中原　憬がお勧めするＣＤ


私の聴く音楽には三つの条件が求められます。それは「繊細で美しいメロディー」と「壮大なスケール」、そして「ドラマチックな構成」です。


"Secret Garden　　Songs From A Secret Garden"　　PHILIPS　発売

　深い美しい緑の森の写真がジャケットです。クリアで美しいボイスから始まり、流れるような美しさに心が洗われる想いがします。熱く深い情熱が旋律の美しさの間に隠されており、それが心の琴線に響きます。
　輸入盤なのでよく分かりませんが、おそらく「秘密の花園」という私が子供の頃に好きだった小説のドラマ（映画）の音楽ではないでしょうか？切なく甘く美しく、聴いていると心が澄み渡り、静かな安らぎの中へと導いてくれる作品です。

"DREAM LAND"　by ROBERT MILES　　DESCONTRUCTION　発売

　果てしない蒼穹に舞い上がるかのようなダイナミックな飛翔感がたまらないパワフルな作品です。全体的にテクノポップと似た印象がありますが、この作品が持っている大きな特長は、美しい旋律と流麗なシンフォニーを兼ね備えている点です。
　ＣＤに貼られていた手書きの宣伝文によると−−−−
「この深い音の進化を聴け！　ＵＫ、ヨーロッパ、ＵＳでのセンセーショナルな大ヒット「Children」に続き、今や世界一有名なＤＪとなった男ROBERT MILESが送る美しい旋律と流麗なシンフォニー。インターネット時代を爆進する音、それがテクノ・シンフォニックだ！！」
　この作品でどれだけ元気づけられたか分かりません。しなやかな美しさでもって気持ちの良い高揚感をもたらしてくれる、私にとって定番の一枚です。
　輸入版なので、手に入れにくいのかも知れませんが、もし見つけたら買うことをお勧めします。



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