■大森なんでも伝言板'99 #2401-#2500 投稿するHOMEに戻る

2500//ぐるぐるする音声再生装置 (1999/05/28 02:02:56)
MAIL::Kiyama
>冬樹様
昭和48年前後に「リコー・マイティーチャー」という機械がありました。
「シート」という、同心円状に磁気を記録した紙をセットして、再生ヘッドがレコードプレイヤーの針と同じようにグルグル周りながら音声を再生していきます。
シートの表に印刷された絵を見ながら、音を聞けるという教育用の機械でしたが、あまり普及しなかったようで、数年で消えました。音質はカセットテープと同程度、再生時間は5〜10分位だったように思います。

P.S.私が読んだ唯一SFらしい本といえば「テクニカラー・タイムマシン」です。モンキー・パンチさんの挿絵でした。

2499//三枝さんへ (1999/05/28 01:29:03)
MAIL::均一蝋hosoda
あのー、
やっぱり細田様が「パロディは違法行為ではない」と断言されたというのは、三枝さんの、記憶ちがいらしいですー。

「言壷」

三枝さんの文脈から表現すると!!!
このタイトルは見るからに不吉な純文学のかおりですが、それはさておき、筒井康隆先生の「この作品のせいでSFが完全にどうしようもなくなった」とかいうのは、純文学が完全にどうしようもなくなったのは、大江健三郎先生のこの作品のせいで、とおきかえ、梅原克文を「日蝕」の平野啓一郎におきかえると、なにかちがう気がするのですが、私のおきかえ方が、とてつもなくまちがっているのでしょうかー??

しかし、
ひところバブルで深刻なものが読まれなくなり、現在のSFの衰退??などとはくらべものにならないほど衰退していた(根拠なし)純文学は死ぬの滅びるのまで言われ、まだ元気で、そのころ絶頂の人気SF作家だった(自信なし)筒井康隆先生は文壇の助っ人として、しきりに文芸誌や新聞などに登場されていたのでした(事実誤認でなければ)。でもう「朝のガスパール」あたりは、SFというより文学のつもりで書いておられたのではないかと思います。人気作家を容易に認めない文壇でしたが、協力された筒井先生は、どこからも、不平等なほど、けなされなかったのでありました(なにか言い方が悪いのかもしれませんが)権威ある文壇(誤認??)に協力されたということは!!SFファンには、むしろ名誉なことではなかったのでしょうかー。てっきり、そんなふうに、かんちがいしていましたー。

あっつまらない一言!!SF衰退の理由について、

それはもう相当期間ブームだったから。宮崎連続幼女誘拐殺人事件でオタクが白いめで見られるようになってアニメSFファンに影響した。アニメSFは子供がみんな塾へ行ったり、ある程度の年齢になるとテレビを見ていないことがスポンサーにばれてしまった(まったく根拠なし)。SFがブームの話はべつに何もかもだったのに途中から小説がSFファンで現在はなにがSFになったのか非常にシロウトにはわかりくい。ゲームの出現。他といった複合低迷ではないかと思います。さらに少女ものでは「自分とかけはなれた夢の世界」「高次な方向」このうち高次な作品世界を誇っていた少女マンガは、バブルにより壊滅、「自分とかけ離れた夢の世界」も激減、「自分とかけ離れない世界」「自分のライフの参考になる恋愛ものなど」以外はほとんど火が消えていたに近かったりしましたが、不景気でまた「自分とかけはなれた夢の世界」といったものが、ぼちぼち復活したり??しているのではといった側面的なとらえ方もしていますがー、基準が萩尾望都先生とか、なので、すごく一面的ですー。氷室冴子は、どっちかというと「自分とかけ離れない世界」
の旗手として分類していましたがー、きちんと年代順の記憶もないし、氷室冴子よりも、まだ古い少女小説作家がいたとは、知りませんでしたー。失礼しましたー。


2498//回転系 (1999/05/28 00:18:31)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
>>まきさま
いまさらですが、針金ひっぱるやつって、どのぐらい長く再生できたんですか?
一メートルで30秒とか? 長いものには巻かれろというから、一曲分だとやっぱり巻いちゃうのかなあ。
紙に印刷したコードを読みとって音が出る機械(名前忘れた)だと回らなくても音楽が再生できそうですが、一曲分とかはむずかしいのだろうか。

>>いなばさま
宣伝・営業活動は全然OKです。今までそれで削除したのは、「これであなたも一攫千金」系のめちゃくちゃ長かったやつ一個だけだったような。

2497//「軋轢」にピンと来ない方 (1999/05/27 23:14:13)
MAIL::Δ
旧来のファンと俄ファンとの軋轢の話でピンと
こない方がかなり(二人?)いらっしゃるよう
に思えます。

ひょっとすると「軋轢」は接触面だけのことで、
内側の方にいた人には遠い世界のことだったの
かもしれません。

新雑誌については経営者の身になって考えると
創刊したくなった気持ちはわかるようなきもし
ます。79年までの映画ラッシュはたしかにす
ごいです。

しかし、ブームの主役であるそれらについても「S
Fでない」という見方がありました。三枝さんが
挙げた映画の内、身近にいたSFファンの眉間に
しわが入らなかったのは「エイリアン」ぐらいで
した。(前の発言で述べたように学校ならではの
強迫的なバイアスであった可能性はあると思いま
す)

映画については、舶来のものが多かったこともあっ
て、「オレ達の文化」と感じられにくい部分があり
ガンダムと比較するとファンの視線は「憧れ」寄り
だったように思います。

ヤマトについては、「さらヤマ」でヤマトファン
の方が引いていったような…

そんなこんなで、「ファンが前に出てくる」感じ
ではガンダムがもっとも強かったように感じまし
た。

2496//まわってまわってまわって…… (1999/05/27 23:00:48)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>まきさま

>余談ですが、古き良き時代は電気、電子系だとリニアな物の方が先に開発され効率
>的にするために回転系へと遷移していく傾向が強いのに対し、機械系では回転運動
>(の一部)をリニアに変換する機構がはじめの一歩である傾向が強いです。自然界
>から動力を取り出すのは簡単だから。(小物系だと逆になって、バネ系なものが一
>次動力になるものが多いです)

これって、さりげなく書いてらっしゃいますが、むちゃくちゃ面白いコメント
ですね。

極大や極微の世界は別として、どうもわれわれの等身大規模の自然界には純粋
な回転運動というやつが見当たらないような気がするんですよ。あ、流体なら不
安定だけどあるかな。生物が回転する組織を進化させなかったのが不思議でしよ
うがありません。栄養の供給が難しいということもありましょうが、『ハイウェ
イ惑星』に出てくるような共生して回転運動を利用するやつらがいてもいいよう
な気がするんですよ。たぶん、それを避けざるを得ないなんらかの興味深い理由
があるんでしょうね。慣性だろうか。

おっしゃる傾向があるとすると、レシプロ機関みたいなものは、機械系ではむ
しろ少数派なんでしょうか?


2495//ページ移転 (1999/05/27 19:05:15)
http://www.mita.keio.ac.jp/~dk995221/index.html MAIL::溝口@書物の帝国
溝口@書物の帝国です。

大森先生、6月1日より
http://www.mita.keio.ac.jp/~h9703313/にあった「書物の帝国」が
http://www.mita.keio.ac.jp/~dk995221/へと移転します。お手数なの
ですが、リンクの張り替えなどお願いいたします。

それでは。

2494//電気を大切にしよう (1999/05/27 18:57:58)
MAIL::♪きむらかずし
厳密に言うと鉱石ラジオとゲルマラジオは違います。

ちょっと検索すると、こんなページが出てきました。
http://www.cqpub.co.jp/cqham/CQHAMWWW/1999-2/kosaku.htm
http://www.fukutome.gr.jp/museum/xtalradio/xtalradio.html

鉱石ラジオで使われるのは微弱な信号でも再生できるクリスタル・
イヤフォンです。音楽鑑賞のための(ムービング・コイル式)
ヘッドフォンを鳴らすことはできないと思います。

また、MP3 プレーヤーはデジタル回路の固まりなので微弱で
不安定な電力では、動作できないでしょう(今の技術では)。

昼間だったら太陽電池の方が有望かもしれません (^^;

2493//つかぬ事を伺いますが大森さん (1999/05/27 18:07:55)
MAIL::いなば
あの、ここで営業(宣伝)活動してよろしいんでしょうか?
2492//「パロディは違法ではない」関連 (1999/05/27 15:58:18)
MAIL::三枝
》「パロディは違法ではない」関連は、梅原SFとまったく関係のないことなので、「こだまのあとだま」ででも。

べつにここは、梅原掲示板ではないのだが……。

「こだまのあとだま」での書き込みは、おそらく細田氏のごまかしが入るだろうと思いますので、オリジナルの論争に関しては、私が参加したものを参照して下さい。
「パロディは基本的に違法」という結論に達しています。

なぜ違法であることを明らかにしなくてはならないかと言うと、ピカチュウ同人逮捕事件のように「自分は犯罪を犯していないはず」「違法なことをしていない」「訴訟や逮捕をされるはずがない」と思いこんだまま犯罪を犯し、罪に問われるという事件が今後かなり予想されるからです。そうしていったん逮捕されると、あの件のように名前も住所もほぼ明らかになり、示談ですんでも何らかの経済的損失が予想されます。
特にここ1,2年、メディアミックスによる角川書店の業績の良さを他の出版社も意識するようになって、多くの出版社が自社の出版物中に生まれたキャラクターを自社財産として意識する傾向が強まってきています。キャラクター管理が厳しくなることが予想されているのです。
そんな中で、「パロディは違法ではない」と、出版社の社員が断言するというのは、あまりに不用意で無責任な行動でありましょう。

細田氏の旧掲示板のログにて。本人が都合の悪い部分を削除していなければ。

2491//敬称忘れちゃったよぉ (1999/05/27 11:43:15)
MAIL::三枝
2489で「Δさん」のハンドルに敬称をつけるのを忘れてしましました。ごめんなさい。
2490//? (1999/05/27 11:32:07)
MAIL::三枝
》オレは「(三枝さんは)たった一つのサンプル数で物を言っている」とは言っていない、ということは、ここをご覧の皆さんには、オレと三枝さんの共通認識だということが

そんな共通認識ないっす。
「自分が言ったことを、言っていないと言うんだよね、このおじさんわ」というような発言をした覚えがあるんだけれどぉ……。
どうしてそんな結論にたどり着くのか、貴代、馬鹿だから、わっかんなーい。

2489//SFブームのピークは1979年では? (1999/05/27 11:26:26)
MAIL::三枝
私は、SFブームは、1972年から1980年だと考えています。

1973年が、あの「日本沈没」の映画が公開された年ですね。
前年1972年にはNHK少年ドラマシリーズで、「続・タイムトラベラー」が放映されています。
1972年から1978年までの間には、「宇宙戦艦ヤマト」の放映と映画化(ヤマトのブレイクは映画化によるもの)、「マジンガーZ」「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」などの放映、「スター・ウォーズ」の第一作の公開などがありました。また、1968年制作の「猿の惑星」がTV放映されて人気を得て、小松左京原案の「猿の軍団」というTVドラマの放映も行われています。日本テレビが夏に24時間TVという企画をたて、そこで虫プロダクション制作の2時間(SF)アニメが放映され始めたのも、その当時です。
「サンリオ文庫」が創刊されたのもこの時期になります。

1979年には、SFの(社会的な)ブームが頂点を迎えます。
映画では「スタートレック」の劇場版第一作、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」、「エイリアン」が公開されました。それぞれ、スタートレックの再評価、スター・ウォーズブームの盛り上がり、エイリアン人形のヒットなどを生み出しています。
アニメの方では、「銀河鉄道999」のヒットで、ヤマトの時とは別の松本零二ブームといったようなものが起こります。
そして「ガンダム」の放映開始。
この、1979年がキイになると思うのです。
なぜなら、翌年の映画「復活の日」を最後に、社会現象としてのSFは下り坂を迎えるからです。

1979年、特に豊作であったSF映画が、にわかSFファンを作り出し、そういった流入組が「SFがわかっていない」と、旧来型SFファン(ハインラインやアジモフからこつこつ読んできたタイプですな)と衝突を起こした可能性があるのです。
ガンダムだけが原因ではないと思うのです。
Δがおっしゃったような軋轢が、ガンダムファン以外の部分でも、起こったのではないでしょうか?

2488//小林さんへ(いつも丁寧なお話ありがとうございます) (1999/05/27 10:28:26)
MAIL::三枝
》だから、三枝さんと僕の目的は同じ方向を向いていると思います。

そうですか。それは良かった。
どうやら、梅原さんも、お友達を通してか御自身かで、この掲示板での議論についての情報を多少は得ていらっしゃるようですね。
おそらくどうせやるだろう「サイフィクト構想」が、小林さんのご指摘によってより良いものになるだろうことを、私は願います。

》サイレント・マジョリティを考慮する必要はないでしょうか?

社会学に関しての素人が集まってサイレント・マジョリティというものを考慮する場合には、えてして、自己に都合が良い方角に解釈を動かす傾向があります。ですからいっそ、考えない方がバイアスがかからなくて良いと、私はわりきっています。
ここで呼びかけてみてはいかがでしょう? つまらない一言でも、御自分にSFについての深い造詣がないとお考えの方でも、できれば御自分がSFについてどう考えているのか教えていただきたい、と。
まあ、この掲示板が特殊でも、それは仕方がないですね。
SFに興味のない人たちの掲示板で、こういった議論はできませんから、どちらかというとSFに詳しい、SFが好きな人の意見が多く集まってしまうことは割り切りましょう。
けれども大森さんのホームページには、ミステリやホラーなどがお好きな方もいっぱいお見えのようですので、SF専門の場よりはマシだと思います。

》単に時代小説と言った場合、タイムスリップものは含まないのが普通です。

その場合、太宰の「人間失格」がSFと名乗っても通用しないとか、谷崎の「春琴抄」がSFと名乗っても通用しないとおっしゃるのと同じでして、「名前が確立しているジャンルがある作品は、SFと名乗っても通用しない」という小林さんのご意見の立証にはつながりません。
冷静に検討し直して下さい。

》僕の認識では少しニュアンスが違います。当時はヒロイックファンタジーはSF であるという認識が読者にあった。

当時ではなく、今も「グィン」のみがSFの人気投票に登場する理由はなんでしょうか?

》同じ手は何度も使えないということですか。『朝のガスパール』はよほどの工夫がない限り、1回限りのねたですね。で、そういうねたを使うとジャンルが衰退するとお考えですか?

今まで誰もつかわなかったネタは、誰も思いつかなかったからやらなかったのではなく(人間の考えなど大差ないと、新規性を競う研究者を何年かやれば誰でも気付くものです)、つまらないからやらなかったことなのです。
新奇性だけを重視すると、結局「つまらないけれど、目新しい」という方角に行くしかなくなります。
つまらなくなると、読者に見捨てられます。

》「この小説はつまらない」と思うことはありますが、それはあくまで僕個人の趣味趣向が反映されているわけです。僕がおもしろくないと感じても、他の人はそうとは限らない。というわけで、

困ったことに、私は「この本は評判が良くなるだろう」「この本は売れるだろう」「この作家は伸びるだろう」と、たいていの場合あててしまうのです。要は、趣味が通俗的なのだろうと思います。
で、「朝のガスパール」に関しては、大部分の人がつまらないと思うだろうと思いましたね。
もちろんそれを文学部の論文的に、物語構造からの逸脱とか、人物像の薄さとかで説明することは可能なのですが。

》SF の場合、表紙だけではなく、口絵や挿絵の支援もあった方がいいと感じているのですが、いかが思われます?

そうですね。そういったタイプの本もあるでしょう。
「ダーティペアの冒険」には、絶対安彦さんの挿し絵がはずせない、なくても面白いけど、あった方がより良いと思いますね。しかし、「神狩り」とか、「戦闘妖精雪風」「ヴィーナス・シティ」「日本沈没」のような作品には、むしろない方が想像力が広がって嬉しいような気もしますし……。

》いや。だからこそ、現在売れている「日常もの」がなぜ SF とみなされなかったのか興味があるのです。それらベストセラーと梅原さんの著作の間の違いは何かと。

「センス・オブ・ワンダー」だと、SFファンなら説明するでしょうね。

》ブームになったから、面白い作家に気付いたということはありませんか?

いや、氷室冴子はぬきんでていましたよ。今までの作家と一線を画していました。
また、あの少女小説ブームは、少女小説に全く新しい流れを持ち込んだのです。それまでは、少女小説には「恋愛」と「家庭」いうテーマが、中心にどんと居座っていました。それに対して、「たとえ恋愛なんかしなくても、少女であることはすてきなことなんだ。わくわくすることなんだ。たのしいことなんだ。女の子だって、家庭から出て行きたい。働きたい。冒険したい。もちろん、おまけにすてきな男の子との恋があったって良いけれどね」という、考えが誕生したのです。
まあ、あんまり恋愛を軽視しすぎたので、その揺り戻しで、ある種古風で極端な「恋愛至上主義」に突っ走ったのが、今のやおいなんですけど ^^;;)。

》【漫画と小説とは時間を奪い合うので、漫画を読む人ほど小説を読まない】
》読書に費やす時間が限られているとすれば、両者の売れ行きに負の相関関係があると考えても不思議ではありません。

この二つの文章のどこがどう違うのか、説明していただきたいのですが。

》そのことについて、僕は反論してましたっけ?

