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【お知らせ】
●ロバート・ハインライン『ラモックス』復刊しました。2000部限定。→24時間発送のbk1でどうぞ。

コニー・ウィリス『航路』、全国書店で発売中(大森望訳/ソニー・マガジンズ/上下各1800円
→オンライン書店で購入:amazon | bk1 | 紀伊国屋 | JBOOK | 旭屋 | eS! Books | 本やタウン
『航路』ネタバレ感想・議論用掲示板を設置しました。あんなことやこんなことを心おきなく語りたい人はどうぞ。




【2月7日(金)】


 東宝ツインタワーの中にある東宝ステラまで出向いて、貴志祐介電話インタビュー。電話代をけちったわけじゃなくて、いまのわが家の電話状況で通話録音システムを考えるのがめんどくさかったから。
 東宝ステラは初めてお邪魔したんですが、戦後の東宝系パンフがきちんと製本されて壁にずらっと並んでるのは壮観。



【2月8日(土)】


 子連れでGAINAX社屋移転パーティ。
 ダイコンフィルム時代のオープニングアニメや自主映画から「プチプリゆーしぃ」まで、歴代GAINAX作品ダイジェストをビデオモニタでまとめて流してて、ミュージッククリップなんかだとけっこう知らないやつもあったり。DAICONオープニングフィルムもひさしぶりに観たなあ。できたてのほやほやだというEVA新DVD特典映像のOP(傑作)が観られたのはお得でした。
 水玉さんとはひさしぶり。オレがついさっきまで着てたCHIKIRIYA月兎柄パーカの色違いのやつを水玉さんが着てきてて大笑い。もうちょっとペアルックになるとこだったぜ。楽天市場のヒノヤでも買えるらしい。
 宴会の締めくくりは、GAINAX監督陣全員が壇上に上がり、武田さんの秘書の女性(一部コスプレ)からインタビューを受ける趣向。謎の質問多数が用意され、けっこう爆笑。トキオ社長は赤井さんと非常に気が合うらしく、鍵束を見せっこしてました。庵野さんからは「で、なにを見せてるんですか? 『仮面ライダー555』とか見せてます?」と鋭く追及されるが、結局いちばん好きなのはアンパンマンなのだった。「ダメですねえ。そんなんじゃふつうの子供でしょう」って、だからふつうの子供なんだって。ちょっと違うのはキングゲイナーのOPで踊るとこぐらいかな。

『らいむいろ』でぶいぶいゆわしているあかほりさんが、娘といっても過言ではない年齢の声優たちを引き連れて歩いているところは、戦前の人買いみたいだと思った。ちょっとうらやましい。しかし、娘みたいな年齢の声優に「『真夜中のゲーム事情』でよく見てます」と声をかけるわけにもいかず……(笑)。



【2月9日(日)〜11日(火)】


 RD-XS40をあれこれいじっているとどんどん時間がたってしまう。どうせ見もしないCSの録画をチャプター切って編集してDVD-Rに落とす作業。さらにデジタルビデオカメラで撮ったテープとか編集しはじめるとキリがない。ほとんど編集できないパイオニア機を買ったほうが幸せだったかもとちょっと思う。



【2月12日(水)】


 CX日曜夜の『EZ-TV』でNEXT賞がらみの取材VTRをつくるとかで、書庫のほうでコメント撮り。深見真密着ドキュメントも放送するらしい(←2/22放送済み)。しかしこれだけTVその他の媒体で宣伝しても、すでに書店にはあまり並んでないのでは。



【2月14日(金)】


 ふたたび書庫でCD-ROM FANの仕事場拝見取材。一昨日ちょっとかたづけたばかりなのでラッキー。しかし見開きで撮影されるような状態じゃないんですけど。トーレン社長がどんどん改造してるからなあ。

 そのトーレン社長は夕方到着。今月いっぱい滞在するらしい。



【2月16日(日)〜18日(火)】


 2月恒例のクヌルプ@白馬スキーツアーに久々に参加。子連れなのでろくに滑らず、咲花ゲレンデの下のほうに新設された子供コーナーで橇に乗せたりとか。大丈夫かなあと思いつつ、いちばん低いリフトに抱いて乗ってみたところ、リフトの揺れは意外と平気だった模様。抱いて滑ってるあいだもわりと面白かったらしい。
 今回の同行者は、我孫子夫妻、喜国夫妻、二階堂一家と河内実加、東野圭吾、黒田研二の各氏。ベビーモニター持参だと、子供が寝たあと見張りをしなくてすむので安心です。



