
僕は、福祉しか分からないけれど、結構本音トークでぎりぎりのところが描かれていて面白いです。
その分「こんな記述はおかしい」といった指摘もあり得ますが、十分参考になりますね。



30.転換期におけるソーシャルワーク実践−ジェネリック・ソーシャルワーク理論の実現に向けて080201
高森敬久著 中央法規出版 2008年1月

高森先生がこの三十年の間に書いてこられた論文を中心に一冊に纏められたものです。ケースワーク、グループワーク、コミュニティワークという三分法の時代からジェネリックソーシャルワークへの展開について論じられたものです。
ソーシャルワークは社会福祉の制度・政策と社会福祉援助技術のいずれを重視するかという歴史的確執にあったが、両者の統合が必要なのだという高森先生の主張が語られています。

29.基礎から学ぶ気づきの事例検討会−
スーパーバイザーがいなくても実践力は高められる080201
渡辺律子著 中央法規出版 2007年12月

魅力的なタイトルですね。特にサブタイトルが良いですね。スーパーバイザーがいない現場において意味ある事例検討ができるように、渡辺先生自身が関わられた実際を紹介されながら学べるようになっているものです。
逐語録を紹介しながら重要な部分に説明を加えるなど、工夫に満ちています。

28.児童養護施設におけるレジデンシャルワーク071017
伊藤嘉余子著 明石書店2007年10月

伊藤さんは同志社福祉の学部、マスターを出た仲間です。
「レジデンシャルワーク」という言葉を聞いたことありますか?社会福祉、ソーシャルワークといった概念を整理していくに当たって、知っていると「目から鱗」にもなりうる大切な概念です。
本書は、伊藤さんが同志社を出られた後、日本社会事業大学のドクターで研究を進められ、博士号をえられた論文が単行本になったものです。


27.「日本を甦らせる政治思想−現代コミュニタリアニズム入門−」」070415
菊池理夫著 講談社現代新書2007年1月

下の本と二冊は珍しく僕の推薦です。ずばりの福祉関係本ではないのですが、「最近関心を持っている研究テーマ」コーナーでも述べている、「規範理論」関連で最近興味を持っています。
普通は、コミュニタリアニズムというと、「保守的」思想と理解され、福祉学者の間で敬遠されることも多いのですが、本書は文中で繰り返えされているように「中道左派」の政治思想としての「現代コミュニタリアニズム」の紹介です。この視点から論じられるコミュニタリアニズムは福祉に関心もつ人も受け入れることができるのではないでしょうか。

26.「リバタリアン宣言」070415

蔵 研也著 朝日新書2007年2月

普通は、福祉の世界で紹介される「自由主義」は「現代リベラリズム」ともいわれる考え方ですが、「リバタリアニズム」という「自由至上主義」ともいわれる考えかたのとても分かりやすい紹介本です。ただし、リバタリアニズムの中でも少数派だと自認しておられるので、ここで紹介されている内容がすべてではないですが。
とても極端な考え方なのでいわゆる福祉に関心のある人には一般には受け入れにくい考え方ですが、一つの極の考え方です。言い換えれば、福祉にかかわる人は、リバタリアニズムの考え方・主張に対してどのように応じていくことができるのかを考えていく必要があるでしょう。