いいえ、しかし反論する人がいるので、そういう説明の仕方ではこのボードでは説得力のない意見と考えられる可能性もあることを示唆しました。

》》小林さんは、【本を読む成人男性はほとんどいない】かのような、極端な仰り方をなさいました。
》そう言ったつもりはなかったのですが、どの部分を誤解されたのでしょう?

ヤングアダルトの読者は、成人後どこに行くのか?と、訊ねた時です。私が「ミステリや時代小説に流れるのでは」と言ったのに対して、「本を読まなくなる」との、お答えでした。
私は、しかし「漫画の少年向けと青年向けの比くらいは、本を読む人が残るはずでは?」とおたずねしましたね。すると、「男は漫画は読むが、本は読まない」とおっしゃいました。

》まさにそういう意味で言ったのでしょう。互いにほぼ同じ認識だったので安心しました。

では、ヤングアダルトを読んでいた男の子達の中にも、成人した後も本を読む人たちがいるのです。
彼らはなぜ、大人向けのSFを要求しないのでしょう? なぜSFを捨てて、ミステリや時代小説に向かうのでしょうか?

》話が変わってしまっていますね。僕の主張は SF ブームの頃の「宇宙(未来)もの」の読者が本を読まない年代になったのではないかということです。

成人男性も、本を読むのです。小説の読者は女性が多いということは、小説の読者は女性だけという意味ではありません。

》自身就職結婚育児が始まってからは以前の5分の1程度しか本が読めなくなりました。

つまりヤングアダルトの5分の1程度、大人向けの「宇宙(未来)もの」があっても良いはずではないかという話をしているんのです。

》新たに「宇宙(未来)もの」の読者となるべき層はヤングアダルトに
吸収されて「SF ファン」として見えなくなったのではないかということです。

SFブームが衰退し始めた85年頃高校生だった人たちは、「D」や「ダーティペア」「キマイラシリーズ」を熱狂的に歓迎した層でもあります。彼らはもう30歳前後。今、何を読んでいるのでしょうか?
「スレイヤーズ」の初期読者だって、成人はしていると思うのです。

》多数の SF 雑誌が創刊されたことからみて、SF ブームを促進した可能性があると考えています。

そうでしょうか? 過当競争で、つぶしあったのでは?

》その作業をしているつもりですが、まず「SF 衰退の原因は『超メタ言語SF』である」という部分が納得いかなかったので。

その前提部分は終わったのだと思っていました。
大森さんのナビで、方法論部分に、一月以上前に入っていたので。
うーみゅー。じゃ、もう一回、前提部分からやりますかね。なんか、ループしているような気がするのですが。
私はそれを大森さんにやめて欲しいと言われたのですが。どうしましょう?

》いずれにしても、これは大森さんの個人的な好みの話では?

問題は、「好みの問題」と「客観的な判断」とが、但し書きつきでなく語られたことにあるのですね。
なるほど、納得しました。
海法さんのご意見も、趣味の問題と考えた方が、問題がないようです。

》真偽を決定するのに役立たないと考えたから、言及はなかったのです。

私にはそうは思えなかったのですが。少なくとも、「読書時間を奪い合って負の相関が起こる」という考えは否定されますね。読書時間は固定化したものではなく、生活時間から、任意に切り出せるものですから。

》了解しました。そんな方がおられるのですね。

ええ、私も初めて目をしたとき、何かの冗談かと一瞬疑いました。
話をややこしくするのはやめましょう。

》例えば、生化学の専門書をよく読む人はヘヤヌード写真集をよく見るのですか?

仕事に能力のある人ほどスケベだったりしますけどね。(←本当のことだが、まあ、冗談。)
漫画と小説とは、どちらもフィクションで物語をつづるという形が多く、作家の素養的にも似ているのです。両方書く作家、また、漫画から小説に転向した作家はとても多く、ユーザー層も重なっています。

》近くのスーパーでは両方売っています。

そのスーパーでは、靴も下着も洗剤も売っているのでは?
本屋でも岩波の本を扱っていないところはたくさんありますが、それで岩波の本が他の本と違う商品とは言えません。
私は本質的な類似性を話しているのです。言葉を遊ぶのはやめましょう。話がくどくなります。

》データは存在します。ただ、そのポインタを示せないのです。
》具体的には新聞で読んだのですが、何年何月何日のなに新聞かがわからないのです。

うーん。それって、細田氏的にいうと、そういったデータは存在しないことにされてしまいますよ。しかし私は細田氏ではないので、じゃあ、データが出てくることを期待して待ちます。

》1つの例を一般化されていますが、

いいえ、一般化しているのではなく、そういった例もあるのですがどうお考えですか?と訊ねているのです。
たのみますから、細田氏のようないいかげんな思いこみ断言はしないで下さい。話し合いになりません。

》》私は、最初から、「多くの男性は就職したら本を読まなくなる」という話は本当だろうと思っていました。
》ということですので。

はい、そうです。
しかし、成人に好まれるソフトを提供すると、成人して読書から離れる現象をわずかながらでもくい止めることができるのではないのかと、私は思うのです。
だって、前回のSFブームを作り出した「日本沈没」は、おじさんの間から流行が始まったような話なんですよ。そして、おじさん達が競って買った。
ソフトさえあれば、もう少しオジサンもねらえるのではないでしょうかね。ビジネス書があんなに売れているのですから。

》ただ、もう少しで三枝さんが本当に理解力がないと信じてしまうところでした。

まあ、「理解力がない」とか「矛盾だらけ」とか、そういったことを言い立てるために掲示板まで用意した人たちがいますからね。
まあ、彼らはそうすることによって、こちらに否定された意見を正しい物と思いこんで、自我を保っているのですから、あれはあれで見なかったふりをして許してやれば良いのではないかと考えています。
少なくとも、SFの話とは関係ありませんから。

2487//オレが「デマ作り出している」というデマ関連発言 (1999/05/27 09:41:04)
http://atodama.virtualave.net/atodama.html MAIL::細田

で、結局、オレは「(三枝さんは)たった一つのサンプル数で物を言っている」とは言っていない、ということは、ここをご覧の皆さんには、オレと三枝さんの共通認識だということが分かったと思います。だいぶノイズの多い回答(2481)で、ちょっと困ったもんですが。

「パロディは違法ではない」関連は、梅原SFとまったく関係のないことなので、「こだまのあとだま」ででも。

http://atodama.virtualave.net/atodama.html

2486//ゲルマニウムラジオ (1999/05/27 08:52:02)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
>そりゃ、鉱石ラジオ(ゲルマニウムラジオ)ですがな……というつっこみ
はさておき、

あー、あれが「ゲルマニウム・ラジオ」と呼ぶ物だったのかー。(「鉱石ラジオ」と書くと、なんだか長野まゆみの世界)
その昔、学研の科学の付録(もとい「教材」)についてきたり、はたまた、中1時代だの、中1コースだのの年間予約特典としてついてきたりして、深夜こっそりAMラジオを聴くのに使った記憶が甦る......
という昔話はいいとして、はい、えーと元の発言意図は「ゲルマニウム・ラジオは、ラジオ局がアンテナから出してる電波の電力でイヤフォンを駆動することができるわけだから、MP3プレイヤもラジオ波を受信してそっから電力だけとりだして自分内部のメモリの曲を再生すれば、ラジオ曲が放送している限り電源は不要かもなぁ」というようなことを考えたのでした。はい。
(電気の知識が無いので、ラジオ波から内容無視して電力だけ取り出せるのかどうかはわかんないんですが。まぁ、超効率モーター(永久機関)を発明してしまった民間発明家の装置を解析してみると、発生した余剰電力は、実はラジオ波の電力だった、とかいう話を読んだことがあるので、取り出すことはできるんでしょうけれども)
HDを積むってのは、技術的にというか思想的に退化してる気がして、ちょっとイヤかも......

2485//それでは (1999/05/27 08:10:02)
MAIL::小林泰三
>>SF ブームの時期を規定するのに、SF 雑誌の刊行数が使えるのではないかと考えました。たいていの出版社は利潤を追求しているので、需要があれば、雑誌を刊行し、需要がなくなれば雑誌を廃刊するはずです。
>
>それはすごく良い案だと思います、小林さん。

ありがとうございます。

>とまれ、ご苦労さまでした。

いえいえ。(^^;)

>この結果は、Δさんの仰る、アニメファンが「あんなものSFじゃない」と言われることによって(私には「ヤマト」も「ガンダム」も「SFではない」と言われていた記憶があります)、SFファンやSF自体への反感や、恐怖感、苦手感、または「私にはわからない」とか「私とは関係ない」といった考えを持ってしまうことによって、若い人が余り小説のSFへは行かないようになり、ブームの終焉へと繋がったという推測が正しい可能性を示唆するものだと思います。

この仮説もすぐには全面肯定できませんが (『ヤマト』、『ガンダム』のブ
ームは SF ブームの末期ではなく、初期にあった)、梅原仮説に対抗でき
る仮説になりそうですね。

>で、「朝のガスパール」はSFにとどめを刺して、立ち直ることもできなくさせただけだったようですね。

そろそろ、そう思われる根拠を示していただけませんか? 客観的なデータ
でなくても、構いません。

>「言壷」に関しては、そもそも完全に衰退期、低迷期の作品であり、その受賞に梅原さんが強い疑問を抱いたのも、SFは、「売ろう、立ち直ろう」という気がないのか?と思ったからだと思いますが。

衰退期、低迷期の作品の作品だったのは、「言壷」のせいではないですね。

>しかし「言壷」というのは、SFが延々下り坂を辿っていった原因、傾向の集大成、仕上げと言えるものだと思いますね、私は。

凄い作品ですね。

2484//やっと、第1歩? (1999/05/27 08:08:35)
MAIL::小林泰三
>>検討することが目的でしたか。
>私は、復興策を作ったり、それを改善することには御協力したいんですが、考えて遊ぶだけの方にはそれなりに手を抜いて対処したいと思います。生産性がありませんので。

検討の対象には三枝さんや僕やこの掲示板に書きこまれている他の方々の復
興策案を含みます。だから、三枝さんと僕の目的は同じ方向を向いていると
思います。

>>また、この掲示板上で反論があった、もしくは、なかったという事実から、SF ファン全体の傾向を決定するのは無理があるのではないでしょうか?
>
>それを言い始めたら、ボード上の議論も意味がないことになるでしょう。このボードの集まっている人が特殊である可能性は誰も否定できません。

僕が主張しているのはこの掲示板に発言する人々が SF ファンのサンプル
として適当かどうか、わからないということ。そして、発言がないというこ
とを何かの根拠にするのはかなり疑問だということです。サイレント・マジ
ョリティを考慮する必要はないでしょうか?

そのことと、掲示板上の議論の妥当性とは別の話です。

>>だから、執筆時期によるものだと思いますよ。SF ブームの初期の頃は SF とファンタジーが分離しきっていなかったのです。
>
>分離が、SF低迷の原因になった可能性がありますね。

はい。その可能性もあると思います。

>>時代小説が SF を名乗っても通用しなかったでしょう。
>
>「戦国自衛隊」はSFだったと思います。
>それを更に押し進めて、タイムスリップで戦国時代に行って大活躍とかいう「火星のプリンセス、日本戦国時代バージョン」的なものは、けっこういけそうな気がするんですが。
>蒲生邸事件もSFですからねえ。

冗談で書かれているのかもしれませんが、念のため真面目に答えさせていた
だきます。単に時代小説と言った場合、タイムスリップものは含まないのが
普通です。

>>すみません。どの部分のご発言でしょう?
>
>「SFMに書かれてあるから、SFという文字があって、グィンはSFだと思われる」といった主旨の発言をしたはずですが。

僕の認識では少しニュアンスが違います。当時はヒロイックファンタジーは
SF であるという認識が読者にあった。だから、『グインサーガ』が S-F
マガジンに載ることがありえた。
ただ、今でも S-F マガジンはホラーやファンタジーを守備範囲にしてい
るような気もします。

>>あとが続かないとはどういう意味で?
>
>実験的に新奇であるだけでは結局つまらないのだと、最初の一回でばれるので。

同じ手は何度も使えないということですか。『朝のガスパール』はよほどの
工夫がない限り、1回限りのねたですね。で、そういうねたを使うとジャン
ルが衰退するとお考えですか?

>>すみません。僕が聞きたかったのは、なぜ新聞連載を読んだ人が「あんなにつまらないのに、ベストセラーになるのか(当時もう、筒井氏の本は、出せば必ずベストセラーになっていたはず)。SFというジャンルは私にはわからない」と感じたと思ったかということでした。もう一度ご回答願います。
>
>なぜ、「朝のガスパール」をつまらないと思ったのか?と、問いたいのですね。

いいえ。三枝さんが『朝のガスパール』をつまらないと思った理由ではなく、
三枝さんが「新聞連載を読んだ人は『朝のガスパール』をつまらないと思っ
た」と推測した根拠をお聞きしたいのです。

>じゃあ、小林さん、ご自分がつまらないと思う小説を一つ挙げて、そのつまらない理由を説明して下さい。その程度の詳しさで、説明させてもらいます。なかなら、つまらなさの理由を書いて説明するのは難しいので、ここはプロの小説家の表現を参考にさせてもらいましょう。ぜひ。

「この小説はつまらない」と思うことはありますが、それはあくまで僕個人
の趣味趣向が反映されているわけです。僕がおもしろくないと感じても、他
の人はそうとは限らない。というわけで、今回の議論にはあまり関係ないの
で、つまらない小説の解説はやめておきましょう。(^^)

>>これは建設的な意見ですね。新しいレーベルよりも効果がありそうな戦略です。

>すぐ始められそうですしね。
>そこで一番重要なのは、「どの本の表紙もアニメ絵にしてしまわないこと」だと思います。アニメ世代が読んで面白いと思いそうなものだけをそうして、「そういった表紙の本は面白い」という顧客の信頼感を築きあげる必要があります。

SF の場合、表紙だけではなく、口絵や挿絵の支援もあった方がいいと感
じているのですが、いかが思われます?

>そうですか。なんでなのかなあ。でも、誰が考えてもSFでしょ? 私はめんどうくさくなると全部SFにしちゃうのだけれど(笑)、ストライクゾーンの小さい人でもSFだと思っているでしょ。
>だから、それを今更小林さんが疑問に感じても意味はないと思いますが。

いや。だからこそ、現在売れている「日常もの」がなぜ SF とみなされ
なかったのか興味があるのです。それらベストセラーと梅原さんの著作の間
の違いは何かと。

>>今でも「SF大賞受賞」の帯がかかっているとおっしゃるみなさんもおられるのですが。
>
>それは、どのみなさん?

知り合いの評論家・作家です。

>今は、「直木賞受賞作家」の帯がかかっていたと思いますが。本の回転の悪い本屋さんですね、それは。

そうかもしれませんね。(^^;)

>>>「漫画と同じくらい面白い小説の作家がいなかったので小説を読まない」ということだった。
>>なぜそう思われるのでしょう?
>
>面白い作家が出た途端、売れ出したからです。

ブームになったから、面白い作家に気付いたということはありませんか?

>>で、それに対する三枝さんの反論は
>>(2) 年配の男性も漫画を読んでいる。
>>であり、
>
>小林さんの間違いですね。
>私の反論は「【成人男性】も【たくさん】漫画を読んでいる」です。ビックコミックスピリッツなどはたいした部数じゃないかとか、述べた記憶がありますが(笑)。

了解しました。おじさんという表現を使われたため、混乱したようです。
ただし、僕の議論の大筋には変化ありません。

>小林さんの主張は、【漫画と小説とは時間を奪い合うので、漫画を読む人ほど小説を読まない】というものだったのでは?

いいえ。
#2281 で、
>読書に費やす時間が限られているとすれば、両者の売れ行きに負の相関関係
>があると考えても不思議ではありません。
とは言いましたが。

>>複数の出版社の複数の出版社の編集者が同じことを言っています。
>
>複数の人が、自分の周り全体を見回して、「歴史小説や時代小説の読者は年輩の人が多いのではないか」と同じことを言っています。

そのことについて、僕は反論してましたっけ?

>>僕は編集者は出版に対してものを言う時ある程度根拠のあることを言っていると推定しているのです。
>
>特に、時代小説家のお友達も多く、自身も時代小説を書きたいと準備してらっしゃるすがやさんのような小説家の人もそう仰るので、ある程度普遍的な話であろうと、私は推定しました。

すがやさんのご発言には意義はございません。

>小説の読者は女性が多いという、その編集者さん達の考えは正しいだろうと、私も思います。ただ問題は、どの程度多いのか、です。

ああ。よかった。これで、話が進みます。

>小林さんは、【本を読む成人男性はほとんどいない】かのような、極端な仰り方をなさいました。

そう言ったつもりはなかったのですが、どの部分を誤解されたのでしょう?

>しかし、その編集者達は、【男性より女性の方が多い】というような意味程度で、「女性が多い」と言ったのではありませんか?

まさにそういう意味で言ったのでしょう。互いにほぼ同じ認識だったので安
心しました。

>>「オジサンも本を読む」ことは僕も知っています。
>>「身長が180cm以上の女性がいる」ことも知っています。
>
>再度言います。そういうくどーい物言いは止めて下さい。大変、感じが悪いです。

三枝さんが冗談でわざと意味を取り違えたかと思い、こういう表現をとりま
した。今後はやめておきましょう。

>>2332 ですか? これと読書傾向がヤングアダルト → ミステリ → 時代小説と変化することと何か関連があるのですか?

