乳の詫び状

Last update 2007/08/13

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

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乳の詫び状(2007/07/31)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NHK「50年後の未来」、レイ・カーツワイル「加速するテクノロジー」
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 今度、NHK BS1「世界のドキュメンタリー」で、ドイツZDF制作のドキュメン
タリー「50年後の未来」が放送されますね。

http://www.nhk.or.jp/mirai50/
50年後の未来

 案内役は、物理学者のミチオ・カクですね。彼の本は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140810866/showshotcorne-22/
ミチオ・カク著, 斉藤隆央訳「パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ」
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/11/1501518
サイエンスZERO。すごーい\(^O^)/ 
で紹介しましたね。

 「50年後の未来」のウェブをみると、ほとんどSFの世界としか思えないでし
ょうが、要素技術はすでにあるので、案外、これよりすごい世界になるんじゃ
ないかとも思えます。

 そして、実際、これよりもっと過激に進んだ未来を予測するのが、カリスマ
発明家レイ・カーツワイルです。
 NHK BS特集「未来への提言」で、徳田先生と対談しています。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/27/1537622
買ってきた本
で書いたように、CMUで徳田先生はMach(マーク)のリアルタイム化をやってま
した。
 おれは番組は観てないんですが、それをまとめたのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812176/showshotcorne-22/
レイ・カーツワイル, 徳田英幸著「レイ・カーツワイル加速するテクノロジー」
です。
 カーツワイルさんの科学技術の未来への楽観は、突き抜けてます。技術は
「収穫加速の法則」になっているので、どんどん進化して、今後50年でいまは
想像できないくらい発展すると。一見、とんでもない予測にしか思えないけど、
生物の進化と技術の進化を一体化して解釈して、なかなか面白いし、困ったこ
とにおれには説得力があるんですよね。^^;

 徳田さんは、技術の可能性はそうでも、社会的、政治的、文化的、宗教的な
制約が野放図な発展を許さないだろうという意見なんだけど、カーツワイルさ
んは、「いーえ、そんなことないもんね。みんなが求めるものはどんどん発展
するもんね。何の問題もないもんね」という意見。\(^O^)/((以上、中村の
テキトー要約))
 で、みんなが求めるテクノロジーのひとつが、不老不死のテクロノジー。人
間の根源的な欲望に結びついているから、たしかにこれにはみんな飛びつきそ
うですよね。
 でもね、体の中に無数のナノボット(ナノサイズのロボット)を入れて日々修
復する気になる?
 たぶん、なるんだよ。ナノボットを入れた奴が年を取らず、健康ばりばりな
のがはっきりしてくれば。欲望を刺激するテクノロジーであることが肝ね。

 これまで人間は人間外部を技術で拡張してきましたよね。各種機械も自動車
も飛行機もコンピュータもインターネットもそうだし、でも、これからは、人
間の内部をテクノロジーで拡張していく時代になると。まあ、サイボーグ化で
すね。補助脳を入れたり、ナノボットを入れたり、そういうのどんどんやって
拡張された人間が、果たして人間なのかとかね。これがまたヒューマニティと
は何かという近年のおれの興味につながっています。

 以上のような革命を進めるのが、GNR革命。Gは遺伝学(Genetics)、まあ、分
子生物学やバイオ技術。Nは、ナノテクロノジー(Nano technology)、Rはロボ
ット工学(Robotics)。

 もうすごいんだ。
 GNR革命で、人間の脳は完全解析されて2020年にはコンピュータが人間の脳
を模倣できて、人間を超えはじめ、2045年には人間の10億倍の知能を持った人
工知能が出現する。\(^O^)/
 そして、人間の知能とテクノロジーが融合することで、宇宙の隅々まで人間
の知性が行き渡るようになる。\(^O^)/

 こうなると、おれが以前から感じている、人間は地球の文明や文化を他の宇
宙や星に伝えられるように、そして地球や人間が滅びても、他の宇宙や星で再
興できるような、高度な知性をもった無機生命体を生み出すために存在してい
る中間的な知性体じゃないかなという思いとつながるね。\(^O^)/
 人間の体は宇宙にはひ弱すぎますからね。それでおれは無機生命体じゃない
とだめだろうなと思ってるんだけど。
 日経サイエンスで火星にほんとに人間が行けるか研究している記事がありま
したが、すぐ隣の火星程度でも、なまはんかの防護策では長時間被爆する宇宙
線に人間は耐えられないそうです。
 人間の知性を機械の体に移せれば、肉体的には宇宙の過酷な環境にも耐えら
れるだろうと思うのね。

 本書を読んで、おれが思ったのは、さっき書いたように人間の定義も変わる
し、人間のような有機生命体とコンピュータのような無機生命体の融合が始ま
って、新しい生命の定義になるということ。
 ってなことを何年も思っていたから、柳澤大臣の「女性は子供を産む機械」
発言には、割と同情的だったの。女性蔑視の差別の歴史はあっても、機械と共
生できない、この強烈な機械アレルギーがずっと残っているままだと、人類は
この先やっていけるのかと。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498916/showshotcorne-22/
福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」
の生命観は、それは貴重で重要なことなんだけど、おれはもういいと書いたの
も、そういう流れなんです。

 「加速するテクノロジー」のきっかけになったのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140811676/showshotcorne-22/
レイ・カーツワイル著, 井上健, 小野木明恵, 野中香方子, 福田実訳「ポスト・
ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき」
です。
 おれは未読ですが、これ、ベストセラーになり、そして賛否両論だったよう
です。というか、非難轟々だったんじゃないかな。まだ機械と共生できる意識
レベルじゃないんだから。
 原題は、「The Singularity is Near」。
 Singularityは、特異点。数学的には微分ができない点ですが、ここでは、
いままでの世界観やらがまるっきり通用しない点。この特異点の先には、人間
が依然として人間的ではあっても、生物的な基盤をもたない世界がやってくる。\(^O^)/
 人間と機械、現実と仮想現実には区別がない世界。\(^O^)/
 いいなあ。^^;

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798100226/showshotcorne-22/
レイ・カーツワイル著, 田中三彦, 田中茂彦訳「スピリチュアル・マシーン―
コンピュータに魂が宿るとき」
も読んでないなあ。大体は想像できるし、もし「ポスト・ヒューマン誕生」を
読んだなら、こっちは読まないと思うけど。

乳の詫び状(2007/07/30)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 年金、片山さつき「システムは数カ月でできる」\(^O^)/
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674169
年金、田原総一朗、COBOLが悪い発言
についたdaishiさんのコメント。びっくり。daishiさんありがとうございます。
 田原総一朗の
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070705_18th/
は論外。
 朝生は番組のフォーマットからして間違っていると思っているので、まず、
観ないんだけど、新しい年金のシステムが数ヵ月でできるのか。すごいね、片
山さつき。
 通産省とIPAは、片山さつきをすぐスーパークリエーターに認定して、未踏
プロジェクトをやらせろ。\(^O^)/

http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/index.html
未踏ソフトウェア創造事業