25.「晴れた日ばかりじゃないけれど〜地域で生きる、一人で暮らす〜」061203

以下のメールを、洪さんという方から頂きました。長文になりますが、本文部分を御紹介させていただきます。
関心のある方は是非どうぞ。

重い障がいを抱える細井道子さんの一人暮らしの記録
   「晴れた日ばかりじゃないけれど〜地域で生きる、一人で暮らす〜」のご案内


 突然メールでご挨拶させていただく失礼をお許しください。
私は洪 福貴と申し、ドキュメンタリーなどを製作、上映しているマザーバードファクトリーというところに所属している者です。
 このたびは、インターネット上で先生のメールアドレスを知りまして、ぜひ私共の製作いたしましたビデオドキュメンタリー「晴れた日ばかりじゃないけれど〜地域で生きる、一人で暮らす〜」(2005年度製作 88分)をご紹介させていただきたく、唐突で大変失礼とは存じましたが、ご連絡をさせていただきました。
 「晴れた日ばかりじゃないけれど〜地域で生きる、一人で暮らす〜」は、重度の障がいを抱えながら、あごで操作する電動車椅子に乗って、神奈川県横浜市で一人暮らしをされていた細井道子さん(1949-2005)の日々の実際の生活ぶりを具体的に記録したものです。
 このビデオ・ドキュメンタリーの公式ホームページは下記にございます。短縮版などもありますので、詳しい内容をごらんいただけます。http://www.motherbird.net/~michiko/index.html
 細井道子さんは、HTLV 1関連脊髄症(略称HAM)という病を抱え、さらに脳梗塞など様々な病気を患ってきたため、撮影開始当時は通常のHAMよりも病状が進行し、首から下が自力ではあまりよく動かせない状態でした。従って食事から排泄に至るまで生活全てに人の手が必要でしたが、施設や病院には入らずに、訪問看護を受けながら自宅で一人暮らしをしていました。
24時間誰かが滞在して付き添っているのではなく、一日2〜3回、一回に2〜3時間ずつ、一人のヘルパーさんが滞在して、細井さんの口頭の指示に従って活動し、家事や身体介護をしていました。そして、ヘルパーさんのいない一人っきりの時間は福祉機器を利用して過ごしていました。
細井さんは、あごで操作する電動車椅子を駆使して、電車やバスで病院へ通院したり、買い物に行くなど、一人で外出をし、また、結婚後にALSを発病したご主人を介護して自宅で看取った経験と、全面的に介護を受ける側になった現在の立場から、ヘルパーさんたちの仕事にアドヴァイスをするということを仕事として行っていました。
 細井さんは「たまたま一人暮らしになったから、一人暮らしを継続しているだけだ」と話していますが、福祉制度を様々に工夫をして利用し、制度がカバー仕切れないところは、ボランティアや友人の力も借りて、自宅での一人暮らしを維持してきました。自宅も電動車椅子で動き回れるように、工夫して改造されていました。
ビデオでは、細井さんのそんな日々の実際の生活振りを追っています。また、撮影スタッフが介護に挑戦しながら、細井さんと九州に旅行した模様も収録しています。
 「ノーマライゼーション」の理念の浸透とともに、障がいのある人もない人も、地域で共に暮らす共生社会を目指してというかけ声のもと、脱施設化が進められていますし、地域社会の中のバリアをなくすための活動も様々に取り組まれています。家族のケアに頼らず、障がい者本人が自立した生活をするために必要な支援、制度、地域社会のあり方など、さまざまに議論されていますが、障がいのある人がどのような日常生活を送っているのか、その具体的な暮らしぶりについては、個人のプライバシーの問題などもあり、これまで(特に映像では)あまり公開されることはありませんでした。
 障がい者と地域社会のコミュニケーションがまだまだ不足している現在では、多くの人々にとって、障がいを持つ方が実際にどのように暮らしているのかを想像することすら難しいというのが本当のところではないでしょうか。この情報不足が「心のバリア」や無関心を作り出している側面もあるといえるのではないでしょうか。
障がい者の実際の暮らし振りがわかれば、生活の実状にそったより良い制度やサービス、必要な技術の開発などができ、また、地域社会でどのように受け入れたらいいか、不安に思う人も少なくなるのではないでしょうか。ボランティア活動などの敷居も低くなり、自分に何が出来るかを考える基準にもなるのではないでしょうか。
 また、細井さんの一人暮らしからは、来る少子・高齢化社会の介護の問題についても様々な示唆が得られると思います。また、施設から地域へという流れの中で、障がい者の親亡き後の心配もあります。障がいを抱える子供の自立生活についてもたくさんのヒントや視点(批判的なものも含めて)を得られると思います。
 4年間の撮影にあたり、私たちは一方的に撮るというのではなく、細井さんと共に作っていくというスタンスをとりました。細井さんのメッセージを多くの方に届けたいと思ったからです。
 細井さんは、自分は体は若いけど、一歩先に老人になったようなものだとよく言っていました。その言葉は、私たちの心の中にあった「障害者と健常者」という線引きを無くし、細井さんの直面している様々な問題や不便を、いずれ年老いたときに生じる自分自身の問題として引き寄せてくれました。
 細井さんの生き方や生活の仕方、意見は、様々な障がいを持つ方の中のほんの一人の例に過ぎませんが、この「晴れた日ばかりじゃないけれど〜地域で生きる、一人で暮らす〜」は、実際に生活している障がい者本人の生の声のリポートです。
これからの社会を担う多くの学生さんに御覧いただき、役立てていただきたいと思います。
 このドキュメンタリーは、バリアフリーな、真のノーマライゼーション社会を実現するために地域社会や街はどうあればよいのか、介護や生活のクオリティーについて、生活を支える医療の連携のあり方、必要な技術や機械の開発、本人のエンパワーメントについて等々、様々に議論を深めていただく為の資料として、必ず皆様のお役に立てると考えております。



