乳の詫び状

Last update 2008/10/12

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2008/09/28)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ノートンで宇宙旅行!?
---
 さっき、ウンコ馬鹿なMicrosoft Office IME 2007を捨てて、ATOKに代えて
快適という話を書いたが、ついでのノートンインターネットセキュリティも1
年の期限切れになるので、新しくした。
 そういえば、去年。ライセンスを更新するだけかと思ったら、ウェブだと必
ず製品を購入させるページに行くので、電話したら、あちこちたらい回しされ
て、挙句、このウェブページに行ってくださいといわれたところに行ったら、
最初に行った購入ページ。
 ブチきれましたね。それまで朝30分くらいかかってるんだよ。おれの時給
は、1億円だよ。\(^O^)/
 結局、以前のようなライセンスデータだけの更新じゃなくて、新製品を安く
買ってインストールという形になってたみたいなんだけど、だったら、それを
最初に説明しろって。
 サポート窓口、どこかの会社に外部委託しているから、ラチがあかない。よ
うやくシマンテックの奴が出たと思ったら、また要領を得ず、挙句があのウェ
ブページへの誘導だもんね。
 ということで、今回は、最初から新バージョン買う。おれ以前から3台分の
ライセンスをもっているので、3台分のライセンスがあるやつと思ったら、今
年から通常版でも3台分のライセンスがあるのね。去年、3台分バージョンは
別で高かったのに。
 アンチウイルスソフトも競争が激しくなってるからでしょうね。

 どんどん脱線するけど、ソースネクストがUSBメモリでソフトウェア販売を
していた。あれはいいね。光ドライブがなくても、USBだけあればインストー
ルできるし、メモリにもなるし。
 会社(アンテナハウス)にも行っておこう。問題は、コスト面だけだね。
 ソースネクストは、CD版とUSBメモリ版を同じ値段にしていた。戦略的にや
ってるんだろうね。

 で、やっと本題。
 ノートンのところに行ったら、宇宙に行けると書いてあった。\(^O^)/
 詳しくは、
http://japan.norton.com/space/?inid=jp_hhobanner_go_space_campaign
をどうぞ。

 やったー、これで宇宙旅行だ。\(^O^)/
 えっ、お前、おとめ座としょっちゅう行き来しているんじゃないの?
 ばかだなあ。あんなの冗談だよ。ほんとに宇宙人だと思われたら、MIB(メン・
イン・ブラック)に狙われるじゃないか。\(^O^)/
 でも、映画MIBのトミー・リー・ジョーンズは、サントリーのコーヒーの宣伝に
出てるでしょ。サントリーは府中に工場があるでしょ。ということは、MIBは、
お前の支配下にあるじゃん。
 あ、そうか。なーんだ。MIBなんか、心配する必要なかったのかあ。

 業務連絡。ATOKにしたり、PHSのバージョンアップしたり、ノートンのバー
ジョンアップしたりで、週末はほとんどだめだったし、今週は、あまり地球に
いません。
 よって、野口悠紀雄のトンデモ・グーグル(Google)論のこととか、弾・勝間
対談のこととか、書く時間がありません。あしからず。すみませんね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Advanced W-ZERO3[es]のアップデート
---
 FAT'Nさんのメールもそうだったけど、ある人からのメールもそうだった。
 Advanced W-ZERO3[es]のメールで返信や転送をしようとすると、指定したフ
ァイルが書き込めませんだか、読み込みませんだかと表示されて、送れないの
ね。
 両方ともdocomoなので、なんか、あるのかと思って、調べたら、けっこう、
有名な話みたいね。ネットだとあちこち質問がある。
 これ、Advanced W-ZERO3[es]のファームウェアのバージョンが古いと、こう
なるみたい。デコメールとかそういうのがだめみたいね。
 で、バージョンアップしました。そのときに、さっき、ATOKに代えたときの
話で書いたように、Outlookをインストールしたり、あれこれやって大変よ。
 ま、でも、ファームが新しくなったら、メール、大丈夫でした。
 バージョンアップは、
http://www.willcom-inc.com/ja/support/update/index.html
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ATOKに変更しました
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 マシンを変えてから数ヵ月。
 Microsoft Office IME 2007がバカ。堪忍袋の緒が切れた。
 前のマシンは、IME 2002だったっけな。それも入っていたが、今度のマシン
はなぜか入ってない。IME 2002のほうがよっぽどましだった。
 IME 2007は、何をやってるんだか、学習がクズ。統計的学習でもやってるん
だろうけど、中途半端なものはかえって迷惑。
 単純な学習の方が、次の変換で何が出るか予測可能で、人間には使いやすい。
 「下手な学習、悪夢に似たり(Copyright (c) 中村正三郎)」\(^O^)/
 ということで、やっと、IMEを代えることにした。

 自分らが作ったIMEの松茸をひょっとして管理工学研究所が売ってるかと思
ったけど、さすがにないね。松茸のために桐V9を買うのはさすがに正当化でき
ない。

http://www.kthree.co.jp/

 ということで、ATOK 2008にしました。いま、月払いの仕組みもあるね。ジ
ャスト、がんばってるね。
 使い始めると、IME 2007よりめちゃくちゃ快適。キーの反応、変換も軽い。
IME 2007はもさっとしてて、書いていてリズムが出ない。その上、学習が腐っ
てるから、もっとリズムが出ない。
 キーといえば、LennovoのT61はIBMのT41より悪い。
 キーがへにゃってるし、ストロークが深い。おれの場合、これだと早く書け
ない。もっと堅めで浅いストロークのキーがいいんだけどね。
 そのうち、トラックポイント付きに昔のIBMのキーボードをつけて使うかも
しれないけど、ま、当面、しょうがない。
 とにかく、ウンコなMicrosoft Office IME 2007をシステムから削除してせ
いせいしました。
 そういえば、MS Officeのアクティベーションもうざいね。前のマシン、し
まいこんでから、偶然、Excelが動いて、アクティベーションを要求するよう
になって、うざい。前のマシンのが有効になったまま。電話しろなんていうけ
ど、面倒くさい。即、OpenOfficeで全部起動するようにしました。
 ところが、罠があって、WillcomのPHS W-ZERO3[es]を使ってますが、これ、
ActiveSyncでパソコンと同期するには、Outlook(Outlook Expressじゃない)を
インストールして、使える状態にしないといけないのね。Outlookが動いてア
クティベーションを言ってくる。うざい。あと40回起動できるとかいうから、
それまでやらない。
 WillcomのPHSは、前の三洋だったか京セラだったか忘れたけど、いわゆる京
ポンね。あれのほうがよっぽど使いやすかった。電話を書けるのも、メールも
シンプル。何かやるときのアクションのステップが少ない。
 Windwos Mobileといいましょうか、なんか、マイクロソフト(MS)的というか、
いろいろださい。
 これで、Operaが載ってなかったら、絶対使わないもん。\(^O^)/

乳の詫び状(2008/09/27)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: パン屋フラッグス(FLAGS)がリニューアル
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/06/3564221
フラッグス・デザイン作品展
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/15/3579262
Re: パン屋フラッグス、5周年記念てワンコインバザール
をはじめ、何度も紹介している障碍者がやっているパン屋さん、府中市中河原
のパン屋フラッグス(FLAGS)がリニューアルしたというので行ってきました。
 前は、お店の人にいって取ってもらう対面販売だったけど、今度は、自分で
パンをとるセルフになっていた。その分、店内もすっきりした。
 季節柄、栗あんパンを買ってきました。\(^O^)/
 黒米パンなんてのがあったけど、今回は試食だけでパス。
 さあ、おやつに、栗あんパン、食べようっと。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋、深浦王位、初防衛
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 深浦王位に羽生名人が挑戦していた王位戦。
 3勝3敗で迎えた最終局は、大激戦の末、深浦王位が初防衛に成功。
 そう簡単に羽生さんの2度目の7冠制覇はできないですね。
 昨夜は、将棋会館の大盤解説会に行くかどうか迷ったけど、なんか、おれが、
行くと応援していた九州出身の深浦王位が負けそうな気がしたので、やめた。
 ほんとの理由は、雨が降りそうだったから。\(^O^)/
 ネットの棋譜中継をみていたら、終盤戦はお互い綱渡りで、一手間違えば逆
転という感じでした。

 行くと負けるといえば、おれ、サッカーJリーグのFC東京。ホームの味の素
スタジアムに応援に行くと、ほとんど負ける。
 ファンであると同時に厄病神なのね。
 そうなのよ。だから、遠くであなたの活躍をみて自分を慰める日陰の人生。
 それもまたよし。\(^O^)/

http://www5.hokkaido-np.co.jp/49oui-7/
第49期王位戦 第七局
http://blog.hokkaido-np.co.jp/staff/archives/cat252/
現地スタッフブログ

 途中でみつけた記事。羽生さん、やっぱ、偉いね。
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2008/08/10/20080810k0000m040111000c.html
羽生善治さん:永世名人が姫島にやって来た 福岡・志摩
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 国際情報オリンピック、エジプト大会
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 この前、テレビ東京で、国際情報オリンピックのエジプト大会の模様をやっ
ていた。日本代表に密着取材という形。
 しかし、みたのが、番組の最後のほう。成績発表のちょい手前から。
 すごいね。日本代表選手、全員、メダルだよ。番組でちょろっといったけど、
国際数学オリンピックでも、金メダルをとった子もいたよ。
 あ、すごい。みんな、国際数学オリンピックや国際物理オリンピックのメダ
リスト。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/08/08082909.htm
国際情報オリンピック参加生徒の成績について
をどうぞ。

 きっと、この子たちには、とっくにGoogleが青田刈りに行ってますね。\(^O^)/
 ストップオプションで契約金前払い。\(^O^)/
 現金じゃなくて、株を渡すなら、会社の腹は痛まないもんね。
 あと、プロ野球の高校生青田刈りの慣行を準じて、栄養費だっけ? いろん
な名目で金を渡したり、飯を食わせたりすればいいね。
 これで優秀な頭脳を独占と。\(^O^)/
 さあ、これで、数学や情報科学や物理でも、プロ野球みたいに高額契約金で
高校生争奪戦が起きる世界ができるね。\(^O^)/
 理系に報いない日本社会と日本企業は没落と。
 情報省の思い通りだな。\(^O^)/

 国際情報オリンピックについては、
http://www.ioi-jp.org/ioi/index.html
国際情報オリンピック(IOI) 参加レポート
http://www.ioi-jp.org/ioi/2008/index.html
IOI 2008 エジプト大会
http://www.ioi-jp.org/
情報オリンピック日本委員会
をどうぞ。
 エジプト大会の問題は、
http://www.ioi-jp.org/ioi/2008/problems/index.html
IOI 2008 エジプト 問題
をどうぞ。
 みなさんも解いてみてください。
 お前が解けよ。
 さあ、そろそろいい時間だし、もう寝よう。\(^O^)/
 まだ、朝だろ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

 数日前からのやり取り。

===
標題: 邦銀などの海外攻勢?
---
 リーマンショックで、ここぞとばかりに、邦銀や野村證券が海外攻勢に出て
いるような報道があるけど、ほんと?
 ほんとなら、日本の金融機関は欧米に比べて金融技術が劣っているからだめ
だ。ロンドンのシティやニューヨークのウォール街をみよ。金融立国せよなど
といってたのは、大はずれ?
 どうせ、連中はこけるから、こけたときに買い叩けばいい。それまでの辛抱
だという路線がよかったってこと?
 あんなにシティの繁栄を賞賛していた、野口悠紀雄さん、金融立国のこと、
何にもいわなくなったよね。^^; シティやウォール街、リストラでぼろぼろ
だから?

 野村は、海外攻勢の感じがするけど、三菱UFJは、なんか、日本の政治家が
アメリカから頼まれて、財務省や金融庁といった流れで、お前、金、出して助
けてやれなんて、いわれたっぽいね。
 あ、さっそく、格付けが下がってる。^^;
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200809250093.html
三菱東京UFJ銀などの格付け見通しを安定的からネガティブに変更=ムーデ
ィーズ

 この調子だと、麻生太郎ちゃん、アメリカ経済を救うため消費税を5%上げ
ます。この5%は、アメリカ救済目的税としますなんていいそう。^^;
 来年1月1日からだったりして。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: 邦銀などの海外攻勢?
---
シティはそれなりに繁栄していると思いますけど。ただし、
外国籍選手によって。

シティの報告書によれば、東京とシンガポールの信頼度が
上昇しているそうだが、それはただ単にほかがダメになった
だけではないかと思う。これはちょっと眉唾。

--
つばめどん

===
標題: Re: 邦銀などの海外攻勢?
---
 シティはリストラがかなりあるでしょう?
 ロンドン市長も外国から資金を呼び寄せた人が、落選した
んじゃない?
 外国人優遇政策で、地元民と格差が広がって、反発
されたらしいんだけど。

中村(show)

===
標題: Re: 邦銀などの海外攻勢?
---
人員削減という意味でのリストラはあったでしょうが、そもそも
資本が海外にあるので、雇用にどれだけ響いたものやら。数字を
持ち合わせていないので、具体的な言及は避けますが、シティに
そんなものを英国政府は求めていないでしょう。

===
標題: Re: 邦銀などの海外攻勢?
---
 なんか、また破綻してますね。アメリカの米貯蓄貸付組合最大手だそうです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2008092702000123.html
金融不安第2幕 買い取り 限界も 米貯蓄貸付組合破たん

 預金流出というのが、不安拡大を示してますね。
 政府による不良債権買い取りでも、公的資金(税金)投入するなという議会と
揉めているので、税金で資本注入は難しいそうですね。
 三菱UFJなど日本の金融機関に金を出させて尻拭いさせたけど、それくらい
じゃ、もう間に合わなくなってますね。
 ばかー。おれに任せろ。
 どうするんだ。
 議会と揉めている法案を、「日本の税金を投入する」に書き換える!
 あ、なるほど。日本はアメリカの属国で、財布ですもんね。そりゃ、すぐ可
決だわ。\(^O^)/
 まあな、だいたいがさ、黄色い猿どもが金をもっていることがおかしいんだ
よ。地球ではアングロサクソンだけが人類なんだから。\(^O^)/
 ということで、太郎ちゃん、消費税5%じゃなくて、ここはどどーんと45
%上げてトータル50%にしようね。上げた45%は、もちろん、アメリカ救
済目的税。事態の緊急性に鑑み、来年1月1日からではなくて、来月すなわち
10月1日からね。\(^O^)/
 でもさあ、そんなことしたら、さすがにおとなしい食われるだけの羊の日本
人でも暴動起こすでしょう。
 ばかー。とっくに手を打っておる。
 なんですか、それ。
 原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀入港じゃよ。暴動でも起こしたら、
容赦なく空爆。黄色い猿どもめ、イラクやアフガンと同じ目に遭わせてやる。\(^O^)/
 ははあ、さすがは御前。いつもながら深い読みに裏付けられた神の一手。感
服いたしまする。
 横須賀が地元の小泉純一郎は、小泉改革負の遺産でイメージダウンした自分
のイメージがさらに傷つくといって、これに反対しおったので、政界引退させ
たがな。\(^O^)/
 すげえ、一見ばらばらにみえた話が、全部、ちゃんとつながったじゃん。\(^O^)/

中村(show)

乳の詫び状(2008/09/25)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アルゴリズムデザイン、Algorithmic Game Theory
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741466
Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
の続き。

 アマゾンから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0521872820/showshotcorne-22/
Algorithmic Game Theory (ハードカバー) 
Noam Nisan (編集), Tim Roughgarden (編集), Eva Tardos (編集), Vijay V.
 Vazirani (編集)
を推薦しますというメールが来た。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/29/2672473
注目のコンピュータサイエンス本
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/038720248X/showshotcorne-22/
Parsing Techniques (Monographs in Computer Science) (ハードカバー) 
Dick Grune (著), Ceriel J. H. Jacobs (著)
を買ったからだそうだ。
 どうつながるのか、わからんけど。
 「Algorithmic Game Theory」って、直訳するとアルゴリズム的ゲーム理論。
 あれ? ごく最近、これ、なんか、どこかで見たなあ、どこだっけなあと思
って、3日3晩うなされて、やっとわかった。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/02/3735338
Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
で、おっしゃ、おれも男だ。買ってやるわいと意気込んだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122178/showshotcorne-22/
アルゴリズムデザイン (単行本) 
Jon Kleinberg (著), Eva Tardos (著), 浅野孝夫 (翻訳), 浅野泰仁 (翻訳),
 
小野孝男 (翻訳), 平田富夫 (翻訳)
の著者の一人、Eva Tardos先生が、アルゴリズム的ゲーム理論の専門家。著者
紹介にそう書いてあった。
 でね、「Algorithmic Game Theory」をみると、編者の一人に、Eva Tardos
先生の名が。
 それで、どこかでみた言葉だなと思ったのね。
 まだ、脳みその神経つながっとるのぉ。\(^O^)/

 「Algorithmic Game Theory」は、出版元のケンブリッジのサイトに詳しい
紹介があります。
http://www.cambridge.org/us/catalogue/catalogue.asp?isbn=9780521872829
Algorithmic Game Theory
 Reviewsに書いてあることなんか、ちょっとわくわくさせますよね。

 さて、「アルゴリズムデザイン」のこと。
 出荷が遅れたけれど、来ました。ざっと見ただけ。でかい、重い、難しそう
で、枕にもなるし、お休み前に読むと、すっと睡眠に入れました。\(^O^)/
 この本、学部の「アルゴリズムの基礎」の教科書、大学院の入門用だそうだ。
 すげえ、学生、こんな高い本(アメリカでも定価100ドル以上)、買うのか。
 さすが、アイビーリーグの名門、コーネル大学。\(^O^)/
 この内容が、「アルゴリズムの基礎」なのか。
 さすが、アイビーリーグの名門、コーネル大学。\(^O^)/

 第2章、第3章は、「アルゴリズムの基礎」以前の科目で取り上げているの
で、その復習的な章としているが、これが、フツー、日本の大学、たとえば、
九大とかなら、「アルゴリズムの基礎」じゃないかな。
 計算量やアルゴリズム解析の基礎知識と、グラフ理論をやっている。何度も
書くけど、グラフといっても円グラフなどのグラフじゃなくて、ネットワーク
ね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/08/3615983
中田育男著「コンパイラの基盤技術と実践」 
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432001846X/showshotcorne-22/
やさしく学べる離散数学 (単行本) 
石村 園子 (著)
よりは、ずっと綿密で難しい話が出てきます。
 中田先生の「コンパイラの基盤技術と実践」は、ちゃんと買ってざっと眺め
たんだけど、感想書いてませんね。とにかく、フツーのコンパイラ本とは全然
違いますよ。

 「アルゴリズムデザイン」に戻ると、全編を通じて、すごくしっかりした書
き方。ぶれないね。
 フツー、アルゴリズムの教科書って、天下り式に、こういうアルゴリズムが
あって、こんな性質があって、こういうときは、このアルゴリズムを使うんだ
よって書いてあるのが、ほとんどでしょ。
 クヌース先生の、かの有名なアルゴリズム大辞典
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475614411X/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming Volume1 Fundamental Algorithms Third 
Edition 日本語版 (ASCII Addison Wesley Programming Series) (単行本) 
ドナルド・E・クヌース (著), 有澤 誠 (編集), 和田 英一 (編集), 青木 孝 
(翻訳), 筧 一彦 (翻訳), 鈴木 健一 (翻訳), 長尾 高弘 (翻訳)
から始まるシリーズだって、そうだもんね。

 この本の主張は、
「ばかー。そんなんじゃ、真のアルゴリズム力は身につかん\(^O^)/」
です。
 なるほど。野口悠紀雄のITじゃ、真のIT力は身につかん。勝間和代本じゃ、
真の力は身につかんというのと、同じか。^^;
 いやいや、クヌース本は、わしらの世界で定番中の定番だから、そんなにひ
どくないって。
 そ、そうか。おれにとっては、本書もクヌース本も、どっちも枕か漬物石だ
もんな。\(^O^)/
 そんなこんなで、この本では、身近な話題から、問題の本質をえぐって、そ
れをどう数理的に考えて、アルゴリズムの設計にむすびつけていくか。それを
丹念にやっています。
 計算量がどうなるかは、みっちりやってますね。NP困難、NP完全、PSPACE完
全の世界。
 書くほうは、これ、手間がかかるよ。いい題材を見つけるのも面倒だもんね。
 身近な話題といっても、コンピュータやインターネットに関係するような話
題は多い。
 たとえば、グラフ理論の演習問題だと、コンピュータの通信記録をみて、あ
るコンピュータがウイルスに感染したとすると、ある時刻には、どこまで感染
が広がっているか調べるアルゴリズムを書けなんてのがあります。
 キャッシュの追い出しはどう考えればいいか、局所的な情報しかもってない
ルータが、全体として最適な経路を作り上げるには、どんなアルゴリズムがい
いかとか、最後の第14章は、高速パケットスイッチングの話だしね。
 といっても、第1章に選ばれている題材は、簡単にいうと、昔懐かしい「フ
ィーリングカップル5対5」\(^O^)/
 つまり、最適で安定なマッチングをどう作るかという話。
 これ、数理経済学者のDavid GaleとLloyd Shapleyが提起した問題だそうで
す。経済学からの話題も目につきました。
 マルチキャストルーティングの話では、経済学でも出てくるゲーム理論のナ
ッシュ均衡が出てきます。
 おれ、アルゴリズム的ゲーム理論とはどういうのか、全然知らないけれど、
 この辺がそうなんですかね。
http://keisan-genkai.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/reports/2007/zentai_1/C03-asano.ppt
個人的効用と社会的効用の対立問題 に対するアルゴリズム的アプローチ
には、本書で取り上げてある題材が出てきますね。ナッシュ均衡のネタは、マ
ルチキャストルーティング下でのコスト負担をどうするかという話で、本書と
同じですね。

http://keisan-genkai.lab2.kuis.kyoto-u.ac.jp/reports/2006/zentai_2/04-tokuyama.ppt
計算理論の現状と未来
は、そうか、アルゴリズム屋は、そういうことを考えているのかと思いました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で書いたように、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320121686/showshotcorne-22/
岩間一雄著「アルゴリズム・サイエンス:出口からの超入門」
を読んだとき、こいつら、普段、何を考えとるんじゃと思ったもん。
 余談だけど、おれ、PowerPointもってないけど、この2つの.pptファイルは、
OpenOfficeでばっちり読めました。

http://ja.openoffice.org/
OpenOffice

 ということで、「アルゴリズムデザイン」を枕にして毎日寝れば、頭がよく
なるかもよ。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 不確実性の経済学入門
---
 さっき、週刊東洋経済のこと書いたので、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/07/3748970
週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
でちょろっと触れた、2008年9月6日号の特集「不確実性の経済学入門」のこと。

 この特集、よかったです。
 かなり、痛烈に従来の経済学と金融工学を批判しつつ、行動経済学や経済物
理学といった不確実性に挑んでいる経済学の紹介をしています。
 ハエイクの話と小島寛之の動学的不整合性の話は、共感するところ多し。
 ハイエクもフリードマンも自由主義ということくらいしか知らないから、フ
リードマンはやはり決定論的、ハイエクは非決定論的という分類は、へぇと思
いました。
 「経済学が真似た先の物理学では、とうの昔(1920年代)に量子力学と不確定
性原理が登場し、決定論一辺倒の考え方は崩れている」
 これなんか、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575158
Re: 多少反論めいたものをば
で書いたように、おれが経済学に期待していることと同じだもん。
 小島寛之の動学的不整合性の話に、インフレターゲット論批判が出てくるが、
インフレターゲット論者が「期待」という言葉を安易に使っていて、「「期待
というのがどういうふうに形成されるのか」ということをきちんと説明してい
るのを見たことがない」「のんきすぎるものに思える」というのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/03/3559155
Re: クーリエ・ジャポン2008年6月号
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/11/3572169
多少反論めいたものをば
と同じ問題意識でしょう。
 三木雄信の遺伝アルゴリズムの話は、こじつけっぽい。
 AppleがiPhoneを作れたのに、個別の要素技術をもっている日本メーカが作
れなかったのはなぜかといった、よくある日本やっぱだめじゃん型の切り口だ
が、こういうの、どうとでも書けるんですよね。
 たとえば、今年の春から、ASUSなどの小型安価(5万円くらい)のPCが、モバ
イルマシンとして大人気で、入荷すると瞬間蒸発といわれるくらい売れて、い
ま、各社も参入して、DELLのような大手も出したし、Lenovoも出すらしいし、
さらにトレンドになってきているけど、Appleはこういうマシンを作れない、
作らないんです。Airのようなとんがったマシン、経営的にはリスクが高いマ
シンは作ってもね。
 話題になっているiPhoneじゃなくて、パソコン事業をみれば、要素技術をも
っているAppleがだめなのは、「全社的な経営資源の結合を怠った」と日本メ
ーカを批判するのと同じく、Appleやっぱだめじゃん型の切り口でも語れるわ
け。
 要は、視点をほんのちょっとずらすだけで、どういうふうにも書けるわけで、
経済週刊誌の記事がほんとに本質的なことを書いているかというと、なかなか
に疑問なのです。

 この特集で紹介されている経済物理学や行動経済学の本は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/07/3748970
週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
に、これまでどこで触れた書いたけど、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575167
ウォール街のランダム・ウォーカー
にもあったね。
 やっぱ、気になるのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492654178/showshotcorne-22/
禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン (単行本) 
ベノワ・B・マンデルブロ (著), リチャード・L・ハドソン (著), 高安 秀樹
(翻訳), 雨宮 絵理 (翻訳), 高安 美佐子 (翻訳), 冨永 義治 (翻訳), 山崎和
子 (翻訳)
ですね。
 本特集の冒頭には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001227/showshotcorne-22/ 
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか (単行本) 
ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (翻訳)
のタレブさんの「ブラック・スワン」という本が、昨年、世界的にベストセラ
ーになったことが出てきます。これも、翻訳が刊行予定だそうです。

 あ、ベイズの話は、ベイジアンネットワーク本の紹介でも書くことがあれば、
書くかも。
 ってか、いっぱい書く話がたまってるでしょ。せめて、ベイジアンネットワ
ークの話は、AI(人工知能)の話や遺伝的アルゴリズム(GA)や遺伝的プログラミ
ング(GP)の話が終わってからにしなさい。
 そうか。だったら、もう、だめぽ。orz.