 社保庁にSEがいないからだめというのも、お笑いですよね。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070705/276798/
片山さつき議員の「システムは数カ月でできる」発言に思う
の多田正行氏のSEよりCIOというのは、ほんとにそう。たぶん、片山はCIOなん
て言葉も知らないだろうし、田原も知らないだろう。
 田原も社保庁にSEがいないからだめなんていってるそうだが、ネタは片山さ
つきだったのかな。こうやってどんどん議論の水準、国民の知的水準が下がっ
ていく、負のスパイラルですね。\(^O^)/

 システム開発に限らないけど、問題が何かわかるところが重要で、問題が何
かわからないのが一番の問題になるんですよね。分析や設計など上流過程が重
要というのは、この辺のことを言ってるんです。
 分析が間違っていて、違う問題として定義しちゃうと、あとの設計、実装も
全部間違いだもんね。年金みたいにでかいシステムになると、なかなか、スパ
イラルで開発できずに、ウォータフォールモデル的にならざるを得ないだろう
から、ますます、分析・設計が重要なんですけどね。
 そして、年金のシステムの問題は、まさに、問題が何かわからないところで
すよね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/30/1688790
社保庁叩かれても、年金利権隠しか
で書いたように、何がどうなってるか、社保庁が出さないなら、システムも作
りようがないですもんね。
 COBOLを使ってるとか、メインフレーム使っているということより、NTTデー
タは、これまで1兆円以上もらって、何をやってたんだって話のほうが大きい
でしょうね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 社保庁叩かれても、年金利権隠しか
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/19/1665500
社保庁が買い占めた厚生年金保険制度回顧録
で紹介した、年金問題をずっと追及してきた岩瀬さんが愛川欣也のパックイン
ジャーナルに出ていて、すごいこといってました。
 岩瀬さん、年金業務・社会保険庁監視等委員会に入ったんですって。この委
員会、厚労省ではなく、総務省に置かれています。厚労省に置いたら、泥棒と
同居ですからね。^^;

http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kanshi/index.html
年金業務・社会保険庁監視等委員会

 委員の名簿をみて、ちょっとびっくりなのが、早稲田の村岡洋一先生が入っ
てるのね。いま、村岡さん、早稲田の副総長なのか。番長じゃないのが、ちょ
っと。\(^O^)/
 住田弁護士は、日テレ、行列ができる法律相談所の住田さんですよね?

 岩瀬さんがいったすごいこととは、社保庁に5000万件について中身がどうな
っているのか委員が質問したら、社保庁青柳運営部長が「何もやってない」と
答えたとのこと。それで委員みんな絶句したそうです。\(^O^)/
 相談に重点を置いたので、中身の精査まで手が回らないという説明だったそ
うですが、番組では、だったら、第三者委員会で判定する材料がないじゃない
かと話になっていました。^^;
 それで、第三者委員会は人柄で判断するといったのかな。つまり、中身がわ
からないから、人柄で判断するしかないんじゃないか。\(^O^)/
http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kanshi/pdf/070725_1-yousi.pdf
年金業務・社会保険庁監視等委員会(第1回)議事要旨
にその辺のこと、ちょろっと出てますね。

 民主党長妻議員が、出せ出せといっても、厚労省、社保庁は資料を出さない
といって怒ってましたが、岩瀬さんが委員会に入ってわかったことは、厚労省、
社保庁は、野党どころか与党にも資料は出さないそうです。
 委員会で請求するとどうなるかというと、総務省から厚労省に勧告するんだ
そうです。菅総務大臣から、柳澤厚労大臣にいうんでしょうね。長妻議員も、
柳澤大臣が出せと命令すれば出さざるを得ないはずなのに、柳澤さん、出さな
いといってたけど、今度はどうなるのか。
 とにかく、数字が出てこない以上、政治家で全貌がわかっている人がいない
ということですね。

 番組では、なぜ、こんなに厚労省、社保庁が資料を出さないかという話にな
って、きっといま話題になっているのは氷山の一角であって、もっとどでかい
スキャンダルが眠っているので、それを必死で隠しているのではないか。厚労
省キャリア、社保庁幹部が握っている年金利権、さらにはもっとでかくて根深
い利権があって、それがバレるのを必死で隠しているのではないかと。庶民は
退職して年金が支給されるまでの5年間は貯金を取り崩して生活する。一方、
厚労省キャリアは、退職して5年間で天下りで2億円稼ぐ。こういう利権もあ
る。
 どうせ、社保庁は叩かれまくっているので、100回叩かれるのも101回
叩かれるのも同じ。だったら、利権を守ったほうがいいということだろうと。
 こういう話でしたね。

 自公連立参院選の惨敗の結果を受けて、「政治家と金」の問題を追及とかいっ
てるけど、「官僚と金」の問題の追及のほうがでかいでしょう。そっちを真剣
にやってほしいね。
 特別会計の闇は深いから、そこにざくざくメスを入れてほしいものです。そ
れがなくて、増税やら負担増をいわれてもねえ。

乳の詫び状(2007/07/29)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 榊佳之著「ゲノムサイエンス」、岸宣仁著「ゲノム敗北」
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 さっき、「今日は、ワトソンの「DNA」のほかにももう1冊簡単に紹介しよ
うと思っていたけど、無理」と書いたけど、参院選、自民大惨敗だけど、安倍
ちゃん、まだ辞任するかどうかわからないから、いまのうちに簡単に。^^;

 さっきは、ワトソンの「DNA」を紹介したが、もっと最近の話題やバイオイ
ンフォマティクス、ゲノム科学のほうに興味がある人は、出て間もない
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257554X/showshotcorne-22/
榊佳之著「ゲノムサイエンス」
がいい。
 なんか、榊先生の退官記念で出たみたいな気がするな。\(^O^)/
 榊先生の一般向け入門書は、岩波から以前、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004307287/showshotcorne-22/
榊佳之著「ヒトゲノム―解読から応用・人間理解へ」
が出ている。これもいいけど、いまはやっぱり、「ゲノムサイエンス」を薦め
る。
 この分野、5年は100昔くらいの気がするから。\(^O^)/
 簡単すぎて、榊先生、すみません。^^;

 「ゲノムサイエンス」の中で、和田昭允先生が、世界に先駆けてDNAの塩基
配列の自動解析を提案して、でも、当時の文部省、科学技術庁がバカで(もち
ろん、榊先生はこんな乱暴な言葉は使わない^^;)、プロジェクトが頓挫する話
があります。
 こんなインタビューもありますね。
http://www.nanonet.go.jp/japanese/mailmag/2004/058a.html
物理から見た生命現象 〜生命と工学の接点〜