24.『日本の児童養護』060420/060717

060717
津崎先生からこの本のことで続報が来ました。
この本を野田正彰氏が書評してくれました。とのことです。
PDFです。右90度回転が必要だったりしますが工夫してご覧下さい。新聞記事です。
右をクリックしてください。書評

060420
16でも、著書をご紹介した京都府立大学の津崎哲雄先生の御本です。
外国の方が書いた日本の福祉(養護問題)の著書です!!
これは興味深いですね。

> ------------------------------------------------------------------------
> グッドマン『日本の児童養護:児童養護学への招待』(津崎哲雄訳)明石書店。420ページ 
> 2006年4月10日刊
> ------------------------------------------------------------------------
>  このたびオックスフォード大学社会人類学教授グッドマン先生(Nissan Institute, St. Antony',Univ.of Oxford)の著書『日本の児童養護:児童養護学への招待』(原題Roger Goodman(2000) Children of the Japanese State: Changing Role of the Child Protection Institutions in the contemporary Japan, OUP,)を翻訳刊行いたしました。原著のタイトルを汲んで正確に題にすると、『日本という国の子どもたち:現代日本における児童養護施 設の役割変容』とでもなるかもしれません。ぼくは当初『日本という国の子どもたち:児童養護施設の社会人類学』として出版するつもりでした。が、いろん な事情で表記のようになりました。
>  本書は、著者が一橋大学社会人類学教室に客員教授として招かれていた折に実施したフィールドワークに基づいて、戦後六十年にわたり家庭で暮らせない子 どもたちを 日本社会/国家がどのように扱ってきたかという問題を、日本の児童養護施策がなぜ大規模施設中心であり続けてきたのか(なぜ家族委託:里親委託や養子縁 組が無視されてきたのか)という問いを中心におき、社会的排除問題の文脈に位置づけ、主に民間児童養護施設の歴史・組織・構造・運営・実務(特に同族経 営を焦点に)の詳細を8ヶ月間の実地調査により明らかにしたものです。
> 結論として、今後もこの構造は変わることがなく、児童養護施設はますます社会的役割を増大し、かつ様々に変貌を遂げていくであろうと結んでいますが、貧弱な民間福祉施設に依存する日本の社会福祉施策全般(ひいては日本社会のシステムそのもの)の構造への理解にも一石を投じる文献であろうと確信いたしております。ご一読くださり、ご批判いただければ幸いです。 
> 2006年春    津崎 哲雄   京都府立大学福祉社会学部

というメッセージを頂きました。

日本の児童養護制度について長年研究してきたイギリスのロジャーグッドマン教授の著書を津崎先生が翻訳されたものです。
津崎先生からは「25−50年は読まれるだろうと思います。」との私信を頂きました。専門の教授が、専門的立場から必要性を認めて翻訳されただけにこの分野に関心をもつ現場の方、院生、研究者...皆さんが読まれる価値があると思います。


23.『A L S不動の身体と息する機械』050307
ご存知、立命館の立岩先生の書物です。メーリングリストで情報頂きました。
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2004b2.htm をご覧下さい。
『自由の平等──簡単で別な姿の世界』と同様、というより、よくわからなくてげんなり、ということはこの本についてはないだけ、いっそう、読んでいただけたらと思います。読んでもらいたい、売れてほしいと思って書きました。
どうぞよろしく。
とのことです。


22.『社会福祉の思想・理論と今日的課題』『社会福祉の先駆者たち』041029
同志社大学社会福祉学会他編。発行所は筒井書房です。
ついに同志社大学の記念論集全二冊が出ました。
値段はそれぞれ3500+税と高めですが。ページも分厚いのでお得(?)です。「先駆者たち」のほうは同志社の先輩たちについて紹介したもの。
「課題」の方は福祉の現代的課題について広く論じています。
卒業生を中心に五十人を超える人たちの作品です。そのため、一人当たりのページが少なくなっているのが少し残念ですが、それを割り引いても、結構同志社らしいものになっていますよ。よければご覧ください。


21.『社会福祉普遍化への視座』041029

川村匡由先生から頂きました。感謝。論文集プラス書下ろしです。
サブタイトルが「平和と人権を基軸にした人間科学の構築」からも分かるとおり、非常に幅広いテーマにっいて語られています。
ミネルヴァ書房です。