>では小林さんの「うちの読者は女性が多い」と編集者に言われたことも、「ヤングアダルトの読者は成人すると本を読まなくなるのではないか」ということの論証とは、何の関連もないでしょうね。
>いったい延々、何の話をしているつもりなんですか? あなたは。

話が変わってしまっていますね。僕の主張は SF ブームの頃の「宇宙(未
来)もの」の読者が本を読まない年代になったのではないかということです。
僕自身就職結婚育児が始まってからは以前の5分の1程度しか本が読めなくな
りました。
そして、新たに「宇宙(未来)もの」の読者となるべき層はヤングアダルトに
吸収されて「SF ファン」として見えなくなったのではないかということ
です。

#どうやら、議論が噛み合わない原因は初期の段階で誤解を訂正できないこ
#とにあるようです。
#これは一つの収穫です。
#今後の課題はいかにして、誤解を防ぐかですね。

>どうも「ガンダム」とか「ヤマト」は、SFブームとは関係なかったようですね。むしろSFから一般人を遠ざける原因になったのでは?

そういう説もあるようですが、根拠に乏しいような気がします。むしろこれ
らのアニメの放映数年後に多数の SF 雑誌が創刊されたことからみて、
SF ブームを促進した可能性があると考えています。

>>その根拠となっている梅原仮説には欠陥があるように見えるのです。その部分を明確にしようとしています。
>
>小林さんの御発言のねらいがわかりにくい理由は、梅原提案の欠点だけを明らかにしようとお考えだからだと思います。
>案を検討するときは、大森さんのように、「ここはあっている」「ここは間違っている」と、区分けして端から片づけていくと、議論がループしませんし、効率よく進むと思います。

その作業をしているつもりですが、まず「SF 衰退の原因は『超メタ言語
SF』である」という部分が納得いかなかったので。

>文章構成上は、どう考えても「DはSFではない」と大森さんはおっしゃっているとしか読めないんですがね。んーと、こっちに関しては、構成は考えずに文字だけを見て判断して、一方、「グィン」に関しての海法さんの発言の方は、構成を考慮するべきなのでしょうか?

いずれにしても、これは大森さんの個人的な好みの話では? それを SF
ファン全体に一般化するのは無理があるでしょう。

>>そのURLは見ましたが、僕の主張の検証には使えないと思ったので言及しませんでした。
>
>やはりここで、小林さんの議論の態度には疑問を感じさるを得ないのです。
>「自分の論旨を補佐する意見以外」は、言及しない、考慮しないのでは、けっして真実には行き着けないのではありませんか?

またもや、冗談なのか真面目なのか判断がつかないので、くどく書きます。
検証とはこの場合、「真偽を調べて証拠立てること」です。「仮説の検証」
というのと同じ使い方です。
自分の主張に都合が悪かったから、言及しなかったのではなく、真偽を決定
するのに役立たないと考えたから、言及はなかったのです。

>>三枝「そんなことはないわ。あたし、おじいさんが野菜を食べているのを見たもの」
>
>えーと。肉と野菜は似ても似つかないものなので、私はこういう発言をするはずがありません。
>よその掲示板でもあったのですが、このような書き方をされると、それを読んだおばかさんが、時々、「野菜を食べているから肉を食べているとは限りません。三枝さんはおかしいと思います」といったふうな書貴混みをしたりします。
>紛らわしい、私の発言が変なものであるという誤解を生みかねない記述は、やめてもらえないでしょうか。アホが何か言うと、面倒なので。

了解しました。そんな方がおられるのですね。

>私は「小説」と「漫画」が極めてスタイルが似ていて、同じ場所で売られ(「八百屋と肉屋」ではなく、どちらも「本屋」です)、一方を良く読む人は、他方も良く読むものだと知っていましたから、例に挙げたのですが。

三枝さんは「スタイルが似ていて、同じ場所で売られていること」を重要視
されているように見うけられますが、なぜでしょう? とても興味が涌きます。
例えば、生化学の専門書をよく読む人はヘヤヌード写真集をよく見るのですか?
#どっちがどっちというわけではありませんが。

>肉と野菜の食べ方とは、わけが違いますね。

両方とも口から摂取しますね。近くのスーパーでは両方売っています。
漫画しか売っていない店や、漫画を売っていない本屋もあります。
これらは特異な例ではありません。

>>僕が欲しいデータは年代別・性別の1ヶ月に読む小説と漫画の冊数のデータなのですが、なかかな見つかりません。

>そういったデータが存在しないのに、なぜ小林さんは「男性は漫画を比較的良く読み、女性は小説を読む」という結論に達したのでしょうか?

データは存在します。ただ、そのポインタを示せないのです。
具体的には新聞で読んだのですが、何年何月何日のなに新聞かがわからない
のです。

>>「オジサンも本を読む」ことは僕も知っています。
>
>オジサンの方が(若い女の子である自分よりも)たくさん本を読んでいるようだと仰る方もいらっしゃったようですが。

1つの例を一般化されていますが、これも冗談ですね。
とにかく、

>私は、最初から、「多くの男性は就職したら本を読まなくなる」という話は本当だろうと思っていました。

ということですので。

>小林さんのご意見を信じた上で、しかし、自分がされたのと全く同じ質問を、そのまま小林さんに投げかけてみたのです。
>あなたなら、こんな馬鹿な質問に腹はたちませんか?と。
>腹は立ったようですね。肉と野菜といったような、かなり馬鹿げた寸劇の脚本まで書かれたようですから。

いえ。腹はたちませんでした。ただ、もう少しで三枝さんが本当に理解力が
ないと信じてしまうところでした。

2483//あ、忘れていた(でも、重要なこと) (1999/05/27 07:45:22)
MAIL::三枝
細田氏は、自分が言ったことさえ「言っていません。ログを示して下さい」と言い続けたことがあります。
「パロディは違法ではない」という発言ですね。
ここでのパロディは、旧来の意味ではなく、今同人誌で大量に作られている、原作のキャラクター、設定を利用した作品のことです。
もちろん違法ですね。それらは原作からの二次創作物で、作成する権利は原作の著作権所有者側にあります。

2482//今のSFの王様はだれ? (1999/05/27 07:25:17)
MAIL::三枝
たかはしさん。
筒井、小松両巨頭がSFから少し身を引いているとしたら、今、SFの中心に座っている人は誰なのでしょう? 一般的なSFファンが考える代表的なSF作家がどなたかわかれば、今のSFのだいたいのイメージもわかると思うのです。
人気、実力、後輩からの尊敬、そういった意味で、今一番目標とされているSF作家は?
一人は、やはり神林さんなのでしょうが。

2481//自分でお願いすることすらできない人だよ (1999/05/27 07:24:22)
MAIL::三枝
……まったく。なさけない。
「矛盾だらけ」ということにしてしまって、こちらの発言を意味がないと表現しようとしたのが稲葉さんなら、「たった一つのことを一般化している」「言ってもいないことを言ったと言う」というデマは、細田氏の得意わざか。
今回も、「言ってもいないことを言ったと言う」が出ましたな。
そのものずばりを口に出していなければ、言っていなかったとできると考えている代表的な人格ですね。
「目が不自由な人はじゃまになるので、ここに入れるな」といった言葉を、「めくらはじゃまなので、入れるな」と言いましたねと問われれば、「めくらとは言っていない」と絡むタイプ。
発言の問題は「目が不自由な人をじゃまだと排除したこと」にあるのに、「めくらとは言っていないから、言っていない」。
そういう言い方で自分を正当化して、自分の正しさが証明されたと思っているのなら、幸せだな。
でも、自分の旧掲示板を見れば、自分が何を言って来たのかわかりそうなものなのに。

2480//はじめて投稿。 (1999/05/27 06:09:56)
MAIL::オメガ
皆さんこんにちわ、この掲示板は一週間ほど前よりROMさせています。
ふと思いついて小説を20年ぶりに2月ころから書いています、当初はファンタジー大賞
を目標に書いていましたが間に合わず、ホラー大賞に転向しようとしましたが
あまり怖い話じゃないので悩んでいましたら、SF新人賞があるのを知りました。
今回は第1回という事なのですが、今後求められるSF小説の傾向と対策(売れるSF)
がございましたらどなたかご教授くださいませ。例えば性的描写は新人賞では避けた方が
良いのでしょうか? この掲示板を見ている応募される予定の方々の
ご意見も伺いたいのですが。よろしく。

2479//信じられない (1999/05/27 05:54:02)
MAIL::H,Odagiri
なぜ「あの」展開でマンチェスターが勝てるんですか?
すげえもん見ちゃったなあ……

2478//すげぇ (1999/05/27 05:42:36)
MAIL::古沢(よ)
いやあ、すごい試合でしたね>チャンピオンズ・リーグ決勝
「これがサッカーだ」というやつですね、まさに。
興奮してます。眼福、眼福。

2477//ご報告 (1999/05/27 00:45:59)
MAIL::瀬名秀明
本日、梅原克文さんよりお手紙をいただきました。
その中で、以前にここで私が発言した内容についてご意見をいただきました。
まとまった時間が取れるようになったらすぐに、梅原さんにはお返事を差し上げたいと思っております。このところ時間の余裕がないので、お返事が少し遅れるかもしれませんが、できる限り誠実に対応してゆく所存です。

ただ、誠に勝手ながら、今後この件について、あるいはサイフィクト(サイファイ)構想について、私の意見をウェブ上に書き込むことはいたしません。梅原さんに直接お伝えしようと思います。どうぞご容赦下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2476//わかってるならいわなくても。 (1999/05/27 00:43:26)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
re:#2471 細田さん。
訴えの利益がないと思われるので却下します。
というか、「お願い」しただけで目的は果たされてますね。

http://atodama.virtualave.net/atodama.htmlではなく、
ここに書いたのは、すがやさんがどの程度の好奇心の持ち主か
判断がつかなかったからですか?

まあ、わかりきってることを言っちゃう気持ちもわかりますが。

2475//“ぐるぐるまわる”ぶぶん (1999/05/27 00:33:16)
MAIL::まき
そっかー。可動部分全般を指すのですか。それは失礼。

機構学的には、回転と並進の各運動はたしかに同じ次元のものなのですが実装される時には別要素として捉えるべきものという思考になっているものですからすっかりリニアに動くものを指してると思ってしまいました。

ソリッドな媒体に音楽を記録するといえば、古き良き時代には、自動ピアノがありましたね。知られているものの多くはスプールがついているのでぐるぐる回る感じがしますが、初期の頃は純粋にリニアな動きで作られた物があったような記憶が。

余談ですが、古き良き時代は電気、電子系だとリニアな物の方が先に開発され効率的にするために回転系へと遷移していく傾向が強いのに対し、機械系では回転運動(の一部)をリニアに変換する機構がはじめの一歩である傾向が強いです。自然界から動力を取り出すのは簡単だから。(小物系だと逆になって、バネ系なものが一次動力になるものが多いです)

2474//ありがとうございます (1999/05/27 00:26:45)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>山崎さま

>ミステリィ作家でN大工学部助教授の森博嗣先生ですね。1円撃退法の載っている
>ページのURLは
>http://www.degas.nuac.nagoya-u.ac.jp/people/mori/myst/repo/myst-r9951.html
>5/5の日記です。

ああ、その森先生でしたか。手前の日記からリンクを張ったりしているくせに、
ふっしぎだなあ、なぜわからなかったんだろう(笑)。最近ご無沙汰してますので、
さっそく行ってみます。

ともかく、ご親切にありがとうございました。


2473//すがやさんへ (1999/05/27 00:24:54)
MAIL::たかはし
#お返事ありがとうございました。遅くなってすみません。

>「SFの時代」

は双葉文庫のものを持っていたので、読み返してみました。

ですが……確かにこの本は、歴史的にも資料的にも価値のある本だろうとは思うのですが、私の求めているものとはちょっと違うように思います。どうしても「古さ」を感じてしまって。

やっぱりこの本が書かれた当時と今とではSF(とその周辺)の状況があまりに違いすぎるように思います。石川さんの喩えを使うなら、小松ブルドーザーは「虚無回廊」という巨大建築の土台だけを作って今はSF創作はお休み状態ですし、筒井スポーツカーはSFの周辺へと走り去ってしまったような感じですし。まあ時代が変われば人が変わるのは当然ですが、SFランドへの正規の受付窓口は閉鎖されて久しいですし、周りにはSFランドとは若干距離を置いた形でヤングアダルト・ライトノベルランドに続きホラーランドなども活況を呈していたりしますし(といっても以前ならSFランドにあったような建物がたくさん建ち並んでいたりするわけですが)。その上、外に出かけるのも億劫がって、家でゲームしてた方がいいや、という人もどんどん増えてきてる、と。いやはや。

解説で森下さんが書いておられるように、70年代くらいまでのSFの見取り図としては最良の物の一つだと思います。けれど、90年代、そして続く2000年代のSFの見取り図は、これを元にして補正していくよりも、また一から書き起こした方がいいようにも思えるのでした。

#こんなことを言ってると、だったら自分でやれと言われそうすね…
#…。ううう。

2472//伝説(ただし妄想) (1999/05/26 23:41:42)
MAIL::Δ
>>ガンダムはSFじゃないと言ったのは高千穂遙さんなど、あくまで少数
派であり、大部分は「宇宙の戦士」などと比較したもんです。

これを文字どおりの意味(ガンダムはSFファンの間でSFとされていた
り、されていなかったりした)ととっても、Δの歴史認識とそれほど食い
違わない説明を思いつきました。

ガンダム以前には、先輩後輩関係の中でSFが継承される構造があったとし
ます。雲の上クラスの先輩が同代やOBとSFについて語らっている横で話
に付いていけず悔しい気持ちを顔に表さないようにしている後輩。その後、
後輩は曖昧な作家名を探しに本屋へと(思う壷)。

しかし、そのような幸せな時代も奴が現れるまで。よやっと3年になって
後輩から羨望の眼差しを注がれる身分になったと思いきや…若い連中は奴
に夢中。こっちの話題を理解できないことを何とも思ってやしないではな
いの。しかも…しかも、継承も済んでいないくせに自分達をSFファンだと
思ってるではないの!

ここで、一部のSFファンの、とくに悪意のない、いつものレクリエーション
のひとつである「奴はSFではない」という声が彼の耳に。

さて一方、まだ継承の途中である中輩(?)の方は、SFも
奴も心憎からず思っていましたが…ある日先輩達があたりまえの
ように奴がSFでないことを前提とした会話を繰り広げている
のを耳にします。

彼はまだSFファンとしての自分に自信がなかったので、動揺
しました。あこがれの先輩たちに「SFファンではない」と思
われてしまうかも知れないと恐れたのです。そこで、彼も「奴
はSFではない」を後輩に当然のように言うことにしました。
ただし「SFではないけど面白い」を付け加えておきました。

しかし、こうして奴とSFが分離されてしまうと、肝心の継承
が上手くいきません。奴目当ての後輩は増え続けるのに、継承
を受けてくれるのは極僅かです。やがて先輩たちも卒業してし
まい、中輩たちも後輩の思慮のなさやSFに対する敬意の欠如
に嫌気が指し、OBが遊びに来るたびに「最近では奴のファン
しかいなくなってしまいましたよ」などと嘆いてみせ、お互い
ため息を掛け合いながら食べるラーメンのなんと旨いことか(?)

一方、後輩達の方も、上の方が機嫌悪くなるのをよしとしません
でした。「奴はSFでない、ということになっているそうだ」と
いう認識は電光石火で広められました。彼らにはそれが本当だと
も思っていました。SFを殆ど読んでいないことも負い目になっ
て、本当かどうか確認する前に「そういうこと」になってしまい
ました。

一方、彼らよりかなり年上のSFファン達は、下の方がそんなこと
になっているのに気づきましたが、「ガンダムもSFであるという
見方もある」とは言い出せませんでした。何故なら、自分達を慕って
くれる代(卒業した先輩たちの代)の面子を潰すことになるからです。
彼らはあえて口にしないことにしました。


ううむ、こうやってみると、何度過去に戻ってもやりなおせそうに
ありません…

2471//大森望氏にお願い (1999/05/26 23:38:35)
MAIL::細田

三枝さんに、オレが「(三枝さんは)たった一つのサンプル数で物を言っている」と言っている(#2457)という、オレの元発言の引用&発言番号を示すよう、三枝さんに言ってください。

言ってもいないことを「言っている」と言い、それを「デマ」と称しても、ハナからすがやさんは「真に受けない」と思うんですが…。

2470//MP3 (1999/05/26 21:26:06)
http://www.asahi-net.or.jp/~gp4k-ytgi/ MAIL::谷田貝 和男
> ヘッドフォンぐらいのエネルギー消費なら、ラジオ電波から電力を取り出して
> 駆動し続けるってのは無理かなぁ? ってそんなもん普及したらラジオが壊滅するか。

そりゃ、鉱石ラジオ(ゲルマニウムラジオ)ですがな……というつっこみはさておき、
MP3ファイルは、人間の耳に感じられない部分を相当カットしてあるそうですから、
超音波が聞こえる犬なんかには「音楽の残骸」のように響くんじゃないかな。
たとえて言うなら、かなり露骨な3原色しか出ないディスプレイで、印象派の絵を
映してみるような感じだったり(意味不明か?)。

生音やCDで条件付けして芸を仕込んだ犬に、MP3ファイルの音を聞かせても、全然
反応してくれない、なんてことがあるかも。推理小説のトリックに使えそうですね。


現在の携帯MP3プレーヤで不満なのは、容量が小さいこと。
だいたい1MB1分ですから、64MBのメモリを積んでも、入りきらないアルバムが出ます。
スマートメディアの値段もまだ高すぎます。録音時間あたりの単価ではカセットやMDの
数十倍(^_^;)。せめてプレステのメモリカードくらいになりませんかね?
1GBくらいの小型HDDを搭載してくれると一番いいんですが。あ、「回る部分」がついちゃうか(^_^;)。

2469//私は正確に理解したと思われたらしいが。 (1999/05/26 21:10:16)
MAIL::三枝
》僕の言いたいことも、「わかる人にはものすごくわかる」と思うので(笑)。

るぅさんの発言は、話しかけている特定の相手がいるのだから、その「わかる人」とは、同然「話しかけた相手」である、「私」、ですよね? そうでなくちゃ、発言した意味がない。

私の発言の方は、るぅさんにあてたものじゃないから、るぅさんにはわからなくても、当然それはそれで良いのだけれど……。
スギモトさんに、でもないです。
あれは特定の二名にあてた文章で、一人は常に誤読をする人だから、実質的には特定の一名をねらったものです。
いや、わかったからといって、自分がその一名だと思わないでも良いですよ。ねらった相手以外にもわかってしまうかもしれません。

しかし、るぅさんの発言は、私宛だもんなあ。

私に伝わったのは、「人の失敗を語ることは、その相手を嗤うためであると考えている人もいる」ってことだけなんだけど。
それを私に言うってのは、どういう意味なのだろうか?