 この政策の失敗が、のちにヒトゲノム計画で日本が惨敗する原因になったと
されているわけですが(榊先生は政策の失敗だけではなく、日本社会にも原因
を求めている)、その内幕を追ったのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478240973/showshotcorne-22/
岸宣仁著「ゲノム敗北―知財立国日本が危ない!」
です。
 東大理学部に今年やっと生命情報科学科ができました。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/guidance/H19_html/html/11/bioinfo/bioinfo.htm
http://www.bi.s.u-tokyo.ac.jp/
をどうぞ。
 ここに至る大変さも、「ゲノム敗北」の中で出てきます。この学科新設に苦
労なさった高木利久先生も登場します。高木先生から、学科が新設されるのは、
情報科学科ができて以来のことだと聞いていたから、いま、調べたら、情報科
学科ができたのは、1975年。ざっと30年ぶりの学科新設なのね。

 最後に情報省として重大情報を明かしておこう。
 情報省のスパイからの報告によれば、大変な政策の失敗だったので、この
「ゲノム敗北」、出版当時から、文部科学省では必読書になっていたという。\(^O^)/
 いまもそうかは、スパイと連絡が取れないからわかりません。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ワトソン「DNA」、遺伝子診断、遺伝医療、分子人類学
---
 まとめてバイオインフォマティクスの入門書を紹介するのは、発散して終わ
らないので(爆)、ちょこちょこと。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498916/showshotcorne-22/
福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」
で、DNAの二重螺旋発見に重要な貢献をし、しかし、ノーベル賞をとれなかっ
たオズワルド・エイブリーのことが詳しく書いてあると紹介したが、DNAの二
重螺旋発見に至るスリリングな展開は、クリックと共に発見者の一人であり、
ノーベル賞をとったワトソンその人による、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574721/showshotcorne-22/
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著, 青木薫訳「DNA (上)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257473X/showshotcorne-22/
ジェームス・D・ワトソン、アンドリュー・ベリー著, 青木薫訳「DNA (下)」
がいいです。
 臨場感が非常にあります。ワトソン、クリックと同時にノーベル賞を受賞す
べきだったエイブリーがなぜ受賞できなかったかの内幕もありました。
 ナチスドイツがらみの遺伝学の悲劇から説き起こして、DNAの二重螺旋発見
から、さらにPCRの発明から遺伝子操作やバイオ技術の発展から遺伝子診断と
堕胎の話やら、当事者がみてきた分子生物学の歴史と遺伝学の社会的な評価な
どが複合していて読み応えがあります。
 ワトソンの科学への楽観的、自信に満ちた書きっぷり(ワトソンではなくア
ンドリュー・ベリーの書きっぷりかもしれないし、青木薫の訳しっぷりかもし
れないが)には、特に文系の人はツッコミ入れたくなったり、鼻につく嫌な感
じをもつ人もいるかもしれないが、生命科学、バイオインフォマティクス方面
に行くなら、読んでおくべき本。
 ブルーバックスだから中学生、高校生でも読めるしね。上下2巻みっちりで
700ページくらいになるから、分量的には大変かもしれません。

 遺伝子診断は、いま、出生前診断などいろいろ問題が出ている。概略は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062572222/showshotcorne-22/
奈良信雄著「遺伝子診断で何ができるか―出生前診断から犯罪捜査まで」
をどうぞ。
 遺伝医療も非常にセンシティブで難しい問題をはらんでいる。現場で苦悩し
つつ、真摯に遺伝医療と向き合っている臨床心理士である玉井真理子氏の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140910623/showshotcorne-22/
遺伝医療とこころのケア―臨床心理士として (単行本) 
玉井 真理子 (著)
も紹介しておこう。

 余談ながら、おれは、代理母を使って子供を産ませてどうのこうのとやって
る向井亜紀と高田延彦は、大バカだと思っている。特に向井亜紀が記者会見で
言った「この人の遺伝子を残したい」という、ナチスドイツの優生学そのもの
の発言は決して許されないし、謝ったけどその後の行動は相変わらずで、そん
な彼らを支援している連中も大バカ。障碍児の親としてはなおさらそう思う。

 向井亜紀もそうだが、大体ね、ある特定の人物の遺伝子がずっと伝わってい
くと思ってるようでは、分子生物学がここまで発展した時代に生きている人間
としては無知をなじられても文句をいえないよ。
 どうも、遺伝情報は子々孫々までずっと伝わっていくというイメージが強す
ぎるせいか、特定の人物の遺伝情報も同様にずっと伝わっていくという誤解が
大きいのね。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55706
日経サイエンス2007年6月号
の茂木健一郎の連載対談「DNAで探る日本人の起源/ゲスト:篠田謙一(国立
科学博物館人類研究部研究主幹)」で知ったが、分子人類学という学問があっ
て、分子生物学の技術や知見を使って、母親由来のものだけが伝わるミトコン
ドリアDNAや、男性だけに伝わるY染色体の変化を調べ、人類がどういう歩み
を歩んできたのかを調べる学問です。
 分子人類学恐るべし(笑)。自分の遺伝子が一子相伝のように、子々孫々受け
継がれていくだろうなんてのは、よくいえばロマンティックな思い、悪くいえ
ばバカな妄想であることを明らかにしてしまっています。\(^O^)/
 篠田さんが、10世代も経てばもうあなたの遺伝情報の痕跡はほとんど残って
ない、20世代経てば何もないといった話をすると、夢がないという話になっち
ゃうそうです。がっかりしちゃうんでしょうね。
 しかしこれ、分子人類学などといわなくても、ちょっと考えてみれば当たり
前で、自分の遺伝情報は、親から半分ずつもらうので、N世代前に遡れば、2の
N乗の候補からかき集めたもの。それがいまの自分であって、子孫に向かってN
世代経てば、これがまた2のN乗に拡散しちゃうんですよね。10世代で2の10乗
だから1024分の1、20世代なら2の20乗でざっと100万分の1だもんね。
 茂木さんもいってるけど、だからこそ、「私」という存在は、人類の歴史上、
おそらく1回しか起こらない遺伝子の組み合わせだという重み、生命の尊さが
あるんですよね。それがイメージできないと、分子生物学がここまで発展した
時代に生きているまともな現代人とはいえないでしょう。

 こういう話、天皇制にも都合が悪いなあと思っています。情報省としては、
国民がこういう科学知識をもたないようにしないとな。\(^O^)/
 上野の国立科学博物館の日本館では、篠田さんたちの研究も反映した展示も
あるようです。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/
をみると、「日本人と自然」がそれなのかな。国民には見せないようにしない
とな。\(^O^)/

 本も出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478538638X/showshotcorne-22/
尾本恵市著「分子人類学と日本人の起源」