 さて、最後に大どんでん返し。
 この特集が載っている週刊東洋経済で一番面白かったのは、実は、特集では
ない。\(^O^)/
 最新作「スカイ・クロラ」が話題になった押井守監督のインタビューが一番
面白かった。
 最近、おれが書いていることと通じる示唆的な話が随所にある。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 週刊東洋経済と週刊ダイヤモンドがGoogleでバトル
---
 週刊東洋経済号2008年9月27日号と、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/22/3778770
そんなにGoogleになりたいのか
で話題にした週刊ダイヤモンド2008年9月27日号。
 どっちも特集がGoogleですね。
 でも、視点やテイストは全然違う。
 上記ブログエントリでも書いたように、いまのおれは、完全に週刊ダイヤモ
ンドより、週刊東洋経済のほうがいい。
 この前の2008年9月6日号の特集が「不確実性の経済学入門」だったように、
最近は週刊東洋経済のほうがフィットする記事が多い。
 早めに週刊ダイヤモンド解約して、乗り換えるか。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: フリーオってそんなに関心が高いのね
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/11/2725348
コピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」の続報の続報
の続きになるから、続報の続報の続報。

 今日、たまたま、日経ITProの記事をみて、右のアクセスランキングをみた
ら、ネットワークで、
1位が
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
5位が
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
7位が
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
 放送では、
1位が
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
2位が
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
3位が
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動
で、金銀銅メダル\(^O^)/

 これらは、上記のブログエントリに日付でわかるように、最後に紹介したの
が3月なのに、いまも上位って、すごくない?
 フリーオに関しては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/05/02/3435631
フリーオに黒フリーオがあるのね
が直近のブログエントリだけどね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071214/289590/
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071217/289646/
衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」,その仕組みをひもとく
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071225/290226/
フリーオ駆逐の最終兵器,「合法外付けチューナー」の胎動

 なお、以前紹介したときは、URLのitproがpcになっているけど、内容は同じ。
 その仕組みは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/20/2520955
コピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」
で書いたような仕組みなんだろうね。

乳の詫び状(2008/09/24)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 王監督、ありがとうございました
---
 王貞治監督が今シーズン限りでの勇退を発表。
 長い間、ありがとうございました。
 心ないファンから生卵をぶつけられるといったことがあっても福岡を離れず、
ライオンズを失った福岡・九州に、ホークスを定着させてくださいました。
 小久保(ホームラン王、打点王)、松中(三冠王)を育てるなど、いい選手を育
て、ホークスを常勝軍団に育ててくれました。
 天国の根本さんも、長い間お疲れ様と思っていることでしょう。
 球界引退後も、あれこれ引っ張り出そうとする人がいるだろうけれど、あと
は、好きなことを好きなように好きなだけやってください。
 これからも福岡中心の生活をなさるのであれば、福岡にいるときは、世界の
王貞治の仮面は脱いで、人間王貞治になって、のびのびやってください。
 ほんとにありがとうございました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/根本陸夫
http://ja.wikipedia.org/wiki/小久保裕紀
http://ja.wikipedia.org/wiki/松中信彦

乳の詫び状(2008/09/23)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 新型インフルエンザ対策
---
 対策がだいぶ本格化してきましたね。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080922AT2G2200622092008.html
マスク8週間分備蓄を 新型インフル対策、厚労省が基本方針
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080922/acd0809221310010-n1.htm
新型インフルエンザ 国内流行4段階で警戒
 ちょっと前のだけど、
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080813-OYT8T00219.htm
新型インフル流行したら…企業が対策マニュアル
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080730-OYT8T00324.htm
新型インフル、もし大流行したら…厚労省想定

 いいマスクは、けっこう高いんですよね。
 業者はこれで一儲けか。じゃ、おれも。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0012UNZ8G/showshotcorne-22/
海外出張・旅行用 サーズ、鳥インフルエンザ&新型インフルエンザ用 N95 
マスク (ダックビルタイプ 20枚入)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001953MA0/showshotcorne-22/
3M 1860S(子供用) N95 鳥インフルエンザ、SARS、結核対策用マスク(20枚
入り)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EOJMAA/showshotcorne-22/
新型インフルエンザ対策セット


ご参考:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/12/2556835
NHKの新型インフルエンザ特集
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/16/2515937
母四十九日。ちょー寒い。大丈夫か鳥インフルエンザ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/11/2617282
岡田晴恵著「H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ!」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/13/2623387
Re: 岡田晴恵著「H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ!」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/15/2629798
Re: 岡田晴恵著「H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ!」その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/17/2634747
新型インフルエンザ関連とスイス

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ジャコビニといえば\(^O^)/
---
http://www.asahi.com/science/update/0922/TKY200809220051.html
「幻」のジャコビニ彗星、111年ぶり再発見
だそうです。
 そして、ジャコビニといえば、ジャコビニ流星群。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャコビニ流星群

 さらに、ジャコビニ流星群といえば、アストロ球団のジャコビニ流星打法。\(^O^)/
 球七、球八の超人守備も、バットが砕けた破片と打球が流星群のように飛ん
できたら、どれがどれかわからないというね。
 テレ朝がやったアストロ球団の実写ドラマ化の話、ここでもネタになりまし
た。
 ウェブやブログ上部にある検索窓で「アストロ球団」で検索してください。

 あ、竹熊さんのサイトで、画面入りの解説がある\(^O^)/
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/08/post_a192.html
【アストロ】これがジャコビニ流星打法だ!!!!

 DVDも全5巻で出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AYB2MG/showshotcorne-22/
アストロ球団 第1巻

 笹塚の江川さんとのところには、さすがないだろうな、こんなの。もっとシ
ュールでマニアックなもの、芸術性の高いものはあるだろうけど。

たしか、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006ISJOK/showshotcorne-22/
いかレスラー
はあったのかな。でも、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000F7MQFK/showshotcorne-22/
かにゴールキーパー
はなかった。
 勘弁してくださいといわれたもんね。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FBG2B0/showshotcorne-22/
コアラ課長は?
 あるわけねえだろ。

公式サイト:
http://www.tv-asahi.co.jp/astro/
アストロ球団
http://www.phantom-film.com/library/site/ika/index.html
いかレスラー
http://www.kani-gk.com/
かにゴールキーパー
 あれ? コアラ課長公式サイトない?
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6513
コアラ課長
にしておきます。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/22/3778770
そんなにGoogleになりたいのか
の続き。

===
標題: Re: そんなにGoogleになりたいのか
---
ずっとごぶさたでROMばっかのふるかわです

Nakamura Shouzaburou さんは書きました:

>  性懲りもなく、超「超」整理法という本を出すそうだけど、超「超」整理法
> は、「分類するな、ため込んで、検索せよ」だそうだ。おれの昔からの読者な
> ら知っていることだけど、それ、20年くらい前の電脳騒乱節でいってることな
> んだよね。野口さん、2周遅れくらいかな。

半年ほど前に引越をしたんですが、この週末に、その際持ってきた本の箱をあけ
たら、出てきましたよ騒乱節。いやぁ懐かしい。西麻布書き殴り日記がもうかれ
これ20年前なんですね。

ヒマに任せて読みふけってしまいました。上に書いてあるところ、確かに昨日読
んだから本当です。私が証言します。

でも、確か4冊全部持ってたはずなんだけど、4冊目だけ見つからなかった...

===
標題: Re: そんなにGoogleになりたいのか
---
 おお、ほんとに書いてましたか(爆)。
 時間がないので、投機実行したもんね。\(^O^)/
 ありがとうございます。

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: Shibuya.lisp結成と第1回テックトークイベント
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/22/3778843
Shibuya.lisp結成と第1回テックトークイベント
の補足。
 上記のg000001さんのコメントにあるように、正式告知が出ました。
 前に固いの、もとい、書いたの、あれ、あたしのパパ、社長の先走り汁だっ
たんです。
 やめなさいって、宇能鴻一郎文体は。

 まだ、参加登録できるようです。
 というか、やってみたら、登録されたので行かないといけなくなりました。\(^O^)/
 「いかないといけなくなりました」と音だけ聞いていると、行けなくなった
みたいだな。
 宴会も宴会くんってシステムなんだ。どうなんだろうと思って入力したら、
宴会に行くことになりました。\(^O^)/
 さあ、スケジュール調整だ。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/21/3777192
Kenjiさんのコメントへのコメント
の続き。

===
標題: Re: Kenjiさんのコメントへのコメント
---
> >問題の処理前の分割を行って並列処理を容易にする
> 
>  これ、状態や参照の共有があると、大変ということです。
>  それがないようにしろと。

 なぁんか、公判前整理手続きと同じだなぁ。
 事象をオブジェクトごとに分解して評価し、その評価の積み上げで結論を
見いだすという事なんでしょうけど、要素の分割が難しく相互関連が思わぬ
ところで起きている場合は厄介な事になりますねぇ。
 個別に分解した事象を解析する方法と同時に、その相互性を評価する手法
を(あるいは想定内の評価と想定外の評価を判別する方法を)生み出さないと
厄介な事になります。
 複雑系の厄介な点は、そうした社会科学的な評価法を用いてまでも近似解
を出さねばならぬ点かも。

-- 
たま@無精庵

===
標題: Re: Kenjiさんのコメントへのコメント
---
 コンピュータを使うときのモデル化でも、問題の腑分けというか、問題の立
て方ひとつで、全然、見通しや効率が違います。
 問題をどう認識するかが、一番大変な部分です。そこを間違うと、間違った
道に進むので、あと全部アウトだから。

>複雑系の厄介な点は、そうした社会科学的な評価法を用いてまでも近似解を
出さねばならぬ点かも。

 これは、ランダムにパラメータをいろいろ選んで、評価実験をやってよさげ
な評価法を見出してといったことをやるしかないです。
 AIの遺伝的アルゴリズム(GA)や遺伝的プログラミング(GP)なんかは、まさに
そう。いろんなものにデータを食わせて、進化を強制的に起こして、そのうち、
よさげなものがでてきたら、成功という世界です。
 裁判で、判例を積み重ねて、社会にとってよさげなものを探してきたのと似
てますね。
 何がよさげかというのが、また、難しいんです。それは、難しい裁判の場合
は、判決が妥当かどうかの判断が難しいのと同じですね。

中村(show)

乳の詫び状(2008/09/22)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 実践Common Lisp正誤表
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274067211/showshotcorne-22/
実践Common Lisp (単行本(ソフトカバー)) 
Peter Seibel (著), 佐野匡俊 (翻訳), 水丸淳 (翻訳), 園城雅之 (翻訳), 金
子祐介 (翻訳)
のネタの流れの最後
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/05/3674179
の続きにしておきます。

http://shibuya.lisp-users.org/
経由で、
http://lispuser.net/
で知りましたが、
http://pcl.lispuser.net/
に、実践Common Lispの正誤表がありますね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Shibuya.lisp結成と第1回テックトークイベント
---
 リトルウイングの藤田さんから、2008/09/20(土)に来ていたメール。

--- ここから ---
中村 正三郎 様

こちらこそ、先日はとても楽しい時間をありがとうございました。
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません m(_ _)m

BLOGは女房と一緒に楽しく拝見させていただきました。
ずいぶんとお褒めを頂いてちょっと照れております(笑
女房がくれぐれもよろしくと申しております。

ところで、最近Lightweight language future( http://ll.jus.or.jp/2008 )
で一緒したひげぽんさんに誘われてShinuya.lisp( http://shibuya.lisp-users.org/ )
という団体に参加することとなりました。もっとも私の場合は富
山県在住なので幽霊部員みたいなものなのですが (汗
ちなみにメンバーにはGaucheのShiroさん、期待の中学生Lisperのtazantさん
( http://d.hatena.ne.jp/tazant )もいらっしゃいます。tazantさんはLispを
実装していて、その途中でSchemeのcall/ccに興味を持って読んだ本が「プロ
グラミング言語の新潮流 (計算機科学・ソフトウェア技術講座)」だという驚
きの中学生です@@
メイリングリストが http://groups.google.co.jp/group/Shibuyalisp にある
のですが、既に95名が登録済みになっています。これはLispの時代がついに幕
を開けるのかもしれません。今度こそ本当に(笑
もしよろしければ中村さんもShibuya.lispに参加なさいませんか?
来る10/18 (土)にはShibuya.lispの第1回Tech Talkというイベントがあり、こ
のイベントのスピーカーを依頼されて上京いたします。会場や懇親会でご一緒
できたら楽しいなと勝手に思っております。 どうぞよろしくご検討ください 
m(_ _)m

それでは、またどうぞよろしくお願いいたします。

リトルウイング
代表取締役プログラマー
藤田 善勝 
--- ここまで ---

 おお、すごい中学生。心強いですね。
 Shibuya.lispのサイト
http://shibuya.lisp-users.org/
に行ってみました。発起人のみなさんの力強い宣言がありますね。
--- ここから ---
「もはや Lisp を避ける理由はない。それどころか Lisp を使うべき理由はた
くさんある」と。

Lisp とその派生言語の楽しさと素晴らしさを伝えるために私たちは本日 
Shibuya.lisp を結成した。
--- ここまで ---

 いやーん、かっこいい。あたし、子宮が、ジュン、ときちゃったんです。
 発作的に、宇能鴻一郎の文体を真似てみました。\(^O^)/
 あたし、活動拠点
http://groups.google.co.jp/group/Shibuyalisp?pli=1
にも行ってみたんです。
 でも、準備の模様はわかるもののイベントの告知がなかったんです。
http://shibuya.lisp-users.org/talk/
に参加申し込みはあるんです。でも、
http://groups.google.co.jp/group/Shibuyalisp/browse_thread/thread/f00678928d1b577c
には、「※運営者以外はまだ書き込まないで下さい」となっているんです。
 ああーん、書きこみたいのに。
 そのうち、告知されるかなと思って待ってたんです。
 10/18は、夕方から用事があるんです。だから何時からあるかだけは知ろう
と思ったんです。
 昨夜探したらやっと、
http://shibuya.lisp-users.org/wiki/index.php?TechTalk_1%2F%E9%96%8B%E5%82%AC%E5%91%8A%E7%9F%A5
をみつけたんです。
 16:00からって、まずいなあって。彼とのデートがあるから行けそうにない。
でも、スケジュールを調整すれば行けるかなと思ったんです。
 でもでも、よくみると、
(定員に達したので締め切りました。or まだ、余裕があります)
だって。\(^O^)/
 がくっ。orz

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: そんなにGoogleになりたいのか
---
週刊ダイヤモンドの特集はまたGoogle。
『儲かる会社の「グーグル化」大革命』だそうだ。

儲かっていない会社の管理職あたりが買ってくれれば万々歳
なのだろうが、いつのまにGoogleは魔法の杖になってしまっ
たのだろう。これに対する答えを、同誌から見つけてみた。
「表紙が変わっても、中身が変わらなければダメだ。」
(二宮清純さんの連載冒頭より)。
会社の体質を改善することができるのであれば、グーグル化
もいいだろう。古い体質をそのままにしてグーグル化なんか
しても組織が混乱するのが関の山である。

もちろん、勝間和代の本を宣伝することも忘れてはいない。
ダイヤモンド社もこういう古い体質を変えないと、ライバル
の日経ビジネス・週刊東洋経済に笑われてしまうぞ。

--
つばめどん

===
標題: Re: そんなにGoogleになりたいのか
---
 詳しい話は、書き始めたけど、まだ時間がかかる。余談が多すぎるから。\(^O^)/
 もうちょっと待ってね。
 週刊ダイヤモンドの定期購読は延長しないのは、もうだいぶ前に決めてるけ
どね。
 最近、週刊東洋経済のほうをよく読む。
 でも、クーリエジャポンのほうが気になってるけどね。

 冒頭の野口悠紀雄のGoogle万歳、Gmail万歳以外は、そんなにGoogle万歳の
感じはしなかったけどね。
 勝間和代の宣伝というのは、特集の中には出てこないから、雑誌の最後のほ
うの広告のことね。
 日本の中小企業のIT化が遅れているのはそうだろうし、それに対する刺激に
はなるとは思うけど。
 アンテナハウスは小さな会社だけど、世界相手に商売しているから、やっぱ、
大企業でも日本は遅れているなと思うことあるよ。

 野口さんは、業界のおれらとは感覚が違うというか、筋の悪さと周回遅れを
感じるね。体系的に勉強してないし、ICT技術を知らないし、現場にいないか
ら、ああなるんでしょうね。
 こういう人が、ICTに強いと思われていて、ビジネスパーソンがそれに影響
されているのが、日本のICTがだめな元凶の1つでしょう。それを煽るダイヤ
モンド社も共犯でしょう。
 性懲りもなく、超「超」整理法という本を出すそうだけど、超「超」整理法
は、「分類するな、ため込んで、検索せよ」だそうだ。おれの昔からの読者な
ら知っていることだけど、それ、20年くらい前の電脳騒乱節でいってることな
んだよね。野口さん、2周遅れくらいかな。
 この特集の作り方からみて、勝間和代本売り出しの「自分をグーグル化しろ」
特集と同じで、野口悠紀雄の本の売り込みということでしょうね。また、カモ
が引っかかるのかな。

 ICT力をほんとに身につけるんだったら、安直ビジネス本では力がつかない
と一緒で、勝間さんや野口さんの本より、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/22/3778758
ドリトルで学ぶプログラミング
で紹介したような本で、読むと同時に手を動かしてやっていかないと、体に
ICT感覚が入っていかないよね。

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ミナミの帝王スペシャル客殺し商法編
---
 ミナミの帝王スペシャルの客殺し商法編は、めちゃくちゃ、強烈な話でした。
 商品先物でやられる話だけど、すごいね。
 知り合いで、昔、商品先物で毎年3000万円(300万円じゃないよ)くらいやら
れた人がいたけど、これ読むと、バクチにすらなってない。詐欺だよね。3000
万円やられるのも当然。
 利乗せ、両建て、直し、途転、日計り、向かい玉、バイカイ付け出し、いろ
いろ出てきます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453715540X/showshotcorne-22/
ミナミの帝王スペシャル 客殺し商法編 上 (3) (Gコミックス) (コミック) 
天王寺 大 (著), 郷 力也 (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4537155418/showshotcorne-22/
ミナミの帝王スペシャル 客殺し商法編 下 (3) (Gコミックス) (コミック) 
天王寺 大 (著), 郷 力也 (イラスト)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ドリトルで学ぶプログラミング
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904013026/showshotcorne-22/
ドリトルで学ぶプログラミング-グラフィックス、音楽、ネットワーク、ロボ
ット制御 (単行本(ソフトカバー)) 
兼宗 進 (著), 久野 靖 (著)
という本が出ますね。
 出版は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/03/2542866
コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/15/2751786
コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンスその
2
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490401300X/showshotcorne-22/
Tim Bell/Ian H.Witten/Mike Fellows著, Matt Powellイラスト, 正田良、鎌
田敏之、紅林秀治訳、兼宗進監訳「コンピュータを使わない情報教育 アンプ
ラグドコンピュータサイエンス
と同じイーテキスト研究所です。
http://www.etext.jp/
イーテキスト研究所

 ここは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/22/3642453
ことだま on Squeak
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904013018/showshotcorne-22/
ことだま on Squeak で学ぶ論理思考とプログラミング (単行本(ソフトカバ
ー)) 
松澤 芳昭 (著), 杉浦 学 (著, 編集), 大岩 元 (監修)
も出しています。

 プログラミングの教育に熱心ですね。ありがたいことです。

 いま、気づいたけど、アンプラグドコンピュータサイエンスの正誤表が出て
ますね。
http://www.etext.jp/image/p74teisei.pdf
をどうぞ。

 プログラミング言語「ドリトル」については、
http://dolittle.eplang.jp/
プログラミング言語「ドリトル」
をどうぞ。
 久野先生は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/04/17/3164685
読むべし!「ビューティフルコード」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113636/showshotcorne-22/
ビューティフルコード (大型本) 
Brian Kernighan (著), Jon Bentley (著), まつもとゆきひろ (著), Andy 
Oram (編集), Greg Wilson (編集), 久野 禎子 (翻訳), 久野 靖 (翻訳)
で、Rubyのまつもとさんと対談しています。

乳の詫び状(2008/09/21)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 武部尚志著「数学で物理を」その2
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772063
武部尚志著「数学で物理を」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/20/3775394
Re: 武部尚志著「数学で物理を」
の続き。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772063
武部尚志著「数学で物理を」
に、また武部先生のコメント。それが驚愕のコメント。

 えっ、正誤表をはさんだのは武部さんなんですか。
 こりゃ、おれ、スパイの癖に一本取られてるわ。怖いなあ。^^;
 それから、スケーターのイラスト、雑誌連載時には浅田真央の写真だったっ
て、ほんとなんですか。すごいですね、それ。
 だったら、書名を無理を承知で「浅田真央と一緒に数学で物理を」にすれば
よかったのに。
 真央といっても、マオ、毛沢東だったりして。\(^O^)/

 それから、おとめ座銀河団の写真のリンクを示して、おれの素性を探るのは
やめろ。\(^O^)/
 ゴルゴ13を読んでいれば、ゴルゴの素性を探ろうとした奴の運命がどうな
ったかは知っているだろう。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: 武部尚志著「数学で物理を」その2
---
真央イストか…

つばめどん

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 東レ科学振興会講演、J-PARCとミュオンによるラジオグラフィー
---
 2008/09/19(金)に東レ科学振興会の講演を聴きに行った。
 今回のテーマは、
--- ここから ---
粒子ビームが見る世界
 加速器で探る素粒子・宇宙・物質・生命
  J-PARCセンター長
  教授 永宮正治 先生
 素粒子を応用したラジオグラフィー
  カリフォルニア大学物理研究員
  東京大学名誉教授 永嶺謙忠 先生
--- ここまで ---
というもの。
 詳しくは、
http://www.toray.co.jp/tsf/info/inf_006.html
第58回科学講演会
をどうぞ。
 永宮先生の話は、高エネルギー物理や素粒子物理、加速器とはどういうもの
かという入門的話と、J-PARCはどういう施設で建設までの苦労や、CERNのLHC
との違いなどのお話。
 J-PARCは大強度陽子加速器施設で、J-PARCについては、
http://j-parc.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/J-PARC

 見学会は8月にやったそうで、来年もやるそうです。
 来年は、J-PARC合宿か。\(^O^)/
 技術的な話も面白かったけれど、日本の場合、海外の研究者の受け入れのイ
ンフラが整ってないのが心配という話も面白かった。
 日本の研究者は海外の施設に行って研究するのが当たり前で、J-PARCは逆に
なると。
 海外の施設は他国からの研究者の受け入れのインフラがいろいろ揃っている
と。この場合のインフラは、周辺の市町村の施設や社会制度、住民の意識など
を含めた話。
 これだけの施設だから海外の研究者が来たがるけど、たくさんガイジンさん
が来るとどうなるんだろうと。2004年のサッカーの日韓ワールドカップでカメ
ルーン代表のキャンプ地になって一躍有名になった大分の中津江村みたいに、
うまいこといけばいいんけどね。

 永嶺先生の話は、簡単にいうとミュオン(ミューオン、ミュー粒子)を使って、
あらゆるもののレントゲン写真を撮ろうというもの。
 全然知らない世界だから驚きの連続。
 すごいんだ、これ。ミュオンを使えば、山のような巨大なものから、ナノの
世界まで、非破壊でいろんな情報が取れるという話。マクロからナノまで、す
ごいスケーラビリティだよね。
 実際に浅間山のレントゲン写真を取った例から(マグマの状態が透けてみえ
る!)、新日鐵の溶鉱炉が動いている状態で、溶鉱炉の内部の壁や鉄の状態を
調べる例から、テロリストがトラックに兵器を積んでないか非破壊的に調べる
話から、スピントロニクスやら超伝導状態がどうのこうのとか、ガリウムヒ素
半導体の電子がどうのこうのとか、いろんなことがわかるんだって。
 で、思い出したのが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/27/1537626
永妻君教授就任おめでとう、プラズモン、プラズモニクス、テラヘルツ
のこと。
 そこに書いたテラヘルツ波を使っていろいろ調べる話や、宇宙からも来てい
るものも使って調べたり(山のような巨大なものは、宇宙からのミュオンを使
う)といったところも似ているなと思った。
 テラヘルツ波よりミュオンのほうが何でも透過してくるから、すごそうだっ
たぞ。永妻、これ、研究しろ。\(^O^)/