2468//私闘 (1999/05/26 20:54:58)
MAIL::三枝
》個人的な私闘の道具に

うーん。
私が梅原提案に関連する議論に口を出した理由は、あの提案に対する、いわゆるSFファンの感情的な批判、私闘的な、何が何でも吊し上げるといった感じが、なんだってそういう言い方になるの?と思ったからなんですよ。
そこまで言うほど酷い案なの? やれば良いことだっていっぱいありそうじゃないですか?と。
つまり私には、自分が正しいという証明をするつもりはないんですよ。全く。
私が証明したいのは、「梅原さんの提案は一概に悪いと言われるようなものではなく一理ある」ってことだけなんですね。
ここを勘違いしないで欲しいんですね。「梅原さんの提案は正しい」と言っているのではないんです。
そんなに「まったく馬鹿げている」「間違っている」「無茶苦茶だ」と言われるようなものではないのじゃないか、というだけの話なんですね。
だから、私の方には、喧嘩の仕様がないんですよ。
正しいと言っているんじゃない。間違いとは言えないでしょう?と言っているだけなんだから。

ただ、最初から相手が喧嘩ごしなので、まるで喧嘩であるかのような話になってしまっていますね。
どうして、あの案がこんなに感情的に扱われるのか、私には全くわかりません。
たとえば、私が論の根拠につかうだけで、(そもそも関係ないのに)巻き添えを喰って迷惑してしまうとすがやさんが思ってしまうほど、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的な、あの感情の爆発は、どこからやって来るのでしょう?
わからないことだらけですよ。

2467//RE:どういう意味? (1999/05/26 20:51:08)
MAIL::スギモト
はじめまして、いつも楽しく読ませてもらっています。

三枝さん:
>わからないなら良いです。わかる人には、ものすごくわかるはずですから。

僕も分からないです……しくしく。
ものすごく分かった方、わかりやすく教えてください……。

2466//2465の訂正 (1999/05/26 20:47:57)
MAIL::るぅ
解答、ではなく、回答、ですね。失礼。
2465//メタメッセージ? (1999/05/26 20:43:47)
MAIL::るぅ
いや、親切な解答ありがとうございます。僕のほうも、答えてもらわなくてもいい気がしてきました。
僕の言いたいことも、「わかる人にはものすごくわかる」と思うので(笑)。

2464//「敵は海賊」とか、人気あるんじゃ? (1999/05/26 20:39:33)
http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/wlink.html MAIL::諸星友郎
>ヤングアダルトの一部は神林に走りつつあるのではないか、というわけで
SFコアの取るべき策として、神林をかつぐ、ってのを『検討』してはいかが


「敵は海賊」シリーズの読者層は、ヤングアダルトの読者層と重なっている、と私は思っていたんですが、「敵は海賊」を読む人は、みんな他の神林作品も読んでいるんでしょうか?

#私は個人的に「敵は海賊・海賊版」は読んでいて、他の神林作品と同じ程度に不安な気持ちになってしまったりしたんですが。(私はとりあえず神林作品を「不安な気持ち」を味わうために読んでるんで、不安な気持ちになること自体は肯定してます。念のため)

2463//赤面のいたりです>三枝さん (1999/05/26 20:16:39)
http://member.nifty.ne.jp/msugaya/ MAIL::すがやみつる
うーん。なんか面映ゆいというか赤面するというか、穴があったら入りたいというか……。画面の前で身もだえしています(^_^;)。

SFやら小説やらについての議論の材料やネタにしていただくのはかまわないのですが、傍目から見ていると、なんだか個人的な私闘の道具に使われているような気にもなってしまいまして。こちらの被害妄想かもしれませんが、そのあたり、多少なりともご配慮いただければ幸いです。

でも、こういう話題の根拠にするなら、ニフティサーブのフォーラムに書かれた発言ではなくて、出版物か、非ニフティサーブ会員でも簡単に原典にアクセスできるサイトなどから引用したほうがいいような気もしますけどね。

とにかく不特定多数の人を説得するための根拠に使うには、ぼくの発言では役不足です。1970年代初頭の「仮面ライダー」についてとか、1980年代初頭の児童マンガに関する状況についてといった話題に採用されるのでしたら多少は説得力があるかもしれませんが。最近、昔の作品に関するインタビューやらグッズ発売やらが続き、なんだか「昔の名前で出ています」状態で、これはこれで非常に恥ずかしいのであります(^_^;)。

昨日、ぼくが25年も前に描いたマンガに関する評論原稿のチェック依頼がFAXで届いたのですが、内容を憶えていないので、ただ、「へえ〜、そんなすごいマンガだったのか」と感心して読むだけで終わりました。しかも「さあ、先生の次回作は何か……混迷の世紀末に先生ならではのアグレッシブなセンスの作品を期待したいところだ。」というのが原稿の締めくくり。ほら、やっぱり、マンガ家は廃業状態で、駆け出し小説家してることなんか、まるで知られていないじゃないですか(^_^;)。

2462//RE:どういう意味? (1999/05/26 19:49:24)
MAIL::三枝
わからないなら良いです。わかる人には、ものすごくわかるはずですから。
2461//どういう目的? (1999/05/26 19:39:09)
MAIL::るぅ
|私は、事故や失敗の話というのは、普通、「同じ失敗を繰り返さないためにやるもの」だと思っていた。 (2453より)

うんうん。そうですよね。
では、(2439)は、「同じ失敗を繰り返さないため」の発言だったということか。私にはどうもそこまでは読み取れなかったので、何がどう同じ失敗をしているのか、(2439)からどのような教訓を得ることができるのか、解説をいただければ幸いです。

2460//三枝さんへ (1999/05/26 19:34:36)
MAIL::均一蝋hosoda
あのー、せめて「おじさん」とか、言っていただきたいですー。
それがその、ついなんとなく、書き込みをしてしまいましたー。たいへん失礼しましたー。

ついでに、SFファンでもないのに、すごいヒマな感じですが、ただいま発売中!!の「SFマガジン」7月号は、よかったでーす。

以下、「SFマガジン」未読の方は、読み飛ばしてくださーい。

おっ神林長平は、タイトルもいいし、品のいい文章で、インテリ好みだと思いまーす。「1」は、最初から面白いのですが、もうちょっと普通でない会話でもいいと思いますー。これでは現代人みたいですー。三枝さんでおわかりの通り(失礼)すすんでいる現代人は、すでに、かなりもっとへんなのですー。それより読んでいるうちに、3人しか登場人物がいないのでしたが「デロンて誰だっけ?」と、確認をしなければならなくなったのですー!!とくに「デロン・デストリイは渡りに船という表情でうなずき」は「学長は渡りに船という顔でうなずき」の方が私は、いいですー。「**に目をつけられている」というのが、「1」のポイントなのですが!!ここを、読む人が強く認識するように、何か「メリハリ」を前の文にでも??つけてほしいですー。まあ熟読すればいいのですがー、何か見たりしながらでも、神経が疲れていても、そのまま読めるような、工夫をお願いいたしたいのですー。文章のひとつひとつは普通でもつなげかたで、ひっかかったり読みにくいこともあるのですー。漢字だらけでも、読みやすい作家もいまーす。

「2」ですが、
デロン・デストリイに出会ったのは、おれがまだほんのガキのころ、当時住んでいた村の郊外の、遺跡発掘現場だった。いつもの遊び仲間の悪童どもはいなかった。発掘現場は危ないから近づかないようにと大人たちから注意されていたのかどうか記憶は定かではないが、それでなくてもその作業の見学は子供には退屈だったのだろう。だがおれは、ひとりで、何度も見に行った。

何度も見にいったのですが、出会ったのは何回目か、気になります。最初の日なのか、はっきり覚えていないが最初の日ではないのか。「ロリポップってなんだっけ」と確認しなければならない人がいるかもしれないので、ロリポップは、出会う直前になめていたほうがいいのではないのかと、あくまで個人的には、思います。まだこのへんで止まっていて、話までいっていません。失礼しましたー。

2459//『ヘビヘビ再生工場』 (1999/05/26 19:03:25)
MAIL::あっぱっぱ
坂田靖子センセのデシタル彩色を初めてみた。使ってるんだー。(ゲー
ムと便箋作りだけじゃなかったんだー)
あと全然関係ないけど『残酷な神が支配する』がちとターニングポイント
(かな?)を迎えている様な・・・・・・。でも『残酷な神-』ってホントに
サスペンスなのかなぁ・・・・・・・。

2458//「ぐるぐるまわらない音楽再生装置」妄想 (1999/05/26 18:43:48)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
冬樹さん(#2428)
>“ぐるぐるまわる”というのは、音を再生する機構に可動部があるという
ことを、さいとうさん的感性で表現したものだと思うのですが

「ぐるぐるまわる」ってのを
(1)メディアが回転物体である。
(2a)メディア駆動部分に回転部分がある。
(2b)装置のどこかに回転部分がある。
(3)装置のどこかに(機械的な)可動部分がある。
のどの意味だろうなぁ? と考えて、おそらく(3)のことであろう、とは思ったわけですが、それ以前にふと、(1)や(2)はどうなんだろう? とか思ってしまったので、そっちの方向の話をしておりましたー(「駆動部分のない音楽再生装置の話だと気付いてなかったわけじゃないんだ!」と言い訳してみたりしてー)

私も、機械的駆動部分が減れば壊れにくくなるから、装置は洗練されてくるとソリッドステートな方向に走るのが世の常なのかしらん、と思います。(「洗練」とか「ソリッドステート」はかなり適当に使っています)

>MP3プレイヤーが行き渡っちゃうと、景気が悪くなったりしないのかな(笑)。

なんでしょうか、DVDにしろ、MDにしろ、DVにしろ、現在のAudio Visualな装置は、光学系にしろ磁力系にしろ、ものすごい精度が必要とされるので「これ以上複雑なAudio Visual装置は、日本にしか開発できない」というような世界になっているとか。(日刊工業新聞にそういうような話がかいてあった聞きかじり)。ところが、MP3プレイヤーあたりは、チップさえあれば装置そのものはたいした精度を要求されないので、MP3プレイヤーがどーっと普及すると日本のお家芸はいっきに壊滅するとかしないとか。いわれてみれば、どうですよねぇ。
次はVHSがPCでの録画にとってかわられて、日本の家電メーカー壊滅しちゃうのかなぁ。いやだなぁ。

先日、40秒音飛びガードのついたパナソニック製のCDヘッドフォンステレオを買いまして、さすがに40秒もガードがついていると、持って歩こうが振ろうが、ぜんぜん音飛びしないので「こりゃいいなぁ、無敵だなぁ」とか思うわけなんですが(音飛びガードってのはいってみれば電子的なサンプリングですからねぇ)先読みのためにCDの回転数があがると不気味に本体がうなりまして、うるさい上におそらく電力も相当に消費しそうだなぁーと思います。機械的な可動部分(特に回転部分)がなくなると電池がそうとうもつようになると思うので、うれしいかも。携帯用の音楽再生装置は徹底的な省電力化と電池の改良で、5年前ぐらいと比べれば信じられないぐらい長時間駆動できるようになりましたけども、回転体を回さなくなればもっと長時間動けるだろうなぁと。(けど、等速回転運動って、摩擦さえなけりゃエネルギー消費しないのか......超伝導電池でCDをうかす、とか。って、案外今のCDプレイヤ、摩擦が限りなくゼロに近い駆動装置になっていたりして)

回転駆動体のない音楽再生装置の最大エネルギー消費部分はひょっとしたらヘッドフォンかなぁ? ヘッドフォンぐらいのエネルギー消費なら、ラジオ電波から電力を取り出して駆動し続けるってのは無理かなぁ? ってそんなもん普及したらラジオが壊滅するか。

2457//細田さんの物言いを真に受けないで下さい。>すがやさん (1999/05/26 18:32:05)
MAIL::三枝
》もう少しサンプル数を増やすとか、

私がたった一つのサンプル数で物を言っているというのは、細田さんが作り出したデマですから。あんまり真に受けないで下さい。
誰だって、たった一人の意見で判断したりなんかしないものです。

小林さんが、お話を伺った編集者さんの数を「複数の」と、強調されてお返事していらっしゃいますが、「単数ではないか?」と私が彼にお訊ねしたのは、そういった質問が馬鹿げていて、しかも私もそんな馬鹿げた質問をされているのだと、実感としてわかってもらえるのではないかと思ったからです。
私は、最初から、「多くの男性は就職したら本を読まなくなる」という話は本当だろうと思っていました。小林さんのご意見を信じた上で、しかし、自分がされたのと全く同じ質問を、そのまま小林さんに投げかけてみたのです。
あなたなら、こんな馬鹿な質問に腹はたちませんか?と。
腹は立ったようですね。肉と野菜といったような、かなり馬鹿げた寸劇の脚本まで書かれたようですから。

一応私も、解析を仕事にしているので(笑)、統計的に有為である状況とはどういったものかは知っています。
そうして、有為な数に至らないとき、データをどの程度まで活用するべきかも。

》マンガが中心だったとはいえ、出版業界の片隅に30年ほど棲息してきましたので、いろんな出版社のいろんな編集部の方々とのおつきあいがあります。そんな編集者の言葉から判断しても、

ええ、私はずいぶんすがやさんのお言葉を読まさせていただいています。
あなたの性格、少なくとも発言に関する態度を知っているのです。わずかにせよ。
あなた御自身、「複数の」編集者からそういった発言を聞き、周りも見て、御自分でも実感としてそう思わないかぎり、「間違いないと思います」とは、仰らないでしょう。
あなたの小説家としてキャリアではなく(もちろん、御謙遜を丸のまま受け取っているわけではありません。私から見れば、やはりあなたは仰ぎ見る人です)、あなたの人格を信用して根拠としたつもりです。

もちろん私自身もそう思わない限り、たとえあなたが仰っても鵜呑みにしたりはいたしません。ご安心下さい。
(やおい関連の話とかは、経験のある人、複数の意見でも、どうも疑わしかったので、信用しないでいましたら、それを再度別の場所で持ち出したところ、今度は全体の意見が180度転換し、やはり前の意見が間違っていた可能性を確認したことがあります。)

2456//おじさん回顧録 (1999/05/26 18:22:27)
MAIL::akaosug
SFブームなんてものが本当にあったかが疑問なんですが ^^; サンリオが参入したってのはそういう兆しがあったのかなあ。
SF宝石は1年ぐらいですよね。アドベンチャーは「銀英伝」を出して、実はそれ以降のいわゆるヤングアダルトの走りという位置づけじゃないのか(西村寿行とか白石一郎とかも書いてましたっけ)。「イズム」「本」は地方の本屋にはほとんど置いてない、「よい子の歌謡曲」をもってアイドルブームと言うみたいな。「Starlog」をもってSFXブームがあったかという話はあると思いますが。幻魔は野生時代でしたっけ。
ガンダムの人気が上昇していく中で、一方でイデオン→ダグラム→ボトムズは下降線だったわけですから、あれは単なるガンダムブランドの人気で、やはりSFブームの素地は無かったのだと僕は思います。(あるいはミンメイ萌え〜か)

ところでウチ近所の本屋で神林フェアーやってました。人気あるんですね。ヤングアダルトの一部は神林に走りつつあるのではないか、というわけでSFコアの取るべき策として、神林をかつぐ、ってのを『検討』してはいかが。

2455//三枝さんにお願い (1999/05/26 17:51:34)
http://member.nifty.ne.jp/msugaya/ MAIL::すがやみつる
》特に、時代小説家のお友達も多く、自身も時代小説を書きたいと準備してらっしゃるすがやさんのような小説家の人もそう仰るので、ある程度普遍的な話であろうと、私は推定しました。

