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【12月26日(水)】


 本の雑誌編集部で恒例の〈最強〉対決座談会。今回のテーマは「老人」。
 大森がエントリしたのは、カルヴィーノ『レ・コスミコミケ』のQfwfq、ラファティ「九百人のお祖母さん」のお祖母さんたち、田中啓文『ベルゼブブ』のメンチョロー太子、そして『風車祭』のフジオバァ。『ベルゼブブ』をのぞけば基本のラインナップで、けっこう強力な顔ぶれが揃ったなと思ってたんだけど、やはりフジは強かった。結果は2月売りの『本の雑誌』でお楽しみください。

 終了後は、笹塚の居酒屋で鍋とか。これで解散――と思いきや、結局それから新宿に出て麻雀。しかも、いつも店が年末の大にぎわいで満席、寒い中を池林房から犀門まで歩き、闘牌開始はほとんど真夜中だったり。メンバーは北上次郎・茶木則雄・太田トクヤ・大森といういつもの顔ぶれ。
 久しぶりの麻雀は思いきり好不調の波が激しく、しかも生活パターンが朝型になってるもんで試合途中、強烈な眠けに襲われ、20年ぶりに(?)チョンボの大失態まで演じたんですが(仮テンの単騎がフリテンだった(笑))、最後にまた好調の波がやってきてくれたおかげでマイナスをとりかえし、55Kガバス浮きで終了。おお、これで帰省費用が出る(笑)。




【12月27日(木)〜28日(金)】


『フリーウェア』を前半だけ入稿し、某新人賞のコメントをまとめて段ボールを返送、今年の仕事はだいたい終了。




【12月29日(土)〜30日(日)】


 4時の〈のぞみ〉で京都。3年ぶりぐらいで三条京阪〈いろは旅館〉のSF忘年会に参加。ここの忘年会はちっちゃい子供が多く、必然的にベテランのパパママも多いので子連れ参加は大楽勝。
 菊池さんのテルミンもいじらせてもらったし、部屋は広かったし、カラオケも行ったし、なかなか楽しい忘年会でした。

 おまけにビンゴではさいとうよしこが一等賞品のレゴ社マインドストーム「ロボティクディスカバリーセット」を獲得。もっとも最終的には、長時間にわたるタフ・ネゴシエーションの結果、佐脇・細美家が6年間預かるということに。忘れないようにここに書いておきたい。ま、たまごっちをトレードしてもらった恩があるからな。

 さらにその代償として、佐脇パパがトキオ社長に奴隷奉公。おまけに帰りは佐脇家のクルマで伊丹空港まで送ってもらって超らくちん。
 途中、菊地誠家の実家に立ち寄り、すぐそばの菅浩江邸宅もついでに訪問。すっぴんの菅ママと豪邸を見物してきました。いや、時間がなかったので『SF入門』の話なんかほとんど聞いてないっす。いやほんとに。
 タイトルとカバーデザインをべつにすればけっこう楽しく読めたけどなあ。弓原望のSW原稿とか爆笑だし。SF作家が芸を披露するエッセイ集。

 伊丹空港で佐脇・細美家とメシ食ってから別れ、夕方のANA便で高知へ。
 うちの実家で一服してから、近所にできた小料理屋で遅めの夕食。
 しかしトキオ社長は京都で子供たちとはしゃぎすぎたせいか、風邪で発熱。赤い顔ですっかりおとなしくなり中。




【12月31日(月)】


 風邪が治らない社長を病院に連れてって、ついでに大晦日の街をぶらぶら。おびさんロードの謎めいたショップでちきりやってブランドのジャケットとシャツを購入。サイトの秋物新作リストには入ってないけど、わりといい感じでした。

 実家にもどって紅白歌合戦とかのんびり眺めてるうちに、いったんよくなってたトキオ社長の状態がふたたび悪化。なんか喘息になってきたので、夜の11時を回ってから、夜間診療やってる枡形の小児科へタクシーで急行。
 お正月になる前に――と駆け込む親は多いらしく、すでに何人か順番待ちしてたんだけど、夜間当直してるのはお医者さんがひとりだけ。ほんとにひとりだけ。看護婦はもちろん、受付の人も事務の人も薬剤師もいない。お医者さんがひとりで受付して、書類に記入して、診察して、処方箋書いて、自分で薬出して、保険の点数計算して、診療費を受けとって――という状態。すごいなあ。超人的です。当直予定だった人がだれか急に休んじゃったのか。いくらなんでもこれが当初から予定されていた状態だとは思えないんですけど。
 まあしかし、この医師の超人的努力のおかげで1時間後には無事クスリをもらい、社長の喘息も一段落。気がついたら2002年になってたよ。
 それにしても、人生で最初の正月(になる瞬間)を病院で迎えるとは……。




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