【2月19日(水)】


 LANアダプタを新しいのに変えてみたら、いきなりまたインターネットにつながらなくなる(外見上はつながってるんだけど、パケットが来ない)。正月、高知に帰ったときに起きたのと同じ症状で、しょうがない、また「システムの復元」だな――と思ったら、ドライバをインストールする前の復元ポイントがなぜかすべて消滅している。古い復元ポイントが消えちゃうんじゃ意味ないじゃん! ディスクスペースはたっぷり割り当ててるのになぜ。と嘆いても消えちゃったものはしょうがない。考えつく限りの方法を試しても接続が回復しないので、換装用に買ってあった40GBのHDDにゼロから再インストールすることを決断。いまのHDDの中身をまるごと移そうと思ってノートン・ゴーストまで買ったのに、それをインストールする前にこうなるとは。まあしかし、OSのインストールからはじめれば、細かい不具合が直るからな。と自分にいい聞かせ、作業に着手。PCカード接続のCD/DVD-ROMドライブを認識させるFDを作成するところからはじめて(昔つくったのがあるはずだが当然出てこない)、いまのHDDをFirewire接続のHDDにフルバックアップしたあと、DynabookSS4480のネジをはずして、40GBの2.5インチベアドライブと入れ換え。まっさらのHDDにWindowsMEをインストールしたあと、プリインストールのソフトをセットアップディスクから再インストール。Firewire接続HDDから、Eudora、Niftermその他のファイルをコピー。さらにドライバ類とか、単純コピーでは済まないややこしいソフト(よそのフォルダにいろいろコピーするやつ)を一個ずつインストールし直す。前の環境を参照するためのマシンが存在しないので、うろ覚えの記憶が頼り。忘れてしまったパスワードを発掘するために、古いHDをもう一回入れ直して「見え見えパスワード」でチェックするとか、まぬけなことをくりかえしつつ、数時間でなんとか復帰。しかしATOK14のディスクが1枚見つからないぞ。



【2月20日(木)】


 ミステリチャンネル《ブックナビ》の収録。今日は香山二三郎氏が風邪でへろへろ。



【2月21日(金)〜24日(月)】


 40GBのHDD復旧作業を続けつつ仕事。

 文庫版『ドゥームズデイ・ブック』は、ゲラチェックと訳者あとがき入稿(単行本版を加筆訂正して分量的には倍ぐらい)を終えて作業終了。

 早川書房K氏からカバーの色校コピーを見せてもらって心底仰天する。あのハードカバーの文庫化とはお釈迦様でも気がつくまい。ヒストリカル・ロマンス売り? いや、単行本のときとはまったく違う読者がつくかもしれませんが、中年の男性読者はちょっと買いにくいのでは。そうじゃなくても、『航路』でついたウィリス読者は引くんじゃないかなあ。これが吉と出るか凶と出るか。博奕のようなカバー。まあ、『七王国の玉座』があのカバーで売れてることを考えると、これはこれで正解かもしれないが、それにしても……。
 3月中旬刊行予定なので、《夢の文学館》版を持ってる人は書店で見て驚いてください。

 宣伝ついでにもうひとつ。ロバート・ハインラインのSFジュブナイル最高傑作(と大森が勝手に思っている)『ラモックス』が創元SF文庫から復刊(860円)。なぜか訳者推薦オビつき(ご注文は24時間発送のbk1で。単行本版/文庫版『ドゥームズデイ・ブック』または『ダーウィンの使者』と一緒に買えば送料無料。『時間衝突』と一緒でもいいけど)。

 映画美学校だかメディアボックスだかで、韓国の自主映画『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』を見る。『鉄男』がいかにすばらしい自主映画だったかを再認識させてくれる作品。アート系の自主映画かと思ってたらいきなり『攻殻機動隊』の瞬間芸になるところが爆笑。やっぱりセーラー服でしょう。最初からセーラーサイボーグの話でやればよかったのに。

 つづいてヤクルトホールで『サラマンダー』。ご来場のお客様に、某所で発見されたサラマンダーの肉と血(ビタミンたっぷりで健康にいいらしい)をサービスいたします――という、じつにまったく東宝東和提供らしい試写会。そもそも映画の中ではsalamanderという単語はたぶん一度も使われていないのである。『ピッチブラック』ならぬ『ピッチレッド』な話を予想してたんですが、いくらなんでも(前半の説明に対して)サラマンダーが弱すぎ。核兵器使っても倒せない超生命体の大ボスをどうして三人で倒せるのか。いい感じの怪獣映画になる設定と絵造りがもったいない。

 終了後、試写に来ていた川又千秋・高橋良平両氏と新橋ニュートーキョー。ひさしぶりのニュートーキョーなので紙カツを頼んだが、さすがにこの歳では苦しすぎる食い物だった。食べたけど。



【2月25日(火)】


 トーレン社長のお供で大阪日帰り出張。本町の青心社――というかクロスロードのオフィスで『イントロン・デポ3』『4』の打ち合わせのあと、新大阪の美々卯で夕食。最終ののぞみで東京にもどる。

 新幹線で読んだのは、未読王様から(某patioの縁で)送っていただいた『未読王購書日記』。紀元前(ウェブ上に登場する以前)の購書日記は、かつてこの日記でもまるごと引用したことがありますが、あらためてそれを読むと、すでにこの芸風は7年前から(というかもっと前から)完成されていたことがよくわかったり。オレの場合、古本屋通いから足を洗って久しいので、『購書日記』の購書タイトルと買値は「ふうん、そんなもんか」と思いながら斜めに眺めるだけなんですが(たまにSF系で持ってない書名が出てくるとちょっと悔しい)、それでも本のかたちになったやつをぱらぱら読みはじめると止まらない。とくに古書市ネタとオフレポ。って結局「身内をいじらせたら日本一」なところを読んでるのか(笑)。
 SF古本率もかなり高めなので、古書相場をよく知らないSF者もマストバイ。しかし古い白背のスペオペがそんなに高騰してるとはなあ。文字通り豊かな気分になれる一冊(笑)。このうえは昔の日記も傑作選で出していただきたい。