うーん。「時代小説家」で「お友達」と呼んでいいのは2人くらいです。一般読者の方からすれば「多い」かもしれませんが、「普遍的」というには、ちょっとサンプル数が少なすぎるような気もします。また、ぼく自身も小説家と自称するのは恥ずかしいレベルのチャキチャキの駆け出しで、いまだにマンガ家としての認知度の方が遙かに高いのが実状です。もう少しサンプル数を増やすとか、もっと権威のある小説家の方の言葉を根拠にしたほうが、より説得力が増すのではないでしょうか。

ただし、マンガが中心だったとはいえ、出版業界の片隅に30年ほど棲息してきましたので、いろんな出版社のいろんな編集部の方々とのおつきあいがあります。そんな編集者の言葉から判断しても、時代・歴史小説の「読者は圧倒的に中高年層が多い」というのは間違いないと思います。アンケートハガキ、営業を通じての書店からの情報などのデータの裏づけがありますので。

出版業界は、他の産業に比べるとマーケッティングも非常に遅れていて(というよりもビジネス規模が小さいので、よほどの大手以外はマーケッティングにお金をかけられない)、「気分」「思い入れ」「熱気」「情熱」「個人の嗜好」「ヤマカン」といったものが、まだまだ通用する世界でもあります。その分、投機的、ギャンブル的な要素もあって、そこがまた面白いところでもあるのですが。

2454//いまの「週刊アスキー」は旧「EYECOM」です。 (1999/05/26 17:18:16)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
先の話題に登場した、現行の「週刊アスキー」は、昔からあった「EYECOM」というアスキーのパソコン雑誌を週刊にしてリニューアルしたものです。(ですから、根っからのパソコン誌
ですね)

個人的には唐沢なをきの「電脳なをさん」を読むために買っています......と明言するとなんか恥ずかしいですが。
「電脳なをさん」は、(自虐的な)Mac者と、特撮・SFファンにはツボでしょう(^_^)
奇しくも、今週のネタは「あれ」ですし。(とはいえ、あさりよしとお、とかのパロではよくみるけどオリジナルは観たことがない私)

2453//あっ、そうか。 (1999/05/26 16:25:56)
MAIL::三枝
》あげつらって嗤う

そうか! そうだったのだ! そういう目的で、人の失敗について語る人間がいるのだ。
それで東さんが話題にされるのをいやがったんだ!
いや、自分がそういう目的で他者の失敗の話をしたことがなかったので、全然気付かなかった。いや、るぅさん、勉強になりました。

私は、事故や失敗の話というのは、普通、「同じ失敗を繰り返さないためにやるもの」だと思っていた。
そうか、そういう目的でやる人もいるのだな……。
ふうん……。
そうか。

2452//回転部分のない(音楽)再生機械 (1999/05/26 16:20:47)
MAIL::高橋ま
高橋の記憶だと、6800円のMP3再生機も接続キットとかを含めると、2万円くらいになるとか書いてあったような…。<いいかげんで、すみません。
とはいえ、音楽を聞きながら激しく体を動かす人にとっては音とびがなくてよいんですかね。

ところで、荻原規子さんの「西の善き魔女」は高橋的にはファンタジーではなくてSFですね。さまざまな問題が解決していないのですが、続きがあるかどうかは五分五分といったところでは…。

2451//国民が金を出してくれるので、実用的な研究しかやれない身分 (1999/05/26 16:17:54)
MAIL::三枝
》「だめだ、売れっこねえよ、もうやめよう」なんて考えてる編集者や執筆者をお望みならば、それで結構ですが。

「続けさえすれば売れたはずだ」と考える編集者や執筆者は迷惑だし、いらないと思いますよ。私は。
売れないからやめたり、変更するのであって、だからその時切られる人間がいたり、廃刊になる雑誌が出るのは当然なのね。

参考になるかどうかわかりませんが、研究者の場合は、どこに目があるかを判断するだけでなく、どこで成果の上がらない研究から撤退するかも腕の内なんです。もちろん、上からの命令で目があるかもしれない研究を途中でうち切ることもありますよ。けれど良い研究者は、その研究に拘泥せずに、とっとと別件の次の研究テーマを探し出すものでしてね。

当たり前のこと、どうしようもないことに、あれこれ文句をいったり、出資者に損をかけるとわかっていて続けたがったりするのは、正しいことなのかな?

2450//それはそれとして (1999/05/26 16:02:03)
MAIL::るぅ
「失敗した試み」が「失敗した」理由は、たしかにあるでしょう。しかもいくつもあるでしょう。
それを後からあげつらって嗤うのは簡単です。
ただ、予想外に早い週間アスキーの(一般週刊誌としての)店じまいに、執筆していた人たちが「もっと続けたかった」と思うのは、そんなに嗤われるべきことなのでしょうか。「もっといろいろやりたかった」「もっといい雑誌にできたのに」という無念の気持ちがあって、あたりまえでしょう。
それを現在の時点から振り返って、

|あの雑誌の作りが悪かったこと(あれでは電車の中で猛烈に読みにくい)なんかは、夢にも疑ったりはしなかったのだろうか?

と言うのは、ただたんに「結果論で嗤う」ことに近いと思います。

雑誌の作り方なんて、いくらでも変えられるものです。続けることができれば、電車の中で読みやすくすることも可能だったでしょう。損をなるべく少なくするのが経営者側の判断。だから切られた。でも、執筆者・編集者の気持ちは、かかわった雑誌をよりよくしていきたいと思うことです。

もし週間アスキーがあのまま続けば、結果としてアスキー社をより危機に導いたかもしれない。でも、撤退をいつにするかを判断するのは、経営者がすることですね。反対に、執筆者が「もっと続けたい」と思うのは、僕は当然だと考えるのです。「だめだ、売れっこねえよ、もうやめよう」なんて考えてる編集者や執筆者をお望みならば、それで結構ですが。

客観的な意見とは、ただたんに結果論に立って、その試みに関わった執筆者を批判することですか? SFをより盛り上げるためには、もっと「生産的」なやりかたがあるのではないでしょうか?


2449//おお、そう来るか(笑) (1999/05/26 15:59:06)
MAIL::るぅ
うん、そのことを知っていることは読みとってはもらえなかったか。あの文章からは(笑)。
「廃刊」という表現の誤りを指摘したかっただけなんですよ。だって、現在編集している人たちに、迷惑じゃないですか。人の生死と同じなのだから、雑誌の休刊・廃刊の表現については、慎重になるに越したことはないとおもいます。

2448//RE:週間アスキーって廃刊になったの? (1999/05/26 15:49:11)
MAIL::三枝
うん。つぶれたんだよー。で、いっぱいライターが切られたのだ。
会社で言うなら会社更生法の適用を受けたってことと同じね。(今もあっても、それはつぶれたんだよ、一回。)

2447//週間アスキーって廃刊になったの? (1999/05/26 14:50:45)
MAIL::るぅ
一般週刊誌としてではなく、
パソコン雑誌として、存続しているとおもうんだけど?

2446//あのう……均一蝋hosodaさん (1999/05/26 13:30:19)
MAIL::三枝
》細田様曰く!!

あのおっさんがそんなにお好きなら、あのおっさんの掲示板でお話されれば?
ここには来ないと思うのですが。
とりあえず、来たら塩をまくことにしていますし。こだまのあとだまとか、何か。いるらしいので。
(しかし、自分が「議論にならなくなる」と表現したはずの状態の掲示板を延々読み続けるってのは、何を考えて生きているのだろうか? きっと、すっごく暇なんだろうな。おっさん。それはそれで可哀相だが。)

2445//小林さん宛に、追加(書き直しです) (1999/05/26 13:21:00)
MAIL::三枝
》その根拠となっている梅原仮説には欠陥があるように見えるのです。その部分を明確にしようとしています。

小林さんの御発言のねらいがわかりにくい理由は、梅原提案の欠点だけを明らかにしようとお考えだからだと思います。
案を検討するときは、大森さんのように、「ここはあっている」「ここは間違っている」と、区分けして端から片づけていくと、議論がループしませんし、効率よく進むと思います。

》文脈や議論上で置かれた位置に依存している可能性があります。

文章構成上は、どう考えても「DはSFではない」と大森さんはおっしゃっているとしか読めないんですがね。んーと、こっちに関しては、構成は考えずに文字だけを見て判断して、一方、「グィン」に関しての海法さんの発言の方は、構成を考慮するべきなのでしょうか?
それともどちらも構成を考慮して、そのときは、その場の状況で大森さんは「DはSFじゃない」と言ったと理解するのが適当なのでしょうか?
ついでだから相談してみます。回答をこう。

》ところで、1巻目だけが日常から始まるワイドスクリーンバロックで、2巻目以降銀河帝国を舞台としたシリーズはサイフィクトになりそうなので、

それはなるかもしれないですが。(「王家の紋章」が常に現在とのリンクを保っているように、現代の感覚、リアリティを維持できるならば。……と、説明して、わかります? えーと、少女漫画なんですがね。現代米国の少女が古代エジプトへタイムスリップする話で、延々長い。)
しかし、リング三部作の場合は、「リング」だけがサイフィクトなのではないかと思うのですが。

》そのURLは見ましたが、僕の主張の検証には使えないと思ったので言及しませんでした。

やはりここで、小林さんの議論の態度には疑問を感じさるを得ないのです。
「自分の論旨を補佐する意見以外」は、言及しない、考慮しないのでは、けっして真実には行き着けないのではありませんか?

》三枝「そんなことはないわ。あたし、おじいさんが野菜を食べているのを見たもの」

えーと。肉と野菜は似ても似つかないものなので、私はこういう発言をするはずがありません。
よその掲示板でもあったのですが、このような書き方をされると、それを読んだおばかさんが、時々、「野菜を食べているから肉を食べているとは限りません。三枝さんはおかしいと思います」といったふうな書貴混みをしたりします。
紛らわしい、私の発言が変なものであるという誤解を生みかねない記述は、やめてもらえないでしょうか。アホが何か言うと、面倒なので。

私は「小説」と「漫画」が極めてスタイルが似ていて、同じ場所で売られ(「八百屋と肉屋」ではなく、どちらも「本屋」です)、一方を良く読む人は、他方も良く読むものだと知っていましたから、例に挙げたのですが。
肉と野菜の食べ方とは、わけが違いますね。

》僕が欲しいデータは年代別・性別の1ヶ月に読む小説と漫画の冊数のデータなのですが、なかかな見つかりません。

そういったデータが存在しないのに、なぜ小林さんは「男性は漫画を比較的良く読み、女性は小説を読む」という結論に達したのでしょうか?
それとも、小林さんは、男性は漫画も小説も読まず、女性は漫画も小説も読むと、お考えですか?

》この話題は保留ということでいかがでしょう?

保留する前に、矛盾の指摘だけさせていただきました。

》「オジサンも本を読む」ことは僕も知っています。

オジサンの方が(若い女の子である自分よりも)たくさん本を読んでいるようだと仰る方もいらっしゃったようですが。

2444//三枝さんへ (1999/05/26 13:19:48)
MAIL::均一蝋hosoda
えっその「サイフフィクト」というのは、名前のない新人作家を集める話だったんですかー!!!すごい誤読をしていました失礼しましたー。それはいい考えだと思いまーす。

細田様曰く!!
アイデアが枯渇して(誤読)、作品がもう自分でわかっているのに賞をもらう作家の立場のほうが、よっぽど辛いと思いますがー自信があるのなら、読者がほめるはずだし、気の持ちようだと思います??梅原克文の「二重螺旋の悪魔」上・下の文庫本(角川ホラー文庫)は面白そうなので、買いましたが、読んでいません。見た感じ作品の仕上がり具合がたいへん本格的で、面白そうなのですが、これだとSF的発想(アイデア)さえあれば本当に傑作だと思いますが、ここまで作品がきばっていて、もしも発想が本格的じゃなくて、文章だけが本格だったらどうしようと考えるとつい、なかなか読めません。もっと評判になったら、あとから読もうと思います。さいきん筒井康隆先生がどうなっているのか、よく知らないですー。失礼しましたー。

2443//ごめん、2442はミス (1999/05/26 12:57:23)
MAIL::三枝
編集中に文章を送付してしまいました。
元文がでかいので重くしてしまった。申し訳ないです。
あの文章、ほとんどが小林さんの発言の写しにすぎません。

2442//小林さん宛に、追加(今日はちゃんと昼休みがとれた) (1999/05/26 12:55:29)
MAIL::三枝
》その根拠となっている梅原仮説には欠陥があるように見えるのです。その部分を明確にしようとしています。

小林さんの御発言のねらいがわかりにくい理由は、欠点だけを明らかにしようとお考えだからだと思います。
案を検討するときは、大森さんのように、「ここはあっている」「ここは間違っている」と、区分けして端から片づけていくと、議論がループしませんし、効率よく進むと思います。

》文脈や議論上で置かれた位置に依存している可能性があります。

文章構成上は、どう考えても「DはSFではない」と、大森さんがおっしゃっているとしか読めないんですがね。んーと、こっちに関しては、構成は考えずに、文字だけを見て判断して、「グィン」に関しては、構成を考慮するべきなのでしょうか?
それとも、どっちも構成を考慮して、そのときは、その場の状況で大森さんは「DはSFじゃないんじゃない」と言ったと理解するのが適当なのでしょうか?
ついでだから相談してみます。回答を

また、この掲示板上で反論があった、もしくは、
なかったという事実から、SF ファン全体の傾向を決定するのは無理があ
るのではないでしょうか?

>ええ、不思議ですね。されています。なぜ、SF扱いされない作品と、SF扱いされる作品があるのでしょう? センス・オブ・ワンダー? しかしそれでは外部の人間にはわかりません。

だから、執筆時期によるものだと思いますよ。SF ブームの初期の頃は S
F とファンタジーが分離しきっていなかったのです。

>>ファンタジー文庫ができるまでは SF文庫から出ていたのです。
>
>つまり、媒体がSFと名乗っているかどうか、ですね。

時代小説が SF を名乗っても通用しなかったでしょう。なぜなら、すでに
時代小説というジャンルが日本で認知されていたからです。ヒロイックファ
ンタジーというジャンルは日本では認知されていなかったから SF と名乗
っても受け入れられたのです。

>それでは、結論として「SFと名前が付いているからSFと思われる」という私の意見と同じですね。

すみません。どの部分のご発言でしょう?

>>「実験的に新規」であることが話題になり、売れることの条件になるなら、梅原仮説の反証になります。
>
>この方法は、あとが続かないのです。従って、作家経営論、ジャンル経営論としては、失敗でしょう。反証にはならないと思います。

あとが続かないとはどういう意味で?

>>>「朝のガスパール」の場合、新聞上で読んだのは普通の大人、本を買った人は旧来の筒井氏の顧客でしょう。(筒井氏の本の中で特に飛び抜けて売れたとは聞いていませんので。)
>>>で、新聞連載を読んだ人は感じたと思うのです。「あんなにつまらないのに、ベストセラーになるのか(当時もう、筒井氏の本は、出せば必ずベストセラーになっていたはず)。SFというジャンルは私にはわからない」と。
>>
>>三枝さんはそう思われたのですね。なぜそう思われたのでしょうか?
>
>新聞小説は、日経新聞のようなある種業界誌的なものや、地方紙に連載された物の方が売り上げが伸びる傾向にあると聞いたことがあるからです。
>つまり、新聞紙上で読んでいる人が買うのではなく、新聞紙上で読まなかった人が買う。

すみません。僕が聞きたかったのは、なぜ新聞連載を読んだ人が「あんなに
つまらないのに、ベストセラーになるのか(当時もう、筒井氏の本は、出せ
ば必ずベストセラーになっていたはず)。SFというジャンルは私にはわか
らない」と感じたと思ったかということでした。もう一度ご回答願います。

>一般の社会の描写から始まっていたと思います。反乱の首謀者がミトコンドリアであることの判明(日常からの逸脱)は、だいぶあとになってからだったような記憶があるのですが、違うでしょうか?

プロローグで神秘体験が書かれていますが、その程度はいいということなん
でしょうね。

>私は、「ループ」だけを読んだ人を知らないのです。たいていは日常から始まる「リング」から読んでいるのではないでしょうか?

三枝さんは「ループ」だけを読んだ人を知らないのですか。
ところで、1巻目だけが日常から始まるワイドスクリーンバロックで、2巻
目以降銀河帝国を舞台としたシリーズはサイフィクトになりそうなので、期
待が持てます。

》森岡さんは梅原さんよりも、SF よりだから売れたということでしょうか?
>
>違います。本の表紙絵ですね。
>これを、多くの人が言うように「絵が良くて売れた」というような作家さんに失礼な言い方と同じだと思わないで下さいね。
>森岡さんの本のあの絵は、「これは小難しいSFではなくて、ジュブナイルファンタジーと同じように、楽しくてはらはらどきどきする物語なんだよ」と、伝えることに成功したのです。
>つまり「その本の本来の顧客に、本の存在をしらせることができた」のだと思います。

これは建設的な意見ですね。新しいレーベルよりも効果がありそうな戦略で
す。

>>いいえ。僕は SF だと思います。お聞きしたいのは梅原さんの本を読む前に読者がそれを SF だと判断した理由です。

>たしか、早川から出たのでは? そのせいではないでしょうか? 帯にSFの文字があったかどうかまではしりませんが。

早川ではなかったはずです。

>>なぜ「すぐにはずされた。(多くの人が気づいていない。)」と思われるのでしょう
>
>はい、小林さんもお気づきでなかったでしょう? 私は、あちこちで人に尋ねたのです。宮部みゆきの本に「SF大賞受賞」の文字を見たか?と。火車の「山本周五郎賞受賞」の帯なら、みなさん見ていたんですがね。

それを言うなら「山本周五郎賞受賞」にも気付きませんでした。みなさんと
はどのみなさん? 今でも「SF大賞受賞」の帯がかかっているとおっしゃ
るみなさんもおられるのですが。

>20年くらいではないでしょうか。花井幸子、氷室冴子、藤本瞳の時期だと思います。(小野不由美は少し後かな?)
>要は、「漫画を読ので小説を読まない」という粗雑な物言いは間違いであったのですね。

確かに粗雑な物言いですね。

>「漫画と同じくらい面白い小説の作家がいなかったので小説を読まない」ということだった。

なぜそう思われるのでしょう?