 また脱線。
 ミトコンドリアDNAを調べた結果、現世人類の最初の女性は20万年前にアフ
リカにいたというが、ミトコンドリア・イブ。これ、昔、フジテレビの科学バ
ラエティがあって、その本のタイトルにもなって、おれ、持っているの。
amazonで調べたら、マーケトプレイスには、まだ、あるね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575281581/showshotcorne-22/
フジテレビ編「ミトコンドリア・イブの贈り物」
 それにしても、200円台があるかと思えば、5000円くらいつけているのもあ
るな。^^;

 いま、こっちに持ってきていた気がして、本棚ひっくり返したら、あった。
なぜか、第3巻と第4巻。
 番組名は、アインシュタインTV。ウゴウゴルーガ的な絵の作りの番組だっ
た。これを本にしたシリーズがあって、「ミトコンドリア・イブの贈り物」は、
第3巻。第4巻は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/457528159X/showshotcorne-22/
フジテレビ編「そして人間は神になれるか」
 なぜ、第1巻と第2巻を買ってないんだろう。大体コレクター癖があるから、
揃えるんだけど、つまらないと思ったのか、買い忘れか。
 「アインシュタインTV」で検索したら、全4巻、ちゃんと出るじゃん。\(^O^)/
 どっちが第1巻、第2巻かわからないけど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575281247/showshotcorne-22/
フジテレビ編「宇宙の根源はヒモである」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575281255/showshotcorne-22/
フジテレビ編「遺伝子は46憶年の夢を見る」

 超ひも理論(超弦理論)と遺伝子(分子生物学)をテーマにした、このタイトル
でおれが買ってないわけがない。どこにやったんだろう。
 誰かに貸したままなのかな。おれから借りた記憶がある人、連絡ください。\(^O^)/

 そうそう、この番組と本には、橋元淳一郎さんがからんでますね。それも今
回発見。
 あ、「そして人間は神になれるか」のいま開いたページ、ギャバ神経やA10
神経の話だ。「電脳騒乱節」で「もっと前頭葉を刺戟してくれ」というのを書
いたことがあって、そのとき、A10神経からアイデアを得て、パソコンのCPUの
アドレス線とからめて、なんか書いた記憶があるなあ。この本から、得たんだ
ろうか。

 今日は、ワトソンの「DNA」のほかにももう1冊簡単に紹介しようと思って
いたけど、無理。こんな具合だから、発散して終わらないんだよね。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575043/showshotcorne-22/
福岡伸一著「プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステ
リー」
で、2006年度第37回講談社出版文化賞科学出版賞受賞を受賞した福岡伸一のい
ま話題の書が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498916/showshotcorne-22/
福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」
 これは、1ヵ月ほど前に読んだけど、すごく売れていますね。そこであわて
て感想。

 福岡伸一は、文才があってほんとうに文章がうまい。それは、本書のエピロ
ーグにある、少年の日を綴った部分を読むだけでわかる。鮮やかな短編小説と
いってもいい。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/27/1537622
買ってきた本
で書いたように、以前から、人間性(ヒューマニティ)、生命とは、意識、知性
などには興味があったが、最近、自分の中でますます訳がわかんなくなってい
る。^^;
 それで本書を読んでみたが、この生命観、生物観は、おれの中では、もうど
うでもいいのね。
 福岡さんの考えは、簡単にいえば、常に変化している中で、動的な平衡状態
にあるのが生物だというものだけど、おれには、これは常識的日常的な時間・
空間スケールで考えるからそう思うだけだろうと思える。
 こういうフツーの感覚は、おれはもう飽きたということ。\(^O^)/
 いや、こういうフツーに考える生命は、それだけでもものすごいものなんで
す。これは、ほんと。
 よく地球に生命なんかできたなと思うし、なぜ、おれなんか生まれて来たん
だろう。生まれてきてすみません、太宰治\(^O^)/みたいな感覚と、銀河系
ができて太陽系ができて地球ができて生命ができて、人類まで進化し、おれが
生まれたなんて、どう考えても奇跡ととしか思えないから、生きてるだけでこ
んな大儲けのことはない、自殺なんか考えちゃ、お天道様、宇宙様に申し訳な
いというのは、しっかりある。
 しっかり、あるんだけど、もっと拡張された生命観がほしいのね。\(^O^)/

 「買ってきた本」で書いたように、宇宙規模の時間・空間スケールで考える
と銀河や宇宙も生物としか思えないし、素粒子レベルの時間・空間スケールで
考えれば、無生物のようにみえる岩石だって、生物にしかみえないんだよね。^^;
 こいつらも常に変化し、動的平衡状態を保ちつつ、局所的エントロピーを減
少させて秩序を作り、なんか、進化しているみたいだもん。これ、生命でしょ
う?
 自己複製はやってるかといえば、きっと銀河も岩石もやってるはず。\(^O^)/
 だから、生命以外の何者でもない。\(^O^)/
 結局、地球上の生命、生物の自己複製はゲノムという情報の複製なんだから、
銀河も岩石もウィニー使って自分の情報を複製しまくってると思うね。\(^O^)/

 そういう意味では、おれにとって拡張された生命観を得たかといえば得てな
い。
 本書で得たところは、何より福岡さんの文才。そして、野口英世ってそんな
悪い奴だったのかということ。結婚詐欺みたいこともやってたのか。渡辺淳一
がその辺を小説にしたこともあったのか。業績も実はアメリカの学会を牛耳っ
ていたボスの後ろ盾がなくなると見向きもされないようなものだったのか。な
どなど。
 DNAの二重螺旋について先駆的研究をしていたオズワルド・エイブリーに非
常に光をあてているところも印象的でしたね。

 ところで、「プリオン説はほんとうか?」の、amazonの素人評の中に、
「あまり話題にもなりませんが、まだBSEが今ほど注目されていなかった頃、
日本人学者が牛肉食とアルツハイマーの関係についてアメリカの学会で発表し
ようとした当日の朝、家族と共に拳銃で撃たれて死んでしまったことがありま
す。強盗によるものということになったのですが、怪しいです」
とあったが、ほんとなのかな。

乳の詫び状(2007/07/27)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 高木さん、もっと文学、勉強しましょう
---
 コンピュータセキュリティ関連で精力的に活動している、高木浩光さん。頭
が下がる思いで尊敬していますが、
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20070601.html
キンタマウイルス頒布にマスコミ関係者が関与している可能性
は、だめ。完全に誤爆。
 武田徹が、「ウィニーこそ史上最強の「ジャーナリスト」?」でいっている
のは、ウィニー礼賛ではなく、ジャーナリズムの衰退への皮肉、叱咤激励。
 ひねった文章じゃないんだから、これくらいは読めないと、これで犯罪者と
やり合えるのかと、セキュリティ専門家として能力に疑問符がつきかねない。
 高木さん、もっと文学、勉強しましょう