 永嶺先生は、地震予知に使えないかといって、残りの人生はそういう研究も
したいとおっしゃっていた。何かといえば、地中にある活断層の状態をミュオ
ンを使って調べるという話。
 すごいね。活断層をそのまま生きている状態で観察だもん。
 活断層の踊り食いか。\(^O^)/

 驚きの連続だったけれど、脳を直接測定できるという話と核融合の話もすご
かった。
 NMR(核磁気共鳴)を利用したMRI(核磁気共鳴画像法)ってあるでしょ。
 ミューエスアールというのを使うと、ああいうことができるんだって。fMRI
は、生きている状態で脳の状態を調べられるけど、あれもできるんだって。
 最後に出てきたミュオンを使った核融合の話もすごかったよ。ミュオンを触
媒にすると、超高温のプラズマなんかなくても核融合ができるんだって。ブレ
イクイーブン(損益分岐点)まであと少しではないかという話でした。
 ミュオンで、エネルギー問題解決?
 常温核融合の大騒ぎの後遺症というのがまだあって、超高温プラズマ不要で
核融合ができるといっても、ほら吹きだと思われるんでしょうね。あんまり信
じてもらえないらしいです。^^;
 ほら吹きでいえば、ミュオンで何でもOKみたいな、あまりにすごい話ばかり
なので、おれ、永嶺先生のこと、ひょっとしてひょっとこ、稀代の詐欺師だっ
たりしてと、1ピコ秒くらい思いました。\(^O^)/

 あ、「ミュオン触媒核融合」で検索すると、J-PARCにそのものずばりの説明
がありますね。
http://j-parc.jp/MatLife/ja/roles/mCF.htm
ミュオン触媒核融合 (Muon Catalyzed Fusion, ?CF);
 あ、ミューエスアール(μSR)法の解説もある。
http://j-parc.jp/MatLife/ja/roles/mSR.html
ミュオン科学mSR
をどうぞ。
 J-PARCには、ミュオン科学のための施設MUSEがあるそうです。
 あ、「ミュオン科学」で検索するとKEK(高エネルギー加速器研究機構)の
http://msl-www.kek.jp/
ミュオン科学研究施設
がありました。
 ミュオン科学の解説がありますね。
http://msl-www.kek.jp/muonscience/index.html
をどうぞ。
http://msl.kek.jp/msr/muonintro/index_j.html
ミュオンとは
の最後には、
--- ここから ---
[Wikipedia「ミュオンスピン回転」2006年8月6日のkadonoによる投稿は、この
Webページの作成者によるものです。]
--- ここまで ---
というのがありますね。
 これだ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミュオンスピン回転

 会場からの質問への答で、ミュオンを医療施設で使ったり、いろんな場所で
計測に使うことを考えると、加速器の小型化、低価格化が必要なので、それも
考えているという話もありました。せめて、トラックに積んで持って行けるく
らいの大きさになればとのこと。
 おれは日本ならではのやり方としては、ガメラやゴジラを加速器として使う
という方法を提案したい。\(^O^)/
 ガメラのほうが空を飛べるし、機動性も高いし、いいかな。ミニガメラを作
ればいいんじゃないか。ゴジラにはミニラがすでにいるか。映画「小さき勇者
たち」では、トトと名付けられた子供のガメラがいたけどね。
 あ、ミニラもトトも小さいときは、ちゃんと口からビームを出せないね。ミ
ュオン発生装置としては使えないか。^^;
 それにしても、ミュオン発生装置が日用品化して、100円ショップで買える
ようになったらすごいだろうね。あらゆるところスキャンしまくって、盗撮し
まくりじゃないか。\(^O^)/
 スパイにはもってこいだね。情報省が1兆円の予算をつけましょう。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 今週のはやぶさ君、かぐやの素晴らしい月面映像
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772063
武部尚志著「数学で物理を」
にある武部先生のコメントで、「はやぶさ」のことを書くのを忘れていたこと
を思い出した。
 今週のはやぶさ君というのが始まってて、読むと、なんか、はやぶさががん
ばっている(地上のチームの人たちもがんばっている)ので、胸キュンになりま
す。

http://www.isas.ac.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml#weekly
今週のはやぶさ君
をどうぞ。
http://www.isas.ac.jp/j/enterp/missions/hayabusa/weekly.shtml
バックナンバー
も読んでね。

 それから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/17/3768341
大上雅史, 和田純夫著「数学が解き明かした物理の法則」
で、おれがティコ・ブラーエのところに侵入して人類の歴史に干渉してたいこ
とを暴露したが(爆)、月の探査衛星「かぐや」の地形カメラのデータから作っ
た、月のティコクレーターの素晴らしい映像があります。ページがFlashでで
きてて、直接リンクが示せないので、
http://wms.selene.jaxa.jp/
かぐや画像ギャラリー
に行って、「地形カメラ」というのが上にあるので、クリックしてください。
 2008/09/08 ティコクレータ(1/3)というのがあるので、クリックしてくださ
い。そしたら、右下が3/17になっている画面で、動画をダウンロードできるボ
タンがありますので、ダウンロードして観てください。
 観たら、ちょー気持ちいい。\(^O^)/
 さらに、立体視ができるアナグリフ動画もあります。先の画面で下にある
「進む」で進んで、右下が4/17になっている画面でダウンロードしてください。
いま、ダウンロードしなてくもいい「クリックするとアナグリフ動画が再生さ
れます」といって、Flashムービーもありますね。
 あ、YouTubeにある
http://jp.youtube.com/watch?v=qWdVDsalM08

 いいのかな。これ。どうせなら、JAXAが積極的にアップロードすればいいの
に。PRになるから。
 でも、画像が粗いね。ダウンロードしたほうものほうがはるかにきれい。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題:Kenjiさんのコメントへのコメント
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772078
のKenjiさんのコメント。
 ブログのコメント欄に書くには、ちょっと長くなるので。

http://d.hatena.ne.jp/jj1bdx/20080706/p1
超並列時代を迎える苦痛

 ほんとねえ。昔、マッシブパラレル(超並列)といっても数百台のマシン、そ
れもでかいマシンが並べてという話だったのが、チップ上でそういうことをや
る時代が近づいているというんだもんね、おっとろしかこつばい、鮎原さん。
 鮎原さんは、いいってば。

>問題の処理前の分割を行って並列処理を容易にする

 これ、状態や参照の共有があると、大変ということです。
 それがないようにしろと。
 論理型の宣言的並行・並列性や関数型は、それがないんですよね。
 変数は書き換え不可能な単一代入だしね(数学の変数と同じ)。
 だから、ErlangやOzは並行・並列プログラミングが楽なんです。何万個も軽
量スレッドを生成できるし、並行・並列用の言語抽象もプログラミング言語が
備えているし。
 CTMだと、第5章「メッセージ伝達並列性」で解説してあります。5.7で
Erlangとそのプログラミングを紹介して、OzでErlangのreceive操作を実装し
てみせてます。
 Erlangって、最初はPrologで書いたんですね。それで、パターンマッチに
Prologの単一化の名残りがある。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/02/2541270
Erlang, Oz/Mozart, Prolog, 単一化
でも書いた話。

>共有資源のロックの頻度をできるだけ少なくする

 これが、藤田さんがイプシロンを作るときに、並列CGで苦労したところ。
 ピンボールゲームのようなリアルタイムのソフトを書くのに、ロックがはい
ると許容できないくらい遅くなるそうです。
 あ、Intelのマルチコアのプロセッサは、キャッシュのコヒーレンスを維持
してくれないことがあるといってなあ。どういうときだっけ。忘れた。^^;

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/

乳の詫び状(2008/09/20)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Lush(Lisp Universal SHell)
---
 ウェブやブログなど表に出していないので、ASAHIネット会員でjouwa/salon
を読んでいる人しか知らない、あの渋谷ソープランド誤解事件。
 あの事件で話題になった、おれのお気に入りのあのせっけん屋のLUSH
http://www.lush.co.jp/enter.html
LUSH Japan
と同じスペルのLispが\(^O^)/

http://lush.sourceforge.net/
Lush(Lisp Universal SHell)
をどうぞ。
 数値計算とグラフィックスのためのLispというんだから、相当に毛色の違う
Lispですね。
 ま、LUSHみたいに、お姉ちゃんはいませんし、せっけんの匂いもしませんで
した。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 野口悠紀雄のトンデモIT論その4
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/17/2761877
野口悠紀雄のトンデモIT論その3
に続く第4弾。
 実は第何弾まで書いたかわかってないんだけど、自分のブログをググッたら、
その3が最後みたいだから、その4にした。^^;

 その3で、
--- ここから ---
 あー、別のこと、思い出した。野口氏が独占を危惧する人間だったとは。^^;
 
 それはまた別の機会に書くとして、
--- ここまで ---
と書いたこと。それを
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/20/3775404
OSライセンス マイクロソフトの独禁法違反を認定
で思い出したのだ。

 雑誌などによく登場し、超整理法で有名な経済学者野口悠紀雄は、ITをさっ
ぱりわかってないと思うことが多々ある。
 自分で書いている時間がないので、昔、メモをしていたものから。
http://www.asahi-net.or.jp/~fu8h-myi/microsoft.html
マイクロソフトの経営の問題点
をどうぞ。
 ほんと、こんな経済学者に経営指南やITを使った提言なんかされちゃ、かな
わんよね。^^;

 読んでないけど、最近出た
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048672401/showshotcorne-22/
ジェネラルパーパス・テクノロジー 日本の停滞を打破する究極手段 (アスキ
ー新書 70) (アスキー新書 70) (アスキー新書 70) (新書) 
野口 悠紀雄 (著), 遠藤 諭 (著)
だって、遠藤さんとの対談をどこかで読んだ限りでは、日本のITはだめという
けど、ITをわかってない野口さんにいわれたら、なんだかなあと思うよ。詳し
く書く暇はないけど、そんなことは、遠藤さんはとっくにわかってるはずなん
だけどね。
 日本がダメだとすると、野口悠紀雄クラスのレベルが低いから、日本がダメ
なんだと思うよ。超整理法なんて、ひどいなあ、厚かましいなあと思ったもん。
 これまでの繰り返しになるけど、構造改革や意識改革が必要なのは、野口悠
紀雄をはじめとして、経済論壇に登場する人物や経済論壇、ビジネスパーソン
向けの安直な本を量産している連中と出版業界でしょう。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/10/12/3815127
野口悠紀雄のトンデモIT論その5 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/20/3775421
野口悠紀雄のトンデモIT論その4 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/17/2761877
野口悠紀雄のトンデモIT論その3 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/28/2462155
野口悠紀雄のトンデモIT論その2 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/23/2525228
Re: 野口悠紀雄のトンデモIT論その2 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/28/2462155
野口悠紀雄のトンデモIT論

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: フィンランド式教育
---
 偏差値の話があって思い出したので、書いておこう。
 今年の春頃かな、PISAという国際学力テストで、日本はだめで、フィンラン
ドがいい。日本の学力低下はひどいなどという話題がありましたよね。
 アマゾンでその後、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478004714/showshotcorne-22/
フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決! (単行本) 
ベン・ファーマン (著), 佐俣 友佳子 (翻訳)
を買っている人がいて、調べたことがあるんですが、フィンランド式勉強法の
本やらが続々出ていたんです。
 アマゾンで
http://www.amazon.co.jp/gp/search?index=books-jp&keywords=%83t%83B%83%93%83%89%83%93%83h%8E%AE
&tag=showshotcorne-22&__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&tag=showshotcorne-22
&path=tg%2Fbrowse%2F-%2F466284%3Ftag%3Dshowshotcorne-22&Go.x=13&Go.y=13&linkCode=qs
という具合に、和書を「フィンランド式」で検索すると、2008年になって出た
本が多いでしょ。
 さすが商売人は、すぐ本を出すなあと思って、あきれるやら感心するやら。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904125037/showshotcorne-22/
親子で楽しく学ぶフィンランド式脳力アップBOOK (単行本(ソフトカバー)) 
小林朝夫 (著), 佐藤嘉尚 (編集), アサミカヨコ (イラスト), ゴトー孟 (イ
ラスト)
も売れていたと思う。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413036824/showshotcorne-22/
子どもの「頭のよさ」を引き出す フィンランド式教育法 (単行本(ソフトカ
バー)) 
小林 朝夫 (著)
の素人評にある、読解力とは、どういう読解力なんでしょうね。
 最近、よくいっているデータ処理的読書の読解力じゃ、話にならんと思うん
だけどね。
 同じ著者で、大人向けもある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845421216/showshotcorne-22/
大人のためのフィンランド式勉強法 (単行本) 
小林 朝夫 (著)

 この小林朝夫さんて、プロフィールみるとすごいね。作曲家小林亜星さんの
息子で、太陽戦隊サンバルカンに出演していたのか。

 教育問題に関心がある人は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204537/showshotcorne-22/
フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453)) (集英社新書 (0453)) 
(新書) 
堀内 都喜子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163694501/showshotcorne-22/
受けてみたフィンランドの教育 (単行本) 
実川 真由 (著), 実川 元子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750507105/showshotcorne-22/
格差をなくせば子どもの学力は伸びる―驚きのフィンランド教育 (単行本(ソ
フトカバー)) 
福田 誠治 (著)
が注目ですかね。
 個人的にびっくりしたのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812192/showshotcorne-22/
オッリぺッカ・ヘイノネン「学力世界一」がもたらすもの (NHK未来への提言)
 (単行本) 
オッリペッカ・ヘイノネン (著), 佐藤 学 (著)
 このオッリペッカ・ヘイノネンという人、誰かと思ったら、フィランドの教
育大臣。任命されたときが若干29歳。\(^O^)/
 日本じゃ考えられないね。

http://www.nhk-jn.co.jp/002bangumi/topics/2007/011/011.htm
をみると、2007年の放送で42歳になっているから、いま43歳なのかな。

 何式でもいいけど、なんとか式ダイエットみたいに飛びつくんじゃ、自己啓
発本や成功本を読み漁って結局時間と金を無駄にしてカモになってるのと同じ
ことを子供に味あわせることになると思うけどね。

 なんか流れとして、フィンランドつながりで、ノキアとSymbian OSのことを
書かないとまずいか。
 それより、HTMや脳のことやAIのこともまだ書いてないね。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 偏差値
---
 すでに知っている人が多数だろうけど、低偏差値の高校入試問題という
代物が公開されている。実在の高校のもの「らしい」けど。

・低偏差値高等学校入試問題(数学)
http://minna.cert.yahoo.co.jp/bxnlq/198536

 この設問の1が凄い。小学校入試かと思ってしまった。
 お笑いの千原兄弟の兄が通っていた高校の入試問題は、アルファベット
が間違いなく書けることが英語の問題だったとか。弟が公言している話な
ので問題にはならないと思うけど。

 江戸川区の地下鉄東西線葛西駅のそばに、なんと「Tee Loom 何とか」
という店があった。ヲイヲイ、LoomじゃなくてRoomだろう!と突っ込み
が入るところ。

-- 
たま@無精庵

===
標題: Re: 偏差値
---
> この設問の1が凄い。小学校入試かと思ってしまった。

 うーん、すごいな(と私ですら言ってみる)。
 そいでも、たとえ偏差値が良くてもいろいろ(家庭環境含め)問題
抱えている子の方がわしには問題だと痛感してる(娘のことか)。

                            穂高

===
標題: Re: 偏差値
---
>LoomじゃなくてRoomだろう!と突っ込みが入るところ。

 スペルミスで思い出すのは、Macintosh(マック)が、日本で売り出されたこ
ろ。キヤノン販売が売り始めたときに、広告やポスターに、Macintoshの愛ら
しい写真が出ていたのはいいんだけど、その白黒画面には、「Hallo!」

 しばらくしてから、その写真はなくなって、「Hello!」になりました。

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Eiffel, 仕様記述(フォーマルメソッド)
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/17/1284884
オブジェクト指向入門 第2版再読
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/02/3735396
バートランド・メイヤー「オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践」その2
の続き。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111112/showshotcorne-22/
バートランド・メイヤー著, 酒匂寛訳「オブジェクト指向入門 第2版 原則・
コンセプト」 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111120/showshotcorne-22/
オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践 (単行本(ソフトカバー)) 
バートランド・メイヤー (著), 酒匂 寛 (翻訳)
の紹介を翔泳社のパンフレット?に書いたので、Eiffelのフォロー。

 Eiffelについては、訳者の酒匂さんの解説もあります。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070626/275990/
Part4 Eiffelに学ぶ「正しいオブジェクト指向」
 最後に出てくるVDM++による仕様記述なんてのが興味があるなら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/20/491884
形式仕様記述(フォーマルメソッド、Formal Methods) 
をどうぞ。

 Eiffel Studioについては、
http://dev.eiffel.com/Main_Page
EiffelStudio Integrated Development Environment
http://eiffelstudio.origo.ethz.ch/
EiffelStudio
http://www.eiffel.com/products/studio/
EiffelStudio
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080415/299132/
EiffelStudio 表明をサポートしたオブジェクト指向言語
をどうぞ。
 EiffelStudioは、デュアルライセンスになっています。
http://www.eiffel.com/licensing/licensing.html
をどうぞ。
 ついでに、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080415/299085/?ST=develop
お役立ちフリーソフト一覧 ソフトウエアを作る環境を楽しくする
は便利ですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/19/3772063
武部尚志著「数学で物理を」
の続き。

===
標題: Re: 武部尚志著「数学で物理を」
---
 おお、なるほど。いたいた。\(^O^)/
 おお、芸名が宇三九斎になったのか。
 検索したら、あちこちで書いてるね。haruakiらしい。よかったよかった。
 宇三九斎は、なんか、クレヨンしんちゃんの雲黒斎を思い出すね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/クレヨンしんちゃん_雲黒斎の野望

 ところで、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/17/3768341
大上雅史, 和田純夫著「数学が解き明かした物理の法則」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860640438/showshotcorne-22/
数学が解き明かした物理の法則―ニュートンの『プリンキピア』から量子力学
まで 数学的着想と自然観の変遷 (読んで楽しむ教科書) (単行本) 
大上 雅史 (著), 和田 純夫 (著)
と同じ著者の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486064090X/showshotcorne-22/
ニュートン力学と微分方程式の意味がわかる―万有引力から相対論的力学まで
 (単行本) 
大上 雅史 (著)
を買っている人がいました。
「四則計算を駆使して電卓で計算することで、力学の全体像をつかむ。実際に
手を動かすことでニュートン力学と微分方程式を体感する」
というのが、ちょっと気になります。

乳の詫び状(2008/09/19)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 並行・並列プログラミング
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
で書いてなかった、藤田さんと飲んだときに出た話題その3(これでおしまい)。
 並列ガベージコレクション(GC)の話に関連して、GCのことは、その2で書い
た。
 いよいよ時間がなくなったので、ここは、並行・並列プログラミングのリン
クの羅列。
 インテルに特化するなら、すでに
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/28/2670355
インテル スレッディング・ビルディング・ブロック ―マルチコア時代のC++
並列プログラミング
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/29/2672473
注目のコンピュータサイエンス本
で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113555/showshotcorne-22/
インテル スレッディング・ビルディング・ブロック ―マルチコア時代のC++ 
並列プログラミング (単行本) 
James Reinders (著), 菅原 清文 (監修), エクセルソフト株式会社 (翻訳)
は、名前を出したけど、

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558608710/showshotcorne-22/
Sourcebook of Parallel Computing (The Morgan Kaufmann Series in 
Computer Architecture and Design) (ハードカバー) 
Jack J. Dongarra (著, 編集), Ian Foster (著), Geoffrey Fox (著), Ken 
Kennedy (著), William Gropp (著), Linda Torczon (著), Andy White (著)
を買っている人がいて、調べたら、評判のいい洋書はいろいろね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0123705916/showshotcorne-22/
The Art of Multiprocessor Programming (ペーパーバック) 
Maurice Herlihy (著), Nir Shavit (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321228111/showshotcorne-22/
Patterns for Parallel Programming (Software Patterns Series) (ハードカ
バー) 
Timothy G. Mattson (著), Beverly A. Sanders (著), Berna L. Massingill 
(著)
など。
 いずれも買ってませんが、いずれも本家amazonの素人評では大絶賛です。
 マルチコア、マルチプロセッサ、分散が当たり前になってきているので、そ
のうち、いくつかは、日本語になるんでしょうか。
 プログラミング言語のほうも注目ですね。CTMで使われているOzには、デー
タフロー変数があるしね。もちろん、Erlangはだいぶ有名になりましたが。
 何度も書いているので、上の検索窓で、「Oz」や「Erlang」で検索してみて
ください。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ガベージコレクション(GC)
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
で書いてなかった、藤田さんと飲んだときに出た話題その2(その3まである)。
 藤田さんが作った新Schemeのイプシロンで、並列ガベージコレクションを実
装したけれど、えらい大変だったという話が出た。そんなもん、実装しようと
思うことからして、すごいよね。

 ガベージコレクションはLispが本家だけど、それだけでも盛んな研究分野だ
った。いまでもいろいろ考えている人はいると思う。
 ガベージコレクションのことだけ、詳しく述べた本もあります。
 実はこれ、ACLのFranzの日本サイト
http://jp.franz.com/
で配っている、数理システムの
http://cl-www.msi.co.jp/solutions/knowledge/lisp-world/tutorial/gc-tutorial.pdf
工藤千加子「Allegro CL における Garbage Collection」
で知った本。買ってないけどね。
 その本とは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0471941484/showshotcorne-22/
Garbage Collection: Algorithms for Automatic Dynamic Memory Management
 (ハードカバー) 
Richard Jones (著), Rafael Lins (著)
 本家amazonでは、大絶賛です。

 でね、この本の改訂版が出るそうなんです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1420082795/showshotcorne-22/
Advanced Garbage Collection: Algorithms for Automatic Dynamic Memory 
Management (Chapman & Hall/Crc Applied Algorithms and Data Structures 
Series) (ハードカバー) 
Richard Jones (著), Antony Hosking (著), Eliot Moss (著)
がそれ。
 でもさ、出版予定が2009年5月だって。つまり、来年。
 えーっ、そんな先なの? それをもう予約取ってるの?
 調べたら、本家amazonには、この本、まだ出てないんだよね。ほんとに出る
のかな。それとも日本のアマゾンのデータが間違い? 先走り?なんてね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: AS/400, iSeries, 仮想記憶、単一レベル記憶(SLS)のこと
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
で書いてなかった、藤田さんと飲んだときに出た話題その1(その3まである)。
 メモリ管理の話になって、仮想記憶のことが出た。
 仮想記憶といえば、大学のコンピュータサイエンスや情報工学の講義でも、
プロセス毎にアドレス空間を分離する方式(UnixやWindowsが採用している方式)
の仮想記憶の話だけで、まず、IBMのAS/400(いまはiSeriesからさらにSystem 
iという名前)で採用されている単一レベル記憶のことは出てこない。
 おれはこっちのほうが本来の仮想記憶で素直だと思っている。
 単一レベル記憶を知らない人は、勉強しておくといいよ。世界観が変わるか
ら。
 時間がないので、あとは、あまり詳しく書かず、主にリンクの羅列。
 AS/400とiSeriesのことは、ブログにはまだ出てないけど、ウェブのほうに
はたくさん書いているので、上の検索窓で、ふだんのiiyu.asable.jpではなく
www.asahi-net.or.jpにチェックを入れて、「AS/400 wabijou」で検索しても
らえれば、いろいろ出るので、参考にしてください。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1882419669/showshotcorne-22/
Inside the As/400: Featuring the As/400E Series (ペーパーバック) 
Frank G. Soltis (著)
 AS/400の父であるSoltisさん自ら書いたバイブル。
 時代を超えたすごい設計なんです。なぜ、AS/400が世界中で高い評価を得て
いるか、その技術的秘密が全開です。
 いま、税込15,897円なんてとんでもない値段になってるね。本家amazonだと
65ドルだけどね。おれもたしかそんな値段で買った。Soltisさんが来日したと
きにセミナーに行ってサインもらっちゃったもんね。\(^O^)/
 インフォ・クリエイツから日本語版も出たんだけど、もう入手不可能みたい。
これは3500円だった。相当にがんばって安くした値段ですね。
http://www.yfcbookshelf.com/tokusyuu%20vol.3.htm
「インフォ・クリエイツ」
で、古田島さんが、紹介してる。

 英語の
http://en.wikipedia.org/wiki/Single-level_store
より、↓の日本語のほうが詳しい。珍しいね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/単一レベル記憶
 仮想記憶は、
http://en.wikipedia.org/wiki/Virtual_memory

 あのさ、ページング方式とセグメント方式で、パソコンの技術しか知らない
ライターが、セグメント方式はだめなんてことを昔よく書いていた。でもね、
それ、Intelの8086などが、セグメントの最大長がわずか64KBだったのが悪い
のよ。
 同一アドレス空間にプロセスを複数置くメリットはすごくあるし、まともな
セグメント方式なら、ちゃんとプロセス間の干渉は排除できるんだよ。
 AS/400は、その前身のSystem/38の昔から、設計上のアドレスは128bitなん
だよね。30年前の1978年ですよ、System/38は。
 そんな昔からアドレス空間は128bitあって、それを実際のプロセッサにマッ
プしている。いまは、64bitのPowerを使っているから、64bitだけ実際に使わ
れている。しかも、すごいのは、OS/400というOSすら、実は物理的なアドレス
も仮想空間のアドレスも知らない。\(^O^)/
 OSも、MIと呼ばれる層の上にあるから、もっと抽象化された世界しか知らな
いのね。
 そういう設計だから、何十年も前の別のプロセッサで動いていたプログラム
のバイナリを、PowerPCの最新マシンにもってきても動く。Appleみたいにエミ
ュレータでやる? とんでもない、実は。。。
 ってなことは、バイブルを読んでください。