>2286で無名さんがあげて下さったURLは、小林さんは御覧にならなかったのですね?
漫画を多く読む人ほど、書籍も多く読むという調査結果が出されています。(この調査結果は、予想と大幅に違っていたため、発表時大変話題になった記憶が私にはあります。みなさん、ご存知なのだと思っていました。)

僕が最初に言った主張は
(1) ある年齢以上の男性はあまり小説を読まなくなる。
で、それに対する三枝さんの反論は
(2) 年配の男性も漫画を読んでいる。
であり、それに対し、僕は
(3) その世代が漫画を読んでいるからといって、同じ世代が同じくらい
小説を読んでいるとは限らない。負の相関があるのは容易に推定できる。
と答えたのですが、三枝さんは
(4) 漫画を多く読む人ほど、書籍も多く読むという調査結果が出されている
ので、それは成り立たないという主張をされているのですね。

その URL は見ましたが、僕の主張の検証には使えないと思ったので言
及しませんでした。人より漫画を多く読む人が書籍も多く読むということ
はさほど不思議なことではありません。その人がヘビーリーダーだという
だけです。

例えば以下のような思考実験をしてみましょう。

-------------------------------ここから-------------------------------
小林「ある年齢を過ぎると人間は食べる肉の量がだんだん減ってくるんだよ」
三枝「そんなことはないわ。あたし、おじいさんが野菜を食べているのを見
たもの」
小林「だから、肉が減って、その分野菜が増えるんだよ。食べる量が変わら
ないとしたら、肉と野菜の量の間に負の相関があっても不思議じゃないだろ」
三枝「野菜をたくさん食べる人ほど、肉もたくさん食べるという調査結果が
出されているわ。おじいさんは肉もたくさん食べるのよ!」

大食漢は肉も野菜もたくさん食べる。小食の人は肉も野菜もあまり食べない。
当然、多くの個人の食事の傾向を調べれば、両者の量に正の相関関係が認め
られます。だからといって、野菜を食べる世代は必ず肉を食べるという命題
が成り立つとは限りません。
-------------------------------ここまで-------------------------------

僕が欲しいデータは年代別・性別の1ヶ月に読む小説と漫画の冊数のデータ
なのですが、なかかな見つかりません。ということで、データが手に入るま
で、この話題は保留ということでいかがでしょう?

>>特に女性が多いという認識があるようです。

>どうも、私がすがやさんからうかがった話に関する色々な方のコメント風に言わせて頂きますと、その一人の編集さんの「極めて個人的見解」のようですね。

複数の出版社の複数の出版社の編集者が同じことを言っています。僕は編集
者は出版に対してものを言う時ある程度根拠のあることを言っていると推定
しているのです。三枝さんはそうではなようなので、しかたありませんが。

>ここにコメントされている多くの方が、オジサンも本を読むとおっっしゃっていますから。

「オジサンも本を読む」ことは僕も知っています。
「身長が180cm以上の女性がいる」ことも知っています。

>>すがやさんの投稿を読ませていただきました。
>
>ぜひ、私の引用したログもお読み下さい。

2332 ですか? これと読書傾向が
ヤングアダルト → ミステリ → 時代小説
と変化することと何か関連があるのですか?

>問題のすり替えは止めて下さい。
>その作品自体のブレイクの話をしているのではありません。(エヴァなら、とっくの昔に>ブレイクもブレイク、大ブレイクをしています。)その作品のヒットがSFにつながるまでのラグタイムと、その作品自体がブレイクするまでの時間とを、ごちゃ混ぜにしないで下さい。その二つの意味はまるで違うものです。
>ヤマトのブームはSFのブームにつながったのか? なら、それはヤマトのブレイクのどの程度後なのか?

これは失礼いたしました。『ヤマト』のブレイクが SF ブームの始まりそのも
ののような書き方でしたね。
SF ブームは『ヤマト』のブレイク辺りから始まり、『スター・ウォーズ』、
『スター・トレック』、『ガンダム』などの各映像作品のヒットを基盤とし
て展開していったというイメージがあったので、こんな書き方になってし
まいました。
SF ブームの時期に関しては別に投稿します。
--------------------------------------------------------------------------------

2441//↓こういう人たちが (1999/05/26 12:30:13)
MAIL::三枝
「三枝の発言は矛盾だらけ」だなどというデマを書くから、「自分がそれを指摘してやろう」などと考えたばるどあんさんのようなお子ちゃまな人たちが考えなしで参戦して、全部反証されてしまうのだね。
やでやで。

2440//オレの「嘘だ」発言 (1999/05/26 12:10:16)
http://atodama.virtualave.net/atodama.html MAIL::細田

詳細は「こだまのあとだま」で。

http://atodama.virtualave.net/atodama.html

2439//そういや、週間アスキーとか (1999/05/26 11:48:39)
MAIL::三枝
「週間アスキー」が廃刊になった時、それに執筆していた人たちが、出資者側に、「粘りがない」「週刊誌は立ち上げ時に損をするのは当然」「会社に最初は損をすると説明したし、それを納得の上で始めたのではないか」「少なくとも一年は続けて、やっと軌道にのりだすものだ」などと、早い撤退を批判していたのを見たものだったけれど。
そういった人たちは、あの雑誌の作りが悪かったこと(あれでは電車の中で猛烈に読みにくい)なんかは、夢にも疑ったりはしなかったのだろうか?
もし執筆者側の批判を真に受けて長く続けていたならば、損はもっと大きくなって、より早くアスキーは倒産したのじゃなかろうかと、私は思ったりするのだけれど。
客観的に考えられる立場の人間から見ればね。

2438//回転部分のない(音楽)再生機械 (1999/05/26 09:59:53)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
おはようございます諸星です。

「回転部分のない音楽再生装置」ってのを考えていて、真っ先に「ら、ラジオ」ってのが浮かんだんですが、まぁ、これは反則だとして「メディアが直線状(リニア)なやつがあっただろうなぁ」と思いつきました、で、

>音楽専用ではなかったですが、SONYだったかが出したやつでカードにテープを貼っ
て、きゅーっと引っ張ると音が出る機械もありました。

というのと同じ様なものを思い出したんですが、私の知っているやつは、カードを差し込むといちおう、カードが「自走」する」した記憶があるので、自走するってことは本体に車輪というかカードを走らせるためのローラーが回転してそうなので「くそう、回転してるじゃねーかよ、メディアじゃない部分が」とか思ってしまったのでした。

うーん「鳴る舗装」とかだめかなぁ? うーん、だめじゃん自動車の車輪が回転体だ。

って、カートリッジ式のMIDIカラオケとか、サンプラーとかはけっこう前からあるか。けど、MP3のヘッドフォンステレオと同じジャンルの代物じゃないか。

2437//そういうことなんですが。 (1999/05/26 08:18:20)
MAIL::三枝
》梅原氏は新ジャンルに、何のために人を寄せ集めなければならないのでしょうか

集まった方が売れるのですよ。特に名前のない作家は、グループ化すると。
それでどんなに新本格の作家が助かっているか(笑)。

》「自分ひとりでも、売れるものが書ける」くらいの自信がないと

あの人、売れるもの書ける人なんですが。自分は売れるんですよ、梅原さん一人なら、売れる。充分。
あの人は新人を育てて出してやりたいだけですよ。自分の受けた辛い思いを、自分のような作家に味わわせたくないだけですね。島田荘司体質。

》筒井康隆先生の巻頭100枚

筒井氏だけは混ぜたくない(笑)だろうと思いますよ。
小松左京先生の巻頭300枚なら、一つの手かもしれませんが。

いずれにせよ、人気作家のスケジュールなんて、3〜4年先くらいまで埋まっていたりするので、創刊号に名前を揃えるには、かなりの資本力とコネ、信用が必要でしょうね。
漫画雑誌の創刊でも、目玉に用意できる人気作家は1〜2名が普通だったと思いますが。小説はどうなのかな?
メフィストの場合、人気作家を「揃えている」のではなく、作家を掘り出したり、育てたり、売り出したりした結果、人気作家が「揃った」だけのことですからねえ。

2436//RE:SFブームっていつ? (1999/05/26 08:05:11)
MAIL::三枝
》SF ブームの時期を規定するのに、SF 雑誌の刊行数が使えるのではないかと考えました。たいていの出版社は利潤を追求しているので、需要があれば、雑誌を刊行し、需要がなくなれば雑誌を廃刊するはずです。

それはすごく良い案だと思います、小林さん。
たしかに、一番雑誌が多くなった直後に、たいていどのジャンルも崩壊しますね。しかしまあそれは結果論。終わった後にだけできる解析。編集者側には、今がピークなのか、それともまだ雑誌が増えるのかは予想がつかないので雑誌の創刊を勇気をもってやらなくてはならないという(笑)。あ、いかん、余談に転んだ。
それにしても、ホラーの雑誌の最高冊数ってのは、「1」であったのだろうか……。

とまれ、ご苦労さまでした。
いや、素晴らしい。ちゃんとしたデータと時間関係。

この結果は、Δさんの仰る、アニメファンが「あんなものSFじゃない」と言われることによって(私には「ヤマト」も「ガンダム」も「SFではない」と言われていた記憶があります)、SFファンやSF自体への反感や、恐怖感、苦手感、または「私にはわからない」とか「私とは関係ない」といった考えを持ってしまうことによって、若い人が余り小説のSFへは行かないようになり、ブームの終焉へと繋がったという推測が正しい可能性を示唆するものだと思います。

で、「朝のガスパール」はSFにとどめを刺して、立ち直ることもできなくさせただけだったようですね。
「言壷」に関しては、そもそも完全に衰退期、低迷期の作品であり、その受賞に梅原さんが強い疑問を抱いたのも、SFは、「売ろう、立ち直ろう」という気がないのか?と思ったからだと思いますが。
しかし「言壷」というのは、SFが延々下り坂を辿っていった原因、傾向の集大成、仕上げと言えるものだと思いますね、私は。

2435//おはようございますぅ (1999/05/26 07:45:57)
MAIL::三枝
》僕の目的は SF の復興策を検討することです。

検討することが目的でしたか。
私は、復興策を作ったり、それを改善することには御協力したいんですが、考えて遊ぶだけの方にはそれなりに手を抜いて対処したいと思います。生産性がありませんので。

》また、この掲示板上で反論があった、もしくは、なかったという事実から、SF ファン全体の傾向を決定するのは無理があるのではないでしょうか?

それを言い始めたら、ボード上の議論も意味がないことになるでしょう。このボードの集まっている人が特殊である可能性は誰も否定できません。

》だから、執筆時期によるものだと思いますよ。SF ブームの初期の頃は SF とファンタジーが分離しきっていなかったのです。

分離が、SF低迷の原因になった可能性がありますね。

》時代小説が SF を名乗っても通用しなかったでしょう。

「戦国自衛隊」はSFだったと思います。
それを更に押し進めて、タイムスリップで戦国時代に行って大活躍とかいう「火星のプリンセス、日本戦国時代バージョン」的なものは、けっこういけそうな気がするんですが。
蒲生邸事件もSFですからねえ。

》すみません。どの部分のご発言でしょう?

「SFMに書かれてあるから、SFという文字があって、グィンはSFだと思われる」といった主旨の発言をしたはずですが。

》あとが続かないとはどういう意味で?

実験的に新奇であるだけでは結局つまらないのだと、最初の一回でばれるので。

》すみません。僕が聞きたかったのは、なぜ新聞連載を読んだ人が「あんなにつまらないのに、ベストセラーになるのか(当時もう、筒井氏の本は、出せば必ずベストセラーになっていたはず)。SFというジャンルは私にはわからない」と感じたと思ったかということでした。もう一度ご回答願います。

なぜ、「朝のガスパール」をつまらないと思ったのか?と、問いたいのですね。
じゃあ、小林さん、ご自分がつまらないと思う小説を一つ挙げて、そのつまらない理由を説明して下さい。その程度の詳しさで、説明させてもらいます。なかなら、つまらなさの理由を書いて説明するのは難しいので、ここはプロの小説家の表現を参考にさせてもらいましょう。ぜひ。
で、自分がどう考えてもつまらないと思っている作品を褒め称えているジャンル、業界があれば、「それは自分にはわからない世界だな」と思うのは当然だと思うのですが。

》プロローグで神秘体験が書かれていますが、その程度はいいということなんでしょうね。

ええ。あれでは、人が通常見る夢程度のもので、現実にびったり足をつけた小説のイントロでも見ますから。江戸川乱歩賞作品「顔に降りかかる雨」は、そんな奇妙な夢から話に入ります。

》これは建設的な意見ですね。新しいレーベルよりも効果がありそうな戦略です。

すぐ始められそうですしね。
そこで一番重要なのは、「どの本の表紙もアニメ絵にしてしまわないこと」だと思います。アニメ世代が読んで面白いと思いそうなものだけをそうして、「そういった表紙の本は面白い」という顧客の信頼感を築きあげる必要があります。

》早川ではなかったはずです。

そうですか。なんでなのかなあ。でも、誰が考えてもSFでしょ? 私はめんどうくさくなると全部SFにしちゃうのだけれど(笑)、ストライクゾーンの小さい人でもSFだと思っているでしょ。
だから、それを今更小林さんが疑問に感じても意味はないと思いますが。

》それを言うなら「山本周五郎賞受賞」にも気付きませんでした。みなさんとはどのみなさん?

私の知り合いですから、公務員と、通信関連の人に偏ってはいますがね。

》今でも「SF大賞受賞」の帯がかかっているとおっしゃるみなさんもおられるのですが。

それは、どのみなさん?
今は、「直木賞受賞作家」の帯がかかっていたと思いますが。本の回転の悪い本屋さんですね、それは。

》>「漫画と同じくらい面白い小説の作家がいなかったので小説を読まない」ということだった。
》なぜそう思われるのでしょう?

面白い作家が出た途端、売れ出したからです。
少女小説は、読んでも親に誉められるようなものではありませんので、国語教師の熱心な「小説を読みましょう」という指導によってブームが起こったとは思えません(笑)。

》で、それに対する三枝さんの反論は
》(2) 年配の男性も漫画を読んでいる。
》であり、

小林さんの間違いですね。
私の反論は「【成人男性】も【たくさん】漫画を読んでいる」です。ビックコミックスピリッツなどはたいした部数じゃないかとか、述べた記憶がありますが(笑)。

》その人がヘビーリーダーだというだけです。

小林さんの主張は、【漫画と小説とは時間を奪い合うので、漫画を読む人ほど小説を読まない】というものだったのでは?
そのお考えは変化したようですね。良かった。
その考えは間違いなんですよ。

》複数の出版社の複数の出版社の編集者が同じことを言っています。

複数の人が、自分の周り全体を見回して、「歴史小説や時代小説の読者は年輩の人が多いのではないか」と同じことを言っています。

》僕は編集者は出版に対してものを言う時ある程度根拠のあることを言っていると推定しているのです。

特に、時代小説家のお友達も多く、自身も時代小説を書きたいと準備してらっしゃるすがやさんのような小説家の人もそう仰るので、ある程度普遍的な話であろうと、私は推定しました。
しかし、それは「嘘だ」と細田さんは言いました。証拠がない。自分の周りのことだけを一般化していると。その言い方なら、小林さんの言い方も「嘘」だし、自分のとても狭い周りの環境を一般化しているのだろうと思います。
しかし私はむしろ、細田さんの言い方の方が、どう考えてもおかしい、奇妙な物言いだ、間違っていると思っています。
周りから聞いたことをいくつかまとめ合わせると、全体はおぼろげながら見えて来ると思います。
小説の読者は女性が多いという、その編集者さん達の考えは正しいだろうと、私も思います。ただ問題は、どの程度多いのか、です。
小林さんは、【本を読む成人男性はほとんどいない】かのような、極端な仰り方をなさいました。しかし、その編集者達は、【男性より女性の方が多い】というような意味程度で、「女性が多い」と言ったのではありませんか? たとえば、読者の6割が女性でも、私なら「女性が多い」と言うと思います。そしてそれが7割になったならば、「うちは【特に】多い」と言うでしょう。

》「オジサンも本を読む」ことは僕も知っています。
》「身長が180cm以上の女性がいる」ことも知っています。

再度言います。そういうくどーい物言いは止めて下さい。大変、感じが悪いです。

》2332 ですか? これと読書傾向がヤングアダルト → ミステリ → 時代小説と変化することと何か関連があるのですか?

では小林さんの「うちの読者は女性が多い」と編集者に言われたことも、「ヤングアダルトの読者は成人すると本を読まなくなるのではないか」ということの論証とは、何の関連もないでしょうね。
いったい延々、何の話をしているつもりなんですか? あなたは。

》SF ブームは『ヤマト』のブレイク辺りから始まり、『スター・ウォーズ』、『スター・トレック』、『ガンダム』などの各映像作品のヒットを基盤として展開していったというイメージがあったので、

どうも「ガンダム」とか「ヤマト」は、SFブームとは関係なかったようですね。むしろSFから一般人を遠ざける原因になったのでは?