 以下、一般向け。
 もの書きは、いろいろなレトリックを使うし、文章にいろんなものを埋め込
んでいる。書いた本人すら気づかないものもあるし、そういうのを掘り出すの
が「読む」ということ。字面を追って表面的に意味がわかっただけじゃ、ほん
とは「読む」とはいわないんだよね。本来、「読む」とはもっと深い行為だか
ら。
 悪巧みもいろいろやるし、高木さんは、作家の悪意というものにもっと敏感
であったほうがいいと思う。
 今回は、武田さんがやったのは悪意というほどのものではなく、かなりスト
レートな書き方なので引っかかる人は少ないだろうが、読者がどの程度読み込
めるか、文章にいろいろ仕掛けてあることも多いのよ。それで読者のレベルを
測定し、はっきりいえば、こいつはバカかどうかも判定できるような要素も仕
掛けてあったりするわけ。
 こういうのに気づいたのは20歳前後から。何度も書くけど、筒井康隆が仕掛
けを施すほうだし、それを山下洋輔、平岡正明らが読み解いているのを知って、
自分の思い上がりを叩き潰されたから。

 「読む」ことに興味がある人は、この前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/16/1658941
高校生のための文章読本
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917047/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための文章読本」
から始めたらどうかな。

 趣味が合うなら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894360101/showshotcorne-22/
平岡正明著「筒井康隆はこう読め」
を薦めます。
 これは元々は別になっていた(おれが読んだのはバラバラのころ)のをビレッ
ジセンターが合本に出したもの。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/07/690490
伸びない典型
でも触れています。
 別に筒井さんじゃなくて、自分の好きな作家をみつけて、読み込んでいくの
が一番いい。おれはたまたま高校生くらいで筒井康隆作品に出会ったというこ
と。
 もちろん、小説だけが「読む」対象ではない。絵画や彫刻だって好きな作家
の作品を読み込んでいくのもいいし、書道の書だって、音楽だってある。

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標題: 「無料」科学雑誌「サムワン」
---
 高校生向け「無料」科学雑誌「サムワン」というのがあります。高校生以下
は無料、その他は100円だそうです。
 詳しくは、
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200706250080.html
理系院生ら編集、高校生向け科学雑誌が好評
http://ier.leaveanest.com/someone/
「無料」科学雑誌「サムワン」
http://www.tuat.ac.jp/
東京農工大
をどうぞ。

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標題: たまっていたメモから
---

■ストレージサービスは違法?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070526_music_storage_illegal/
ネット上にデータを保存するサービスはすべて著作権侵害で違法です

 これは、ちょっと違うと思ってるけど、時間がないから詳しくは書けない。

 あと、gigazineには、中国がネットアクセスをブロックしている話があった
が、おれもブログもアクセスがブロックされてましたね。^^;

■ベクシル
http://www.asahi.com/komimi/TKY200705230174.html
http://www.vexille.jp/
ベクシル公式サイト

■Rubyネタ
https://rss.npo-aip.or.jp/aip-community/rbc_event.asp
Ruby Business Commons
という設立されるそうです。
 九州発だそうです。

 ほかにRubyネタは、だいぶ前のだけど、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070612/274438/
“爆発的拡大期”を迎えたRuby,テーマは「エンタープライズ」と「愛」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070611/274316/
Railsアプリ・コンテスト「Drecom Award on Rails 2007」作品募集,賞金100
万円

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070611/274307/
「Rubyの生産性は他言語の1.6〜3倍」---楽天技術研究所 森正弥氏

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070610/274285/
まつもとゆきひろ氏が考える「Railsの次」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070609/274263/
JavaによるRuby実行環境「JRuby 1.0」正式リリース,作者Nutter氏とEnebo氏
が発表

http://itpro.nikkeibp.co.jp/99/ruby/
日本で生まれ世界が育てた言語Ruby

■世界一の金鉱脈!?
http://www.ntv.co.jp/sekaju/class/070630/03.html
世界一受けたい授業 2007/06/03放送分
でやっていたのが、廃物から貴金属を取り出す話。
 パソコンや携帯電話から金を取り出すのは知っていたが、廃車からプラチナ
が取れるのね。びっくり。
 携帯から金は本があります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000778/showshotcorne-22/
相原正道著「携帯から「金」をつくる!―“都市鉱脈”発掘のパイオニア・横
浜金属の挑戦」
をどうぞ。
 南アフリカよりすごい金脈が身近にあった!!なんて煽り文句で宣伝が出てい
た記憶がある。

■細木数子がふるさと納税制度賞賛
 細木数子。相変わらずのようですね。
http://www.janjan.jp/media/0706/0706026550/1.php
いい加減にしてください、細木数子さん
をどうぞ。
 ふるさと納税制度なんて、アホか。
 ああいうネーミングでころっとだまされる大人って何?

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「水はなんにも知らないよ」の書評
---
 メモがたまっているので、どんどん出す。まず
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759528X/showshotcorne-22/
左巻健男著「水はなんにも知らないよ」
の書評がありますね。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/bookreview/25/index.html?cd=sjm
「水は人の思いに反応する」というニセ科学への反論
をどうぞ。

乳の詫び状(2007/07/26)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 竹内薫著「はじめての数式処理ソフト CD-ROM付 (ブルーバックス) 」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/18/1663085
竹内薫著「はじめての数式処理ソフト」
で言及した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575604/showshotcorne-22/
竹内薫著「はじめての数式処理ソフト CD-ROM付 (ブルーバックス) 」
を入手。
 竹内さんは、ブルーバックスの表紙などに、ペンローズのツイスターやカラ
ビ・ヤウ空間のグラフィックスを載せています。どういう図形かは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062572605/showshotcorne-22/
竹内薫著「ペンローズのねじれた四次元―時空をつくるツイスターの不思議」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574446/showshotcorne-22/
竹内薫著「超ひも理論とはなにか」
の表紙をみてください。
 竹内さんは、こういう図形を天才ウォルフラムが作った商用数式処理ソフト
http://www.wolfram.com/index.ja.html
Mathematica
で描いたそうですが、それをフリーの数式処理ソフトMaximaでやってみようと
いうのが本書。
 夜遅いからおれ2回くらいしか観たことない、たけしのコマネチ大学数学科
の問題をやったり、Maximaであれこれやってます。Maximaの図形描画能力が足
りないところはgnuplotでやってます。
 MathematicaからMaximaへの移植は、岡田哲哉さんというプログラマの方が
行なったそうです。岡田さんとの対談もあります。
 その中で、岡田さんがMaximaの由来など紹介していますが、ここでも何度も
話題になった横田さんのMaxima本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777512010/showshotcorne-22/
横田博史著「はじめてのMaxima」
を、世界一のMaxima解説本として薦めています。
 それと、Lispのこともプッシュしてくれてます。\(^O^)/
 ということで、物理屋、数学屋、Maxima好き、Lisperは、みんな、「はじめ
ての数式処理ソフト」をご祝儀で買え!\(^O^)/
 そんなに、押し付けなくても。
 だって、背表紙には、「理系学生なら、絶対必要! 必ず役立つ!」と、講
談社が押し付けてるもん。\(^O^)/