20.「障害児の放課後白書」〜京都障害児放課後休日実態調査報告〜040827

京都障害児放課後ネットワークの鈴村さんからメールを頂きました。
じつは、彼は阪神大震災の時、「関西福祉系大学救援組織」の、立命館大学代表をして
いた人です。その頃僕も同志社の教員としてずっとオール近畿の学生の会議に顔を出していましたので親しくしていました。


書籍のご案内を以下、させていただきます。
この書籍づくりには、多くの大学生が関わりました。実際に障害児を抱える父母への聞き取り調査を重ねながら、貴重なレポートを数々残しています。
また、116人の、障害児の放課後・休日活動に関わる学生の意識調査データも掲載されています。
ぜひご一読いただければと思います。

とのことです。


*************************************************************
 「障害児の放課後白書」 〜京都障害児放課後・休日実態調査報告〜
*************************************************************
■津止正敏/津村恵子/立田幸代子 編
■定価:2625円(本体2500円) A4版 264ページ
■発行:クリエイツかもがわ 発売:かもがわ出版

クリエイツかもがわのホームページ
http://www.creates-k.co.jp/
もしくは、「障害児の放課後・休日活動 全国各地の訪問記録」(鈴村 敏規のホームページ)
http://www.wakuwaku.ne.jp/hope/hokago/
に、写真入りで紹介しています。

♪♪ ━━━━━━━━━━
   この本のポイント
━━━━━━━━━━ ♪♪

◆673世帯のアンケート調査データをもとに

・約7割の子どもたちが「テレビが友達、遊び相手は家族だけ」といった実態にある。
・調査時点に京都府内にあった放課後、休日にかかわる居場所、制度、サービスについての利用状況、保護者の感じたそれぞれのメリット、デメリットをまとめ、制度、サービスが実際に果たしている役割が見えてくる。
・障害、居住地別、就労などいくつかの側面から傾向と特徴をまとめている。視覚、聴覚、軽度障害といった、これまであまり触れられていなかった側面からもアプローチ。
◆96人の保護者へのインタビュー調査データをもとに
・「なぜ就労できないのか」「兄弟姉妹の子育ては」「学校5日制で子どもと家族はどう変わったか」など、背景がより明らかに!
◆保護者へインタビューした学生調査員の学びを、事例と感想の形でまとめられている。
・柔らかく素直な心がどんなメッセージを親たちから受け止めたのか・・・ちょっと疲れ気味の当事者、関係者に元気を与えてくれるビタミン剤となっている!
◆116人の、障害児の放課後・休日活動に関わる学生の意識調査データをもとに
・学生、ボランティアの振り返りと社会に向ける新鮮な視点に触れてください。
◆資料として、
・「障害児を対象にした放課後・休日活動」に対しての都道府県単独で実施する補助金・事業一覧
・自治体別(都道府県レベルと、市区町村レベル)で、主に学齢の障害児(家族も含む)を対象に実施された、放課後・休日実態調査(生活実態調査)の一覧。(2003年9月現在)



19.『自由の平等──簡単で別な姿の世界』040201

あの、立岩先生からのメールです。(個人メールではなく同報ですが。)

『自由の平等──簡単で別な姿の世界』という題の本が先月刊行されました。
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2004b1.htm
(岩波書店、2004年1月14日、349+41p.、3100円+税)

れいによって理屈っぽい、うねうねした本ではありますが、また、「先端科学技術」とかではなく、「分配」という地味といえば地味な主題について考えた本ですが(しかし、私は前者の問題があるとして、それは多く、まず後者の問題としてあると考えています)この主題はいま理屈をこねておく必要がある、と考え私としては、いっしょうけんめい書いた本です。
また、うねうねしつつも、はっきり言えるだろうと思うことははっきりと、簡明に書ける部分は簡明に、書いたつもりです。
興味をもたれる方に手にとっていただければ幸いです。何が大切だと思ったのか、その説明は長くなります。
関連情報が上記のHPのファイルにありますのでご覧ください。誤植(=私の誤記)の訂正なども掲載されています。