2434//税金泥棒さん (1999/05/26 06:50:09)
MAIL::三枝
あたしは返さないよぉ、一円も。だって、昨日は朝も夜も働いちゃったもん。この前の土日も働いちゃったもん。いやいや、いやよ、一円だって。

それにしても、冬樹さんの頭が硬直している理由がわかっちゃったわ(はぁと)。
SF以外読まない人なんだねぇ……。
森博嗣せんせいの名前もURLも知らないとは。(いや、驚かせてもらいました。)

2433//想い出はうっとうしくて (1999/05/26 06:49:17)
MAIL::三枝
》「ガンダムはSFだ」っていうフレーズには全く聞き覚えが…。

私もないです(笑)。「ガンダムはSFだ」と言うと、予想される反論は「おまえはSFがわかっていない」でした。この反論は通常、論証抜きで展開されるものなので、逆らっても仕方がなかったです。

》こういった「別なのが当然」の状況で「あれもSF」ということにするのは非常に難しいような気もします。

うん。たとえば、「パラサイト・イヴ」をSFだと言うと、「ホラーでしょう」という反論が、当然帰ってくるのね。で、ホラー大賞受賞作であったり、ホラー文庫に入っている以上、こちらもそれに反論するすべはないんだよね。
「スレイヤーズ」はファンタジーでしょう?「グィン」はファンタジーでしょう?
いやもう、もっともですとも。「天使の囀り」がホラーなのと同じくらいもっともですとも。(「D」はホラーじゃないような気がしてならないが。あたしゃ、ホラーは、原理主義。)

》しかし、何故SFでないことにされていたのか、

「○○はSFではない」と言い切る瞬間、SFファンの目には恍惚とした喜びの光が……。俺は、俺は、俺は、SFを知っているんだぁ〜っっっっ!(笑) この辺り、ほんと、SFの人ってオタク的。
ああいう言い方を、格好良いとでも思っていたのですかね。考えなしに。
あとでどんなことになるか、そもそも自分自身が嫌われていることも知らずにね(笑)。

2432//そういう言い方する人っているよね (1999/05/26 06:47:28)
MAIL::三枝
》全部じゃないから「だいたい」なんだけど

いつも思うのだけれど。限りなく同じ事、極限まで似たことを言っても、そのものずばりの言葉さえ言わなければ、言ったことにはならないと思っている人っているよね。たいてい文系の人なのだけれど。
そういう人って、そういう言い回しを、まるで何かの技術であるかのように思っているんだよね。そうして、そうできる自分が利口であるかのように勘違いしていたりする。
たぶんその人にとって、言葉は言葉であって、意味とか論理とかとは別なのだと思うな。たとえば英語は、真の意味では日本語には訳せないのだろうね。その人にすれば。だって、ぴったり概念の一致する単語は、別の言語中には絶対に存在しないんだからさ。
そういった言葉の微妙な違いに拘泥する人が、純文学とか音声学にはまりこむ状態は私にも理解できるのだけれど、疑問に思うのは、そういう人でも翻訳を仕事でやっていたりすることなんだよね。
自分が訳した文章のことを、どういうふうに考えているのかなあ。人によっては、原文とはまったく別の作品だと思っているようなので、それはそれで統一のとれた考えだと思うんだけれど。

》自分でローカルルールを破るのでやめよう(笑)

うん。本当に、あなたはとびきり利口だと思う。念のために断っておくけれど、これは皮肉じゃなく、本当の意味でそう思っています。いつもね。
良い逃げ道を考え出した。それに、迂闊なことは絶対に言わない人だ。
こういう人のことを、本当の意味で頭が良いと言うんだろうね。

2431//1円撃退法 (1999/05/26 05:14:29)
MAIL::山崎
>冬樹さま
あっ、その論、面白そうですね。どっかで使えそうだ。ウェブサイト
を見ろと言われても「N大工学部助教授森先生」ではわからないので、
ぜひURLを教えてください。

ミステリィ作家でN大工学部助教授の森博嗣先生ですね。1円撃退法の載っているページのURLは
http://www.degas.nuac.nagoya-u.ac.jp/people/mori/myst/repo/myst-r9951.html
5/5の日記です。

2430//SF ブームっていつ? (1999/05/26 02:02:36)
MAIL::小林泰三
SF ブームの時期を規定するのに、SF 雑誌の刊行数が使えるのではない
かと考えました。たいていの出版社は利潤を追求しているので、需要があれ
ば、雑誌を刊行し、需要がなくなれば雑誌を廃刊するはずです。

データは以下のものを参考にしました。

http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~kanamitu/sf/sfdb/sf_search_m.html

各年代の SF 雑誌の数を示します。ただし、その年に創刊もしくは廃刊に
なった雑誌は0.5とカウントします。

1960〜1973年 1 1985年 4.5
1974年 1.5 1986年 3.5
1975年 1 1987年 3.5
1976年 2 1988年 4
1977年 3 1989年 4
1978年 3 1990年 3.5
1979年 4 1991年 3
1980年 5 1992年 3
1981年 4 1993年 2.5
1982年 3.5 1994年 1.5
1983年 4.5 1995〜1998年 1
1984年 5

『ヤマト』の本放送が1974年ブレイクが1976年ぐらい。『ガンダム』の
開始は1978年か年1979だったような。
『スターウォーズ』1作目は1977年、『ジェダイの復讐』は1983年。
『スタートレック』の劇場版は1978年。テレビ版の初放映は1970年前後で、
関西での日曜昼間の再放送は1975年。
雑誌の刊行数のだいたいのピークは1980〜1984年辺りですが、実際の
SF の需要と較べてディレイがあると考えられるので、このころにはすでに
衰退の兆があったことになります。1990年代に入ると、はっきりした低落
傾向が見えます。
『朝のガスパール』の新聞連載は1991年後半ですでに衰退期に入ってからです。
SF 衰退の直接の原因とは考えられません。
『言壷』に至っては1995年発行ですから、確実に無罪でしょう。

2429//目的と手段 (1999/05/26 02:01:17)
MAIL::小林泰三
>ただたんに、いっぱい質問すれば、矛盾が出てくるだろうことを、期待しているだけのようにしか、思えません。
>生産的なお話をするおつもりがあるのかどうか、最近では疑っています。どうしても梅原論を間違いだと証明しなくてはならない事情でもあるのでしょうか?

僕の目的は SF の復興策を検討することです。で、その候補としてサイフ
ィクト構想があるわけですが、その根拠となっている梅原仮説には欠陥があ
るように見えるのです。その部分を明確にしようとしています。

>そうではないのです。「D」に関しては、「SFではない」という大森さんの御発言がありますね? で、それに関しては誰からも反論はなかった。私以外は。しかし「グイン」に関しては、私以外にも「SFではない」と仰る方が即座に現れたのです。

これは海法さんが書かれているように、文脈や議論上で置かれた位置に依存
している可能性があります。また、この掲示板上で反論があった、もしくは、
なかったという事実から、SF ファン全体の傾向を決定するのは無理があ
るのではないでしょうか?

>ええ、不思議ですね。されています。なぜ、SF扱いされない作品と、SF扱いされる作品があるのでしょう? センス・オブ・ワンダー? しかしそれでは外部の人間にはわかりません。

だから、執筆時期によるものだと思いますよ。SF ブームの初期の頃は S
F とファンタジーが分離しきっていなかったのです。

>>ファンタジー文庫ができるまでは SF文庫から出ていたのです。
>
>つまり、媒体がSFと名乗っているかどうか、ですね。

時代小説が SF を名乗っても通用しなかったでしょう。なぜなら、すでに
時代小説というジャンルが日本で認知されていたからです。ヒロイックファ
ンタジーというジャンルは日本では認知されていなかったから SF と名乗
っても受け入れられたのです。

>それでは、結論として「SFと名前が付いているからSFと思われる」という私の意見と同じですね。

すみません。どの部分のご発言でしょう?

>>「実験的に新規」であることが話題になり、売れることの条件になるなら、梅原仮説の反証になります。
>
>この方法は、あとが続かないのです。従って、作家経営論、ジャンル経営論としては、失敗でしょう。反証にはならないと思います。

あとが続かないとはどういう意味で?

>>>「朝のガスパール」の場合、新聞上で読んだのは普通の大人、本を買った人は旧来の筒井氏の顧客でしょう。(筒井氏の本の中で特に飛び抜けて売れたとは聞いていませんので。)
>>>で、新聞連載を読んだ人は感じたと思うのです。「あんなにつまらないのに、ベストセラーになるのか(当時もう、筒井氏の本は、出せば必ずベストセラーになっていたはず)。SFというジャンルは私にはわからない」と。
>>
>>三枝さんはそう思われたのですね。なぜそう思われたのでしょうか?
>
>新聞小説は、日経新聞のようなある種業界誌的なものや、地方紙に連載された物の方が売り上げが伸びる傾向にあると聞いたことがあるからです。
>つまり、新聞紙上で読んでいる人が買うのではなく、新聞紙上で読まなかった人が買う。

すみません。僕が聞きたかったのは、なぜ新聞連載を読んだ人が「あんなに
つまらないのに、ベストセラーになるのか(当時もう、筒井氏の本は、出せ
ば必ずベストセラーになっていたはず)。SFというジャンルは私にはわか
らない」と感じたと思ったかということでした。もう一度ご回答願います。

>一般の社会の描写から始まっていたと思います。反乱の首謀者がミトコンドリアであることの判明(日常からの逸脱)は、だいぶあとになってからだったような記憶があるのですが、違うでしょうか?

プロローグで神秘体験が書かれていますが、その程度はいいということなん
でしょうね。

>私は、「ループ」だけを読んだ人を知らないのです。たいていは日常から始まる「リング」から読んでいるのではないでしょうか?

三枝さんは「ループ」だけを読んだ人を知らないのですか。
ところで、1巻目だけが日常から始まるワイドスクリーンバロックで、2巻
目以降銀河帝国を舞台としたシリーズはサイフィクトになりそうなので、期
待が持てます。

》森岡さんは梅原さんよりも、SF よりだから売れたということでしょうか?
>
>違います。本の表紙絵ですね。
>これを、多くの人が言うように「絵が良くて売れた」というような作家さんに失礼な言い方と同じだと思わないで下さいね。
>森岡さんの本のあの絵は、「これは小難しいSFではなくて、ジュブナイルファンタジーと同じように、楽しくてはらはらどきどきする物語なんだよ」と、伝えることに成功したのです。
>つまり「その本の本来の顧客に、本の存在をしらせることができた」のだと思います。

これは建設的な意見ですね。新しいレーベルよりも効果がありそうな戦略で
す。

>>いいえ。僕は SF だと思います。お聞きしたいのは梅原さんの本を読む前に読者がそれを SF だと判断した理由です。

>たしか、早川から出たのでは? そのせいではないでしょうか? 帯にSFの文字があったかどうかまではしりませんが。

早川ではなかったはずです。

>>なぜ「すぐにはずされた。(多くの人が気づいていない。)」と思われるのでしょう
>
>はい、小林さんもお気づきでなかったでしょう? 私は、あちこちで人に尋ねたのです。宮部みゆきの本に「SF大賞受賞」の文字を見たか?と。火車の「山本周五郎賞受賞」の帯なら、みなさん見ていたんですがね。

それを言うなら「山本周五郎賞受賞」にも気付きませんでした。みなさんと
はどのみなさん? 今でも「SF大賞受賞」の帯がかかっているとおっしゃ
るみなさんもおられるのですが。

>20年くらいではないでしょうか。花井幸子、氷室冴子、藤本瞳の時期だと思います。(小野不由美は少し後かな?)
>要は、「漫画を読ので小説を読まない」という粗雑な物言いは間違いであったのですね。

確かに粗雑な物言いですね。

>「漫画と同じくらい面白い小説の作家がいなかったので小説を読まない」ということだった。

なぜそう思われるのでしょう?

>2286で無名さんがあげて下さったURLは、小林さんは御覧にならなかったのですね?
漫画を多く読む人ほど、書籍も多く読むという調査結果が出されています。(この調査結果は、予想と大幅に違っていたため、発表時大変話題になった記憶が私にはあります。みなさん、ご存知なのだと思っていました。)

僕が最初に言った主張は
(1) ある年齢以上の男性はあまり小説を読まなくなる。
で、それに対する三枝さんの反論は
(2) 年配の男性も漫画を読んでいる。
であり、それに対し、僕は
(3) その世代が漫画を読んでいるからといって、同じ世代が同じくらい
小説を読んでいるとは限らない。負の相関があるのは容易に推定できる。
と答えたのですが、三枝さんは
(4) 漫画を多く読む人ほど、書籍も多く読むという調査結果が出されている
ので、それは成り立たないという主張をされているのですね。

その URL は見ましたが、僕の主張の検証には使えないと思ったので言
及しませんでした。人より漫画を多く読む人が書籍も多く読むということ
はさほど不思議なことではありません。その人がヘビーリーダーだという
だけです。

例えば以下のような思考実験をしてみましょう。

-------------------------------ここから-------------------------------
小林「ある年齢を過ぎると人間は食べる肉の量がだんだん減ってくるんだよ」
三枝「そんなことはないわ。あたし、おじいさんが野菜を食べているのを見
たもの」
小林「だから、肉が減って、その分野菜が増えるんだよ。食べる量が変わら
ないとしたら、肉と野菜の量の間に負の相関があっても不思議じゃないだろ」
三枝「野菜をたくさん食べる人ほど、肉もたくさん食べるという調査結果が
出されているわ。おじいさんは肉もたくさん食べるのよ!」

大食漢は肉も野菜もたくさん食べる。小食の人は肉も野菜もあまり食べない。
当然、多くの個人の食事の傾向を調べれば、両者の量に正の相関関係が認め
られます。だからといって、野菜を食べる世代は必ず肉を食べるという命題
が成り立つとは限りません。
-------------------------------ここまで-------------------------------

僕が欲しいデータは年代別・性別の1ヶ月に読む小説と漫画の冊数のデータ
なのですが、なかかな見つかりません。ということで、データが手に入るま
で、この話題は保留ということでいかがでしょう?

>>特に女性が多いという認識があるようです。

>どうも、私がすがやさんからうかがった話に関する色々な方のコメント風に言わせて頂きますと、その一人の編集さんの「極めて個人的見解」のようですね。

複数の出版社の複数の出版社の編集者が同じことを言っています。僕は編集
者は出版に対してものを言う時ある程度根拠のあることを言っていると推定
しているのです。三枝さんはそうではなようなので、しかたありませんが。

>ここにコメントされている多くの方が、オジサンも本を読むとおっっしゃっていますから。

「オジサンも本を読む」ことは僕も知っています。
「身長が180も m以上の女性がいる」ことも知っています。

>>すがやさんの投稿を読ませていただきました。
>
>ぜひ、私の引用したログもお読み下さい。

2332 ですか? これと読書傾向が
ヤングアダルト → ミステリ → 時代小説
と変化することと何か関連があるのですか?

>問題のすり替えは止めて下さい。
>その作品自体のブレイクの話をしているのではありません。(エヴァなら、とっくの昔に>ブレイクもブレイク、大ブレイクをしています。)その作品のヒットがSFにつながるまでのラグタイムと、その作品自体がブレイクするまでの時間とを、ごちゃ混ぜにしないで下さい。その二つの意味はまるで違うものです。
>ヤマトのブームはSFのブームにつながったのか? なら、それはヤマトのブレイクのどの程度後なのか?

