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【トークショウのお知らせ】
「本のことは書評家に訊け!」出演:北上次郎・吉田伸子・大森望
日時: 2003年9月15日(月)13:00〜15:00
会場: 青山ブックセンター本店 カルチャーサロン青山(六本木じゃなくて青学の向かいのビル)
お問い合わせ先: 03-5485-5511(10:00〜22:00)
参加方法・注意事項: 要電話予約、先着120名、入場料500円
*まだ若干空席があるようなので、おヒマな人はどうぞ。



【8月25日(月)〜26日(火)】


 さいとう妹一家5人と日立旅行。上野からスーパーひたちに乗り、水戸駅で合流して昼食のあと、クルマでひたちなか方面に向かい、海水浴。やっと暑くなってよかった。しかし泳ぐのはオレひとり。水遊びと砂遊びを偏愛するトキオは波打ち際にしがみついて離れない。そんなに好きなら臨海公園行くか。
 日立駅の近所のヨーカドーで夕食材料の買い出しを済ませて、奥日立きららの里。日立関連の工場を横目に山を登ってくと忽然と出現する巨大施設。宿泊できる巨大な公営体験型自然テーマパーク? こんな広くてキャビンは16棟だけ。採算とかまったく考えられてない感じ。ゲートからキャビンまでクルマで5分以上かかります。
 夕食はキャビンの外でバーベキュー。さらに花火。

 翌日は朝から園内の施設(スライダーとかフィールドアスレチックとか)をまわり、昼食は那珂湊の魚市場に隣接する寿司屋。死ぬほど疲れた。



【8月29日(金)】


 ホラーサスペンス大賞最終候補作決定会議@幻冬舎。第一回投票ではあっという間に決まりそうな雰囲気だったのに、その後二転三転して意外な結果に。幻冬舎I原氏の剛腕司会の賜物かも。それにしても、残ってくる作品の中で、まったくの新人がむしろ少数派というのは……。作家で生き残るもたいへんだ。
 最後に行った表参道のダイニングバー(居酒屋?)のカレーうどんがめちゃくちゃうまかった。



【9月2日(火)】


 木場公園の東京都現代美術館で、スタジオジブリ立体造形物展。ハウルの動く城の動かない巨大模型がメイン。あとはジブリ作品の1/1フィギュアとジオラマ。アトラクションのないジブリーランドというか、ワンフェスのジブリオンリーイベントというか、そんなものがなぜ現代美術館で開催されてるのかよくわかりませんが、子連れで行くにはちょうどいい感じ。しかしアニメキャラの顔の造型はいまいち。ほとんど家族連れなんだけど、近所のお相撲さん三人組が見物にきてて、中のひとりがジブリおたくらしく、あとのふたりにえんえんと講釈してるのがおかしかった。
 見物を終えたあとは木場公園をぶらぶら。園内を走りまわる犬に社長大興奮。



【9月3日(水)〜5日(金)】


 『犬』の直しをだらだら進めつつ、《本の雑誌》新刊めったくたガイドと夏休み小説・心のベストテン用の未読消化・再読作業。
『ハロー・サマー、グッドバイ』とか『風の歌を聴け』とか20年ぶりに読み返す本も多数。あとは角田光代『キッドナップ・ツアー』(角川文庫)、柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』(講談社文庫)、江國香織『すいかの匂い』(新潮文庫)、湯本香樹実『夏の庭』(新潮文庫)、川島誠『800』(角川文庫)、重松清『カカシの夏休み』(文春文庫)とか。しかしこのへんのタイトルはやはり別枠で扱うことに決定。「心のベストテン」は、やっぱり最初にぱっと思いついたやつで決まってしまうのだった。

 津原泰水監修で話題のテディ文庫(9月25日創刊予定。amazonで予約受付中)は、ずいぶん前に送ってもらってた第一弾2冊のゲラをようやく読了。
 三鷹うい『ねむる花』がけっこう面白い。BLかどうかはよくわかんないけど、キャラクター造型はかなりユニーク。田舎の旧家の話かと思ってたら、いきなり神保町の雑居ビルの一室が舞台になったりする展開も意表をつく。ミステリ仕立ての部分はもうちょっとどうにかしたほうがよかったと思うものの、リーダビリティは高く、変わった切り口の現代もの伝奇ファンタジーとして楽しめる。BLかどうかはよくわかりません。
 岡本賢一×笹生撫子の中編集『趣向』は、表題作より、笹生撫子単独の異常なロボットSF「庭園」がツボ。ちょうど柳下に借りた短編集でスラデックのMachine Screwを読んだとこだったんで、思わずロボティック性愛SFアンソロジーのラインナップとか考えちゃったよ。