 System iについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/System_i
より、↓の英語のほうが詳しいね。
http://en.wikipedia.org/wiki/AS/400

 ソルティスさん、また、本を出していたんだね。
http://www.e-bellnet.com/special/vision/vision_0203.html
特別インタビュー:フランク G. ソルティス氏

 Vectorにもソフトがあるね。
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/other/as400/

 AS/400(i Series, System i)は、顧客満足度が非常に高いマシンとして知ら
れている。
 藤田さんには実名を話したが、わが社のハードやソフトこそが、ビジネスを
支える信頼性の高いもの、新世代のものなどといって、必死で売っていたいく
つかの会社の会計・経理のシステムは、実は、AS/400だったという話がある。
大事な大事なお金の部分は、自社のソフトやハードじゃ、怖かったということ。\(^O^)/
 毎年、日経コンピュータの顧客満足度調査では、オフコンに分類されていた
けど、そこではダントツの1位。たとえば、
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/management/yajima/050606_manzokudo/
顧客満足度ナンバーワン商品の作り方
を参照。
 今年の第13回の結果は、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080903/314073/?ST=research&P=2
にありますね。このミッドレンジサーバーのところですね。やっぱり、第1位
ですね。

 AS/400というとオフコンだし、その技術的な内容がほとんど知られてなかっ
たこともあって、Unix(いまならLinuxか)やWindowsしか知らない技術者は、知
らないだろうけど、調べるとすごいよ。ほんと、世界観が変わります。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 武部尚志著「数学で物理を」
---
 頂戴してからすでにもう2ヵ月以上経つかもしれないが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535784698/showshotcorne-22/
数学で物理を (単行本) 
武部 尚志 (著)
を紹介。
 一時、数学、中でも物理数学の本を紹介していたでしょ。たとえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/18/3583332
物理数学入門本の感想

 そんなある日、お茶の水女子から郵便物が。
 おれ、お茶の水女子大の女子学生に手を出したことはないぞ、何かの間違い
じゃないかとびくびくしながら開けた。
 そしたら、武部尚志著「数学で物理を」という本でした。\(^O^)/
 お手紙がありまして、お茶の水女子大理学部数学科の武部尚志先生は、なん
と、おれの大昔からのファンだそうで、最近、数学に興味があるみたいだから
と、ご著書を送ってくださった次第。
 やりにくいなあ、数学のプロがファンなんて。
 そんなこと気にするタマか、お前が。大学のほかの分野のプロもいっぱい読
んでいるんだから、気にし始めたらきりがないぞ。
 はーい。バカはバカなりに突撃しまーす。\(^O^)/

 なぜ、数学科の先生が物理数学の本を書いたかというと、数学科の学生って、
大学では物理をやらないところがけっこうあるみたい。お茶の水女子大もそう
だという。
 大学で勉強するのに、物理と数学のエキサイティングな関係を知らないなん
て、ああ嘆かわしいというので、武部先生は、本書のベースになる講義を始め
たとのこと。
 数学力のなさを痛感しながら読んでみましたが、おれが何冊か読んだ物理数
学の本とは、テイストやタッチが大いに違うのが面白かった。
 やっぱ、数学科の学生向けに数学のプロが書いた本ですね。
 随所に、この辺は面白さ優先で書いているので、数学的厳密さには欠けるが、
気になるなら、XXXという本を読めなどと書いてある。最初、何度かそうい
うことが書いてあるんだけど、だんだん、面倒になったのか(笑)、もういい加
減、雰囲気がわかっただろう、いちいち書かないけど、そういうことだから、
そのつもりで読むようにとなっていく。
 一番、テイストやタッチが違うと思ったのが、物理数学の本だと、解法のテ
クニックがメインに思うけど、本書は、もっと数学的な基盤の部分の話から入
ること。
 たとえば、微分方程式を解く話。最初は、どう解くかといった話をしない。
何をやるかといえば、解をもつ場合、その解の集合はどういう性質をもつのか、
それを調べようといって、調べ始めるのよ。
 これって、すごくなーい? おれ、ああ、やっぱり、数学屋は物理屋とは違
うなあと思ったよ。

 ここんとこ、ずっと、データ処理的な読み方・データ処理的読解力なんて、
コンピュータに負けるような読み方・読解力で、文学的な読み方ができず、文
学的読解力がないなら、人間の知性じゃないといったこと書いているでしょ。
 たとえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/28/3714428
勝間和代・小飼弾対談
とかね。あ、これも続編を書かないといけないのね。弾さんところで月に5000
冊も本が売れるのは、「動物化するポストモダン」や「ボース・アインシュタ
イン凝縮体(BEC)化したポストモダン」だねというところまで話が戻って、長
くなるから、面倒なんだ。ま、そのうちやるかもしれない宿題ということで。^^;
 本書でも、おれのその路線に符合するような話が書いてある。本書24ページ
から少し長くなるが引用する。
--- ここから ---
余談:「定義、定理、証明、定義、定理、証明、…」の連鎖のような数学の講
義を聞いてきた人にはショックかもしれないが、数学を「分かる」上で大事な
ことは論理的に正しい証明よりも「なぜそうなるのか」という説明である。
 数学のステートメントを証明することはそのステートメントを理解するため
の大事なステップで、ないがしろにするわけにはいかないが、「分かる」こと
とは違う。
 本当にそのステートメントの数学的な背景や意味がはっきり理解されてしま
えば、そこから証明は自然にでてくるべきだ、というのが数学者の立場である。
 数学者が自分の研究について話すときに「証明はできたんですが、まだなぜ
そうなるかという説明ができないんです。もっと理解を深めないといけません」
といった言葉を述べるのは珍しくない。(余談終わり)
--- ここまで ---

 これもデータ処理的数学力・データ処理的読解力は、ほんとの数学力、数学
的読解力とは違うという話だよね。勝間和代や弾さんみたいに、たくさん本を
読めて読解力があるようにみえても、実は文学的文盲。数学の証明ができても、
それだけじゃ、数学的文盲。
 証明だけなら、コンピュータの定理証明系で証明できるものがあるし、微積
分程度なら、おれより数式ソフトが圧倒的に速くて正確だし、データ処理的な
読み方なら、月にたった100冊しか読めない人間なんて相手にならないスピー
ドで、コンピュータがテキストマイニングをしまくってるしね。
 本書のこの余談、そういう時代に、人間の強みがどこにあるか。人間の知性、
知的活動、知的生産はどうあるべきか。その辺とつながる深い話ですよね。

 ということで、物理と数学に興味があって、数学者のテイスト、タッチで書
かれたものが読みたい人は、本書がいいと思いました。

 さて、おれも余談。
 お茶の水女子大といえば、いまから25年ほど前、パソコン通信の日経MIXで
一緒だったharuakiこと、古田啓はどうしているんだ。
 管理工学研究所で、日本語の仮名漢字変換ソフト「松茸」なんぞを作ってい
た昔、haruakiからいろいろ教わって勉強になったし、やっぱ、プロの文学者
は違うと思ったし、聖心女子大の女子学生と一緒にharuakiの講義を受けると
いう栄光の瞬間もあった。\(^O^)/
 そのときさ、haruakiの野郎、女子大生様に向かって、「ここの意味はどう
いうことなのか、説明してみなさい」などといって、おれなんか、「haruaki
のばかー。女子大生様に対して、なんて高飛車な態度なんだ。「ハイヒールで
踏んづけてもいいですから、どうぞ、お考えをお聞かせください。お聞かせく
だされば、靴でもなんでもお舐めします。今日はここに中村正三郎というバタ
ー犬も連れてきております。もう、こんな奴なんで、殴る蹴る好きにしてくだ
さい」と懇願すべきだろう」と思ったものだ。
 元気にしてるのかなあ。
http://info.pr.ocha.ac.jp/staff/detail.asp?staff=30381347
には、情報があるから、まだお茶の水女子大にはいるのね。
 あ、
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an000930.html
には、松茸用のソフトがいろいろある。懐かしいなあ。
 haruaki、元気にしてればいいけどなあ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: スペリオールで、新型インフルエンザのマンガが新連載
---
 マンガ雑誌「ビッグコミック スペリオール」で柿崎正澄「感染列島」とい
うマンガが連載開始ですね。
 来年1月に同名の映画が公開されるそうで、その露払いのようです。
 映画公開前に、パンデミックが起きたら、シャレにならんね。^^;

乳の詫び状(2008/09/18)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 車椅子ラグビー、オージーボール、トップリーグ
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/15/3764003
北京パラリンピック
に、しらちゃんさんから、車いすラグビーについてコメントがついている。
 しらちゃんの日記のURLは、
http://blog.livedoor.jp/sirapyon/archives/50795443.html
車いすラグビー、またの名は『マーダーボール』!
です。
 そんなすごいラグビーなのか。怖いな。でも、見てみたい。
 日本代表、どんな人たちだったんだろう。
 すごいラグビーといえば、オースラリアでやってる別のラグビー。たしか、
オーストラリアン・ラグビーとかオージー・ボールとかいうもの。
 あ、違うのか。名称については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/オージーフットボール
をみてください。
 J:COMのケーブルテレビで何回は観たことがありますが、普通のラグビーが
お嬢さんのボール遊びにみえるような激しい格闘技系のラグビーです。
 前述Wikipediaをみると、けっこう多くの国でやってますね。
 そのうち、車椅子オージー・ルールズとかできたりして。\(^O^)/

 そうそう、ついでに、ラグビートップリーグの話題を。
 開幕戦、サントリーは三洋電機に負けました。
 J:COMのラグビーキングでダイジェストをやっていましたが、サントリーは
最初リードしたけど、あとはいいところなし。ノートライで負けました。三洋
電機強い。日本一になって自信がついたんでしょうね。
 サントリーは、第2戦は勝ちました。
 東芝は、順調に2戦連勝。新外国人が活躍しています。サントリーは大物新
外国人グレーガンがまだフィットしてない感じです。
 新ルールを試しているので、その影響がどれくらい出ているのか、試合を通
じて見てみたいです。

http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080903/oth0809031739008-n1.htm
ラグビー・トップリーグ開幕展望(前)新ルールでどう変わる?
http://inews.sports.jp.msn.com/rugby/topleague/columns/imaizumi/2008/20080904-40.html
【今泉清のスーパーアタックル2008:第1回】08年トップリーグ開幕!〜試
験的ルール導入が与える影響とは?
http://inews.sports.jp.msn.com/rugby/topleague/rules/rules24.html
試験的実施ルール(ELV)摘要にあたって変更点 【スクラム その1】
 その他トップリーグのニュースは、
http://inews.sports.jp.msn.com/rugby/topleague/
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ChromeよりOperaが好き
---
 おれは、いまんところ、ChromeよりOperaのほうがいい。
 FirefoxもChromeも、なぜ、タブの複製がないのか。
 Operaはあれがめちゃくちゃ便利なの。
 それとジェスチャーね。それとタブがUndoで復活すること。ジェスチャーで
調子に乗って、タブを消しちゃうことあるから。
 一部の人には、耳寄りな情報。
 Operaの各種設定ファイルの説明は、
http://jp.opera.com/docs/operafiles/
にあります。

 昔、Netspapeを使い始めたころ、ブックマークが、bookmarks.htmlにあるの
を知って、それをホームページにした。ブックマークに追加や編集してから、
リロードすると変わってくれるし、メニューから選ぶ必要がないから、非常に
便利。
 これを教えたら、いろんな人が便利といって喜んでくれた。
 Operaになっても、その育てたbookmarks.htmlを使っていたが、Operaでブッ
クマークを編集しても、当然ながら連動しないので、不便。^^;
 ファイルメニューのエクスポートにあるブックマークをHTMLでエクスポート
で、HTMLにして、それをホームページにしてみたが、これもいまいち。
 昔ほど、重宝しないのは、いくつもOperaを起動して、かつ、それぞれいっ
ぱいタブを開いたままにしているから。

中村(show)

===
標題: Re: ChromeよりOperaが好き
---
うちはすっかりFirefox。プラグイン入れて、いまさら
IEなんかに戻れるか、って感じ。
職場がIEしか使えないので、ストレスが溜まる溜まる。
せめて、広告ブロックだけは使わせてくれよ。ムダな
トラフィックは減るわ、仕事の能率も上がるわ、誰も
反対する要素はないだろう?

--
つばめどん

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Google Chrome関係
---
 ためておいたメモ。詳しく書く時間なし。リンクのみ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0809/04/news029.html
Google Chromeに早くも複数の脆弱性
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20379814,00.htm
グーグル、Google Chromeのアドレスバー「Omnibox」に入力されたユーザー情
報を収集
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080905nt12.htm
「Google Chrome」の隠し機能とイースターエッグ
 その他もろもろは
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/kw/google_chrome.html

 技術屋は、
http://code.google.com/apis/v8/design.html
V8 JavaScript Engine
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Linuxの標準教科書公開
---
http://www.lpi.or.jp/linuxtext/
Linux標準教科書プロジェクト
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

これも出し忘れ。jouwa/salonには、2008/09/16に書いたもの。

===
標題: LHCにクラッキング
---
 稼動したばかりにLHCが狙われました。
http://wiredvision.jp/news/200809/2008091622.html
巨大加速器『LHC』のシステムにハッカーが侵入
をどうぞ。
 右の最新ニュースに
http://wiredvision.jp/news/200809/2008091221.html
RFIDタグでの家畜管理は「獣の刻印」:米農業団体が政府を提訴
というのがある。
 これまたすごいね、アメリカは。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

出し忘れ。jouwa/salonには、2008/09/16に書いたもの。

===
標題: リーマン破綻
---
 リーマンブラザーズが破綻。日本法人も業務停止状態。
 大金持ちで何億円もリーマンに任せていたつばめどんは、いまごろ、大あわ
てでしょう。
 ってな話があったら、すぐ、詐欺師がやってきますね。
 「私どもは、FRBに強力なコネをもっております。あなたのお金を取り戻し
ます」などといって。

 サブプライムローン問題、金融工学や金融立国を吹聴しまくった経済学者、
エコノミスト、アナリスト、経済評論家、経済雑誌は、どう落とし前つけるの
か。
 落とし前なんかつけません。何度も書くけど、都合の悪いことには知らんぷ
り。スルーです。無視です。
 ほとぼりが冷めるまで自分が吹聴しまくったことなど忘れて別の話題にしま
す。カモにしているビジネスマン、ビジネスウーマンが忘れたころにまた同じ
ことをやります。
 そんな連中が、政治家や官僚に責任を求めているんだもんね。どっちもどっ
ちだよね。

 それにしても、リーマンは陸の上の河童になったのでしょうか。
 頭に皿をつけてみましょう。\(^O^)/
 よーわからん、読み筋。不思議流か。

中村(show)

===
標題: Re: リーマン破綻
---
3億も運用してないけど、他人に運用を任せるのは嫌だなあ。
日本の証券会社がラップ口座と称しているもの(投資信託を
売買して手数料をかすめ、さらに総枠に対しても手数料を取
るという、鬼のような商品)でも1%を超える手数料が必要と
なるわけだから、3億なら300万円。それだけあったら、散
財するなあ。どうせ、プロだから素人よりも儲かるなんて保
証はどこにもないんだから。

きょうはさすがにどの保有銘柄も下げたけど、今売らなきゃ
負けは確定しないもんね。いろいろと手は打ってあるから、
当分は慌てる必要がないようになっている。昨日の一件も、
いわば織り込み済み。痒いぐらいの影響はあっても、痛くは
ない。いい機会だから、退場すべき市場参加者は退場してい
ただくのが、こちらとしてはありがたい。

ヒマがない人や、運用を趣味にできない人は手数料を払えば
よろしい。運用実績連動型の手数料体系を選んでおけば、そ
れなりに汗は流してくれるんじゃあるまいか。俺は、それが
信用できないから委託しないんだけど。

--
つばめどん

乳の詫び状(2008/09/17)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 大上雅史, 和田純夫著「数学が解き明かした物理の法則」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/22/3589653
大人の科学マガジン
で、
--- ここから ---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860640438/showshotcorne-22/
数学が解き明かした物理の法則―ニュートンの『プリンキピア』から量子力学
まで 数学的着想と自然観の変遷 (読んで楽しむ教科書) (単行本) 
大上 雅史 (著), 和田 純夫 (著) 
を読んで、改めてニュートンは大天才だなと思ったんです。その感想は、いつ
か書くかもしれないけど。
--- ここまで ---
と書いた感想。思い出したときに書いておく。

 この本で、一番、そうだったのかと蒙を啓かれたのは、ニュートンの「プリ
ンキピア」のこと。
 ケプラーの法則を証明したりといったことは、おれ、てっきり、解析的、つ
まり、自らが発見・発明した微積分などを使って数式で証明したのだとばかり
思っていた。
 ところが、そうじゃないんだね。本書によると、ニュートンは当時の数学の
無限小という概念が厳密性を欠いていると考えていて、プリンキピアには、解
析的な手法は使いたくないと思っていたと。
 それでどうやって証明したかというと、幾何学で証明する。\(^O^)/
 正確にいうと、流率法という幾何学的微分法を使う。
 その過程を本書では解説してあるんだけど、「すごいな、この補助線。地球
人にも、少しはできる奴がいるな」と思いました。\(^O^)/

 よかったぁ。霊界でニュートンに会って、読んでもいない「プリンキピア」
をさも読んだかのように、「いやあ、ご著書、拝読して感服いたしました。微
分ってすばらしいですね」などと言おうものなら、ニュートンから真空飛びひ
ざ蹴りを食らうところだった。助かったあ。\(^O^)/

 プリンキピアに至る前段は、ティコ・ブラーエ(本書の表記はチコ・ブラー
エ)の当時としては驚異的な観測と、ケプラーという恐るべき計算能力をもっ
た人物の話ですが、いやあ、地球人、ラッキーだねえ。
 望遠鏡がまだ発明されていないから肉眼で観測するしかないのに、ティコの
観測は驚異的な精度を誇っていました。たしか、どこかの王様から島をひとつ
もらって、そこに天文台を建設してもらったんですよね。
 もちろん、そう王様に進言したのは、情報省ですけど。\(^O^)/
 ティコは、亡くなる前に、ケプラーを招いて、でも、なぜか、観測データは
死ぬまで見せないとか、よーわからんことして、でもでも、ティコが死んで、
ケプラーが、一番ややこしい動きをする火星の観測データから、膨大な計算の
のち、面積速度一定の法則やら、惑星の運動が楕円軌道であることを発見する
わけ。
 これも、地球の軌道を求めるのに必要な火星のデータは約15年分必要だけど、
幸運にも16年分あったからよかったんですってね。
 地球人、ほんと、ラッキーだよね。これがあって、ニュートン力学が確立さ
れて、科学が確立していくわけだからね。
 ばかー。ティコの観測データの驚異的な精度や火星のデータが16年分あった
こと、ティコとケプラーと引き合わせたこと、ケプラーに火星のデータが渡っ
たこと、宗教上の理由から真円軌道に囚われていたケプラーが楕円軌道である
ことを発見すること、これらが単なるラッキーだと思うのか。
 えっ、歴史の幸運な偶然じゃないのか。
 当たり前だ。歴史の陰にゴルゴ13と情報省ありだ。
 じゃ、情報省が火星のデータをティコに渡したのか。
 当時の観測技術からして、あの精度の高さは、不自然だろう。当然、おれが
ティコに観測データを教えてやった。16年分必要なこともわかっていたしな。
思い込みが激しくて、神は真円を好むなどと凝り固まっていたケプラーに、楕
円のヒントを与えたものもおれだし。
 にわかには信じられんなあ。お前が教えたという証拠でもあるのか。
 ほぉ、そこまでいうか。では、これをみろ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/画像:Mauerquadrant.jpg

 あ、これはティコの観測の様子を描いた有名な絵だ。
 そうだ。ここにおれが描かれている。
 えっ、どこ? 真ん中に大きく描かれているのは、ティコだよね。すると、
右下の両手を上げて目盛りを読んでいる人?
 違う。
 じゃ、左下の記録を取っている人?
 違ーう。
 あ、わかった。中段奥に何人かの人が小さく描かれているけれど、あの中の
一人だろ。
 違ーう、違ーう、違ーう。もっとよく見ろ。
 えぇ? わからないなあ。ヒントがほしい。
 そうか、仕方がない。ヒントは、おれが最近あこがれていて、その人物にな
りたいと思っている人は誰でしょう。それがヒントだ。
 ヒントといいながら、クイズじゃないか。さっぱり、わからん。
 まったくもう。じゃ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/15/2629794
Re: 宗像誠之著「NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側」その2
を読んでみろ。
(熱心に読む)
 あ、まさか。えっ、じゃ、あれが、お前?
 そうだ。驚いたか。
 いやあ、ほんとに驚いた。
 おれクラスの超一流のスパイの変装術は、そういうレベルということだ。
 なるほどねえ。お前のいう、情報省が人類の歴史に介入しているなんてのは、
与太だと思っていたけど、こんなにはっきりした証拠を突きつけられたら、信
じるしかないね。事実だったんだ。いやあ、これはおみそれしました。
 ま、おれの苦労を少しでもわかってもらえて、うれしいよ。
 でもさあ、なんで、情報省はそんなに地球の歴史に介入するの? なんか、
使命やメリットがあるわけ?
 その秘密が明らかになるのは、シーズン7だな。
 そんなに、引っ張るのか、このネタ。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 竹中平蔵や経済学者たちの詐術、詭弁
---
 2008/09/06(土)、NHK総合で夜「日本のこれから」という番組をやっていた。
http://www.nhk.or.jp/korekara/

 その中で、これが経済学者、エコノミスト、アナリスト、経済評論家などと
いう連中が使う典型的な詐術、詭弁が出ていましたね。
 経済紙や経済週刊誌やビジネス書には、そういうものがあふれているもんね。
 また、ひっかかるカモがいっぱいいるしね。

 番組では、一般人がスタジオに来ていて、この数年は、小泉・竹中改革の影
響で生活が苦しくなった。格差をほんとに感じる。そこの4人(竹中など)に責
任があると思うなどという発言をしたら、竹中平蔵が気色ばんで、それは事実
とは違うと反論。バブル崩壊から、山一証券廃業、北海道拓殖銀行破綻といっ
た金融危機を乗り越えたのは、小泉・竹中改革があったから。以前より悪くな
っているというのは事実ではない。事実は、昔より今はよくなったんだと。
 その一般人は、この数年のことで小泉・竹中改革の負の側面が強く出ている
ことを言ってるのに、竹中は10年前の話を持ち出して、10年前よりよくなった
んだから、おれらに責任はないし、事実はこうなんだという論法。
 いま、リーマンブラザーズが破綻して大騒ぎだけど、これを使って、未来に
時間軸を置けば、小泉・竹中改革が目標にしたアメリカ型の金融社会の行く末
がこの破綻で、ウォール街は4万人失業なんていわれていて、だから、小泉・
竹中改革はだめなんだという話だってできるよね。
 これ、官僚が規制強化して、自分らの裁量を増やすためには、使いそうな論
理だよね。
 こういうのが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/06/13/3575158
Re: 多少反論めいたものをば
で書いたように、時間軸や因果関係の取り方をちょこっと変えるだけで、何で
も言える典型。

 あの手の経済週刊誌やビジネス書で、日本はこう変われとか提言と称するも
のがよく出るでしょ。電機業界などおれらの業界や近隣の業界もよくやり玉に
挙がるけど、こっちは国際競争の真っただ中にいて、お前らに言われなくても
生き残りのために勝手に変わってるって。変化が激しい業界なので、むしろ、
あんたらが記事にするより先に動いているってば。
 国際競争にさらされず、安穏として、しかも「あるある」みたいなことばか
り言ってて、バカなビジネスパーソンをカモにして食ってる日本の経済学コミ
ュニティとは違うんだもん。
 ほんとに構造改革が必要なのは、詭弁で目先の現象をあれこれ論じるような
日本の経済学コミュニティだと思うよ。
 この5年くらい?日本の経済学コミュニティをみてきて、おれなんか、経済
学部解体論だもんね。\(^O^)/
 数学を入試の科目に入れないような経済学部なんて論外。学校経営のため、
受験料と授業料を稼ぐ人数合わせだもん。
 そんな経済学部は解体して、文系的なアプローチをやるところは、文学部の
社会思想史関係に入れる。理系的なアプローチをやるところは、理学部の応用
数学に入れる。あるいは、コンピュータを使った数理的なアプローチをやるん
なら、工学部の情報工学だっていいくらいじゃないか。それでよくない?