これは失礼いたしました。『ヤマト』のブレイクが SF ブームの始まりそのも
ののような書き方でしたね。
SF ブームは『ヤマト』のブレイク辺りから始まり、『スター・ウォーズ』、
『スター・トレック』、『ガンダム』などの各映像作品のヒットを基盤とし
て展開していったというイメージがあったので、こんな書き方になってし
まいました。
SF ブームの時期に関しては別に投稿します。

2428//パパ、三十三回転の“そのしいと”ってなあに? (1999/05/26 01:45:17)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>大森望さま
>音楽を再生する機械でぐるぐるまわらないのはMP3プレイヤーが史上初だと
>さいとうよしこが言っていたがほんとうでしょうか。そんな気もする。

“ぐるぐるまわる”というのは、音を再生する機構に可動部があるという
ことを、さいとうさん的感性で表現したものだと思うのですが、だとすれば、
私もそんな気がします。まきさんのおっしゃるようなものもありましたけど
(名刺にテープ貼ってスロット通すと声が出る子供のおもちゃとか、紙テー
プにパターンを印刷して音を記録するグッズとかもありますよね)、線的に
動かすのも回転のヴァリエーションみたいなものなので、本質的にはあれら
も可動部がある音声再生装置ですよね。そういう意味では、さいとうさんの
ご指摘は端的かつ的確で面白いです。MP3プレイヤーは、技術史のひとつのメ
ルクマールではあるかと。

あの手の機械って、経験的にも、人の話を聞いても、まず可動部から壊れ
るが鉄則みたいですから、MP3プレイヤーが行き渡っちゃうと、景気が悪く
なったりしないのかな(笑)。機械は狙った時期にちゃんと壊れるように設
計するのがいいような気がする(ヘンな文明だけど)。でないと、私みたい
に同じテレビを二十年使うやつが出てきて(まだ映ってる)、ますます景気
によろしくないですよ。


2427//基本的なこと聞いていいッスか? (1999/05/26 01:05:30)
MAIL::通行人ナンバー26
あ、あの、わたし五月入ったあたりから伝言板眺めてきたSF初心者なんですが(いや別に嵌ってるわけじゃないからただの素人か)、どうも自分の認識と違うことがサラッと書かれたまま誰も突っ込まないので、自分で確認しに来ました。

「スレイヤーズ」って、SFなんですか? あれって、“剣と魔法”の典型的なファンタジーじゃないですか。どこらへんがSFなのか、わかりません。それともSFはファンタジーを内包するものなのかしら? 「初期のSFファンにはヒロイックファンタジーがSFとしてのサブジャンルという認識があった」という発言はありましたが。
SFとファンタジーの境界線は人によって違うというのは再三書かれていますが、「スレイヤーズ」がSFだと言うのなら、わたしの認識は根本から違うことになるので。過去ログを読めとか言われそうですが、一通り読んでみても用語の定義からして議論の対象になってるようなので、ど素人には大筋についていくので精一杯。
「スレイヤーズ」がSFに入るのなら、たとえば、ファンタジーの生みの親とも言われているトールキンの「指輪物語」なんかもSFたり得ちゃうんでしょうか。
とても基本的な事を聞いてるとは思うのですが、SF識者の方々は何を常識としているのか、どうしても気になってしょうがないので。素人は勉強してから出直せと言うならそうしますが、教えてもらえるとうれしいです。
#ああなんかとってもビビッてるぞ>自分

2426//それ、面白そうです (1999/05/26 00:45:05)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>税金泥棒さま
>こういう輩に対する1円撃退法は、N大工学部助教授森先生のお薦め。詳しくは彼のウエッブサイ
>ト参照

あっ、その論、面白そうですね。どっかで使えそうだ。ウェブサイト
を見ろと言われても「N大工学部助教授森先生」ではわからないので、
ぜひURLを教えてください。


2425//ごめんなさい1円返させてもらいたいので住所教えて (1999/05/25 23:49:41)
MAIL::税金泥棒
※2397、2412 で、でましたぁ! 左高信(これで漢字いいんでしたっけ?)ばりの税金泥棒非難! はいはい税金で雇われている三枝さんや私やらの研究者は国民の奴隷でえす。
インターネットも見ずに、メールも書かずに仕事せなあきまへん、はいはい。あなたのお怒りはもっともなので、あなたの税金分(どうせこういうことをいう奴に限ってほとんど払っていないのであろうが)返させてもらいますので、住所教えて。1円じゃ払いすぎですよね。
(こういう輩に対する1円撃退法は、N大工学部助教授森先生のお薦め。詳しくは彼のウエッブサイト参照。)

2424//おそらく (1999/05/25 23:44:07)
MAIL::Δ
SFとガンダム等が完全に別のものとして
認識されるようになった後であれば、SF
の継承は再び機能するようになったと思い
ます。ですから、1985年以降にものご
ころつかれた方にはピンとこない話かもし
れません。

主なエントリーが継承からであるとすれば、
現在の方がSFファンの絆は強いのかもし
れません。

こういった「別なのが当然」の状況で「あれ
もSF」ということにするのは非常に難しい
ような気もします。SFファンが、実はSF
でないとされているSFについてもファンで
あった、の・なら…上手く行くのかもしれま
せん。

80年当時を覚えている人も中年になってし
まったので、逆に今こそが、そのチャンスな
のかも…。

しかし、何故SFでないことにされていたの
か、何故今戻すのかという説明がオーソライ
ズされないと、若い方にも不透明な感じが残
るのではないでしょうか。

2423//えっ (1999/05/25 23:29:51)
MAIL::Δ
>>ガンダムはSFじゃないと言ったのは高千穂遙さんなど、あくまで少数
派であり、大部分は「宇宙の戦士」などと比較したもんです。

これは大多数のSFファンはガンダムをSFだと思っていて、
SFとして「宇宙の戦士」などと比較した、という意味でしょ
うか…ガラガラ(Δの歴史認識が崩れる音)

もしこちらが正しいとすると、高千穂発言を真に受けたアニメ
ファンどうしの伝言ゲームで自粛(自滅?)したことになりますが…。

当時、同年代のSFファン二名から「ガンダムはSFでない」と
聞いた記憶もあるのですが、Δが嫌われてた何かのための意地悪?

「ガンダムはSFだ」っていうフレーズには全く聞き覚えが…。

ただ、SFファンにガンダムが好きな人が多かったのは記憶に
あります。しかし「ただしSFではない」が続くのがパターン
であった覚えがあります。

2422//針金を引っ張るやつ (1999/05/25 23:24:25)
MAIL::まき
>大森さま

>>音楽を再生する機械でぐるぐるまわらないのはMP3プレイヤーが史上初だとさいとうよしこが言っていたがほんとうでしょう
>>か。そんな気もする。

磁化させた針金をきゅーっと引っ張る奴があったような覚えがあります。>テープ以前。針金が細くできた時点でリールに巻くように
なって、その後テープが開発されたと。

音楽専用ではなかったですが、SONYだったかが出したやつでカードにテープを貼って、きゅーっと引っ張ると音が出る機械もありました。見たことあるのは単語覚える用でしたが、子供向けに音楽(の断片)が出るのもあったようです。

2421//古畑ビデオ中。 (1999/05/25 22:26:51)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
>>西の善き魔女
完結したので読むかと思ってまとめて買ってきていま一巻読んでるんだけど(近所の本屋に3巻がなかったので中抜け)そうですかまだ続きそうですか。うーむ。

>>メフィスト
売れてます。刷り部数が二年で十倍になった(推定)小説誌も珍しい。
が、しかし最新号の結果はまだ出てないので、実力は不明的。

>>WorkPadc3
すぐに買うのだ。そして平凡社世界百科事典を入れて読むのだ。無理か。オレは6ギガにしたので小学館の日本大百科も入れたのだ。

わたしは6800円だかの世界最小MP3プレーヤーがほしいなり。もうすぐ発売だっけか。

音楽を再生する機械でぐるぐるまわらないのはMP3プレイヤーが史上初だとさいとうよしこが言っていたがほんとうでしょうか。そんな気もする。


2420//週刊アスキー6/2に「デジタルリーディング入門」って記事が。 (1999/05/25 22:12:16)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
諸星友郎です。ご無沙汰してます。
週刊アスキー6/2号のp36から(たった4pだけど)「デジタルリーディング入門」ってことで、青空文庫やらT-timeやエキスパンドブックとかの記事が載っていたので「懐かしい話題」って感じでご紹介。
PalmPilot用のテキスト読みソフト「TealDoc」ってのが紹介されてて、ちょっと使ってみたいなとか思ったんですが、Pilotは実家に置き去りにしてきたのを思い出してちょっとくやしまってます。
アルミボディのWorkPadc3ってのが出るらしいですが、なんだかえらくかっこよくなってるんで、「これを文庫本みたいに読むとかっこいいかもなぁ」とかしょうこりもなく考えてしまいましたよ。(たぶん、実際にやってみたら、横書きのガビガビフォントの白黒液晶にうんざりするんでしょうけどねぇ)

2419//全部じゃないから「だいたい」なんだけど (1999/05/25 22:03:06)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
とか言ってると自分でローカルルールを破るのでやめよう(笑)
だいたいわかりました。

2418//三枝さんへ (1999/05/25 21:59:18)
MAIL::均一蝋hosoda
あのー、
それで「恨み」だけでないのなら、梅原氏は新ジャンルに、何のために人を寄せ集めなければならないのでしょうか!!どうして人をあてにするのでしょうかー。三枝さんは、だまされていると思います!!!

このくらいの勝手なことを、やらなければならないような作家なら、「自分ひとりでも、売れるものが書ける」くらいの自信がないと、うまくいかないのではないかと思いまーす!!!どうせ、こういう人は、すぐに他人が気に入らなくなるんだから、少数で始めたほうが、マシだと思います??やっぱり、新ジャンルはあきらめて、「サイフィクト」という名前で、何か「新雑誌」を、作ってもらったら、よいのではないでしょうかー。あっ「執筆者」については、

筒井康隆先生の巻頭100枚(いきなりダメ??)。瀬名秀明。貴志祐介。高橋克彦。坂東真沙子。菊地秀行。麻耶雄高。梅原克文。他のみなさん。ゲストに島田荘司、京極夏彦、綾辻行人、清流院流水、他の短編ホラー。「メフィスト」の姉妹誌??みたいだし、新人賞あり。これなら無理がないかもしれないと思いまーす。でも「メフィスト」が売れているのかどうか知らないです。失礼しましたー。

2417//これ以上論理的な話が、どこにあると言うのだ? (1999/05/25 19:14:36)
MAIL::三枝
》「(『D』が)SFじゃないと言われるのはまあしょうがないのでは」 と、
》「『D』はSFじゃない」
》は、あくまでもイコールなわけ

ではなくて、だなあ。
極めて論理的な思考過程なのだけれど。

》ふつうでないことが起きる小説をぜんぶSFだと言ってると、ファンタジーやホラーの人に怒られるので。

ということで、大森さん的には、SFとファンタジーとホラーとはわけないといけないし、わけることができる。
OK?

で、

》吸血鬼、狼男、幽霊はだいたいホラー。

と書かれたすぐ後に、

》菊地秀行の『吸血鬼ハンターD』がSFじゃないと言われるのはまあしょうがないのでは。

と、続く。
つまり大森さん的には「D」はホラー。で、ホラーである以上、SFではない。
Q.E.D.

2416//『西の善き魔女』完結・・・・???? (1999/05/25 19:00:41)
MAIL::あっぱっぱ
荻原規子の『西の善き魔女』最終巻(5)を最近よみました。4巻あたりか
ら風呂敷ひろげまくってどう収拾つけるんだろうと心配でしたがなんと
か(ほつれはいくつかあるものの)まとめあげ・・・・・ってなんかこれ
続編が出そうな感じなんですけどーーーーー。ばらまきまくった謎の内
いくつかは明らかになっとらんし。(バードとケイン一族の関係は?「フ
ィーリ」ってなんじゃあ!!。フィリエルがバードの背後に見た「風景」
の正体は一体???????)あと挿絵がなんでかわってるのーっ?!!。あとが
きの内容も気になるし・・・・。

2415//三枝さんの世界では (1999/05/25 18:27:57)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
「(『D』が)SFじゃないと言われるのはまあしょうがないのでは」 と、
「『D』はSFじゃない」
は、あくまでもイコールなわけですね。
議論にならないわけだよなあ。住んでる世界が違うというか。
まあ、コミュニケーションは可能ですが。


2414//三枝さんへ (1999/05/25 18:21:03)
MAIL::均一蝋hosoda
あのー、
投稿できる雑誌がないとか、自分にぴったりのジャンルがないとかいう、梅原氏のようなタイプの作家の??事情はよくわかりまーす。

いやよくわかりませんが、新人賞とかなまけて、だらだらと現状維持しかないと思って、無為に過ごしていた出版社の人が問題があったのかもしれないしー、読者が少なくて作家の「席が」空かなかったのかもしれないし、活気のある新しいジャンルができたら、いろいろ面白い作家が出てくるかもしれないとも思いまーす。

とはいえ、
自分の都合で??とか「誰かにけなされたことを執念深く根にもって」、SFが好きで、「SF作家」として活躍している作家まで、つまり取り込んで(巨大字)、気にいらないSF作家を潰そうとか??そんな欲な!!!ことまで考えなくてもいいのではないかと思いますー。何らかの交流とかして、お互い建設的に読者の拡大に協力すればいいと思います。だいたい、「売れているSF作家」??は、ちゃんとSFで活躍できているんだから、それでいいと思います。新ジャンルは、SFでは無理な梅原氏のような、どこにも合わない人だけの話なので、どうかと思いまーす。よくわからないのに失礼しましたー。

2413//それはそれで楽だろうな (1999/05/25 17:53:38)
MAIL::三枝
ふーん。毎日8時間、間に休みなく働く職場って、あるんだ。
2412//三枝さん、1時から勤務時間だったのでは? (1999/05/25 17:47:26)
MAIL::ギャラリー
いや、それだけ。
2411//三枝さん、1時から勤務時間だったのでは? (1999/05/25 17:46:35)
MAIL::ギャラリー
いや、それだけ。
2410//ごめんよお、大森さーん。 (1999/05/25 17:46:29)
MAIL::三枝
うっかり忘れていた。
本題以外の発言を相手にしてはダメって言われていたよね。

ごめんよーお。悪意はないんだよーお。とっちらかっていたんだよーお、雑用があ。アミノ酸アナライザーは変だし、保冷庫はトラブルし。びぇぇぇぇぇ。

2409//三枝さん、1時から勤務時間だったのでは? (1999/05/25 17:42:14)
MAIL::ギャラリー
いや、それだけ。
2408//なければ良いのに (1999/05/25 17:37:45)
MAIL::三枝
うん。実験にはなんで、合間に待ち時間があるんだろう……。
2407//三枝さん、1時から勤務時間じゃなかったの? (1999/05/25 17:35:53)
MAIL::ギャラリー
いや、それだけ。
2406//どうでも良い、各種修正 (1999/05/25 16:55:00)
MAIL::三枝
乱暴に書いたので、日本語が滅茶苦茶になっている。訂正しないと、「誰も変だと思わないのだろうか?」と言って、オジサンがわいて出そうなのがいやなので、修正しておきます。

☆2370 「「自称SF」は」 → 「「自称SFファン」は」
「断言する人とは」 → 「断言する人は」
☆2373 「SFに対する違和感いままで何人が」 → 「SFに対する違和感をいままで何人の方が」
「過去に関して記憶を欠落させて」 → 「過去の記憶を失って」
☆2382 「すっげえ、文脈とか」 → 「すっげえ。文脈とか」
「どこからをSFだと思って」 → 「どこからをSFじゃないと思って」
「判断を持っていない」 → 「判断基準を持っていない」
☆2391 「基準をはガジェットだ」 → 「基準はガジェットだ」
☆2395 「その後の敗因の原因では?」 → 「後の敗因では?」
☆2396 「人間がいっぱいして」 → 「人間がいっぱいいて」

2405//そのはずだと思う (1999/05/25 16:17:24)
MAIL::三枝
》細田様に、おっさん、はやめてくださーい。

えーい。本人の希望じゃ、つーとろうが。
「もう、としだ」とか言っている奴にも、最初の数回くらいは「そんなことないわよぉー、わかいわよぉー」とか、言ってはやるが、しつこいとそのうちにサービスには飽きてしまうのじゃ。いつまでも言ってやるほどは、俺様キャバクラ乙女な体質じゃないのよ。

しかし、忘却へと至る川の底からログをサルベージしてやったので、もう俺様のいるところには出ないんじゃねーの? 普通の感性してるなら。(あんまし普通じゃないのが、問題なんだな。)

2404//世間って、何歳だ? (1999/05/25 15:31:00)
MAIL::三枝
いや、別に良いけど(笑)。おばさんで。
ただ、ばるとあんさんがいくつだろうか、もしかしたらあの発言内容からして中学生か?高校生か?とか、ちょっと不安になっただけだから。(子供と本気になって喧嘩をしてはいけない。)

まあ、俺個人は、自分より年上で両親より若い人は、「お兄さん」「お姉さん」と呼ぶけどね。
私は両親が33歳の時の子供だから、職場を定年になっていない人はみんな、「お兄さん」「お姉さん」だね。
それより上の人は「おじさん」「おばさん」で、だからとうとう最近では、道ばたには滅多なことで「おじいさん」「おばあさん」は歩いていないという年齢になってしまいました。
血縁者への呼び方をそのまま他人に適応するということは、言葉本来の意味として、その人と自分との関係性を「意識している」という態度の表明でしょう。だから、自分との年齢関係の問題なのね。
それに自分の年齢を考えないってことは、自分を客観的に見られていないってことで、それはすんごく恥ずかしいことだと、まあ、私個人は思うので。

しかしまあ、世間でおじさん、おばさんと呼ばれて仕方がない年齢と言えば、私は25だと思うな。
それくらいになれば、多くの人には甥や姪がいるからだ。

2403//梅原理論 (1999/05/25 15:22:32)
MAIL::均一蝋hosoda
というか、最初からホラーとかSF作品ではないくせに、
「ノンジャンル??娯楽作品」
をまた立ち上げるにしても、SFは見たかんじ関係がないというか、SFにしても!!SF作品で誰が見てもいちばん弱い、その純文学系しか、批判できないのでしょうかー!!そんなことなら批判するな、と思いまーす。ちがっていたらすみませーん。失礼しましたー。


2402//三枝さんへ (1999/05/25 13:57:23)
MAIL::均一蝋hosoda
細田様に、おっさん、はやめてくださーい。

純文学系って、今さら「自称メタ言語もの」のことだったのですか。
なにか、被害者の説明をしているけど、単にある種の作家だけでかたまろうという考えで、おまけに批判して、自分の立場を正統化しているだけのような気もしまーす。気のせいでしょうかー。失礼しましたー。

2401//30超えたら (1999/05/25 13:18:27)
MAIL::通りすがり
世間さまに「おじさん」「おばさん」て呼ばれても
おかしくはないと思うんですが。
(本人が自分のことをどう思っているかは別として。)

「クイズ100人に聞きました」があればいいのにね。
30を超えたら「おばさん」と言っていい (あるある〜)