18.デンマーク・ロスキレ市における高齢者福祉の展開031210

推薦書というのと少し違いますが。
新企画です。修士論文紹介コーナー。詳しくは上をクリックしてみてください。



17.ニューヨーク底辺物語030401

タイトル:ニューヨーク底辺物語  著者:境セイキ
発売元:扶桑社   発売日:2002年10月1日   価格:1200円 

実は、発売当時に以下のメールをご本人から頂きながら、メール処理し損ねていました。すみません。

福岡県で生まれ、ニューヨークへ来て16年。その間の6年間をホームレスとして過ごし、去る3月になんとか社会復帰を果たしました。
僕が日本人のホームレスとして過ごした日々の事、巡り会った人々の事、感じたこと、新たな自分の発見、そしてそれらを通して見た現在のアメリカ、ニューヨークの事、そして「人間」ということ。「生きる」ということをこれらを文章にまとめ、このたび一冊の本にして頂くことがかないました。
日米共に深刻化するホームレス問題。報道などで伝えられている物とは一線を画す僕の本が、人の生き方、アメリカのホームレスについてのより深い理解の一助となる事をねがっております。
読んでいただけましたなら幸いです


16.『ソーシャルワークと社会福祉−イギリス自治体とソーシャルワークの成立と展開−』明石書店

我が母校京都府立大で教えておられる、津崎哲雄先生の大作です。
全体で三百ページを超える大作なので、一言では説明できないのですが....
イギリスにおける地方自治体ソーシャルワークについての研究書です。しかし、序章を見ても分かるように、単なる海外の福祉の紹介ということではなく、その背景には日本の福祉特に児童福祉の問題を考えていくにあたって、自治体ソーシャルワークの必要性を考えていかなければならないという視点があり、共感できるものがあります。貴重な資料です。


1.1998年度同志社大学社会福祉実習Ⅱ参考文献リスト

同志社大学の社会福祉学専攻二回生対象の授業に「社会福祉実習Ⅱ」というものがあります。その授業で配布された文献リストです。担当の先生方による推薦書一覧です。
狭義の社会福祉関係図書の推薦というより、基礎教育レベルの学生に「いろいろ学んで欲しい、考えて欲しい」という視点からのリストです。
同志社福祉の基礎教育段階の志向がわかると思います。参考にして下さい。
(僕は担当していないのですが、担当の先生に資料を頂きました。)

1.松田道雄  『安楽に死にたい』 岩波書店 1997年
2.大熊一夫  『ルポ老人病棟』 朝日新聞社 1988年
3.岸本英夫  『死を見つめる心-ガンとたたかった十年間』 講談社 1964年
4.長谷川保  『老いと死をみとる-聖隷ホスピスのあゆみ』 柏樹社 1982年
5.是枝裕和  『しかし..-ある福祉高級官僚死への軌跡』 あけび書房 1992年
6.原  慶子  『ケアは愛である 21世紀-人間福祉の座標軸』 五月書房 1997年
7.里見  実  『学校を非学校化する-新しい学びの構図』 太郎次郎社 1994年
8.福永昭三  『ねえおはなしきいて-知恵遅れの子どもたちに心ひらかれ』 ミネルヴァ書房 1985年
9.大熊由紀子 『「ねたきり老人」のいる国いない国-真の豊かさへの挑戦』 ぶどう社 1990年
10.高橋ユリカ 『病院からはなれて自由になる』 新潮社 1998年
11.沖藤典子 『銀の園・ちちははの群像』 新潮社 1982年
12.堀川浩二 『誠吾君、街をかける-あなたの街のレインマンをよろしく』 日本図書刊行会 1997年
13.横田  哲 『孤老通信-独居老人を訪ね歩いて14年』 一光社 1980年
14.エーバルド・クロー(片岡豊訳) 『クローさんの愉快な苦労話-デンマーク式自立生活はこうして誕生した』 ぶどう社 1994年
15.太田祖電、増田進、田中トシ、上坪陽 『沢内村奮戦記-住民の生命を守る村』 あけび書房 1983年
16.武田京子 『老女はなぜ家族に殺されるのか-家族介護殺人事件』 ミネルヴァ書房 1994年
17.桑山紀彦 『国際結婚とストレス-アジアからの花嫁と変容するニッポンの家族』 明石書店 1995年
18.秦辰也、プラティープ・ウンソンタム・秦 『体験するアジア-ボランティア夫婦の日本・タイ共生論』 明石書店 1997年
19.内海愛子、松井やより 『アジアから来た出稼ぎ労働者たち』 明石書店 1988年
20.中村智志  『段ボールハウスで見る夢-新宿ホームレス物語』 草思社 1998年
21.水島宏明  『母さんが死んだ』 ひとなる書房
22.寺久保光良『「福祉」が人を殺すとき』 あけび書房 1989年
23.同上     『続「福祉」が人を殺すとき』 あけび書房 
24.建石一郎  『「福祉」が人を生かすとき』 あけび書房 1989年
25.三矢陽子 『生活保護ケースワーカー奮戦記』 ミネルヴァ書房
26.奥地圭子 『東京シューレ物語-学校の外で生きる子どもたち』 教育資料出版会 1991年
27.大塚達雄 『障害をもつ人達と共に』 ミネルヴァ書房 1980年
28.隠岐忠彦 『心を閉ざしたこどもたち』 ミネルヴァ書房 1978年
29.江草安彦 『重い障害児と生きる』 ぶどう社
30.福井達雨 『子どもの笑顔を消さないで』 日本キリスト教団出版局
31.近藤原理 『障害者と泣き笑い30年』 太郎次郎社 1986年
32.正村公宏 『ダウン症の子をもって』 新潮社 1983年
33.斉藤学編 『カナリアの歌-食が気になる人達の手記』(上下) どうぶつ社 1991年
34.池田夏子 『つまづいた子らと共に』 白石書房
35.谷  昌垣 『教育力の原点-家庭学校と少年たち』 岩波書店 1996年
36.日高六郎 『国際化時代の人権入門』 明石書店 1996年
37.川田悦子 『龍平とともに』 岩波書店 1997年