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 到津の森公園
---
 数日前のズームイン朝で、北九州市小倉の「到津の森公園」が出ていた。
 ここは、昔、到津遊園といって、遊園地と動物園があり、子供のころは何度
も行った楽しい思い出がいっぱいあったところ。
 西鉄が経営していたけど、行き詰って、2000年に閉園。2002年に市民の強い
声をうけて、北九州市の経営で「到津の森公園」として開園。
 餌代を市民サポーター制度で寄付を受けて、賄ったりしているのね。そして、
ボランティアの人たち、すごくがんばっているのね。園内の展示物を作ったり、
動物の餌を作ったり、さらに野菜も畑で作っていた。
 動物園の役割は、利益しか考えないビジネスじゃ担いきれないというね。
 たしかに子供のころ、到津遊園は親に連れられて行くだけじゃなくて、友達
だけでもよく行ったし、デートの場所でもあるし、身近に動物園があったこと
で、どれほど、影響を受けたかは、計り知れないもんね。
 いまだって、府中に住んでいるのは、多摩動物公園が近くにあって、すぐ行
けるからだもんね。子供が小さい頃は、ほんとよく行ったね。
 でも、今年は行ってないね。ウォンバットのチューバッカ、元気にしている
かな。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/02/15/2629792
北九州学術研究都市で電子情報通信学会2008年総合大会
で書いたように、おれ、ウォンバットが大好きなんですよ。

 話がそれた。
 マスコミでは、旭川の旭山動物園ばかり注目されているけれど、到津の森公
園も負けず劣らず、いま、非常に人気が出ているのね。
 それは、旭山動物園に劣らず、動物の見せ方にさまざまなアイデアを凝らし
ているからなんだって。
 岩野俊郎園長は、旭山動物園の小菅正夫園長とは盟友なんですね。お二人で
本も出しています。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121018559/showshotcorne-22/
戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語 (中公新書) (新書) 
小菅 正夫 (著), 岩野 俊郎 (著), 島 泰三 (編集)

 ズームイン朝の放送でも、両園長が電話で話してましたよ。
 そんなことまでやっているのかと思ったのが、旭山の動物園の模様を、リア
ルタイムで、到津の森の大型テレビ画面に送っていたこと。旭山のアシカトン
ネルが到津で観られる。\(^O^)/

 今度、帰ったら、30年ぶりくらいで行ってみようかなと思うけど、スケジュ
ール取ってないもんね。すみません。

http://www.kpfmmf.jp/zoo/
到津の森公園
http://ja.wikipedia.org/wiki/到津の森公園

http://www.kpfmmf.jp/zoo/raise/index.html?PHPSESSID=
e35cd5f9b823bf34f173aa1eb44d5acb
をみると、動物サポーターは、10万円で施設に名前が出るのね。
 うなるほどあって使い切れない金の使い道として、ちょうどいいか。\(^O^)/
 お前、リーマン破綻の影響は?
 ははは。
 お金持ちは寄付しましょうね。おれは関係ないけど。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 北九州ネタ、北京マラソン金メダルのワンジル選手、翼竜が北九州空港に
---
 メモだけ。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20080909-OYS1T00194.htm
「金メダル治療のおかげ」ワンジル選手が北九州の病院訪問
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20080907-OYS1T00254.htm
世界最大翼竜の実物大模型、北九州空港に展示

乳の詫び状(2008/09/15)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 北京パラリンピック
---
 北京パラリンピック、すごいね。日本、だいぶ、メダルを獲得してますね。
 開会式はNHKが教育で放送していましたが、下半身が動かない人を集めて、
上半身だけでバレエをどう表現するかなど、いやあ、よく考えるなあと。演出
上のチャレンジですよね。
 競技のクラス分けやルールをどう決めるかといった設計も、大変でしょう。
頭、使ってますよね。
 コーチだって、健常者と同じ手法で教えることはできないし、障碍の箇所や
程度は選手それぞれだから、それぞれに創意工夫しないといけないわけで、そ
ういう点でも、頭、使いますよね。
 制約があればあるほど、頭を使わないといけませんからね。それを乗り越え
ると、非常にいいものができる。その辺は、芸術でも学問でも工業製品でも一
緒ですね。
 人間として、知的生産かどうかは、制約が、チャレンジすべき課題と思って
立ち向かえるかどうかですね。
 どれも、非常にチャレンジンぐ〜。
 やっぱ、最後にエドはるみギャグをやりたかったのか。\(^O^)/

 実際の競技は観てないけれど、結果をみてびっくりしたのが、車椅子ラグビ
ーがあるんですね。
 車椅子バスケやテニスは、もう有名だけど、まさか、ラグビーがあるとは。
どういうふうにやるんでしょうね。

 テレビ放送は、さすがに、NHKが毎日かなり時間を割いて放送してくれます
ね。総合ではスポーツニュースの中だけど、教育では専用番組をやっています。
一部、生中継もあります。観ると、スタジアムや競技会場も観客がすごく多い
ですね。
 民放は、TBSが一番熱心かな。みのもんたの朝ズバッ!は、だいぶ時間を割
きますね。
 とはいえ、民放のニュースワイドショーは、どうしても、北京オリンピック
のメダリストたちの話題が多いですけど。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋、森下卓九段の深い話
---
 書く時間がないといいつつ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/14/3762573
竜王戦、羽生4冠が渡辺竜王に挑戦
で書いた森下卓九段が話したことの中で、AI(人工知能)関係のことをまた調べ
ているので、特に印象深かったものだけは書いておきたい。
 深い話です。

 コンピュータ将棋の話が出ました。
 そしたら、森下九段、「コンピュータがうらやましい」というんです。
 えっ?と思ったら、森下さん、「だって、コンピュータには、心がないです
よね。自分は心がないコンピュータがうらやましい」と。

 竜王戦の挑戦者を決める戦いでも、羽生さんは、各組の戦いでは、1組の5
位という下位で、かろうじて決勝トーナメントに進んだんですが、そこから勝
ち上がって、最後は木村一基本八段との三番勝負に勝って挑戦者になりました。
 特に深浦康市王位と丸山忠久九段との戦いは逆転勝ち。中でも丸山九段との
戦いは、プロならもう間違えようのないところ、丸山勝ちで決まりのところで、
丸山さんが将棋のセオリーや棋士の本能からすればあり得ない悪手を指して、
大逆転負け。
 森下さんによれば、今年の森内名人との戦いでの歴史に残る大逆転になった
第3局もそうだけど、羽生に勝たせれば将棋界が盛り上がるから、八百長だろ
うといわれるんじゃないかと心配したほどだそうです。
 そうなんです。羽生マジックは、まさに、情報省がやらせてる八百長です。\(^O^)/
 嘘嘘。将棋ファンはご安心を。

 でね。秒読み(やってみるとわかるけど、秒読みで指すと、ほんとすごく疲
れる)の中で、将棋のセオリーや培った棋士の本能に従って、指して負けたの
なら、それは、実力。
 森下さん、運といわないし、運も実力のうちともいわないところがさすが。
それがそいつのプロ棋士としての実力だと。
 それなら、また顔を洗って出直して鍛えればいいだけの話だし、あきらめも
つく。気持ちの整理もできる。
 ところが、羽生さん相手のときに限らないんだけど、秒読みという極限状況
では、なぜか、意図せずに、将棋のセオリーや培った棋士の本能に逆らって指
してしまうことがあって、これはなんなんだと。指がなぜかそう動いちゃう。
 そういうことが、羽生さんの対局のときは多いから、羽生マジックと呼ばれ
ると。これには対処のしようがない。そんな負け方をしたときは、気持ちの整
理がつかないと。

 米長邦雄永世棋聖、いまの将棋連盟会長の座右の銘は、「相手は必ず間違え
る」だそうです。\(^O^)/
 相手が間違えやすい泥沼に誘うから、米長さんの棋風は、泥沼流と評される
のでしょう。
 森下さんによれば、昔、それを聞いたときには、そんなふざけた座右の銘が
あるのか。\(^O^)/
 座右の銘は、もっと荘厳な言葉が多いのに、「相手は必ず間違える」なんて、
なんじゃ、そりゃと思ったそうです。でも、プロとして経験を積んでも、やっ
ぱり、自分も間違えるし、どんな大名人でも、なぜか間違える。それが体験を
通じ、実感としてよくわかる。それで、米長さんの言葉はなるほどなあと思っ
たそうです。
 でも、もしもですよ、もしも、それが心の問題だとすれば、これはもう心を
なくすしか対処法がないんじゃないかと。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/14/3762573
竜王戦、羽生4冠が渡辺竜王に挑戦
で書いたように、天下無敵の羽生さんだって、大勝負のときは、手が震えて駒
がもてないような状態になる。あれは心があるからだと。
 コンピュータはそういうふうにならない。だから、自分は、心がないコンピ
ュータがうらやましいと思うことがあると。
 武道もスポーツも将棋も囲碁もそうだが、勝負事では、「平常心」「無心」
「無我の境地」といったことを、よくいう。
 心をなくせ、意識がないほど無我夢中で集中しろ。そうすれば、動揺せず、
緊張せずに力を存分に出し切れると。無心、無我とはよくいったもので、コン
ピュータは、常に無心、無我だから、あれは常に力を出し切っているというこ
とでしょう? だから、自分は常に無心、無我のコンピュータはうらやましい
と思うことがある。
 そういう話を森下九段はしてくました。

 この話を聴いて、改めて思ったこと。
 AI(人工知能)の研究者は、コンピュータに心や意識がもたせられるのか知り
たい、あるいは、もたせたいと思って、悪戦苦闘してきているし、いまでも悪
戦苦闘しているわけです。
 ところが、一方では、心を捨てたい、心がないコンピュータがうらやましい
という森下九段のような人がいる。
 深い話だなあと。

 超一流のトッププロが戦っている勝負の世界の厳しさが伝わってきますが、
でもなあ。心があり、緊張があり、動揺があるから、名勝負も生まれ、感動も
生まれるんだから、気楽に観戦しているこっちとしては、対戦している人には、
心があったほうがいいと思いますね。
 ま、コンピュータ同士が戦う将棋の選手権でも、悲喜こもごもがありますが。

 ここまで書いてきて、思い出すのは、カーク船長が活躍する最初のスタート
レックの設定。日本だと「宇宙大作戦」でテレビ放映されたもの。
 バルカン人のスポックは感情がない。バルカンという文明は、感情を捨て論
理を徹底させたことで地球文明よりはるかに優れたものを早期に達成したとい
う設定。だからスポックは地球人の感情がわからない。でも時々、地球人の感
情っていいなと思ってることが、視聴者にわかる、そういう設定。
 もっと露骨なのが、ピカード艦長が活躍するネクスト・ジェネレーション、
日本だと「新スタートレック」の設定。
 データ少佐という登場人物がいる。彼はアンドロイドという設定。したがっ
て、感情がない。そして、人間の登場人物が感情的になるのにとまどう。でも、
スポック同様、感情をもってみたいと思っている。データの場合は、感情をも
ちたいというより、人間になりたいと思っている。そういう設定。
 以前から何度か書いているけど、人間性、ヒューマニティって何だとよく思
うね。これは、決して古びないテーマだし、こういう設定がドラマに深みを与
えているわけです。

 さらに、心とコンピュータの問題。
 もう15年くらい前ですか。名古屋で中華航空のエアバスが墜落した大事故が
ありましたよね。
 あのとき、エアバスの設計は、パニック時の人間は信頼できないからコンピ
ュータを信頼して自動操縦させようという設計。対照的にボーイングの設計は、
最後はコンピュータより人間を信頼する設計だというので、どこかで何か書い
た記憶がある。
 でも、jouwa/salonを探してもない。^^;
 どっちがいいんだというのは、哲学的な話と人命とに関わる難しい問題です
が、あのとき、おれは、最後は人間を信頼して、それでだめなら仕方ないんじ
ゃないかと思った記憶がある。それなら、もし墜落しても、遺族からコンピュ
ータに殺されたと思われるよりいいんじゃないかと。まあ、逃げです。^^;
 ほんとに完璧なら、心があるためにパニックになった人間よりコンピュータ
のほうが信頼できるはずだから、コンピュータ優先の設計もありだしね。一応、
エアバスはあのあと、手動に切り替えやすくして、最後は人間に任せられるよ
うに変更したそうですが。
 自分がそんな飛行機に乗っていたら、最後は機長に任せようと思うかな。
 やっぱ、ソフト屋のはしくれだから、コンピュータに任せようと思いそう。
 あ、でも、プログラムしたの、おれだった。\(^O^)/
 だったら絶対バグがあるので、やっぱり、機長に任せようになるのか。^^;

 映画「ターミネータ」「ターミネータ2」が怖いのは、ターミネータには心
がなく、自分がやられそうになっても、パニックにならずに、最後の最後まで、
冷静沈着に粛々と敵を殺すための最短手順を実行するからですよね。
 おれはああいうのに狙われたら、どうしようかと思うもの。
 森下九段みたいに、おれも心をなくさないと戦えないのかなと。
 そういえば、軍隊の新兵訓練は、心を捨てさせるところから入りますからね。
敵を殺すのには、心は邪魔ですから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
で書いた100年後の言語(プログラミング言語)の話。
 おれ、もう、自然言語でやってるんじゃないかなどと思う。
 OSなどシステムの基本部分は、幼児から小学校、中学校で子供を教育するよ
うに育てる。
 そこまで育ったら、出荷して、それをアプリのプログラマが、大学で専門教
育で教えるふうに、応用分野毎にカスタマイズしていくんじゃないか。
 脳がどう情報処理をしているかがわかって、もう、心をもっていると思って
いいくらいに、マシン上にAI的なものが実装されているんじゃないかと。
 心をもっているから、人間のような柔軟な情報処理ができるけれど、逆に、
そこまで育ててやらないといけないんじゃないかと。
 漠然とそう思うようになったのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/01/3727996
考える脳 考えるコンピューター
で紹介した
考える脳 考えるコンピューター (単行本) 
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻訳)
を読んだからなんですけどね。画像認識でだいぶ成果が上がっているようだし、
100年あれば、行けるんじゃないかと。
 100年後の森下九段だったら、いまのコンピュータじゃなくて、100年前の心
をもたないコンピュータがうらやましいというんでしょうね、きっと。

 ってなことを思いながら、森下九段の話を聞いていました。
 さすが長くトッププロとして勝負の世界に身をおいてきただけあって、ほか
にも深い話がありましたが、おれには、この話が一番深かったです。

 最後にもう1つ。来週の日曜日、NHK杯の対戦は、森下九段と渡辺竜王です。
 この前、渡辺竜王が、森下さんが今度NHKの将棋番組をやるという話になっ
たとき、言いかけて、あ、まだ放送前だから言えませんといって、止めた話が
ありました。たぶん、今度の放送で、何かがあったんでしょう。
 森下さんは、以前、NHK杯で、序盤大きなうっかりがあったんです。相手は
誰だったか覚えてないけれど、森下さんが後手番で、解説は羽生さんでした。
 羽生さんが、「あれ? それ、えっ?」などと言って、「これは森下さんの
うっかりじゃないでしょうか」などということがあった。
 失礼ながら、そういうことが起きたんでしょうか。
 ご当人は、勝ち負けに直結する話なので大変なことですが、ファンとしては、
森下さんが、そういううっかりをやると、なんかほのぼのとして、癒され、な
ごんじゃって、やっぱ、森下さん、いいなあと思ったりするんです。
 今度のNHK杯の放送、要注目。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: CTM, Mozart, Oz情報その2
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/30/3723146
CTM, Mozart, Oz情報の続き。
 あるところにCTMのことを書いたので、またちょっと。
 CTMの公式ページは
http://www.info.ucl.ac.be/~pvr/book.html
にありますが、原著の正誤表やソースコードは、
http://www.info.ucl.ac.be/~pvr/ds/mitbook.html
にあります。
 errataや、Mozart system supplementsとなっている部分です。
 errataにある間違いをいくつかみましたが、日本語版では修正されていまし
た。訳語の問題はいいましたが、こういう点では日本語版がいいですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: いよいよ、LHCが稼働
---
 いよいよ、LHCが稼働しましたね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/10/news097.html
宇宙誕生の謎を探るCERNのLHCプロジェクトがいよいよ始動
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/11/news081.html
世界最大の粒子加速器、無事スタート

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/26/2844343
日経サイエンス2008年5月号はLHCの大特集
もどうぞ。
 その他、LHC関連は、ウェブやブログの検索窓で「LHC」で検索してね。

乳の詫び状(2008/09/14)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

===
標題: うわ、すげえ
---
羽生名人が、竜王位挑戦権を得てしまったのだ。
これで、どちらが勝っても永世竜王という戦いが決定して
しまいましたよ。オソロシー。

--
つばめどん

===
標題: 竜王戦、羽生4冠が渡辺竜王に挑戦
---
 渡辺竜王と羽生さんがタイトルをかけて本気でガチンコは、渡辺5段(当時。
19歳)に追い込まれ、あわやタイトルを失う寸前だった5年前の第51期王座戦。
かの有名な、羽生さんが勝ちを意識して最後に手が震えて駒がもてなくなった
あの戦い以来ですね。
 羽生さんの震えは、この前行った大盤解説会で、目の前で見た(対局相手だ
から当然だけど)渡辺竜王が実演入りでやってくれました。
 羽生対渡辺戦はあんまりやってないもの。やっても、この前の、ネット対戦
でやる大和証券の第2回最強戦は、羽生さんがパソコンのクリックミスで負け
て、なんか肩すかしを食らったもんね。
http://www.shogi.or.jp/osirase/2008/main.html
の2008年5月に説明があります。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/15/1187186
将棋ネタ
で心配したことが現実になりましたね。^^;

 読売新聞が主催する竜王戦は、囲碁と1年おきに海外対局になるので、今回
第1局は、フランスのパリです。
 これについても、渡辺竜王が面白いエピソードを披露してくれましたが、書
く時間がない。あと、爆笑の連続で、おれが「渡辺竜王、腕を上げたな、お笑
いの」と思ったタイトル戦の食事の話も。
 ごめんね。つばめどん合宿のときに話すわ。
 あ、食事の話は、概略は、いま出ている
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EIYESQ/showshotcorne-22/
将棋世界 2008年 10月号
の、渡辺竜王・木村一基八段の対談に出ています。あれのもっと詳しい話を、
渡辺竜王はしてくれたわけです。
 木村一基八段といえば、(将棋会館のある千駄ヶ谷にちなんだ)「千駄ヶ谷の
受け師」という異名で、いま、ウケまくってます。これ、もちろん、ドラマに
もなったヤングジャンプ連載中の「ハチワンダイバー」に出てくるアキバの受
け師からついた綽名。
 控室の検討では、木村さんが駒を動かした瞬間に、みんな、我先に「さすが、
受け師」を連発の有様だったと、渡辺竜王は苦笑していました。
 あと、東急は昔から将棋の普及に熱心で、夏は各地の東急で将棋まつりをや
りますが、長野東急に行って、それから善光寺に行って、お戒壇めぐりで、真
っ暗な中を歩いて鍵に触ることができたらいいことがあるというのでやってみ
たら、触れた。そしたら、3ヵ月後に竜王になったという話をした後で、今年
も将棋まつりで長野東急に行き、善光寺でお戒壇めぐりをしたら、触れなかっ
た。ヤバイ?とか言って、また、笑いをとってました。これが、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/09/3752460
将棋ソフト「激指」シリーズのサポートページ、村山聖九段、銀河戦
で、とても弱気だったと書いた理由。ほんとにそう思っているとは思えないけ
ど。
 ほかにもいろんな話があったんだけど、ごめんね。
 あ、こんなのがある。少しはわかるかも。
http://d.hatena.ne.jp/green_summer/20080907/watanabesan
[北アルプスの少女の将棋漬け]渡辺竜王大盤解説がなぜ面白かったか

 これまた羽生名人対木村八段の戦いになった王座戦第1局は、また将棋会館
に大盤解説会を聴きに行きました。
 北九州市出身の森下卓九段を生で観たいと思ったから。
 お相手は、安食総子女流初段でした。安食さん、生でみるとほんとかわいい
ね。ご結婚おめでとうございます。
 生森下九段は、しゃべって、動きました。\(^O^)/
 また、それかよ。
 ほのぼのしたキャラだし、誠実な人柄がよく伝わってくる丁寧な口調と丁寧
な解説で、勝負の深い話が多かった。それでいて笑いも取るという得難い棋士
です。
 そうそう。10月からのNHK教育でやる日曜日の将棋教室は、森下九段です。
アシスタントが、渡辺竜王が解説したときのお相手、熊倉紫野女流一級です。
 熊倉さん、生でみるとほんとかわいいね。
 お前、そればっかり。
 それで、渡辺竜王が、以前、このNHKの将棋講座をやったときの裏話なども
してくれました。これまた爆笑なんですよ。暇があったら書きたいけどね。
 またも、そうそう。森下・安食の解説では、将棋界のカップルの話も出てま
した。えっ、あの人とあの人が?などという話でした。
 「千駄ヶ谷の受け師」木村一基八段も、会場入口に姿をみせて、しばらく森
下さんの解説を聞いてらっしゃいました。生で木村八段を初めてみました。
 ちゃんと、動きますね。\(^O^)/
 これ、ばっかり。

 あ、もう、寝なきゃ。明日も朝からがんばろう。
 最近、本業もそうだけど、プライベートでも始めたことがあって(将棋にハ
マってるのもそうね)、なかなか、書いてる時間が取れないですね。
 先週は、原稿を特急で頼まれたりもあったし、金正日重病説で情報省は忙し
かったし。\(^O^)/

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

 jouwa/salonでは、2008/09/12のネタ。転載する時間もなかった。

===
標題: Touch Diamond発表
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633490
Re: iPhone3G騒動
のフォロー。
 そこで書いたHTCのTouch Diamond。
 イー・モバイルが採用して発表しましたね。

http://emobile.jp/products/ht/s21ht/
http://markezine.jp/article/detail/5328
98グラムの黒いタッチケータイ、イー・モバイル「Touch Diamond」発表
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0809/09/news091.html
iPhone対抗の「Touch Diamond」、日本ではイー・モバイルから登場

 まあ、おれの場合、iPhone 3Gにも、イー・モバイルにもあまり移る気はな
いねえ。
 なにしろ、電池の消耗が激しいからね、最近のスマートフォンは。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/14/3626096
iPhone3G騒動
で、てるるさんが言ってる話や
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633490
Re: iPhone3G騒動
で言ってる話は、ほんとだもんね。 
 ウォークマンもいいけど、Macを買うときに、iPod Touchを買おうかなとも
思うけど、ソフトがもっと出てからかなと。Macもあのシリーズの新製品をみ
てからどうするか。
 で、激指があるので、PSPを買おうかと思ったら、10月に新製品が出るそう
なので、それまで待つことに。
 ああ、うなる金の使い道がない。\(^O^)/
 「ジーワン、ジーワン、ジーワン」\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/09/3752459
たけしのコマネチ大学DVD
から、別の話題へ。
 jouwa/salonでは、2008/09/10から2008/12のネタ。転載する時間もなかった。

===
標題: Re: たけしのコマネチ大学DVD
---
>だめだめ、数学はひと段落。いま、金を使うのはAIと宇宙方面。\(^O^)/

 そいや、10月25日(土)に国立天文台「三鷹キャンパス特別公開」という
のがありまっせ(毎年秋に開催)。同日の定例観望会のスケジュールを見る
と「日中は金星その他ベガなど1等星,夕方から木星」が見られるのかな。
「国立天文台」
 http://www.nao.ac.jp/index.html

                             穂高

====
標題: 三鷹天文台のイベント、JAXA調布のイベント
---
 北朝鮮の金正日重病説とともに、ここ数日、姿をくらましていた中村正三郎
です。\(^O^)/
 無事、情報省の任務を終え、生還しました。\(^O^)/

>そいや、10月25日(土)に国立天文台「三鷹キャンパス特別公開」という

 お、よっしゃ、三鷹天文台オフじゃ。
 と思ったら、あなた。そのとき、わしは、地球におらん。
 故郷のおとめ座銀河団に帰って、母の一周忌を執り行っておる。
 残念じゃのぉ。
 みなさんで、集まってオフしたらどうですか?