参考:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123372
Maxima、すげえじゃん
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/20/1126597
Maxima, BCPL, Algol, APL, SNOBOL
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/26/1138367
Maxima, KNOPPIX/Math, R, Octaveその他

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: タイムマシンもの
---
 先日、まとめ買いした中の1冊。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283267/showshotcorne-22/
ジェニー・ランドルズ著, 伊藤文英訳「タイムマシン開発競争に挑んだ物理学
者たち」
は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
を買った人に、amazonから売り込みメールが来て、買ってしまいました。
 おれ、タイムマシンものが好きなんです。
 最近だと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794212232/showshotcorne-22/
P.C.W. デイヴィス著, 林一訳「タイムマシンをつくろう!」
が話題になりましたが、おれ、これ、買ってないんですよ。だから、今回は、
「タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち」を買ってみたんです。
 でも、文章をいっぱい読むのが苦手で、現代物理学と宇宙論が考えているタ
イムマシンの概略を手早く知りたいと思ったら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4816335706/showshotcorne-22/
福江純著「図解雑学 タイムマシン」
がいいです。

 とにかく、おれ、タイムマシンものには弱いんですよ。
 決定的な影響を受けたのは、惜しくも亡くなられた都筑卓司さんが30年ほど
前にブルーバックスでお書きになったシリーズの中にあるタイムマシンもの。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573881/showshotcorne-22/
都筑卓司著「新装版 タイムマシンの話―超光速粒子とメタ相対論」

 中学のときか、高校に入ったばかりかな。これで、タキオンという超光速粒
子も初めて知ったし、虚の質量なんて、一体どういうことなんだと。
 amazonに出ている解説は、有澤誠先生じゃないですか。コンピュータソフト
ウェア方面では、クヌース大先生関係の本の翻訳で名前は知っている人が多い
と思うけど、有澤先生ね、大のSFファンです。
 慶応の湘南キャンパスを作る前の調査で全米ツアーをやったことを、かつて
「電脳騒乱節」で書きましたが、MITだったか、行った時に有澤先生、生協の
本のコーナーでアシモフの新作など買い漁ってらっしゃった記憶がありますね。

 それはともかく、いま、都筑卓司さんのブルーバックスは新装本になってま
すね。タイムマシンは、ダリの絵が表紙ですね。うわぁ、おれ、ダリ好きなん
ですよ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573806/showshotcorne-22/
都筑卓司著「新装版 四次元の世界―超空間から相対性理論へ」
の表紙は、マグリット? うわぁ、おれ、マグリット好きなんですよ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573857/showshotcorne-22/
都筑卓司著「新装版 不確定性原理―運命への挑戦」
の表紙も、岩が浮いていて、マグリットっぽい?
 絵のビットマップを貼り付けたら、誰の絵か検索できるところないのかなあ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573849/showshotcorne-22/
都筑卓司著「新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ」
の表紙は、これ用に描かれたもの?
 読んだとき、マックスウェルの悪魔め、エントロピーを操るなんて、とんで
もない奴だな。こんな奴が日本を襲ってきたら、ウルトラマンやゴジラやガメ
ラだって勝てないぞと思いましたよ。\(^O^)/

 とにかく、都筑卓司さんの本を読んでから、中学高校時代はブルーバックス
狂いだったもんね。
 それで、昔はブルーバックスは全部読めなんて吼えたことがあるんだけど、
いまは出版点数がブルーバックスも増えて、それは無理ね。^^; でも、都筑卓
司さんのは、高校生や物理の苦手な大人には、やっぱ全部読んでほしいと思い
ますね。
 そうすれば、おれみたいにノーベル物理学賞をもらえるから。\(^O^)/
 お前、もらってないだろ。一体、どこの世界のノーベル賞なんだよ。
 おれも、この新装版シリーズ、全部買おうかな。^^; 
 ほとんど、筒井作品のちょっとしたオビの違いでも全部買い揃える、平石さ
んや尾川さんの世界か。\(^O^)/

 タイムマシンものといえば、やはり、SFですよね。おれにとって、SFのタイ
ムマシンものって、どれも鮮やかな結末で、なんか、カタルシスがあるんです
よね。

 ハインラインの「夏への扉」。タイムマシンものの大傑作ですね。内容、忘
れたけど、ああ、いい話だなあと、とても感動した記憶は残ってる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103453/showshotcorne-22/
ロバート・A・ハインライン著, 福島正実訳「夏への扉」

 ホーガンも好きで一時読みまくったことがあって、タイムマシンものもあり
ます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488663060/showshotcorne-22/
ジェイムズ・P・ホーガン著, 小隅黎訳「未来からのホットライン」
 有澤先生もこれに言及してましたね。

 しかーし、洋物もいいけど、日本SFにも世界のSF史上に残る大傑作タイムマ
シンものがあるんです。筒井さんか星新一さんのエッセイだかで知って、読み
始めてはまったのが、広瀬正。早くに亡くなった悲運の作家ですが、歴史に残
る大傑作を遺してくれました。
 それが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087504913/showshotcorne-22/
広瀬正著「マイナス・ゼロ」
です。
 もうね、説明のしようがないくらい感動した。
 実は、もう、内容忘れたから、説明のしようがないんだけど。\(^O^)/
 「ツィス」もよかったなあ。でも、タイムマシンものといえば、ショートシ
ョート集の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087505359/showshotcorne-22/
広瀬正著「タイムマシンのつくり方」
 この中に、ハインラインの「時の門」の矛盾を詳細に検討している文章があ
るんです。これを筒井康隆さんが激賞・驚嘆していた記憶があります。

 広瀬正さんの著作リストは
http://www.asahi-net.or.jp/~UE4K-NGT/bnavi/hirose.html
がいいですね。
 こうやってみると、全部、読んだ記憶がある。内容を覚えてないだけで。
 内容がないよー。\(^O^)/ 懐かしいなあ。おれの小学生時代のギャグか
なぁ。

http://www.amazon.co.jp/gp/search?index=blended&keywords=%8DL%90%A3%90%B3&tag=showshotcorne-22&__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&tag=showshotcorne-22&path=tg%2Fbrowse%2F-%2F466284%3Ftag%3Dshowshotcorne-22&linkCode=qs
で出るリストを見ると、全部、マーケットプレイスばかりですね。しかも状態
のいいものは、かなりプレミアが付いてますね。
 おれ、実家というか、姉の家の屋根裏をひっくり返すと、これら、みんな出
てくるんじゃないかな。
 大金持ちじゃん。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/07/25)