2.社会福祉を目指す人達に-必読100冊シリーズ

ベネッセコーポレーションのサイトの中にあります。
日本社会事業大学の京極先生の推薦図書リストだそうです。1991年から97年までの福祉系の図書から100冊がリストアップされています。


3.MIYABIさんのお勧め図書99.6.8

開設二日にして、推薦図書の紹介いただきました。みやびさんです。
広く言えば、自薦図書ですね。お父様の御本です。ホームページもお持ちです。
以下に、メールの該当部分を紹介させていただきます。

実は、私の父が今年2月に本を出版致しました。
タイトルは嶋田泰之 著『楽々大往生を迎える法』(葉文館出版)です。
病気治療、介護、痴呆、そして終末から葬送に至るまで、元気な時には想像もつかない様な様々な問題がある…というコトすら知らない方のために、いろんなパターンの体験談や、元気な時しか出来ない《意志表明書》作成の提案等を盛り込んだ本です。

ぜひ、<推薦書コーナー>に載せて頂きたく、お願い申し上げます。



ゆんけるさんのお勧め図書

1999/8上旬に『子どもが語る施設の暮らし』というタイトルで、養護施設の子どもたち(高校生及び卒園生)の施設生活と自立をめぐる発言集の刊行を予定しております。
ご関心のあるかたは、ぜひお手にとって頂ければ幸いです。
と言うメッセージを「ゆんけるさん」から頂きました。
以下のような御本とのことです。

タイトル:『子どもが語る施設の暮らし』
編者名:『子どもが語る施設の暮らし』編集委員会
版元:明石書店
刊行:1999年8月10日予定
予価:1500円
お問い合わせは、メールアドレスyunkel@akashi.co.jp又は明石書店営業部 03-5818-1171までお願いいたします。



山崎さんのお薦めビデオ

知的障害者施設で指導員をしておられる山崎美和さんが、高校生の「介護体験特別事業」で施設実習前の介護講座をされたときに、紹介されたお勧めビデオです。個人的に頂いたメールの中で紹介していただいていたので、お許しを得て紹介させていただきます。
好み、評価は人によって違うでしょうが、参考になりすよね。他の皆さんもよろしければ、メール下さい。

私が、「介護講座」の中で、お勧めしたビデオはひとつは伊丹十三監督の「静かな生活」。作家、大江健三郎氏の長男、光氏を描いていますが、知的障害者の生活や特徴を俳優・渡部篤郎がしっかりと演じています。監督は、関係者から「あんな障害者いないよ」と言われないような描き方をしたかった、といっていますが、私は「そうそう」と、何度もうなずきながら、したしみを込めた笑いに誘われながら見ました。
同じように、洋画ではあるけれどダスティン・ホフマン、トム・クルーズの「レイン・マン」もたとえばAさんとか、Bさんそっくりの姿が見えていました。(ちょっと、映像的に誇張されてるところもあるが)
親しみを込めた笑いとともに読んだのは、岸 香里氏のエッセイ(マンガ家でもある氏の漫画もある)「おどる老人病棟 愛しの患者さんたち」。意表を突いた思考回路、食事とか排泄にまつわるドタバタなど、老人病院ではないが、施設指導員の私にもわかる!場面がいっぱい。
これが、全てとは言わないけれど、興味があったらのぞいてみて、と言うお勧めでした。