 そういえば、JAXAの調布でイベントがあると京王線の広告に出ていた。
 思い出して、
http://www.jaxa.jp/visit/chofu/index_j.html
をみたら、2008/09/07(日)だから、もう終わってました。\(^O^)/

 「空の日・宇宙の日」って何?と思ったら、毛利さんが宇宙に飛び立った9
月12日を、「宇宙の日」にしたんですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/宇宙の日

 「空の日」は、9月20日。経緯は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/9月20日
にある。

 ということで、9月は、航空宇宙関係はイベントが多いということね。

中村(show)

乳の詫び状(2008/09/09)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋ソフト「激指」シリーズのサポートページ、村山聖九段、銀河戦
---
 新しいマシンにやっと「激指 定跡道場」をインストールしてプレイしたら、
ぼろぼろ落ちる(ハングしまくり)。
 そうだった、バージョン1.0は腐ってた。アップデータをインストールしな
いといけなかったと思いだしたが、どこにあったか思い出せん。
 毎コミ(毎日コミュニケーションズ)のゲームのページ
http://soft.mycom.co.jp/
に行っても、すぐにはわからん。
 どげんなっとるとかいな。サイトの作りが腐っとる。\(^O^)/
 ってなわけで、探しまくった。やっと2chの掲示板の書き込みから、なんと
かたどり着き、後は類推。サンキュー、2ch。
 以下、忘れないようにメモ。
 サポートページに行くと、「Download アップデート」という項目があるので、
それをクリックすると、最新修正版がダウンロードできます。

http://soft.mycom.co.jp/gekisashi_joseki/
「激指 定跡道場」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi7/
「激指7」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi6/
「激指6」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi5/
「激指5」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi4/
「激指4」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi3/
「激指3」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi2/
「激指2」サポートページ
http://soft.mycom.co.jp/gekisashi/
「激指」サポートページ

2011/09/07 追記:
 他のバージョンのサポートページは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/09/07/6090871
マイコミ(毎日コミュニケーションズ)のサイトは、相変わらず腐っている
を参照。

 将棋といえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/25/3709654
将棋ネタ
で紹介した村山聖九段の没後10年特別番組番組。泣きました。時間があれば、
書くかも。
 羽生王座に木村一基八段が挑戦している将棋の王座戦第1局。解説会、将棋
会館に行きました。渡辺竜王が解説。
 生渡辺竜王、初めて見た。しゃべるし、動くね。\(^O^)/
 おいおい、ロボットじゃないんだから。
 いや、それくらい感激したということ。
 爆笑解説でした。腕を上げたな、笑いの。
 将棋の腕は?
 いや、えらい弱気だった。羽生さんが竜王戦の挑戦者(挑戦者決定戦を、こ
れまた木村一基八段と争っていて、いま一勝一敗。次で決まる)になったらも
うだめだみたいな気分。三味線かもしれないけど。
 ほかにも、面白い話いっぱいだった。
 はい、感想戦の途中ですが、お時間となりました。\(^O^)/

 囲碁・将棋チャンネルの将棋の銀河戦。決勝トーナメントも佳境に入ってき
ましたが、銀河という称号もすごいよね。前回優勝は渡辺竜王なので、銀河戦
のときは、渡辺銀河と呼ばれています。
 銀河だぜ、銀河。渡辺銀河ってどこにあるんだ。メシエカタログにもNGCの
カタログにも載ってない。\(^O^)/
 M78星雲ならウルトラマンの一族だろうけど。

 あ、NGCって、New General Catalogなんだ。New Galaxy Catalogだと思って
いた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/メシエ天体
http://ja.wikipedia.org/wiki/ニュージェネラルカタログ

 「ということで、銀河戦決勝に進まれることになった中村正三郎7冠、決勝
戦への抱負をお願いします」(←勝った棋士には、こういうインタビューがあ
る。妄想だからちゃっかり7冠)
 「おとめ座銀河団代表として、ぜひとも銀河は取りたい。取って天の川銀河
を征服します」
 わけがわからん。

 逆にさ、実在の銀河と同じ名前の棋士がいたら、いいよな。
 天の川九段がいて、銀河戦に優勝したら、天の川銀河。\(^O^)/
 アンドロメダ九段なら、アンドロメダ銀河。\(^O^)/
 やっぱ、中村銀河、渡辺銀河、羽生銀河なんかより、はるかに座りがいい。
 将棋連盟は話題作りのために、プロレスを見習って、アンドロメダという謎
の覆面棋士を用意すべきですね。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: たけしのコマネチ大学DVD
---
 買ってくださった人がいて、初めて知りました。
 フジテレビの深夜にやってる「たけしのコマ大学数学科」のDVDがあるんで
すね。
 おれ、あの番組は数回見ただけ。竹内さんが出てるなあと思ったのと、眠い
のと、問題難しすぎると思った記憶がある。録画してまで見る元気なかった。
 あの番組、たけしが趣味で数学やってみたら面白くて、それでできた番組な
んでしょう?
 以前も書いたけれど、数学って趣味としてはめちゃくちゃ安く上がる趣味。\(^O^)/
 道具は紙と鉛筆だし(笑)、ゴルフみたいにクラブを揃えたり練習場やコース
に通う金があったら、ジュンク堂みたいなでかい本屋にある数学の本だって、
棚にあるのを全部買ったってお釣りがたっぷり来るでしょう。
 その上、脳トレ好きな人向け宣伝としては、脳も活性化するという役得もあ
るしね。おれは妄想のほうが活性化したけど(泣)。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0012RE4OS/showshotcorne-22/
たけしのコマ大数学科 DVDBOX 1
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0017P2532/showshotcorne-22/
たけしのコマ大数学科 DVD-BOX 第2期

 「ジーワン、ジーワン、ジーワン」。
 ああ、またセミの声が聞こえてきそう。\(^O^)/
 だめだめ、数学はひと段落。いま、金を使うのはAIと宇宙方面。\(^O^)/

乳の詫び状(2008/09/08)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: ウェザー・リポート「フォアキャスト:トゥモロウ」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/25/3709674
ウェザー・リポート「フォアキャスト:トゥモロウ」
の続き。
 上記で書いたように、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000HEWGPG/showshotcorne-22/
Forecast: Tomorrow [Best of] [Box set] [Enhanced] [Import] [from US] 
Weather Report (アーティスト)
を買った。
 ぶるさんが、ウェザー・リポートを持ってない人は、これで揃えるのも悪く
ないといってたのも道理。とてもいい。
 ただ、スタジオ録音だと、おれの好きな時期、このボックスでいえば、ディ
スク2に相当する部分、この時期のいい曲が抜けている。
 「A Remark You Made」(バラードの名曲)や「Teen Town」(ジャコのベース
が大活躍)が入ってないのが大いに不満。
 などと思ってたら、1978年9月28日、ドイツのオッフェンバッハでのライブ
DVDがすごい。
 もう、好きな曲、全部、入っている。不満解消。\(^O^)/
 いやあ、よく4人でこれだけの音世界を作るよね。30年前のことなのに、い
ま、聴いてもすさまじい。
 本作には分厚い小冊子が付いているが、このドイツのライブの模様は、ドラ
ムのピーター・アースキンが思い出を書いている。
 ベースのジャコが死に、キーボードで作編曲のジョー・サヴィヌルも先ごろ
亡くなったし、聴いていて感慨深い。

 この4人、どの人も一騎当千の兵だが、改めて聴いて、ウェイン・ショータ
ーは、やはり素晴らしいなあ。たった一人で吹きまくる「Thanks For The 
Memory」は、圧巻。
 ザヴィヌルは、キーボードをとっかえひっかえ、左右の手でいろんなパター
ンを弾きまくってますね。あれで音の厚みを支えているんだね。
 アコースティックピアノを弾かせてもめちゃくちゃうまいですね。知らなか
った。いつもエレクトリックピアノやシンセなど電気・電子系のキーボードだ
し、ソロも派手なアドリブやらないし、コンポーザー・アレンジャーとしては
抜きんでた力はあっても、ソリストとしては大したことないのかと思っていた
ら、とんでもない誤解だった。普段はバンドのアンサンブルを考えて、抑えて
いるのね。
 ピーター・アースキンは上半身裸だし。お前は、カール・パーマー(*1)か。\(^O^)/
 ジャコ・パストリアスも最後は上半身裸。ジャコといえば、「Delores」
「Portrait Of Tracy」「Third Stone From The Sun」の3曲は、ジャコ一人
でやっていますが、これがすさまじい。ジャコのファンはおろか、ベース小僧
はみんな泣くでしょう。
 最後にジャコが、ベースを仰向けにステージに置いて、琴のように弾くんで
す。ハーモニクスを駆使して。
 そのとき、ペースにピンスポットが当たっているんですが、最後にハーモニ
クスの響きを残したまま、ジャコが闇に消えていきます。
 おれ、思わず、正座して拝みました。\(^O^)/

 映像を観て初めて気づいたこともあった。
 「Teen Town」はベースがテーマを取りますが、ジャコのベースにかぶせて
ある音は、エフェクタで出しているか、何かのマシンでシンクロしてシンセの
音をかぶせてあるのかと、漠然とそう思っていました。30年間。\(^O^)/
 このDVDを観ると、そうじゃないね。なんと、ザヴィヌルが手でシンセを弾
いて、ジャコとユニゾンやってるんですね。
 いやあ、長生きしてよかった。これであの世に行ったとき、「お前ら、知っ
てるか。「Teen Town」はな」などと説教垂れることができます。\(^O^)/

 福岡公演が大学時代にあって、聴きに行った気がする。
 九電記念体育館だったかな?
 メンバーは、この4人に、パーカッションの人がいたような記憶がある。
 もし、いたとすれば、あの素手でシンバル叩きまくる人。ボンゴのチューニ
ングが非常に高い硬い感じになってた記憶がある人。スタジオ録音にも参加し
てた人。
 誰かなと思って、ブックレット、よく見たら、どうも、ロバート・トーマス・
Jrのような気がする。
 このブックレットは、これまでウェザー・リポートに参加した人のことも全
部出ているので、そういう資料としてもいいですね。

*1
 プログレッシグ・ロック・グループEL&Pのドラム。おれの記憶では、ライブ
の最後では必ず上半身裸になる。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/ 
の続き。

===
標題: Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
> まあ、なんだか、筒井康隆さんが「熊の木本線」を書いたときのエピソード
>に似てますね。あれも、昼寝してうとうとしているときに、一気に全文が降り
>てきたんですよね。あとは書き写すだけ。\(^O^)/

素人プログラマでもそんな瞬間はあるわけで。普通にコリコリ
やってたら、普通のものしかできないけど、ピピピーンときた
ときはエバれるものができたりするの。日ごろから仕事するふ
りしてunixの関数解説書とか読んでたからなあ。おい、それも
仕事のうちじゃねえのか。
中学生の頃は、夢の中でデバッグ。起きてすぐに直したら正解
ということもありましたね。あのころは、6809脳内アセンブル
してたもんなあ。暴走したらすぐリセットしてまた書くの。

ピンボールはリアル台を見つけるとよくプレイするんですが、
メンテナンスがもう難しいらしくて、電源が入っていない台が
多くて泣けてくる。そもそも最近のゲーセンにピンボールない
もんなあ。むかしは、新宿にピンボールフロアのあるゲーセン
あったのになあ。

--
つばめどん

===
標題: Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
>中学生の頃は、夢の中でデバッグ。起きてすぐに直したら正解ということも
ありましたね。

 おれは、中学生どころかいまでもそう。
 昔、ザベあたりにそういう文章も書いた。
 無意識の力をけっこう信じていてというか、実際に助かったことが何度もあ
る。
 バグの原因がわからなくて、でも、しこたま考えたあとは、もう風呂入って
寝る。そしたら、朝、もう答が出ていることがしばしば。
 たぶん、森の小人がやってくるんだと思う。\(^O^)/

>ピンボールはリアル台を見つけるとよくプレイするんですが、メンテナンス
がもう難しいらしくて、

 メンテができる人がいないのが、また、泣き所。
 お、あったなどと思って金を入れたら、フリッパーが動かないなんてことが
あって、頭来ますよね。

中村(show)

===
標題: Re: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
もう、金を入れるまでもなく、こりゃダメだろうなという
レベルの台が大部分で、困ったちゃん。ワンアップの音が
あんな風に生成されているとは知らなかったけど、起動音
だけでも聞きたいもんだねえ。

最近のゲーセンはネットワーク通信を使った巨大なゲーム
筐体だとか、クレーンゲームの類が多くて、暇つぶしに
100円なんてゲームも少なくなっているわ。しかたないか
ら、ネットワーク麻雀のカードだけは作ったけど、たまに
しかプレイしないからランクアップしないしない。

かといって、パチンコの類は怖くってねえ。数年前の元日
に時間調整ではいったら、23箱とか出た。それだけ出るっ
てことは、それだけ飲み込むこともないとギャンブルとし
ては成立しないわけで、負けるときはあきらめないと財布
の中身、預金残高、サラ金の与信残高、闇金の…という順
番でなくなっていくのだ。パチンコが原因で横領だとか、
それが原因で馘首なんてのは、めずらしいニュースじゃな
くなってしまったものね。

需要があれば、ピンボール修理職人とか、製造者が食って
いけるようになるんだろうけど、厳しいねえ。バブル期に
出たマルチボールで盤面がてんやわんやになるような台が
もう一度やってみたいねえ。景気がいい。おもしろさはと
もかく。

--
つばめどん

ASAHIネットのjouwa/salonから。

題: ムットーニ
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480
ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/ 
についた
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741480#c3743884
フルサーワさんのコメント
で、初めてムットーニなるものを知りました。

 こりゃ、また、すごい世界ですね。

http://www.muttoni.net/
ムットーニ公式サイト

http://ja.wikipedia.org/wiki/ムットーニ

 武藤政彦氏が作った独自の世界なんですね。ムットーニというイタリア風の
ネーミングがいいですね。
 たしかに、写真か何かでどこかで観たことがある気はするけど、実物は観た
ことないですね。

乳の詫び状(2008/09/07)

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 大分トリニータナビスコ決勝進出。シャムスカ監督じゃない?
---
 NHKのスポーツニュース見ていたら、大分トリニータが名古屋グランパスエイ
トを1-0で破って初のナビスコカップ決勝進出とやっていた。
 そこまでいいんだけど、下川誠吾監督が決勝への意気込みを語っていた。
 下川監督?
 大分を突然強くしたシャムスカ・マジックといわれるシャムスカ監督じゃな
い? いつ監督交代があったのか。
 ネット探し回りました。
 でも、監督交代の記事はない。
 どうも、NHKのテロップが間違っていたと思います。それともおれの見間違
い?

http://www.oita-trinita.co.jp/2007_player.html
大分のスタッフ・選手
をみると、下川誠吾はGKですね。この試合でも好セーブ連発だったとか。
 それにしても、シャムスカ監督はほんと素晴らしいね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ペリクレス・シャムスカ
に書いてある、
「2004年には2部チームであるサント・アンドレを率いて、名門フラメンゴを
破ってブラジル杯優勝に導いた」
「大分行きを決めたのは、彼の知り合い(元大分の通訳。シャムスカ就任時に
大分に復帰)から大分の苦境を聞かされていて、自分の力が必要なチームだな
と思ったから」
「逆に選手の激しい入れ替わりや、チーム自体がマスコミに騒がれることが好
きではなく、ブラジルの強豪の大半やポルトガル代表、果てはブラジル代表の
オファーをことごとく断ってきたという過去もそこにある。大分とも2009年ま
での長期の契約を結んだ」
などを読んで、ますますシャムスカ監督ファンになりました。
 大分とは2009年まで。そしてブラジル代表監督になるんでしょうね。
 公式ブログがあります。
http://www.chamusca.jp/
ペリクレス・シャムスカ公式ブログ

http://www.chamusca.jp/project.html
社会貢献プロジェクト
もやってるし、大分の地元の店に行き、地元の人たちと交流する様子も出て
いますね。

 今日は疲れた。雷怖かった。もう寝ます。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 週刊東洋経済、不確実性の経済学入門
---
 週刊東洋経済2008/09/06号の特集は、不確実性の経済学入門。
 同じときに棚にあった週刊エコノミスト2008/09/09号の特集は、危機の経済
学。

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2008/0906/index.html
週刊東洋経済2008/09/06号の目次
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/economist/news/20080829-201347.html
週刊エコノミスト2008/09/09号の目次

 ざっと見比べて、週刊東洋経済を買う。週刊エコノミストの経済学は昔なが
らの話。いわば文系の世界。週刊東洋経済のは最近の経済学。いわば少し理系
の世界。
 まだ読んでないけど、面白そうな本がいくつか。すでに紹介したものもある。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032672/showshotcorne-22/
高安秀樹著「経済物理学の発見」
は、これまでも
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/07/985911
ブラック・ショールズの公式
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/26/970676
データや統計の罠と監視社会
などで言及。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283100/showshotcorne-22/
ブルース・シュナイアー著, 井口耕二訳「セキュリティはなぜやぶられたのか」
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/06/1559098
「セキュリティはなぜやぶられたのか」「暗号解読」
で言及。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033547/showshotcorne-22/
友野典男著「行動経済学 経済は「感情」で動いている」
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674171
「投信バブルは崩壊する!」「行動経済学」「実験経済学入門」 
で言及。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492654178/showshotcorne-22/
禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン (単行本) 
ベノワ・B・マンデルブロ (著), リチャード・L・ハドソン (著), 高安 秀樹 
(翻訳), 雨宮 絵理 (翻訳), 高安 美佐子 (翻訳), 冨永 義治 (翻訳), 山崎 
和子 (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320005724/showshotcorne-22/
進化経済学ハンドブック (単行本) 
進化経済学会 (編集)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820118935/showshotcorne-22/
神経経済学入門―不確実な状況で脳はどう意思決定するのか (単行本) 
ポール W.グリムシャー (著), 宮下 英三 (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4489020368/showshotcorne-22/
入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展 (単行本) 
松原 望 (著)

 ベイズ関連は、ほかにもいろいろあるし、この本が一番新しいから選ばれて
いる気がする。
 おれにとっては、統計はどうでもよくて(笑)、ベイズといえば、なんといっ
てもベイジアンネットワークですね。この辺は、AIの守備範囲。

 三木雄信という人がiPhoneの話で、遺伝プログラミングのことを書いている。
 「複雑系科学からの経済学へのアプローチとして「遺伝プログラミング」と
いう手法がある」
 なんか、違和感あるね。遺伝プログラミングは、AI(人工知能)研究から出て
きたから。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: クヌース「The Art of Computer Programming」分冊のこと
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/04/3741466
Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
で書いたクヌースの「The Art of Computer Programming」のこと。
 これ、日本語だと昔サイエンス社から出ていたけど、いま、新訳でアスキー
から出てますよね。

2012/10/24 注:
 以下の記述には勘違いがある。詳しくは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2012/10/24/6610906
続、クヌース「The Art of Computer Programming」分冊のこと
を参照。

 で、最近出ている分冊(Fascicle)のこと。
 原書にあって、日本語版が出ていないのがある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756147127/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming Volume 1,Fascicle 1:MMIX―A RISC 
Computer for the New Millennium日本語版 (Ascii Addison Wesley 
programming series) (単行本) 
ドナルド・E. クヌース (著), Donald E. Knuth (原著), 有澤 誠 (翻訳), 青
木 孝 (翻訳), 和田 英一 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756148204/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming,Volume 4, Fascicle 2: Generating All 
Tuples and Permutations[日本語版] (アスキー・アジソンウェスレイシリー
ズ) (大型本) 
Donald E. Knuth (著), 有澤 誠 (翻訳), 和田 英一 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756151299/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming,Volume 4, Fascicle 3: Generating All 
Combinations and Partitions【日本語版】 (ASCII Addison Wesley 
Programming Se) (ASCII Addison Wesley Programming Se) (大型本) 
Donald E. Knuth (著), 和田 英一(監訳) (翻訳), 有澤 誠(監訳) (翻訳)
と、Fascicleの1から3はあるのに、翻訳がないものがある。
 それが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321534964/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming, Fascicle 0: Introduction to 
Combinatorial Algorithms and Boolean Functions (Art of Computer 
Programming) (ペーパーバック) 
Donald E. Knuth (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321335708/showshotcorne-22/
Art of Computer Programming, Volume 4, Fascicle 4,The: Generating All 
Trees--History of Combinatorial Generation (Art of Computer 
Programming) (Paperback)
by Donald E. Knuth (Author)
の2つ。
 つまり、第0巻と第4巻の日本語版がない。翻訳が遅れているんだろうけど、
なんか、気持ち悪い。早く揃えてくれ。おれ、買うから。

 なお、本シリーズの正誤表は、
http://www.ascii.co.jp/books/support/search.cgi?query=the+art+of&max=10&sort=date.late
に行って、「The art of」で検索すると出てきます。商品紹介ページからリン
クがないからわかりにくいよね。
http://www.ascii.co.jp/books/support/4-7561-4411-X/errata/
第1巻の正誤表
http://www.ascii.co.jp/books/support/4-7561-4543-4/errata/
第2巻の正誤表
http://www.ascii.co.jp/books/support/4-7561-4614-7/errata/
第3巻の正誤表
 分冊(Fascicle)の正誤表は見つけられなかった。

乳の詫び状(2008/09/05)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 楠田(楠田卓也)さんの弟(楠田浩之)さんがワインのマンガに登場\(^O^)/
---
 原稿を頼まれて、ほんとは書く時間がないが、いま、書かないと、雑誌がコ
ンビニからなくなるから書く。
 ある人に送ったメール。
--- ここから ---
 お久しぶりです。
 いまコンビニなどにあるビジネスジャンプというマンガ雑誌の2008/09/17号
(No.19)。表紙が悪魔みたいな女の子。
 それにワインを扱った「ソムリエール」という連載マンガがあります。
 今回、楠田さんの弟さん、楠田浩之さんの名前と顔の絵が出ていて、ニュー
ジーランドで作った「クスダ ピノ・ノワール」が紹介されています。マンガ
のあとにあるコラムでも、このワインが紹介されています。
 マンガで知りましたが、楠田さんのワイン、今年のロンドンで行われた
IWC2008という世界最大のワインコンテストで金メダルを取ったんですね。
 知ってました?

 すごーい。たとえば、
http://www.wine21.ne.jp/topics/0805/0528.html
をどうぞ。
 クスダワインというサイトもありますね。
http://www.kusudawines.com/japanese/index.htm
--- ここまで ---

 このメールを送った相手の人は、マンガのことは知らなかったが、もちろん、
「クスダ ピノ・ノワール」が金メダルを獲得したことを知っていた。
 おれは、酒は飲まないほうだし、ワインは、品種や御託があれこれ多すぎて、
面倒くさく、味もわからないので、赤はピノ・ノワール、白はリースリングし
か飲まないようになってしまい、要は、ワインの世界とは、さっぱり縁がない。

 先の文中、お兄さんのほうの楠田さんとは、楠田卓也さんのことである。以
下、楠田さんというと、お兄さんのほうだと思ってください。
 楠田さんは、日本酒の利き酒日本一にもなり、ワインにも精通し、ワインの
世界では超有名なロバート・M・パーカー・Jr.の「ボルドー」という本を訳し
たこともあり、日経BPから出た「世界ワイン大全」というワイン辞典も書いて
いた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4900000175/showshotcorne-22/
ボルドー―1961年以後生産されたワインの決定版ガイド (単行本) 
ロバート・M.,Jr. パーカー (著), 楠田 卓也 (翻訳)
 ほほぉ、いま、「ボルドー」の翻訳は第4版が出ているのね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4568430623/showshotcorne-22/
ボルドー第4版 ロバート・M・パーカーJr. 著 (単行本) 
ロバート・M.パーカーJr. (著), アーネスト・シンガー (監修), オフィス宮
崎 (翻訳), 石垣 憲一 (翻訳)

 あ、楠田さん、アマゾンにレビュー書いている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456002751X/showshotcorne-22/
ヴォーヌ=ロマネの伝説 アンリ・ジャイエのワイン造り (単行本) 
ジャッキー リゴー (著), Jacky Rigaux (原著), 立花 洋太 (翻訳), 立花 峰夫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4388353167/showshotcorne-22/
自然派ワイン (単行本) 
大橋 健一 (著)

 そんな楠田さんが、なぜか、おれが前に勤めていたソフトヴィジョンで働く
ことになって、いろいろおいしいところに連れて行ってもらったり、いい思い
をさせてもらった。
 そうそう、生きているうちにお礼を言っとかないと、おれもいつ死ぬかわか
らないから。\(^O^)/
 楠田さん、お世話になりました。ありがとうございました。
 楠田さんが、何度も、ハマりましょう、ハマりましょうと悪魔のささやきを
してくれたのに無視して、いまごろ言うのもなんだが、また、おいしいところ、
連れて行ってください。\(^O^)/

 弟さんは、富士通に以前勤めていたけれど、ワインに対する情熱冷めやらず、
たしか30歳過ぎてから、ドイツに留学してワイン醸造を学び、ニュージラン
ドに渡ってワインを造り始めたという、これまたとんでもない人。
 奥さんが、また、偉いんだ。何年も無収入になるのに、文句をいわず、なん
とかなるでしょうとやらせてしまったというね。
 この話、昔、JAL国際線のファーストクラスの機内誌で、JALカード会員にも
送られてくる「アゴラ」という雑誌に出ていた。そこで浩之さんが取り上げら
れていて、びっくりしたのだ。
 あ、あった。
http://www.kusudawines.com/japanese/media/index.htm
に
日本航空機内誌『Agora(アゴラ)』(日本航空文化事業センター)
「われら地球人」2003年8月号掲載
として、ありますね。
http://www.kusudawines.com/japanese/media/agora.pdf
です。
 えーっ、2003年8月号。もう5年も前のことなのか。せいぜい、3年前だと
思っていたが。じゃ、日本で楠田さんがニュージーランドで造ったワインの試
飲会したのはいつ? さっぱりわからん。
 もう、おれさまは時空を超越した存在になっておるな。\(^O^)/

 お兄さんの楠田さんは、ソフトヴィジョンにいたとき、スキーの事故で頭を
何十針も縫う大けがをして、頭を強く打ったせいで、一時、味覚・嗅覚がなく
なった。あの超絶の味覚・嗅覚がやられたのだから、楠田さんにとっては人生
が真っ暗になった時期だっただろう。懸命にリハビリをやっていたことを思い
出す。
 なかなか戻らないといっていたが、いま、完全に戻ったのかなぁ。
 もう何年も会ってない。元気にしているのかな。
 ああ、いま、「アカデミー・デュ・ヴァン」というワインスクールの先生を
やっているんだ。
http://www.adv.gr.jp/curriculum/lecturer/index_t.shtml
アカデミー・デュ・ヴァン 東京校講師
 大阪校でも名古屋特設クラスでもやってるね。あちこち飛び回ってるなあ。
 アマトゥール・デュ・ヴァンというサイトで連載もやってるね。
http://jp.adv.gr.jp/amtrdv/?page_id=34
連載陣紹介
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http://jp.adv.gr.jp/amtrdv/?p=70#more-70
「目隠し試飲に強くなるコツ」 No.1
7 月 18日, 2008
だから、元気そうだね。よかったよかった。

