初めてのホームステイ(Sheffield) 50才から始めた英会話、どうしても英国の家庭に入って本当の外国の生活を体験し たかった。新聞で見つけたEILミス&ミセスのホームステイ。主人に恐る恐る尋ねたら 「別に構わないよ。」と軽く言われた。(後日よそから聞いた話によると、まさか本 当に行くとは思わなかったらしい。) 私も少々の不安が心を掠めはしましたが、オリエンテーションと受け入れ先からのお 手紙で期待を残すだけとなりました。 |
1996年4月11日(木曜日) jl401便、11:50発 団体名 ミス&ミセスのためのブリティッシュウエイオブライフ |
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4月12日 小雨模様でしたが友達3人を誘ってホテルの直ぐ近くのハイドパ−クに散歩に出かけました。 黄色い水仙が一面に咲き乱れて徒てとても綺麗です。 |
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公園の車道寄りに乗馬の方 のための土の道があり、乗馬姿でかるくかけあしをな さっている姿が優雅です。 |
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9時半チェックアウトをすましてロビーに集合です、待ち合わせの場所に紙に書いた 物を手に持って若い男の子が立っておりました、彼がミニバスを運転してスターニングトン迄連れていってくれました。 シェフィールドの側で見つけた先が曲がった教会です。 |
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私は一番の年長者として纏め役のDunkさんの家にお世話になることになっており ます私達はDunkさんの家に到着、暖炉 に火が焚かれ暖かく向かえられました。 その後向かえに来たホストファミリー達 とそれぞれの家に向かいました。 左は私用の部屋です。 |
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4月13日 7時に目が覚めてカーテンをそっと開けると寝静まった家々にうっすらと靄がかかって教会の屋根煉瓦や石で出来た家々に雪の覆いが罹り平和な平和なイギリスの田舎へとうとう私は来たのです。 今日の予定は最大のショッピングモール MeadowHall見学。 |
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4月14日ホストファミリーとの団らんの日、家の近くではジェーンエアーを読んで以来見たかったヘザーの黒い海原を見る事ができる静かな所です。 Ladybower Dam.その年は雨の少ない年で何の為にこんなに大きな穴が空いているのか判りませんでした。案内してくれたMr.Dunkに質問をしたところ、彼曰く”あ れは我々がオーストラリアに行くとき利用する玄関なのだよ”彼が冗句好きなのをまだ知らなかったし、英語だったので、一瞬感心して真面目に聞いてしまいましたら、未だに彼には冷やかしの材料にされています。 |
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Dunkさん夫妻の友達の可愛い!物語に出てきても良いような家です, オリーブ色の扉の左横に小さくて良く見え難いでしょうが鳥の餌場一つ見ても、そのアンティークな感じ、何もかもどっしりとした歴史があり。出来る事なら家の中も見せて貰いたかった。 | ||||||||||||||||||
上の家のお庭からの見下ろした景色、全景をお見せできないのが残念です。 イギリスの田舎は絵のように美しい、牧草地は低い独特の石積みで仕切ら れ、道ばたにも、塀のない家々の庭先にも花がいきいきと彩りを添えており ます。大きい国ではないのに、どうしてこんなにのびのび とした自然が多いのでしょう。 4月15日 イギリスのフラワーアレンジメント実演を見せていただきました、英国式、 中国式と有り生け花に物語があるのだそうです、オアシスを使って左右対 称に生けてあるようです。 ホムステイのママ達はスコーンをもって持ち寄り林の中の自然道を昔の鉄鋼 場を見学の後Senier Citizens Homeを訪問しました、私立イギリスの老人ホームです、74歳〜98歳までの人が38人。多くの人は只座って居眠りし、 ほんの数人が会話を交わせました。 部屋はブルーとピンクの花の壁紙を張った個室明るい雰囲気です、ダブルの 部屋はほんの少し、殆どがシングルの部屋です。 カップルで入居している人は今は居ないそうです、皆さんは歌が好きで、私 達が歌い始めると外にいた人も入ってきて一緒に歌ったり手拍子をとったり。 帰るときには、頬刷りしたり抱きしめたりと名残が惜しい一時でした。 |
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4月16日 Chatsworth House | ジェーンはたった6日の滞在では十分でないと言います、一緒に行きたい所が多いのに、与えられた行事が多すぎて残念だと。 夕食はDonの手作りです彼は趣味で料理教室に通っているのです、デザートにスフレー式プリンが付くという豪華さです。 夕食の後、歩いて近くのスコッティッシュの老婦人の家に遊びに行きました、彼女は去年の12月ご主人を亡くしたばかりで一人暮らし、足も悪いし寂しいので ドンとジェーンは遊びに行くのが日課だとか。 |
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6月17日 |
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シェフィールドの町へ来ました。 Lyeum Theatreを見学し、シェフィールドは洋食器で有名な町です大きな大学も有り日本からの留学生も多いそうです。 私達はロードメイヤーとレディーメイヤーにお会いすることが出来ました、日本の市長さんと違い町の有力者の名誉職のようなものだとお聞きしました。 ドン達のお友達の家で私達は日本食を作りましたレトルーと食品のおいなりさんが人気がありました、話が弾 み帰宅が夜中になってしまいました、黄色い街灯がポツン、ぽつんと立っていて、煉瓦や石造りの家々、石を積み重ねた低い塀、花が咲き乱れる綺麗な庭16世紀にタイムスリップしたようでした。 |
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帰り道で二人連れのほろ酔い加減の男性に出会ったとき思わず縮み上がってしまいました、真っ白いお面をかぶっているように見えたのです、街灯のせいと判るまで不思議の世界に迷い込んだような気持ちでした。 | ||||||||||||||||||
夕方ジェーンが私の好奇心 を満たすためにパブリック フットパスを歩くことを提 案。家の裏道を10分も歩く と牧草地が広がっている、 左のように石垣に通り道を 着けて有るところもありま すが標識だけ出ていてよじ 登らないと越えられないと ころもあります。 |
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荷造りを始める、お土産にとシェフィールド製のナイフを貰う、きれる物を貰うと1ペニーをお礼に上げるのがこの土地の習わしです。 | ||||||||||||||||||
左のパブでフェアウェルパーティーが開かれました。 初めてのイギリスのパブは思っていたとおり居心地がよい、お酒の飲めない私でも美味しい食事が注文できるので大満足です。 みんなを代表してお礼の言葉を述べるように言われましたが、涙ぽろぽろでしどろもどろ、We deeply appreciate your kindnessくらい 聞こえただけでしょう。 |
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4月18日 朝8時この町に連れてきてくれた 男の子が又向かえに来てくれました。 ドンは友達が年一度のホリデーで旅行に行っているので代わりに牛乳車の運転手をするので朝4時に出かけでいません。 私達は昨日さよならをしました。 |
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ジェーン、ケン、フリーター、ジーンと抱き合ってお別れの挨拶、ジェーンは なかなか放してくれません、涙ながらに「私を忘れないでね、サヨナラでなく 又会いましょう」の言葉で頬にキスをしてくれました。 |