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標題: Re: 田中森一著「反転」、魚住昭著「特捜検察の闇」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/24/1677154
田中森一著「反転」、魚住昭著「特捜検察の闇」
で、amazonで3週間から5週間待ちと書いた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344013433/showshotcorne-22/
田中森一著「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」 
のこと。
 ブログのコメントみると、ベさんは、書店で買ったのね。平積みだったのね。
 おれも昨日、市ヶ谷の文教堂書店で入り口付近に平積みになってるのをみた。
ああ、やっぱ、amazonよりリアル書店のほうがいいと思って、注文キャンセル
しようかと思いつつ、家に帰って来たら、もう届いてました。\(^O^)/
 どういうことだ。文句を書いたからすぐ送られてきたのか。\(^O^)/
 いや、情報省に行動を監視されているんだよ。\(^O^)/

 じゃ、すぐ読むかというと、たぶん、読まない。^^;
 すぐ来ないと思ったから、ほかにいろいろ買ったんです。3週間から5週間も
つように。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283267/showshotcorne-22/
ジェニー・ランドルズ著, 伊藤文英訳「タイムマシン開発競争に挑んだ物理学
者たち」

 これは、あとで別に紹介。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575604/showshotcorne-22/
竹内薫著「はじめての数式処理ソフト CD-ROM付 (ブルーバックス) 」

 これも、あとで別に紹介。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482228204X/showshotcorne-22/
ジョン・ダービーシャー著, 松浦俊輔訳「素数に憑かれた人たち リーマン予
想への挑戦」

 これは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/06/1559098
「セキュリティはなぜやぶられたのか」「暗号解読」
でちょろっと紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102159711/showshotcorne-22/
サイモン・シン著, 青木薫訳「フェルマーの最終定理」
の流れ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140161507/showshotcorne-22/
谷川浩司著「谷川浩司の本筋を見極める (NHK将棋シリーズ) 」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839921334/showshotcorne-22/
週刊将棋編, 渡辺明著「将棋・ひと目の手筋―初級の壁を突破する208問」

 谷川さんだもん。渡辺さんだもん。めざせ、脱10級。\(^O^)/
 そういえば、将棋ペンクラブ大賞というものがあって、今回話題賞を設けて、
渡辺竜王のブログが表彰されたそうです。

http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/
渡辺明公式ブログ

乳の詫び状(2007/07/24)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

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標題: 田中森一著「反転」、魚住昭著「特捜検察の闇」
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344013433/showshotcorne-22/
田中森一著「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」
が売れているというし、面白そうなのでamazonで注文したら、3週間から5週間
待ちになりました。^^;
 田中森一で検索したときに出てきた
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167656655/showshotcorne-22/
魚住昭著「特捜検察の闇」
も品切れで、マーケットプレイスにしかないのね。状態のいいものは、文庫な
のにほぼ1500円もするんだ。^^;
 「特捜検察の闇」の文庫には、検察の裏金疑惑を描く新章「内部告発」が追
加されているのね。これ、かつて、「噂の眞相」がスクープした奴でしょうか
ね。

 検察の国策捜査や、特捜の闇モノは、いま、ブーム?

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 田原総一朗責任編集「オフレコ! Vol.4」
---
 1ヵ月ほど前に
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776204029/showshotcorne-22/
田原総一朗責任編集「オフレコ! Vol.4」
を買って読んで、非常に面白かった。
 買った理由は、特集がバッシングされた人々の「言い分」で、堀江貴文×佐
藤優「特捜は証拠がなくても逮捕して起訴する!」があったから。
 拘置所暮らしネタがだいぶあるかと思ったら、ほとんどない。^^;
 佐藤優は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980115/showshotcorne-22/
手嶋龍一, 佐藤優著「インテリジェンス 武器なき戦争」
で、手嶋龍一から褒め殺しされたせいか、堀江君を褒め殺ししていますね。\(^O^)/
 「堀江さんがやれば、北方領土は3日で返ってくる」などといってて、ほん
まかいな。^^;
 ちなみに、手嶋龍一と佐藤優は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776203405/showshotcorne-22/
田原総一朗責任編集「オフレコ! Vol.3」
で対談していて、これが、「インテリジェンス」につながったんだね。Vol.4
の編集後記で、田原総一朗がくやしがっていた。

 竹中平蔵の話も面白かったけど、それより日朝交渉でバッシングされた田中
均の話はなかなか外交の奥深さがわかる話だった。もう全部忘れたけど。\(^O^)/

 もっと面白かったのが、猪瀬直樹の道路公団民営化の裏側の話。
 猪瀬直樹がいう通りなら、朝日も日経も全メディアがみんなだまされていて、
おれもだまされていた。情報省、だめじゃん。\(^O^)/
 9342キロをつくらないはずがつくるようになった、そして民営化の形態が上
下一体じゃなくなったから、猪瀬は道路族、公団に負け、民営化失敗という話
が席巻したが、これは、片桐幸雄に代表される道路公団の事務系権力が、国土
交通省のくびきから逃れ、高速道路を私物化し、毎年2兆円という莫大なキャ
ッシュフローを自分たちでジャブジャブ好き勝手に使える黄金の独立王国を作
るための情報操作であって、それに、朝日も日経も乗せられ、櫻井よし子や屋
山太郎がいいように利用されたという話になってます。
 24兆円投入することでいまも税金で毎年6000億返している、でも国民は痛み
を感じていない(たばこの税金も使っているが愛煙家も気づいてない人が大半
だろう)国鉄民営化と違って、税金は投入せずに借金返済、分割民営化、高速
料金は下げるのが要諦であり、それは最初から一貫していると。それを、距離
で評価するのは何もわかってないバカだし、高速道路を絶対建設するなという
のはアホな原理主義だと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/たばこ特別税

 毎年5000億円も利子補給として税金を投入していたのが、精査すると赤字ど
ころか毎年7000億円もの潤沢なキャッシュフローがある。さらに建設費を20兆
円から10.5兆円まで削ったと。なんだかんだで、民営化から半年後には、逆に
400億円近く納税するようになったし、値下げまでしているし、ファミリー企
業も管理費を3割カットしたし、いま統廃合を余儀なくされていると。
 以上のどこが失敗なの?というのが猪瀬直樹の説明。実際はもっと詳しい話
があるので、読んでみてください。

 でも、最近でも、道路公団ファミリー企業は焼け太りだという話も聞きます
よね。ほんとはどうなの? 猪瀬直樹のいう通りなんだろうか。どこか、ビジ
ネス誌が検証してくれないかな。「道路公団民営化の今」という特集で。定期
購読している週刊ダイヤモンドでやってくれると一番いいけど、週刊東洋経済
でも、週刊エコノミストでも、日経ビジネスでもいいです。月刊文藝春秋だと
猪瀬直樹に書かせそうなので、やっぱ、別の人がいいと思うんだけどね。