 先のアゴラの記事で、弟さんは、「語学も化学も真剣にやろうと思えばでき
るものですよ(笑)」などと笑いながら語っているが、いまだから笑って語れる
だけで、そう簡単な話ではない。
 ほんとに血のにじむような、ものすごい努力をしてきている。
 この兄弟がテイスティングをやってるところは、人間の舌はそんなレベルで
考えることができるのか、そう、舌が記憶し、舌が考えているとでも言いたい
くらいの異次元の世界。最初、言ってることの次元が違いすぎて、冗談を言っ
てふざけているのかと思ったくらい。
 そんな味覚・嗅覚を作る努力は、半端ではない。しかし、学問に王道なしと
同じで、特別に楽でいい方法があるわけではない。
 味覚・嗅覚を作るのは、感覚だけでない。楠田さんが、ちょっと飲みません
かと誘ってくれてワインのあるレストランに行ったことが何度かあるが、その
場で細かく記録をつけていた。
 最初はHPの100LXくらい使っていたのかな。その後、東芝のリブレットを使
ったり、とにかく、その場で、ワインの品種、産地、製造年、何と合わせて食
べたかはおろか、温度、湿度はじめいろんなことを記録していた。そして、そ
のワインや食事に自分がどう感じたかを記録していた。
 これが、先に述べた事故のリハビリに役立ったはず。事故前と事故後は、赤
く見えていたものが黄色く見えるという具合に、味覚・嗅覚の感覚が変わって
いて、その補正をやらないといけない。そのときに役立ったろうと思っている。

 楠田兄弟もそうだが、一流の人は、情熱と努力が並外れている。そして、決
して安易なところには行かない。本筋の基本的なところをじっくり粘り強く鍛
えていく。ほんとに基本的なことを、毎日毎日、飽きもせず積み重ねていく。
好きだから飽きずにできるし、好きだから情熱も生まれてくる。そこまで好き
になれるから、一流になれる。
 おれを含めて凡人は、なかなかそうはいかない。
 かといって、最近、何度も書くが、いま、勝間和代に代表される安直ビジネ
ス本、成功本を何冊読んでもだめ。
 結局、人生、そういうことなの。

乳の詫び状(2008/09/04)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ピンボールのリトルウイングの藤田さんと飲んだ\(^O^)/
---
 2008/08/29(土)の夜、世界一のピンボールゲームを作り続けているリトルウ
イングの藤田さんと飲んだ。
 リトルウイングのことは、これまで何度も書いているけど、たとえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/31/2897418
リトルウイングの新作ピンボールとピンボール昔話
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
をどうぞ。
 最初のトリスタンが1990年だから、すでに18年も斬新な新作を作り続け、世
界のファンを熱狂させ続けているんだから、驚異的。おれは、オリンピック4
大会連続金メダルの大偉業と言いたい。
 藤田さん、LLの
http://ll.jus.or.jp/2008/program/create
にあるように、100年後の言語を考える討論会にパネリストとして出るために、
上京することになった。
 そのチャンスに、飲みませんかというメールをもらった。
 クリスタルカリバーンの登録葉書でおれのことを知って、藤田さんから手紙
で最初連絡があったと思うんだけど、それがざっと15年ほど前のはず。それ以
来、手紙、グリーティングカード、メールでやり取りしてきたけど、会うのは
初めて。
 おれの中のヒーローの一人、しかも最近はイプシロンという新しいSchemeも
作っている藤田さんと会えるというので、有頂天。\(^O^)/
 イプシロンのことは、上記、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/03/3607522
リトルウイングから新Scheme\(^O^)/
を参照。

 藤田さん、調布にある電通大出身だそうで、久々に調布に来て、様変わりに
驚いていた。いま、調布は京王線を地下に通すことになっていて、駅も建て替
えているし、その工事ですごいことになっています。

 話はあれこれ尽きない。パネリストになったLLの話、プログラムの話、Lisp
の話、Schemeの話、昔のコンピュータゲームの話、Apple 2やMacintoshのゲー
ムの話、そしてピンボールの話。これは、リアルのピンボールとコンピュータ
上のピンボールと両方。

 もう、リアルのピンボールを作っているのは、スターン(Stern)1社だけな
んですってね。バリー(Bally)やゴットリーブ(Gottlieb)もないし。歴史の浅
いアメリカが生んだ、世界に誇る大変貴重な文化遺産だと思うんだけど、寂し
いですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアムス_(ゲーム)
に少し話が載ってます。
http://news.livedoor.com/article/detail/3625036/
には、いまのスターンが載ってますね。
 スターンピンボールの公式サイトは、
http://www.sternpinball.com/
です。
 日本のゲーセン(ゲームセンター)からも姿を消してますよね。藤田さんの話
だと、以前はTAITOが代理店だったが、儲からないのでやめたから、ゲーセン
から消えたそうです。もし、あったら、それはゲーセンのオーナーがピンボー
ル大好きで個人的に輸入して置いているものだそうです。
 あれ?
http://allabout.co.jp/travel/amusementspot/closeup/CU20060122A/
熱く静かにピンボールのブーム再燃!
をみると、復活なんて書いてあるなあ。2006年の記事だからいまどうなの?

 好きな人はめちゃくちゃ好きで、いろんな台をコレクションしているそうで
す。しかも、ただ集めているだけじゃなくて、そういう人たちって、世界大会
で優勝するような腕前なんだって。
 東京ピンボールオーガニゼーションだったかな。TPO。
 あ、あったあった。
http://tpo-pinball.com/
をどうぞ。
 上記、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/31/2897418
リトルウイングの新作ピンボールとピンボール昔話
で書いた、
http://tpo-pinball.com/pinball%20machine/Bally.htmhttp://tpo-pinball.com/tpo/memmach2.htm
には、「サッポロ」のことは載ってないね。おれがマルチボールプレイに興奮
した名機だったけど、日本のセガが作ったからなんでしょう。おれがデートに
遅れた「PLAYBOY」のことは載ってますね。Ballyのマシンだったんだ。いやあ、
勉強になるなあ。

 TPOのメンバーがやる超絶技巧をいくつか教えてもらいました。そんなこと
できるのかと思いましたね。藤田さんもできない技があるそうな。
 おれ、ピンボールは小学校の高学年から中学校のときに一番燃えましたが、
あのとき、自分なりに技を開拓したけれど、それにちゃんと名前があるのを知
ったのは、実は、リトルウイングのピンボールゲームのマニュアルを読んだと
きなんですよね。ありがたいことです。

 リアルのピンボールとコンピュータのピンボールの違いは、大いに盛り上が
りました。もちろん、おれが藤田さんに教えてもらうばっかり。
 臨場感の面で、コンピュータのピンボールがリアルのものより一番負けてい
ると思っているのが、金属のボールが跳ねて、ガラスにガチーンと当たる音。
「あれを再現しているコンピュータピンボールはないでしょう?」と訊いたら、
藤田さん「たしかにそうですね」と。
 それを言い出したら、振動が伝わってこないとか、ボディの木の温もりがな
いとか、揺らしたり、抱えたり、叩いたりといった技ができないなどと、いろ
いろ出てくるわけで、その辺は、臨場感やプレイの幅という意味では、やっぱ
りリアルにかなわないところはあるとのこと。
 でも、リトルウイングのピンボールソフトは、リアルさと共にリアルにない
ものも追及しているハイパーリアルな世界なので、それはそれでありなんです
けどね。

 おれ、リアルのピンボールは、あのフォルムが好きなんです。コンピュータ
の場合、元々平面だし、リアルでもパチンコも垂直面しか使わない。でも、ピ
ンボールは、得点を表示したり、いかにもアメリカ的イラストがあってライト
がチカチカ光ってる垂直に置かれたパネルと、手前に傾斜しつつも水平に置か
れたボールが跳ねまわるフィールドがある木のボディ。あれが好きなんです。
 藤田さんは、ピンボールは箱庭になった異次元空間だと言ってました。
 ある世界観が表現されて、ひとつの世界を築いているフィールド。そこはあ
ちこちをいくらでも上から見ることができるけれど、ガラスで仕切られていて、
見ることはできても決して触れることができない異世界。そこにすごく魅かれ
るそうです。
 そして、電気とメカの幸せな合体。ほんと、動きを見ているだけで陶然とし
てしまいますよね。

 物理計算どうやってるのか、いろいろ聞いたんですけど、企業秘密かもしれ
ないので書きません。\(^O^)/
 ただ、素直に力学の方程式を解くだけじゃ、リアルさは出ないそうです。
 ニュートン力学に忠実にやったボールの動きだと、「中村さんは、すぐ、こ
れリアルと違うと気づくと思う」と言われたが、プレイ中の人間が感じている
ものをコンピュータで再現するときには、チューニングが必要で、そこはプレ
イヤーとしての自分の感性でチューニングするそうです。
 もうついでだから、再ゲームのときの、「カツーン」というよく響く木の槌
で叩いたような音、あれ、どうやって出しているのか質問しました。
 藤田さんは、「いくつか種類があるけど、基本的にはソレノイドがついてい
て、それでヒッコリーの木を叩いてます」と教えてくれました。
 リトルウイングのピンボールでも、あの音をサンプリングしているけど、普
通のパソコンだとちゃんと出ないらしい。
 ガラスにボールがぶつかる音もそうだけど、リアルピンボールの臨場感満点
の音は、広いダイナミックレンジを要求されるから、パソコンだと難しいんで
しょうね。

 マック(Macintosh)版とWindows版の微妙な違いも聞きました。
 おれ、クリスタルカリバーンとルーニーラビリンスは、家に子供用に買った
LC520とかPerformaなどという、今となっては超古い68000系のMacintoshでプ
レイしまくったんです。後にWindows版が出て、プレイしてみたんだけど、な
んか、フィーリングが違うんです。
 そのことを訊いたら、極力同じにしているけど、MacintoshとWindows PCで
は、ディスプレイの色温度も違うし、サウンドも違うし、キーのスキャンスピ
ードも違う(Macintoshのほうが素早くスキャン可能)などということがあって、
微妙な違いはあるそうです。
 ということで、リトルウイングのピンボールは、Macintosh版を遊ぶのが本
筋でしょう。\(^O^)/
 たださ、ノートパソコンは気をつけてね。キーボード壊れるほど熱中してし
まうかもしれないから。おれ、LC520とかPerforma520で遊んでいたころは、予
備に昔のアップルキーボードを買ってましたからね。

 マーク・フリントさんも話題になりましたね。
 PC-9801シリーズで一世を風靡したピンンボール「ムーンボール(Moon Ball)」
の作者。プロフィールは、アメリカのなんとか州の人という話だったけど、な
んかそんな感じしないのね。日本人じゃないかというのが当時のムード。
 イザヤ・ベンダサンが山本七平だったみたいなもんだね。\(^O^)/
 脱線するけど、イザヤ・ベンダサンは、「いざや、便出さん」。すなわち、
ウンコするぞというシャレだった説が有力ですね。
 で、藤田さんに「マーク・フリントの正体、知ってます?」と訊きました。
でも、藤田さんも知らなかった。藤田説は、「ある会社に勤めていて(たとえ
ば大企業)、名前を出せない事情がある日本人じゃないか」でした。

 偽外国人?関連で藤田さんに話したこと。
 表に出してないけど、Apple 2のゲームソフトのこと、ちょっとjouwa/salon
には書いたんです。ひとつ、どうしてもまだ名前が出てこないゲームがあって
ね。
 調べていて、名前を思い出したゲームに、「スターブレイザー(Star Blazer)」
があった。これを作ったのが、トニー鈴木さん。
 おれ、最初、アメリカの日系人だと思っていた。そんなすごい日本人がいる
とは思ってないから。\(^O^)/
 でも、仙台だったかな。東北在住の日本人だというのでびっくり。すげえ、
日本人でApple 2のゲームで世界進出している人がいると思ってね。

 あれえ、検索したら、
http://www.gpara.com/contents/creator/bn_252.php
「大切なのは時代、世代に応じた感性」マーク・フリントさん
という記事がある。やはり、日本人かな。2006/12/11の記事だ。まだ、第一線
で活躍しているんだ。うれしいなあ。
 ネットを検索すると、ムーンボールで、キーボードが壊れたというのが都市
伝説などと書いているものもあるけど、都市伝説じゃなくて、ほんとだよ。
 おれ、自分のPC-9801Eのキーボード壊したもん。\(^O^)/
 管理工学研究所でもみんなプレイしまくって、壊してたもん。\(^O^)/
 たしか、ESCキーだったかな。初代9801に比べて、Eはコストダウンが進んで
キーボードもチャチになってましたからね。メモリも初代はパリティがついて
たけど、パリティなしになってたし。
 そうそう、ムーンボールで、上部のマッシュルームのバンパー(ほんとはジ
ェットバンパーというらしい)ところで無限ループになることがあった。一度、
そうなると、台を揺らすキーで揺らさないと落ちてこない。点数が上がりっぱ
なし。たしか点数は一回りしたら0からまた上がっていったと思うけど。それ
とも9999999などと、点数が貼りついたままだったかな。もう忘れた。
 あれ、コツがあって、何回か、意図的に無限ループにできたことがありまし
たけどね。
 で、藤田さんには、無限ループ回避はやってるのか訊いたら、やっぱりやっ
てるんですって。

 ルーニーラビリンスができたときの話は、知的生産とは何かという、ここで
の最近のテーマ(笑)にとって、非常に示唆に富んだ話でした。
 リトルウイングの第1作は、トリスタン。これをカナダのパブリッシャーか
ら出した。売れて金も入ってきたそうです。でも売掛が相当に残ったまま、そ
の会社、倒産したんだって。おれが思うに、金持ってトンヅラするための偽装
倒産ですね。\(^O^)/
 それで、第2作のクリスタルカリバーンは、背水の陣だった。これが売れな
いと、もう会社を畳まないといけない。それくらい、もう、ほんとにせっぱつ
まったテンション上がりまくりのピンピンのギンギン状態で作ったそうです。
 それを聞いて「なるほど、そうだったのか」と思いました。
 プレイするとわかるけど、クリスタルカリバーンは、ほんとタイトでソリッ
ドで素晴らしい緊張感が味わえます。やはり、無意識のうちに作っていたとき
の作者の精神状態が作品に乗り移っているんですね。
 クリスタルカリバーンは大ヒット。なにせ、ニューヨークタイムズで絶賛さ
れたんだから、金メダル級の大快挙。
 会社も軌道に乗って、そして、第3作のルーニーラビリンス。
 おれ、このゲームをプレイして、リトルウイングはすごいと思いました。と
いうのは、大ヒットしたクリスタルカリバーンの路線を捨てていたから。ハイ
テンションじゃなくて、レイドバックしたゆるい路線。
 音楽の効果もあって、幼いころメリーゴーランドに乗ってうきうき楽しかっ
た、でも落ちたりしないかと、ちらと不安になる要素もあった、あの気分にな
る、嬉し懐かし楽しい路線。
 結果的にルーニーラビリンスは、クリスタルカリバーンより売れたそうです
が、フツーはさ、大ヒットしたんだから、クリスタルカリバーンのハイテンシ
ョン路線で柳の下の2匹目のドジョウを狙うでしょ。そうしなかったんです。
 なぜ、あそこで路線転換をしたのか。長年の疑問だったので、それを藤田さ
んに訊いたら、驚きの答。
 なんと、意図的なものではなかった。\(^O^)/
 クリスタルカリバーンの次をいつ出すか。パブリッシャーと相談したら、ア
メリカのコンピュータゲームのショーで出したいという話になって、2ヵ月く
らいで出さないといけなくなったそうな。
 それでルーニーラビリンスは、「泥のように働いて(藤田善勝談)」、実質1
ヵ月で作ったそうです。残り1ヵ月は、パッケージングなどいろいろあってシ
ョーに間に合わせたと。きっと、コールタールの海を泳ぐような時間だったん
でしょうね。
 でも、1ヵ月で作らないといけないのに、打ち合わせが終わって帰国した段
階では、どうしていいか、アイデアが全然ない。
 奥様と二人で、アイデアを出そうと、家でうんうん唸っても、どうしても出
てこない。それで、散歩に行こうと。歩いていると何か浮かぶかもしれないか
らと。
 これは正しいです。脳は環境を変えてやると喜びますし、散歩は深く考える
ときには、非常に有効な手段。ただ、考え事をして歩いているので、車に轢か
れたりする危険は増しますが。^^;
 おれも、考え事をしながら、傍目にはぼーっとして歩いていることが多いの
で、知り合いが目の前にいても気づかないし、自転車と激突しそうになったり
は、しょっちゅうです。^^;
 それで、散歩に出かけたのが深夜2時。この夫婦、どう考えても、不審者で
すわ。\(^O^)/
 アイデアが出ないまま、深夜の街を徘徊して、たどり着いたのが、近所の児
童公園。ベンチで二人で、どうしようどうしようと、唸っていた。
 そのとき、藤田さん。することがないから、そばにあった拳二つくらいの大
きさの石を拾ってきて地面に置いて、なにげに石の周りに渦巻きのようなもの
を、木の枝かなんかで、暇つぶしに描いた。
 それを見ていた奥様の玲子様。ピカーンと閃いた。奥様は美大出身。さすが
は芸術家、アーティスト。
 「それ、ラビリンス(迷宮)みたいね」
 この一言で、芸術の神、降臨。\(^O^)/
 玲子様、アーティストな上に教養があるから、
 いつから?
 今日よー。
 いいってば、それは。
 えっと、玲子様、分厚い教養をお持ちだから、ギリシア神話、クレタ島のミ
ノス文明のクノッソス宮殿やら迷宮伝説やらミノタウロスのことなど、とっく
にご存じ。それが、自分のあの一言で、噴き出してきた。
 それからは、夫婦二人で、マッハ15、ワープ9でアイデア出しまくり。ス
トーリー、画面デザイン、音楽などいろんなものが、一気にその一晩でできて
しまったそうな。\(^O^)/
 そのきっかけになった、あの石は、いまでも家にあるそうです。

中村:じゃ、大切に保管してるんですね。
藤田:いや、どこにあるかわからないです。
中村:おいおい。せっかく、いい話なのに。KYな奴だなあ(KY(空気読めないは
もう死語?))
藤田:でも、家のどこかにあります。
中村:じゃ、「大切に保管してあって、いまでもときどき、夫婦で眺めて、あ
のときのことを思い出して、二人の愛を、絆を確かめ合っています」というこ
とにしておきますね。
藤田:ぜひ、そうしてください。

 藤田さん、そうしませんでした。\(^O^)/
 お前、その底意地の悪さが偉い!\(^O^)/
 ほんとだよ。それが実話でも、ここで書く以上、そんな美談にしてたまるか
ってんだ。\(^O^)/

 まあ、なんだか、筒井康隆さんが「熊の木本線」を書いたときのエピソード
に似てますね。あれも、昼寝してうとうとしているときに、一気に全文が降り
てきたんですよね。あとは書き写すだけ。\(^O^)/

 さらに脱線しますが、藤田さんに会って数日後、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/showshotcorne-22/
考える脳 考えるコンピューター (単行本) 
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻
訳)
がらみで、新宿ジュンク堂で、脳科学の学術的な本を探していたら、おれにも
芸術の神が降ってきて(笑)、偶然、目にとまったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975267/showshotcorne-22/
芸術の神様が降りてくる瞬間 (単行本(ソフトカバー)) 
茂木 健一郎 (著), 町田 康 (著), 金森 穣 (著), 山下 洋輔 (著), 立川 志
の輔 (著), 荒川 修作 (著)
 いやあ、なんてラッキーなんだと思って、すぐ買いました。まだ、山下さん
のところしか読んでないけれど、茂木さん、即興演奏とはどういう脳状態から
生まれるのか、熱心に山下さんに訊いています。そして、初めてジャムセッシ
ョンをやって、非常に興奮しています。

 さて、ここまでの話だけじゃ、なぜ、クリスタル・カリバーンのハイテンシ
ョン路線から、ルーニーラビリンスの嬉し懐かし楽しい路線になったのかはわ
かりませんね。
 では、その話。
 以上のように、アイデアが出るまでは苦しんだけれど、芸術の神が降臨して
アイデアが出たあとの物作りの段階では、クリスタルカリバーンの成功があっ
たので、精神が非常に高揚していたそうです。
 クリスタルカリバーンのときは、生きるか死ぬかと追い詰められた精神状態。
それとは全然違う、物作りの喜びに満ちた
「完全にランナーズ・ハイ状態(藤田善勝談)」\(^O^)/
 まあ、脳内麻薬出まくりですわ。それで、あんなに楽しい世界が構築できた
と。ここでもやはり、作っているときの精神状態が作品に深く投影されている
わけですね。

 「知的生産のコツって何ですか?」と訊きました。
 「極限まで自分を追い込む。ぼくらの場合、追いつめられたわけですが(苦
笑)。そこで、脳味噌が焼け焦げるくらい考える。それしかないでしょう」
 そこまでやって、やっと知的なものが、ひとかけら、零れ落ちてくる。
 安直ななんとか力を身につけようというビジネス書じゃ、そんな瞬間は決し
て訪れない。
 基本を黙々と鍛えて、一瞬のインスピレーションからビッグバンによって新
しい宇宙を創造する。
 そういうことですね。

 リトルウイングのハイパーリアルなピンボールワールド。ぜひ、みなさんも
楽しんでください。

http://www.littlewingpinball.com/contents/ja/index.html
リトルウイング
http://www.littlewingpinball.net/mediawiki-ja/index.php/Crystal_Caliburn_Features
クリスタルカリバーンの説明
http://www.littlewingpinball.net/mediawiki-ja/index.php/Loony_Labyrinth_Features
ルーニーラビリンスの説明
http://www.littlewingpinball.com/contents/ja/store.html
オンラインショップ

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 蟹工船 VS 蟹甲癬
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/02/3735337
マンガで蟹工船
の続き。
 内海さんから2008/09/06にメール。
--- ここから ---
中村様

かれこれ10年近く愛読しています。

5月の筒井さんの下北沢タウンホールでの「筒井康隆を読む」はちょうど同じ
日に私も行っていました。筒井さんの朗読を聞いたのははじめてだったんです
が、すごく感激してしまいました。
少し前まで筒井さんのご自宅の垂水のそばに、しばらく住んでたんで、「表の
行列なんじゃいな」でも受けてました。

ちょっと会場は洋輔ファンの比率が多すぎたかな??
まあ、山下さんも昔から大好きなので、大変「お得」な時間でした。

さて、小林多喜二の「蟹工船」ですが、「蟹甲癬」にも言及いただければと・・・

昔、宇宙衛生博覧会が出たときに、オチを予測できずに読み進めて悔しい思い
をしたことを思い出しました。

いずれにせよ、昔の本が読まれる、というか読める状態で本屋に並ぶのは大歓
迎です。

私もIT業界ではないですが、同年代のエンジニアです。
感じたり、考えたりすることの中で共鳴する領域が多いので、いつも刺激もら
ってます。  多謝。

失礼しました。
--- ここまで ---

 「宇宙衞生博覽會」に、オチってありました?
 もう完全に忘れている。^^;
 おれの中では、「宇宙衞生博覽會」は、全然違うエピソードに結びついてい
て、その記憶が強いので、ほかはみんなその陰になって消えてますね。
 エピソード記憶はなかなか忘れない。これ、記憶の研究で明らかになってい
ること。
 そのエピソードとは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/06/2548437
さよなら、さっちゃん。ほんとに、ありがとう
で書いた、今年の1月に亡くなった山田幸子(結婚後は柳平幸子)さんのこと。
 あるとき、さっちゃんが、
「ねえ、正ちゃん。筒井康隆っていう作家知ってる?」
「うん、知ってるよ」
「私、読みたいと思うんだけど、どれから読めばいいのかわかんないの。どこ
から読めばいいの?」
「あぁ、さっちゃん、あなたはなんというラッキー。おれ、今日、これ、持っ
てるから、貸すよ」
「なになに? うちゅうえいせいはくらんかい? なんのこと? 面白いの?」
「いやあ、好きな人は、めちゃくちゃ好きよ。面白いよ」
「じゃあ、借りるね」

 3日後。
「ねえ、正ちゃん。あの本なんだけどさあ」
「なんだっけ?」
「筒井康隆の」
「ああ、『宇宙衞生博覽會』。どうだった? 面白かったでしょ?」
「あたしさあ、途中で気分が悪くなっちゃって。だから、ごめんね。これ、返
すね」

 大失敗ですわ。
 なんで、あの時、「宇宙衞生博覽會」のハードカバーもってたのかな。さっ
ちゃん、ラッキーどころか超アンラッキー。
 素直に育ってきた心優しい女性には、最初の筒井康隆としてはきつすぎまし
たね。^^;
 「時をかける少女」や「家族八景」の七瀬シリーズなど、女性が主人公のも
のから薦めるべきでしたね。
 さっちゃん、ごめんね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041305217/showshotcorne-22/
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫) (文庫) 
筒井 康隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171017/showshotcorne-22/
家族八景 (新潮文庫) (文庫) 
筒井 康隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171157/showshotcorne-22/
宇宙衛生博覧会 (新潮文庫) (文庫) 
筒井 康隆 (著)
 文庫の表紙は、単行本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J8DRE4/showshotcorne-22/
宇宙衛生博覧会 (1979年) [古書] (-) 
筒井 康隆 (著)
とは、構図は同じでも、ずいぶん、絵のタッチ、色が違いますね。
 単行本の絵は、横尾忠則さんでしたっけ? 文庫の絵は誰? よーわからん。

 ところで、内海さんのメール。タイトルが「蟹公選」だった。
 安倍ちゃんに続いて、福田首相の突然の政権放り投げ退陣で、自民党総裁選
突入ですが、政治家が口角泡を飛ばして政策論議しても、日本の政治家レベル
じゃ、所詮、蟹が泡を吹いているのと一緒。つまりは、「蟹公選」というギャ
グなのか。
 えらくタイミングがぴったりだったので、びっくり。
 太郎ちゃん(麻生太郎)、もう首相になったみたいな報道が多いけど、小池百
合子が推薦人集めたら、彼女が勝つんじゃないか。時代のムードとして。
 マスコミも女性首相として囃し立てるだろうし。
 おれも、立候補しようかな。首相になってきつくて面倒になったら、放り投
げればいいんだし、楽勝だもんね。\(^O^)/

 それにしても、笑うのが、太郎ちゃんがマンガやアニメが好きだというので、
「まんだらけ」がストップ高になったり、マンガやアニメ関連の株が上がった
こと。
 もうほんとに、「動物化するポストモダン」をとっくに通り過ぎて、「動物
化したポストモダン」から「昆虫化したポストモダン」から「粉体化したポス
トモダン」も通り過ぎて、「ボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)化したポ
ストモダン」ですね。\(^O^)/
 ま、九州・山口の人間は、日本から独立するために(爆)、あの辺の政治家で
日本の首相をたらい回しにしようと画策していますからね。もちろん、情報省
の仕業です。歴史の陰にゴルゴ13と情報省あり。\(^O^)/
 太郎ちゃんの地元視察などといって、姉と幼いころを過ごした直方と、太郎
ちゃんの地元飯塚に行ったのは、2007年6月なのか。一昨日かと思っていた。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/06/1708472
ヤノピさま「若松鉄人JAZZ 11」に出撃
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/09/12/1794032
「ゴルゴ13の仕事術」「ゴルゴ13の秘密 新装版」

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/09/02/3735338
Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
の続き。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122178/showshotcorne-22/
アルゴリズムデザイン (単行本)
Jon Kleinberg (著), Eva Tardos (著), 浅野孝夫 (翻訳), 浅野泰仁 (翻訳),
小野孝男 (翻訳), 平田富夫 (翻訳)
ですが、マイレージが倍になるキャンペーンをやっていたので、bk1に注文し
たら、一時的に品切れで出荷が遅れますというお詫びメールが来た。
 値段の割に売れているということ? あまり部数を印刷してない? bk1の
在庫が少ない?