【2月26日(水)】


 昨年末にRD-XS30を買ってばりばり使い倒しているらしい青心社の(というかクロスロードの)小笠原さんに、DVD-Rはなにを使ってるか取材したところ、「DOSパラの100円のやつ。いままでに40枚焼いたけど1枚しか失敗してへんよ」と言われたので、早速ネットで検索。おお、この108円ってやつですか。500円のDVD-Rでも失敗するときは失敗するので、だったらこれでいいやと早速注文。この値段なら、あんまり要らないようなやつでもどんどん焼けるもんな。しかもスリムケース入りだし。しかしどんどんRに焼くなら東芝機を買うことはなかったんじゃないかという機がしなくもない。ま、主にさいとうのレコーダだからな。DOSパラの通販はクレジットカードも使えて商品があっという間に届くので便利。秋葉まで往復することを考えたら送料900円は安い。

 渋谷シネカノンで『ロスト・イン・ラマンチャ』。テリー・ギリアムの新作(諸般のトラブルで完成せず)のメイキング――というか、撮影現場ドキュメント。現実とは思えないような椿事がどんどん出来するんだけど、起こる事件の面白さにくらべるとドキュメント自体の出来はわりと普通。いや、じゅうぶん面白いんだけど。



【2月27日(木)】


 今日もスタジオ・プロテウス仕事。三軒茶屋でとり・みき氏と『遠くへいきたい』アメリカ版の打ち合わせのあと、新宿2丁目の辰巳出版。

 松竹ビデオの閉店半額セールのことを思い出し、もう終わっちゃったかなあと思いつつ寄ってみると、かろうじてまだやってました。しかし、さすがにほとんどなにも残っていない。アニメDVDの山はTVシリーズだと洩れなく1巻が消えてるし、ボックスセットも買いたいと思うようなものはゼロ。せっかく来たので、記念に『つぶやき岩の秘密』と『最後勝利』と『ラスカル』の2巻めを買っておしまい。

 さらに、紀伊国屋アドホック店のバーゲン本コーナーにQTブックスが並んでるとこないだ川又さんに聞いたのを思い出して行ってみる。おお、こんなでかいバーゲンコーナーができてるとは。定価の半額なので、「新刊書店でアルジス・バドリスの長編を275円で買う」というめったにない経験ができる(笑)。あとは武部本一郎カバーのチャンドラーとカミングズが2冊。SFノベルズはアラン・E・ナースとジョージ・H・スミス×2点とブラナーだったかな。
 青弓社の本がどどどっと半額で並んでるのも壮観。北原尚彦のエッセイ本をそろえるチャンスかも。工作舎の本とか白水社の本とかもそこそこ。鹿砦社のジャニーズ本も山をなしてて、そうかこんなに出てたのか。
 しかしじっくり見ても、結局買うものはほとんどないのだった。記念にQTをひとそろい買っておしまい。



【2月26日(木)】


 さらにスタジオ・プロテウス仕事。茜新社@水道橋〜コア・マガジン@高田馬場。



【2月28日(金)】


 DOS/Vパラダイスで注文したDVDプレーヤーが届く。リージョンフリー、プログレッシブ再生対応、NTSC/PAL自動変換、5.1chドルビーデジタルデコーダー内蔵でVGA出力もできるというWin3023DHが14,800円(笑)。インプレスのAVウォッチ評価記事で見る限り一応安心できそうなので注文すると、翌日到着。残念ながら話題騒然の日本語メニュー、「スポーカ(スピーカー)」「ドルプーダピタル(ドルビーデジタル)」、「メイングーピ(メインメニュー)」、「アナロパ(アナログ)」、「しブラル設定(基本設定)」etc.はすべて正しい日本語に修正済み。でも書体はありえない感じでgood。中文表示にすると、メインメニューが「基本菜単」とかになってなおよし。
 スリムなボディも正面から見るかぎりは悪くない外観で、評判のリモコンもそれほど使いにくくはない。これで14,800円は爆安でしょう。トーレン社長がネット通販で買った6連装リージョンフリー機にも惹かれるが、サイズがちょっと。
 早速、韓国製DVD(リージョン3)で試してみましたが問題なく再生。これで初期ロットPS2の裏技とか、PCカード接続のDVD-ROMドライブに頼らなくて済む。
 しかも、よく考えると1999年に買ったうちの28インチ東芝ワイドテレビ(FACEシリーズの28Z5P)はプログレッシブなのに、RD-XS40はプログレ再生非対応なので、国産DVD再生に関してもWin3023DHのほうが上かも。
 地上波見てると画質は明らかにXS40より28Z5Pのほうが上なんですが、これはチューナーの性能の違いなのか、接続の問題なのか。



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