■ クレテイユ(CRETEIL)
■ パリ(PARIS)
セーヌ河沿いのマロニエの並木と歴史を感じさせる街並はパリならではのもの。 屋根裏部屋がついた、同じ高さの建築物が建ち並んでいる。パリの市街を代表する光景だ。 ポンピドーセンター(1972~76)。コンテンポラリーアートを収蔵しており、古さばかりでなくこのような新しさを兼ね備えているのがパリの魅力である。設計者の社会的、文化的挑発の意図が感じられ、ある意味では宇宙船や機械に見える建物である。 設計は関西国際空港ターミナルビルと同じレンゾ・ピアノである。 建物裏面のデザインは圧巻で、配管をむき出しにしたと言うよりは、むしろ建物の主役として積極的な役割を与えたデザインである。建築当時パリにふさわしくない建物として物議をかもしだしたというのも頷ける思い切りの良さである。 ポンピドーセンター横の噴水も楽しいデザインで街の遊び心が感じられる。
エッフェル塔(1888~89) の上から見たパリ市街。 セーヌ河が中央を流れる。旧市街は世田谷区の2倍程の広さで、その中に繁栄と文化の歴史がぎっしり詰まっている。 エトワールの凱旋門(1806~36)。ナポレオンの戦勝記念の建造物である。高50M 幅45M 奥行22M。 すべての道が放射状に集まる大きなロータリーの中心になっている。 パリ郊外のデファンス地区。市街地では近代建築による都市開発の余地が無く、この地に現在新しい建築が集中している。中央に見える門型の建物は、アルシュサミット(1989)で使われた高さ100Mの大アーチ(グランアルシュ)で、凱旋門になぞらえたデザインに、新凱旋門と呼ばれている。 同じくエッフェル塔の上から見たモンマルトルの丘。サクレ・クール寺院を中心とする一帯は画家達の集まる文化の中心地でもある。
フォーラム・デ・アール。ガラス張りの地下4階、地上1階のショッピングセンター。周辺環境に配慮して地下に向かって造られたショッピングセンターへ光、風を取り込む回廊が異彩を放っている。 オルセー美術館。オルレアン鉄道のオルセー駅を改装して1986年にできた印象派の美術館。ルーブル美術館の代表的な収蔵品を根こそぎ移転して、歴史的建物の活性化と所蔵物のレベルの高さは世界最高のものと言っても過言ではない。展示室にはどこかで見たな~という絵がところ狭しと並んでいる。それがとても信じがたくて、見ていてワクワク、ドキドキする本物の感動を味わえる。
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