幽(かすか)さんのお薦め映像

神戸で専門学生の「幽」さんからメールいただきました。
松本清張さん原作の松竹の作品ですね。

推薦書等コーナーを、見て1つお勧めしようとメールしました。
児童虐待の関係で見た映画なんですが「鬼畜」と言うのがございまして・・・
緒方拳と岩下志麻が共演した映画です。何にも考えずに見ても、結構感動できます


7.里江さんのお薦め図書

里江さんからメールを頂きました。

 私を福祉に近づけた一冊を紹介します。皆さん、もう知ってるかもしれませんが・・・

「映画のなかに福祉がみえる」中央法規出版です。
私は映画鑑賞が趣味で、「映画」という言葉につられて購入しました。
見たことのある映画を思い出しながら、読み進んでいくうちに教科書上にあった難しい福祉という言葉が、少し身近に感じられました。
すべての人、という訳には行きませんが、映画が好きで、福祉を志している方にはもってこいの図書だと思います。
name=里江


大西さんのお薦め図書

『福祉カタカナ・ガイド』刊行のお知らせです。
紀南福祉士会(紀南社会福祉士・介護福祉士連絡会)の大西さんからご紹介のメールを頂きました。
両福祉士会が合同で連絡会を設けておられるのですね。僕は詳しくは知らないのですが、他の地域もこのような合同の会があるのでしょうか。とても大切な試みだと思います。しかもそのグループで共同作業で本を作られるなどとてもすごいことですね。

 昨今の介護保険や社会福祉基礎構造改革など、福祉制度の大変革が起こりつつある中、福祉用語も多様化・増加の一途をたどり、特に、氾濫するカタカナ語には誰しも苦労をされていることと思います。
 私たちも日々目にし耳に入る難解なカタカナ用語に悩まされる経験から、介護や福祉職場で働く方々、福祉を学ぶ学生、国家試験受験者、そしてボランティアや一般の方々に至るまで、幅広くお役立ていただけるようにと、『福祉カタカナ・ガイド』の編集に取り組んでまいりました。
 本会の趣旨をご理解いただき、広くみなさまにこの本をご利用賜りますよう心よりお願い申し上げます。
とのメールを頂きました。
実は、大西さんから一冊頂いたのですが、項目も多いですし、単なる日英の訳語対応集というよりは、簡単ではありますが重要な項目には適切な説明もありますし、確かに役に立ちますよ。

●書 名:『福祉カタカナ・ガイド』
 ●編著者:紀南福祉士会 福祉カタカナガイドブック編集委員会
●協 力:社会福祉法人 三重県社会福祉協議会 財団法人 三重県長寿社会福祉センター
●編集・制作 山田編集事務所   ●発行・発売 株式会社 出版文化社 ●B5判・本文152ページ  ●総収録語数 1,869語
       ●定価 1,500円(税別)、ISBN4−88338−235−4
◆◆◆『福祉カタカナ・ガイド』申し込み先(一般の書店でもお申し込みできます)◆◆◆
【山田編集事務所:fax.06−6935−8517】


9.小西さんのお薦め図書00.11.09

小西誠さんという方から以下のメールいただきました現物を僕は知らないのですが、タイトルから見ると面白そうですね。

福祉関係の本の紹介コーナーを作られたとのことですが、
是非ご紹介してください。
この本は、ひとり親家庭、障害を持つ方などの行政情報とその活用の仕方をていねいに解説しています。
 「困ったときのお役所活用法」平野和美・土屋美絵著 社会批評社刊
  本体1600円 四六判 223頁
 どうぞよろしくお願いします。
  


10.「のめ」さんのお勧め図書01.02.21

「のめ」さんからメールいただきました。参考になさってください。
「のめ」さんからいただいた、「推薦文」読むだけでも楽しい気持ちになってきますよね。

私がお勧めしたい本は「私・発 家をひらく 企業をひらく 福祉がゼッタイ楽しくなる本」です。
著者:木原 孝久 発行所:㈱カルティヴェイト21 平成2年11月20日 第1刷発行