【9月7日(日)】


 ワーナーマイカル市川妙典で仮面ライダー555とアバレンジャーの二本立て。

 ちなみに今朝のTVアバレンジャーは、花嫁ばかりを狙うトリノイドを倒すため、笑里ちゃんが花嫁に変装、スケさんが「花嫁のパパ」役をやることになるんですが、それを聞いて喜んだスケさん、
「では、小津生誕100周年記念ということで……」と、ここからいきなり小津安二郎パロディに突入(笑)。まさかアバレンジャーで、奥村公延の笠智衆ものまね芸を見ることになろうとは……。『スパイキッズ3D』でジョージ・クルーニーがシルベスター・スタローンの物真似をしたのに匹敵する衝撃度。しかしこのネタはすでに、お父さんお母さんの世代にも意味不明なのでは。
 8月の放送分で、アニメ版『釣りバカ日誌』とクロスオーバーしたときも仰天したけど(エンディング映像がすばらしかった。しかしなぜ釣りバカ?)、もうやりたい放題。

 一方、映画アバレンジャーは、いつものトリノイドを増強したヘキサノイド(ハナビキニキビーナス)を出し、テレビ朝日社内で大立ち回り――という趣向以外はいつものアバレンジャー。らんる100人はいまいちの効果だが、ミニチュア化した幸人の「ちっちゃいことはべんりだね」攻撃に不覚にも笑ってしまう。ゲストキャラは小向美奈子。これまたエンディング映像は完璧。エンディング後のお決まりのギャグも完璧。
 ヴォッファがようやく新ギガノイドを完成させたときにはすでに本編が終了、
リジェ「遅いわ。もう終わっちゃったの。次は仮面ライダー555よ」
ヴォッファ「出してやる……。出してやる……。仮面ライダーに出してやる!」
リジェ(にっこり笑って)「がんばってね」

 というわけで始まる劇場版『555』はTV版とは全然違う話。ポストホロコーストSFというかオメガマンというかターミネーター未来篇というか、まあたいへんな設定です。なにしろ世の中みんなオルフェノクになっちゃって、人間は二千何百人しか残ってないとか。555の主力組はレジスタンスに身を投じて、スマートブレインに捨て身のテロ攻撃――みたいな。パターンとしてはスケバン刑事の映画版みたいな感じ?
 TV版をろくに見てなかったので、あとからあわてて公式サイトのエピソードガイドを熟読、HDレコーダに残された最近2カ月分のエピソードを見て、ようやく全貌を把握しました。

 トキオは555の途中から退屈して寝そうになってたので先に帰し、ひとりで『英雄 HERO』と『座頭市』をハシゴ。
 『英雄』は環境映像としては美しいけど、スリルも興奮もゼロ。眠けを誘うきれいな映画になっちゃってるのは根本的にまちがいなんじゃ……。『座頭市』は細部に遊びはあるものの、基本は王道の時代劇。妙に軽いノリなのはそういう作戦?

 夜中にユーロ2004予選のイタリア×ウェールズ録画視聴。ピッポの大爆発をひさしぶりに見ました。



【9月8日(月)〜9日(火)】


 新宿東急でリドリー・スコット監督の『マッチスティック・メン』。強迫神経症の天才詐欺師(?)を演じるニコラス・ケイジが楽しい。その娘役を演じるアリソン・ローマンがたいそう魅力的で、おやじ殺し。
 しかしコンゲーム映画で「絶対キレイに、だまされる」なんて言われちゃうと、どうにもだまされようがないのだった。

 4月新番アニメがぼちぼち終了に向けて盛り上がりつつあるところ、中でも『LAST EXILE』が佳境。しかしこんなところまで来て放送時間変更はやめてほしい。
 ちなみに大森がいま毎週ちゃんと見てるTVアニメは、あと『ステルヴィア』『エアマスター』『カレイドスター』『ガッシュベル』『SEED』それに1年遅れの『ムリョウ』あたり。



【9月10日(水)】


 今日は国際Aマッチデー。なのでたいへんです。
 日本×セネガルは予想された展開。最悪1−1にはしないといけない試合だったと思うけど、まあ空振りも時の運。むしろがんがん攻めるセネガルを見られなかったのが残念。
 チェコ×オランダはいきなりのダヴィッツ退場で超豪華なオランダ攻撃陣が機能不全に。セルビア・モンテネグロ×イタリア、ブラジル×エクアドルも渋い展開だったなあ。まあ、後者は倉敷保雄ののんびりした実況で楽しかったけど。

 ところで、スカパーではいつからポルトガル語のRの発音が原音主義に変更になったんでしょうか。たしか去年までは「ロナウド」だったよねえ。そりゃま、ホッキ・ジュニオールだけ(ヒカルジーニョもわりとそうか?)RをHの発音にする表記はつねづね疑問だったものの、「ホナウド」「ヒバウド」「ホナウジーニョ」「ホベルトカルロス」と連発されるとかなりの違和感。ホベカルのFK、ホナウドの突進じゃ、どうも点が入りそうな気がしないのはオレだけ? かといって英語式に「ロナルド」「リヴァルド」「ロバートカーロス」も弱っちい。
 まあしかし、いまからがんばっても、ロナウドをふつうに「ホナウド」と呼べるようになるまでには相当時間がかかる気が。ちなみにgoogleでは71,500対328で、まったく勝負になりません。でも韓国では「ホナウド」表記が定着してるらしい。




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