 ついでにいうと、クヌース先生のアルゴリズムのバイブル。おれ、昔の英語
のペーパーバックで第1巻しか持ってなかったし、最近、分冊で第4巻も出始
めているので、注文してみたら、第3巻
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756146147/showshotcorne-22/
The Art of Computer Programming Volume 3 Sorting and Searching Second 
Edition 日本語版 (Ascii Addison Wesley programming series) (単行本) 
ドナルド・E. クヌース (著), Donald E. Knuth (原著), 有澤 誠 (翻訳), 和
田 英一 (翻訳)
 が一時的に品切れで出荷遅れ。

 あんなに躊躇していたのに、お前、めちゃくちゃ、金使ってるじゃん。
 もうね、頭の中、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」。セミのね、声が鳴り
響いるもんね。まともな思考力は失われてます。だから、怖いものなし。\(^O^)/
 ほんと、秋のG1、大丈夫でしょうか。

中村(show)

===
標題: Re: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
---
>もうね、頭の中、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」。セミのね、声が鳴り
>響いるもんね。まともな思考力は失われてます。だから、怖いものなし。\(^
O^)/
>ほんと、秋のG1、大丈夫でしょうか。

 ん?わしにキャッシュカードと暗証番号預けてくれたら増やして
あげるよ。万一当たらなくてもJRA貯金に入れておくだけだし、
後で新たな暗証番号を予想すればそのうち当たって引き出せるから
大丈夫。「信じる者は救われる」って言う言葉もあるやん。(^o^)

                            穂高

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: JFLニューウェーブ北九州、天皇杯出場
---
 JFLのニューウェーブ北九州が天皇杯出場を決めたそうです。
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000809010003
をどうぞ。
 前、帰ったとき、地元の番組だったかどこかの広報誌だったか、元ヴェルデ
ィのFW藤吉選手が出ていました。

乳の詫び状(2008/09/03)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: CSS3で組版可能! Antenna House Formatter V5.0プレビュー版発表
---
 本日は、世間では、GoogleのウェブブラウザChromeの話題がにぎやかですが、
ぼくが勤めるアンテナハウスでも画期的な新製品のプレビュー版が発表されま
した。
 みなさまのおかげで、世界40ヵ国以上、多くの世界的企業で使われ、高い評
価を得ることができているAntenna House Formatterですが、V5では、いま、
高度な印刷指定も可能なCSS3(Cascading Style Sheet 3, 仕様策定中)によっ
て組版ができるようになります。
 詳しくは、
http://www.antenna.co.jp/news/AHF50-20080903.html
最先端、CSS3へGo!5!
Antenna House Formatter V5.0
プレビュー版の配布開始!
と
http://www.antenna.co.jp/AHF/
をどうぞ。

 なお、明日から開催される
http://itpro.nikkeibp.co.jp/ev/xdev/index.html
X-over Development Conference 2008
で、概要発表をアンテナハウスの村上が行います。
 詳しくは、
http://ac.nikkeibp.co.jp/cn/xdev08/list.html#1B-3
CSSスタイルシートによるページ組版の可能性
2008年9月4日(木) 14:30-15:10 (40分)
村上 真雄(むらかみ しんゆう)
アンテナハウス XML製品開発担当 取締役
をどうぞ。

乳の詫び状(2008/09/02)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: バートランド・メイヤー「オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践」その2
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/06/3675361
バートランド・メイヤー「オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践」
の続き。
 予約受付中だった本が出たというお話。出たのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111112/showshotcorne-22/
バートランド・メイヤー著, 酒匂寛訳「オブジェクト指向入門 第2版 原則・
コンセプト」
の後半、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111120/showshotcorne-22/
オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践 (単行本(ソフトカバー)) 
バートランド・メイヤー (著), 酒匂 寛 (翻訳)
です。

 前回、「まだ、目次ができとらーん」などといった翔泳社のページも、目次
ができています。
http://www.seshop.com/detail.asp?pid=9505&mode=spec
をどうぞ。
 前半の目次は、
http://www.seshop.com/detail.asp?pid=7595&mode=spec
をどうぞ。
 目次みるだけで、やっぱりいい本、定番になってるだけある本と思うでしょ。

 この本についての紹介や感想、特に前半については
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/20/1126599
オブジェクト指向入門 第2版
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/02/20/1197119
オブジェクト指向入門 第2版(その2)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/17/1284884
オブジェクト指向入門 第2版再読
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Jon Kleinberg, Eva Tardos著「アルゴリズムデザイン」
---
 アマゾンから、「お前、これ、買うてくれへんか」いうて、メールが来た。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527799
共立出版「アルゴリズム・サイエンスシリーズ」
で、アルゴリズムの本を紹介したし、ほかにアマゾンで買ったアルゴリズムの
本もあるからだろう。余談だが、2007/05/23には、まだ、渋谷のブックファー
スト、大きなビルだったんだね。いまは駅近くの地下になって理系の本の棚は
みるべくないこじんまりとした状態。さみしいね。

 で、買うてくれというてきたのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122178/showshotcorne-22/
アルゴリズムデザイン (単行本)
Jon Kleinberg (著), Eva Tardos (著), 浅野孝夫 (翻訳), 浅野泰仁 (翻訳),
 小野孝男 (翻訳), 平田富夫 (翻訳)

 「よっしゃ、買うたるわ、なんぼや」と思って、値段見てびっくり。
 税込み15750円。\(^O^)/

 げ、そんなに高い本なのか。怖気づいた。^^;
 気を取り直して、
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin0807_03.html
で目次、まえがき、抜粋も読んだ。
 これ、とてもよさげじゃないですか。
--- ここから ---
伝統的な旧来の分野にとどまらず,インターネットのルーティングプロトコル,
ゲノムインフォマティクス,組合せ的オークション,Web広告バナーの提示,
等の新規分野の至るところでアルゴリズムが利用されている。
略
したがって,アルゴリズムデザインの実際的な作業は,問題の中の,数学的な
核となる部分を見出す仕事と,問題の構造に基づいた適切なアルゴリズムデザ
イン技法を見極める仕事という,二つの基本的な構成要素からなっている。
略
様々なアルゴリズムデザイン技法に習熟すればするほど,問題に潜んでいる煩
雑な情報からきれいな定式化を導き出すことができるようになる。さらに,ア
ルゴリズム的な考え方により,通常では見えなかったものまでが見えてくるよ
うになる。潜んでいる問題を明快に表現する言語を習得でき,そしてそれを用
いて,さらなる展開への扉が開けるという点に,アルゴリズム的な考え方の最
大の効用がある。
--- ここまで ---

 ぐああ、こういう文言、しびれるなあ。実際、目次をみても、市場調査デザ
イン、航空スケジューリング、画像分割、プロジェクト選択、野球ペナントレ
ースの優勝の可能性の消去、負荷均等化、パケットルーティングなども、実社
会での応用がもろに出ているものもあるし。
 じゃあ、買え、買え。
 えっ、税込み15750円だよ。夏休みで散財して、金がないよ。
 お前という奴は、性根が腐ってるよ。そんな人間に育てた覚えはないよ。こ
ういう高い本は、出版社も訳者も乾坤一擲の思いで出しているんだから、大金
持ちはもちろん、小金持ちも買わないと。どんなジャンルも、旦那衆がいなく
なったら、だめになるんだよ。そこんとこをわからないような大人に育ったん
じゃ、人間のクズだよ。あたしゃ、死んだおとっつぁんに何ていって詫びれば
いいんだい。

 と、そのとき、背後から、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」というセミの
鳴き声が。
 また、あの「恐怖!チンチンゼミ」の襲撃(*1)か。\(^O^)/
 と思って、振り返ると4人のバルタン星人が。\(^O^)/
 「なんだ、お前ら」
 「ジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「だから、なにが、ジーワン、ジーワン、ジーワンだよ」
 「あきのジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「えっ? よく聞こえない」
 「秋のジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「お、なるほど、そうか。その手があったか。競馬、秋のG1で勝負すれば、
これぽっちの金などすぐ稼げると。投機実行しろと。そういうことね」
 4人のバルタン星人、うなずき、また、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」
 「あ、ひょっとして、お前ら、おれが、羽田で飛行機が飛ばずに呆然として
いる間に、自分たちだけでスーパーホースな競走馬たちをみて、写真取りまく
ったという、たまさん合宿の4人組か」
 4人のバルタン星人、激しくうなずき、「ジーワン、ジーワン、ジーワン」。
 「そうか、あの4人組か」
と思っている隙に、4人の中で悪さすることばかり考えてそうな奴が一人、勝
手に注文のクリックしてしまいました。\(^O^)/
 秋のG1大丈夫でしょうか。\(^O^)/

*1
 「恐怖!チンチンゼミ」は、jouwa/salonだけで、ウェブやブログといった表
には出してない。出すと、確実に、おれ、殺されそうで、怖い。\(^O^)/

===
標題: How to Design Programs
---
 ついでにいうと、手元のメモには、「アルゴリズムデザイン」とともに、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262062186/showshotcorne-22/
How to Design Programs: An Introduction to Programming and Computing 
(ハードカバー) 
Robert Bruce Findler (著), Matthew Flatt (著), Shriram Krishnamurthi 
(著), Matthias Felleisen (著, 編集)
もあった。
 アルゴリズムデザインと関係ありそうなタイトルだしと思ったけど、調べて
みたら、この本、Schemeで解説がなされているのね。それで、メモったんだ。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: マンガで蟹工船
---
 小泉・竹中改革の失敗?で格差社会になったせい?で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101084017/showshotcorne-22/
蟹工船・党生活者 (新潮文庫) (文庫) 
小林 多喜二 (著)
がブーム。特に派遣など非正規雇用でつらい思いをしている若い連中に支持さ
れて、最近は共産党の党員が増えているという話までありますが、その蟹工船、
マンガ雑誌「コミックバンチ」で連載が始まってますね。

 マンガの後に、特別コラムがあって、ブームの発端について、新潮社の担当
者が話しています。
 ブームの火付け役は、上野駅構内の書店。そこの文庫の担当者がすごかった。
新聞の対談で「蟹工船」の話題が出て、今の時代に合うと直感して、一気に
150部も仕入れたら、これが売れたと。
 新潮文庫では、これまで200万部売れたそうですが、そのうち150万部は長い
年月をかけて毎年5000部増刷して到達した数字ですが、今年は一気に50万部も
売れたと。
 購入者の30%が20代。
 それから、表紙を戦旗社から出た初版本の絵を利用したものに変えた。これ
がスタリッシュで今風だと感じてもらえているようだと。たしかに赤と黒でイ
ンパクトあるし。
 2008年の流行語大賞は、蟹工船でしょうか。

 あれ? もうマンガ化されたものがありますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578368/showshotcorne-22/
蟹工船 (まんがで読破) (文庫) 
小林 多喜二 (著)
なんてのがありますね。
 この「まんがで読破」シリーズって、いろいろ文学の名作をやってますね。
なんでも来いですね。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578686/showshotcorne-22/
堕落論,白痴 (まんがで読破) (文庫) 
坂口 安吾 (著)
なんて賛否両論ですね。ひどいって怒り狂ってる人もいるし。^^;
 おれもマンガ大好きだし、マンガの力は大いに肯定しているけど、文学を文
字で読む効用はでかいんです。マンガだとマンガ家が勝手に絵でもう描いてし
まうでしょ。背景やら人物の顔や姿やらを。これがアニメになると声までもう
決まってしまう。
 文字だとそれらは全部自分で想像力によって補わないといけない。それが、
読解力や想像力や心を育てるんです。
 こういうには、頭が柔らかくて心が純粋な若いうちにやっておかないと、な
かなか身に付かない。これが身に付いていると、勝間和代的データ処理的な読
み方なんて、あとからいくらでも付いてくる。
 文字で読む場合でもエンターテインメントばかり読んでいても、だめという
のも似た理由。エンターテインメントは、作家が読者が楽に読み進められるよ
うに技術の限りを尽くしているので、読者は考えなくて済む。途中で引っかか
って前に進まなくなることは、文学ではフツーでも、エンターテインメントだ
と許されないからね。
 余談ですが、おれが小学校の時、「巨人の星」がアニメになったとき、星飛
雄馬の声、最初、違和感ありましたね。おれのイメージの中の声と違う。子供
なのに、なんて野太い声なんだ。\(^O^)/

======================
 以下、蟹工船ネタの参考。
 ストリートビューの話は、2008/08/06にjouwa/salonに上がっていたものですが、
表に出し忘れです。

===
標題: ストリートビュー散歩
---
Googleの新サービス
ストリートビューはすごすぎます。

たまさん合宿で行った小樽の街並み。

http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&layer=c&cbll=43.193302,141.006702
&panoid=uwXqUekOL08T1Rg5dxs0XA&ll=43.196291,141.006989&spn=0.009746,0.012574
&z=16&cbp=1,162.52001253065612,,0,8.537567494265228

すごいですね。

散歩できちゃいます。

グーグルアースとつながって、世界旅行!

FAT'N

===
標題: Re: ストリートビュー散歩
---
 面白いユーザインターフェースですね。
 小樽、行ってきました。\(^O^)/
 たまさんとその前で、
「小林多喜二の蟹工船が若い奴にヒットしているんだってね」
「小泉郵政解散のときに小泉・竹中万歳で投票したフリーターや派遣労働者は、
自分の首を絞めることに気づかなかったのか」
「いまさら、読んでもね。ま、読まないよりいいだろうけど」
などという会話を交わした食い物の店、多喜二もありました。
 ただ不満は、見たいところがそんなに見えない点。
 たとえば、多喜二の場合、のれんの左側に小林多喜二のことを書いた口上書
きがあったと思うが、それが読めない。
 あと、プライバシーに配慮して、通行人の顔がわからないようになってるけ
ど、あれ、コンピュータで自動でやるのかな。まさか、それとも人間が手で修
正している?
 でも、顔を隠しても服装や背格好でばれたりしないのか。
 お前、ストリートビューで、どこぞの姉ちゃんと遊び歩いているところが出
てたぞって。\(^O^)/
 それと犯罪にも便利そうだしね。^^; 土地鑑を養うにはもってこい。

中村(show)

======================
 以下は、2008/02/26のtti/salon(筒井康隆会議室)に書いたもの。

===
標題: Re: ダンシング・ヴァニティ関連
---
>一昨日(たしか、、)の朝日夕刊に著者インタビューあり。

 図書館で調べてきました。2008/02/14(木)の朝日新聞朝刊ですね。
 えっ、朝刊?
 うん、コピー取ってきたけど、(夕刊)とないから、朝刊のはず。^^;
 文化面です。「蟹工船」重なる現代 小林多喜二、没後75年という記事とと
もに載っております。なんでも、「蟹工船」の地獄のような労働と、ワーキン
グプアと呼ばれるような現代の貧困労働者との類似性が、最近注目されている
そうです。

 で、筒井さんのインタビューのテキストだけなら、
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200802140097.html
「場面反復」の実験的小説 筒井康隆氏 新作『ダンシング・ヴァニティ』
で読めますね。新聞にはちゃんと写真もあります。

 日経新聞朝刊2008/02/17(月)は、詩歌・教養というコーナーでご登場。こっ
ちのほうが朝日より写真が大きいです。

 ぼく、大発見したんです。
 #20123で、「ダンシング・ヴァニティの基本構造がわかった!\(^O^)/」
と書きましたが、あの新幹線内では同時に、筒井時空論解読の鍵を見つけ、白
いフクロウの正体までわかってしまったんです。\(^O^)/
 それは、今週納期の仕事や確定申告などあるので、それが終わってから。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: グーグルの大規模コーパス
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/30/3723153
「スペル修正プログラムはどう書くか」の翻訳がちょっと気になった
で
http://www.aoky.net/articles/peter_norvig/spell-correct.htm 
スペル修正プログラムはどう書くか 
Peter Norvig / 青木靖 訳
を紹介しましたが、書き忘れていたことが。
 その中に、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で、
--- ここから ---
  それはそう。すでに起き始めている。たとえば、全世界のネット上にあるデ
ータをかき集めて処理しているGoogleがいい例だけど、自然言語処理は、人類
史上ありえないほど大量のコーパスを使って解析ができるようになった。いわ
ば全人類の記憶を使って何かできないかとやってるわけだから、コンピュータ
が大きな成果を上げる可能性は十分ある。
--- ここまで ---
と書いたことと大いに関係あることが出てきます。
 グーグルが提供している巨大コーパスです。
http://googleresearch.blogspot.com/2006/08/all-our-n-gram-are-belong-to-you.html
All Our N-gram are Belong to You
 1兆語のn-gramのデータ(n-gramについては、自分で自然言語処理関係で調
べてください)。
 Google Machine Translation Teamだから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/05/393464
古典的バイナリサーチアルゴリズムにバグ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/09/989969
長尾真先生と今昔物語
で紹介した統計的機械翻訳をやってるチームでしょうね。

 自然言語処理もAIから生まれ育ってきた技術です。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/29/2534861
The Reasoned SchemerとLisp, AI本
でも、書いてますが、こういうAI的な技術を知らないとまずいよ、特に若い人
は知っておかないとまずいよと、ずっと言ってるのは、そういうことです。
 なお、これは別に書きますが、そこで紹介した、AIMAと略記される、この分
野のバイブルの第2版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0130803022/showshotcorne-22/
Artificial Intelligence: A Modern Approach (Prentice Hall Series in 
Artificial Intelligence) (ペーパーバック) 
Stuart J. Russell (著), Peter Norvig (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0137903952/showshotcorne-22/
Artificial Intelligence: A Modern Approach (Prentice Hall Series in 
Artificial Intelligence) (ハードカバー) 
Stuart J. Russell (著), Peter Norvig (著)
は、日本語版が出ています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320122151/showshotcorne-22/
エージェントアプローチ人工知能 第2版 (単行本) 
S.J.Russell (著), P.Norvig (著), 古川康一 (監訳)
がそれ。
 初版の日本語版は出ていたけど、第2版の日本語版なんて、出るわけがない
と思っていたから、びっくり。\(^O^)/
 なお、原書がいい人でも、あわてて買わなくていい人は、あと3ヵ月待つよ
うに。そのことも、別に書きます。

乳の詫び状(2008/09/01)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 考える脳 考えるコンピューター
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/07/18/3633510
ICT業界とアスペルガー障害
で、名前だけ出した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/showshotcorne-22/
考える脳 考えるコンピューター (単行本) 
ジェフ・ホーキンス (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 伊藤 文英 (翻 
訳)
を読みました。
 時間がないから紹介は書けないけど、これは、脳や知性に興味がある人は、
ぜひ、読むべき。刺戟的ですね。
 もう人間が凌駕されるのは時間の問題と考えているところ、そして実際にコ
ンピュータによる知性実現の成果が上がりつつある?というのが、なかなかす
ごい。
 実装は、ベイジアンネットワーク?
 関連の調べ物がまとまったらそのときまた紹介しましょう。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「グーグル化」でヒトはバカになる
---
 最近お気に入りで、週刊ダイヤモンドが、今後も
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/08/28/3714428
勝間和代・小飼弾対談
に書いたようなバカなものを載せるなら、週刊ダイヤモンドの定期購読をやめて、
切り替えようと思っているクーリエジャポン。
 この2008年9月号に表題の記事が載っている。
 これまでも何度も勝間和代の自分をグーグル化するなどというのが、いかに
バカなことかを指摘してきたが(おれのウェブやブログの上部にある検索窓で
「グーグル化で検索してみて」)、この記事もその補強になる。

 かいつまむと、ネットばかり読んでいると、効率性と即時性を求めて「ざっ
と読む」、つまみ食いするような読み方ばかりになる。おれの言葉でいうと、
データ処理的な読み方ばかりするようになる。
 そのため「印刷物が長く複雑な散文を普及させ、それによって育まれた深い
読解力」が失われてきている。オンラインで物を読むとは「単なる情報の解読
をしている」。
 その影響で、「文脈を解し、一心不乱に読み込むことによって生まれる、豊
かな心を育む力はおおむね途絶えようとしているのではないか」
 それを調べている研究もいろいろ出てきているという話。

 もっと長いものは別に書くつもりであるが、先の「勝間和代・小飼弾対談」
に補足するなら、弾さんも勝間和代もはっきり文学的文盲。文学がまるでわか
ってない。読解力がない。散文もわかってないふうにみえるし、まして詩なん
かわかってないことは確実。
 1ヵ月で勝間が100冊以上、弾さんが500冊以上本を読むというが、そ
れは「単なる情報の解読をしている」だけ。
 データ処理的な読み方ばかりしているから、読解力がない。知識のデータ的
蓄積はあっても読む量の割には心も貧しく知的生産能力はゼロ。
 人間としての知的能力がない連中の中で、この二人は、知的生産力があるか
らではなく、データ処理量が多いというので、ヒーロー扱いされているにすぎ
ない。
 しかし、以前も書いたように、月に数100冊の本を読むという程度のデー
タ処理能力は、たとえば、生命科学という、現代の知の最前線で要求されてい
る水準の能力としては、2桁遅い。つまり、月に6万も論文やデータが発表さ
れる世界では、彼らのデータ処理能力は遅すぎて使い物にならない。だから、
データ処理的な読み方は、コンピュータにやらせるようになってきているし、
そのための技術開発が盛んに行われている。
 文学的読解力ですら、いつ、コンピュータに凌駕されるのかと思っているお
れとしては、データ処理的読み方など、人間の知的能力としてはほとんど価値
がない(低レベル技術の一部としての価値程度)。
 勝間のそんな世界を持ち上げて売ってるダイヤモンド社、週刊ダイヤモンド、
そして書店の連中も、それを買ってる連中、感心している連中もバカで不見識。
人間であることを捨ててるね。

 ほかにもいろいろと面白い記事が多くて、しばらくクーリエジャパンに付き
合おうと思う。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DCQM0Q/showshotcorne-22/
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2008年 09月号 [雑誌] (雑誌)

===
標題: Re: 「グーグル化」でヒトはバカになる
---

うーん,難しいことは解らないが,月に100冊とか500冊とか本を読めば
ばかになるに決まってるぢゃないの,と思うぞ。

べ@ばかになった方がいい暮らしが出来るつう話なのかもしれんが。

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