福祉、ボランティアは堅く考えがちですが、この本を読むとおもしろくなってきます。
素人だってできる、有償だっていいじゃないか、遊びの要素があっても、こじつけでも構わないんだ!と、まさに目からうろこの思いがしました。
2年くらい前にボランティアをやってみようかと地域のボランティアセンターや本などを調べた時は、「私にはできない」との思いから断念しました。
無償の奉仕は美徳だけれど、中途半端ではできないように感じたのです。
共に成長していく・・・とはとても考えられず、重いテーマに思えました。(たまたまそういう点ばかりが目についただけかもしれません。)

上記の本に出会ったら、考えがまるっきり変わりました。
福祉はいつでも誰にでもできるし、テーマはいくらでもあることが解ったのです 。サービスを受けるのにわがままを言うことだって許される世界なんですよ!
見方が変わると今まで気づかなかったことも少しずつ見えてくるような気がします。
たとえば、企業のボランティア活動は環境(苗を植えるだの、資源の再利用etc)しか目についていなかったのですが、「一人暮らしのお年寄りに年賀状を送っています」なんて記事にふと気がつくようになったのです。
大金をかけた一大プロジェクトのような活動でなくても、全員で参加してできる立派な活動だと思いませんか?

ぜひ、他の方にも読んでいただきたく、また感想もきいてみたいと思います。


11.大西さんのお薦め図書201.04.09

福祉住環境コーディネーター検定2級 精選問題
医歯薬出版 編 
ISBN4−263−23266−6 C3347 
定価(本体1,500円+税)

大西健二さんの二冊目の自薦書です。
現場で働かれながら、どんどん書物を出される行動力には感服します。
最近福祉コーディネーターって言う資格が関心もたれていますよね。参考にしてください。


12.岡元めぐみさんの自書011011
以下のメールを頂きました。
私の子供は心臓病など多くの合併症を伴うダウン症児でした。彼は一度も病院の外に出ることなく七ヵ月で天使となりましたが、そのわずかな間に私が悟っただけでも「病院のずさんな管理」や「今時の医学の程度」「役所への不満」など、より多くの方々に知っていただきたい現状があります。また、彼が体を張ってまで私達に残してくれた大きな宿題をみなさんに伝えるため、この度本を出版する運びとなりました。

私の他にも7人のママさんの手記が載っていて、障害や難病のお子さんを抱える親御さんはもちろん、健常なお子さんを持たれる親御さんにもぜひ読んでいただきたい本なのです。愛すべき人がいるすべての人に、改めて命の尊さに気づいていただける一冊です。

『流れ星に祈りを込めて』 著者:おかもと めぐみ
 かもがわ出版から12月上旬発売!定価1400円

関心のある方是非手に取ってください。

13.倉持さんの推薦図書011121

同志社福祉の博士課程の倉持史朗さんから連絡いただきました。
ぜひ、みなさん読みましょう。

身内のことで恐縮ですが、倉持武(哲学・松本歯科大学講師)が脳死移植に関する本を出しました。国内で誰も読んであげないのはあまりにも可哀想なので、子の義務と思い、一読しましたが、素人の私でも新聞等ではよく分からない現在の脳死移植の問題点が理解できます。特にドナーカードを持っている方、持っておこうと思う方は読んでいただくと良いかと思いますし、「脳死」を人の死とすべきかどうか、脳死と自己決定という問題は大変重要な問題だと思います。
結果としてドナーカードを持つことを手控える結果になるか、はたまた逆の結果となるか、皆さんが感じること、いろいろ反論も出てくることとおもいますが、興味があれば1度読んでいただきたいと思います。なお、大阪府立大学の森岡正博先生のホームページにも紹介がのっていました。

『脳死移植のあしもと−哲学者の出番です』著者:倉持武
松本歯科大学出版会2001年定価2000円



14.「大学生」さんの推薦図書020617

以下のメールを頂きました。ご紹介します。

message= 私は某福祉大学の一年生です。私が推薦する本は、平山尚『人間行動と社会環境』(ミネルヴァ書房)です。確か2500円ぐらいだったと思います。読んでみてください。自分の視野が小さかったことに気付かされます。
name=大学生



15.『市民の日本語』021104

加藤哲夫著『市民の日本語』ひつじ書房(2002年9月)
加藤さんはせんだい・みやぎNPOセンター代表のかたです.

地域の問題、社会の問題を解決していくために必要な、コミュニケーションの技法を提案しておられます.
実は、献本いただきまして、今読み始めたところなのですが、やさしい語り口で、どんどん面白い提案がされています。「講演が作らないなら、途中で手を上げて詰まるようにしたら良いじゃないか」などなかなかユニークです.