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【お知らせ】
●コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』文庫版(ハヤカワ文庫SF/上下各940円)発売

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コニー・ウィリス『航路』、全国書店で発売中(大森望訳/ソニー・マガジンズ/上下各1800円
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『航路』ネタバレ感想・議論用掲示板を設置しました。あんなことやこんなことを心おきなく語りたい人はどうぞ。




【3月17日(月)】


 狛江の菊地秀行邸でミステリ・チャンネルのThe Interview。14分のインタビューを4回分まとめ撮り。菊地さんのお宅にお邪魔するのははじめてですが、あふれ出した本が廊下に山積みになっている姿に思わず心が和む(笑)。居間のあちこちにも本やビデオテープが堆積し、そこだけは見慣れた風景。ソファやテーブルをはじめとする家具類は見慣れない立派なものなんですが、床に本が積んであるだけで安心感が違うね。

 合計1時間あればたっぷり話が聞けるだろうと思ったんだけど、一本ずつテーマが決まってるので、細かいところまで突っ込んでいる時間はないのだった。
 終了後、ボブ・ショウ『メデューサの子ら』にサインを頂き、
「さすがにこれにサインするのは初めてでしょう」
「うん、初めて」
 という返事をもらって個人的にはたいへん満足(笑)。それにしてもサンリオSF文庫での仕事が、飛び込み営業で受注したものだったとは。って、そんな話を細かく聞くからいけないんだな。




【3月18日(火)】


 有楽町マリオンの日劇プレックスで『戦場のピアニスト』。絶賛の嵐なので期待していたが、ただの立派な映画だった。もうちょっと知恵を使って生き延びてほしい気が。『シンドラーのリスト』がスピルバーグらしかったような意味ではポランスキーらしくない。

 遅れてミステリー文学大賞その他の授賞パーティ@東京會舘。大賞受賞の都筑さんに挨拶しようと思ったのにすれ違いだった模様。新人賞受賞作、三上洸『アリスの夜』は未読。
 終了後、おなじみの人たちと国際ホール地下のロイヤル。

 カラオケ組と別れて帰宅し、打海文三『愛と悔恨のカーニバル』(徳間書店)を読了。
 姫子ちゃん19歳が大活躍する話――かと思ったら、真の主人公は翼くんのほうでした。世界中を味方につけた女の子が、世界中を敵に回した男の子と恋に落ちるラブストーリー。リアリズム志向の桐野夏生『リアルワールド』とは対照的に、寓話的というか神話的なオイディプス譚が基調。エンターテインメントの文法を(『リアルワールド』とは反対の方向に)激しく逸脱してますが、それは確信犯でしょう。母性がテーマって意味では『Rの家』の姉妹篇かも。翼くんは『ホテル・ニューハンプシャー』的解決をめざせばよかったのに。お姉ちゃんの名前が「むぎぶえ」っていうのも凄い。室生犀星?



【3月19日(水)】


 駅前の金券屋でチケット買って、保育園の自主参加遠足@東京ディズニーランドに途中合流。西葛西からはタクシーで10分ぐらいなので(2000円かからない)行くのは楽勝なんですが、着いてからがたいへん。平日昼間なのになんでこんなに混んでるんだ。もう春休みですか? 20周年イベントのせい?
 ミッキー・マウス・レビューを見終わった園児たちの団体と合流してウェスタンランドで昼食。アトラクションは、マーク・トウェイン蒸気船とかいうでかい船に乗っただけ。こんなの昔はなかったよね。

 パレードがはじまる直前にTDLを脱出し、西葛西から東西線で竹橋に出てミステリ・チャンネル。撮影で使った本の山をまとめて処分するのでほしいのがあったらどうぞ――と言われてつい段ボール一箱分ぐらい選んでしまう貧乏性。どうせ読まないのに。



【3月20日(木)〜21日(金)】


 肩痛が復活。右肩の神経が骨の間にはさまって常時ギリギリと圧迫されている感じ。イタタタタと思わず声が出る痛みが間歇的に。痛いだけだから日常生活に支障はないんだけど、仕事をする気にならないのだった。しょうがないので読書と原稿読みとイラク戦争ウォッチ。スカパーのアルジャジーラ放送、いまやってなくてどうする。しかたないので結局やっぱりCNNがメイン。
 キーボードが長く打ちつづけられないので日記の更新もままならないが、ブッシュの戦争に抗議して更新を中断していると日記には書いておこう。



【3月22日(土)】


 SF者人生双六座談会@本の雑誌編集部。SF者特集の一環らしいんですが、SF者の人生を双六で表現しようという謎企画。双六製作担当は水玉螢之丞氏。座談会は三村美衣、堺三保、大森望の三人で水玉さんがオブザーバー参加。双六作成のためと言いつつ、当たり前の世間話をしただけに終わる。というか、SF者じゃない人にとってなにが珍しい話なのかすでによくわからないのだった。水玉さんがどんなすばらしい双六に仕上げてくれるか楽しみです。

 終了後、笹塚の謎のレストランで食事して帰宅。



【3月24日(月)】


 肩痛が全然治らないので臨海病院。頸骨の角度がよくないのと、椎間板がすり減ってるのが元凶らしい。原因がわかっても治療法があるわけではなく、消炎鎮痛剤とか出してもらって終わり。5時間もかかったのに。

 夕方から、京王プラザホテルで小説NONの篠田真由美・恩田陸対談。篠田さんの《龍の黙示録》シリーズ第三弾刊行記念。司会担当の大森は肩が痛いので、横で唸ってただけでしたが、おふたりが完璧な準備を整えて対談に臨んでいたのでノープロブレム。
 終了後、バーラウンジでの二次会にちょっとつきあったものの、早々に退散。



【3月25日(火)〜29日(土)】


 腰を下ろしてキーボードを叩いていられる時間は連続2時間が限度という状態。肩を痛めて10球しか投げられないリリーフピッチャーみたいな。
 気休めに近所の整骨院に通いはじめる。2時間働いて痛くなると、整骨院で30分横になってマッサージ。



【3月30日(日)】


 昼から新橋の翠園酒家で恒例の飲茶。
 今年はいつもより開催が遅く、桜も咲き始めてるってことで、ぶらぶら日比谷公園まで歩いて花見――のはずが、ほとんど花はなく、公園散策の会。
 アキラくんは山岸真に連れられて『クレヨンしんちゃん』だかなんだかを見に去る。すっかり「おたくのおじさん」。不良のおじさんは酒や女を教えてくれるんですが、おたくのおじさんは特撮やアニメのことを教えてくれて、映画に連れてってくれるわけですね。母親視点からはおたくのおじさんのほうが好まれるかも。しかし小学生のうちはいいけど、もうちょっと大きくなったら悪い遊びを教えるおじさんが必要かも。



【3月31日(月)】


 小説すばる、メンズエクストラ原稿。《本の雑誌》用読書。



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