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フランス中央部(ブルゴーニュ地方)


■ マコン(MACON)

記念像と花壇 芸術的な花壇
 マコン市の中心に建つラマルティーヌ(フランス革命後初の共和党々主、詩人)の記念像の周囲は12,000株もの花苗で飾られている。脇を流れるソーヌ河は、ボジョレーヌーボーの出荷港(川)になっている。
 ロータリーの中を利用して花壇をつくっている。素人目にも熟練した造園の技術が伺える。交差点をつくらない道路計画は事故の減少と環境の美化を兼ねた一石二鳥の知恵である。 花の水やりは90%までが自動プログラム化されている。

 マコン市郊外のベルゼラヴィロ、二つ花の村である。 古い建物のファサードにバルコニーを増築して花でショーアップしている。花鉢もしっかりデザインされたもので演出に驚かされる。 バス停(馬車停?)か何かであろうか。あるいは乳製品などの集荷所か?石積みの固い造りでも、その上に盛り上がった花で見事に街のイメージの中にとけ込んでいる。
ショーアップ 花の帽子


■ シャティヨン・シュル・シャラロンヌ(CHATILLON-SUL-CHALARONNE)

広場の花車
 人口4000人の名もない小さな村だが、花の街づくりで知られるようになった。効率的に花を配してレベルの高い街づくりである。街角に置かれた花車は、絵葉書を見るような美しさである。

 公共の場の環境美化に力を入れている。花の品種増、質のアップをポイントに年間の花への投資コストは、住民一人当たり15,000円とのこと。 水門、小川の中の浮島、広場の木のまわり等花のオンパレードである。 個人住宅でも通りに面する所には、市から花の補助がなされているようだ。基礎の部分に置かれた木製のプランターは街中に共通して見られる物である。
広場を埋め尽くす花 水門の花飾り 花のテラス

小川の連絡橋 花一杯の通り
 小川にかかる橋等、花を飾ることで引き立つと思われる所には必ず花が配されている。 通りにあふれんばかりのアイビーゼラニウム。建物は、軒が出てきて南仏とは景色が完全に異なる。

花壇も花盛り 花で飾り付け
 広場の花壇も花盛り。レンガでつくった花壇とベンチを一体にしたものも多く見られる。 古い木造の建物は、駐車場であろうか。日本にもありそうな感じの建物をアイビーゼラニウムで飾っている。

 建物の下に置かれたプランターは市から供給されたもの。 レンガ貼りの外壁に取付けられた銅のフラワーボックスがとてもかわいいデザインで外観のアクセントになっている。 プランターの花もいろんな品種をとりまぜて、鮮やかな出来ばえである。 窓辺の花もすばらしいボリューム感で壁面を飾りたてている。
レンガと花 プランター 窓辺の花

 河辺に置かれた花車は、同じ品種の花でも色を混ぜて飾っている。 玄関ドアの間に置かれたプランターとフラワーボックス。有ると無いとでは全くイメージが変わることは、容易に想像がつく。 小川の橋と堤防を飾る花。ブラウン系の建物がとてもシックに見える。
河辺の花車 玄関の花 ブラウンの家




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