 あと、民営化委員会からどんどん人が抜けていった裏側がなかなか面白い。
それぞれに利害があってバックがいて、その都合で態度が豹変するんだね。

 当人は気づいてないんだろうけど、櫻井よし子が、いいように使われている
のはさもありなん。彼女、観念、情念の人であって、ジャーナリストというタ
イプじゃないから危ういもん。
 彼女のその辺を指してだろうね。本書では、猪瀬直樹は「右の左翼」、田原
総一朗は「右の共産党」と揶揄していますね。昔の観念論の珍左翼、その右翼
版。つまり珍右翼だということなんでしょう。
 彼女、道路公団民営化を巡る猪瀬直樹との論争では、捏造やっちゃって、そ
れだけでジャーナリスト失格だろうと思ったし、財務諸表は読めそうにないし、
住基ネットのときの書きっぷりからはネットワークや情報工学の知識、もっと
いえば現代科学の知識があるとは思えなかったし。
 そういえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/12/28/192161
に、「中村様は 桜井よしこ様の全てをお知りでしょうか?」というコメント
がついていたが、知るわけがない。この人だっておれの全てを知ってコメント
しているわけでもないし、櫻井よし子だって全てを知ってモノを書いているわ
けじゃない。そもそも人間は自分のことすら全然わかってないわけだから、こ
ういう物言いは何の意味もありません。

 で、実は、それより何より一番面白かったのは、
宮崎学+特別取材班「オフレコ!レポート!バブル再来で帰って来た「事件師」
たち 資産家もヤクザもまとめていただき!」

 これ、すごかったなあ。都心の土地がバブルになってきて、やくざでさえ食
い物にする「事件師」たちが復活しているという話で、新宿南口付近の資産家
がやられちゃった話。金があると思われたら、食いつかれて、しゃぶり尽くさ
れるのね。こいつらにかかったら、10億、20億なんてはした金で、あっという
間に溶けちゃうね。
 金持ちじゃなくてよかった。\(^O^)/

 ところで、出版社のアスコムのページ
http://www.ascom-inc.jp/top/books.html
をみても、副編集長の坂本衛のページ
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/books/offrc001.html
をみても、Vol.3までしかなくて、Vol.4がない。なぜ? なにか、圧力?^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 関東平野地下の断層群。高層ビル、高層マンションが揺れるわけ。
---
>関東平野の底は、関東ローム層の柔らかい部分を取り
>除くと、ちょうど富士山を逆さまにしたらはまるような、えぐれた形になって
>るんですって。

 時代物の小説を読んでいると、関東はかなりの湿地だったのだろうなぁ
とは思っていた。小説といえど、ある程度は調べて書いているのだろうか
らまんざら嘘ではないだろうと。
 関東は埋め立てや建物が密集してしまって、どこがどうなっているかよ
くわからないし、泥や灰の上にコンクリート塗って建てているのだから、
根本的に危ないだよ。

 田舎に住んでいた時と東京での違い。実家の地下は岩盤と聞いているの
だけど、地震が来ると何秒も前からかなり大きな音が聞こえるのね。座っ
ていても気づくくらいに。けど、東京ではそれがない。音がしても寝転ん
でいてすら揺れとほぼ同時くらいにしか聞こえない。音が途中で泥や灰に
吸収されてしまっているのかな?元々東京あたりに住んでいる人とかだと
解らないかも知れないけど、吃驚するくらい違うだよ。

> おれ、去年か一昨年、発作的に高層マンションに移り住もうかと思ったんだ
>けど、やっぱ、高所恐怖症なので止めました。\(^O^)/

 東京では民家が密着したような所が多いけど、それでも、少しでも庭が
あって、屋根が軽くて、壁が沢山ある一軒家にしたら?集合住宅だとモロ
とも、という気がする(庭があったら借りに行こっと。これが狙いか(^^;))。

                               穂高

===
標題: Re: 関東平野地下の断層群。高層ビル、高層マンションが揺れるわけ。
---
庭あるだよ、畑もあるだよ 来るかい?

> 東京では民家が密着したような所が多いけど、それでも、少しでも庭が

ああ、東京ではないなぁ、神奈川もにしのはし
                                             mtv

===
標題: 屋根が軽いと
---
 台風で屋根が飛びます。\(^O^)/
 これから、気候変動が大きくなって巨大強力台風がどんどん日本に来るだろうから、
飛ばないようにしないと。^^;
 地震にも台風にも雷にも火事にも親父にも強い家って、どういうの?
 親父は弱くなったから、どうでもいいか。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: 関東平野地下の断層群。高層ビル、高層マンションが揺れるわけ。
---
>庭あるだよ、畑もあるだよ 来るかい?

 わぁ〜いっ!庭と畑でいっ!\(^o^)/
 わし、きっともんぺだの手拭いだの長靴だのがえらく似合いまっせ。
早く庭と畑を東京さ運んで来て(箱庭不可)。まずは水を沢山撒いて、
泥団子いっぱい作って並べるぅぅ。(^o^)

                            穂高

===
標題: Re: 屋根が軽いと
---
> 台風で屋根が飛びます。\(^O^)/

 飛ばないように、showさんぶら下がってたらええだよ。(^o^)

> 地震にも台風にも雷にも火事にも親父にも強い家って、どういうの?

 建物の下に水を張って筏状にしておくだ。地震と台風は揺れを緩和し、
火事は建物の下の水を使って消しとめ、親父は建物の下の水に沈めるの。

                              穂高

===
標題: Re: 関東平野地下の断層群。高層ビル、高層マンションが揺れるわけ。
---
>  時代物の小説を読んでいると、関東はかなりの湿地だったのだろうなぁ
> とは思っていた。小説といえど、ある程度は調べて書いているのだろうか
> らまんざら嘘ではないだろうと。

 江戸はヴェネチアと同様の水郷地帯で、荷物は苫舟、人は二丁櫓や猪牙舟など
が水上交通の主流でした。いわゆる汚わい舟も、江戸湾に江戸の汚わいを流すの
ではなく、発酵した屎尿を千葉(上総の国)や荒川上流の現在の王子や板橋などの
農村地帯への肥料として運んでいたようです。

 道路上にある木戸と同様に、船改所も主要なところに設置されていましたが、
地上よりは幾分ルーズだったかも知れません。物流の中心は運河が担っていたわ
けです。たとえば千石船で大阪などから運ばれた品物は、苫舟などに移し変えら
れて宛先近隣の船着場に運ぶというような形です。

 ちなみに現在浅草寺の裏あたりは浅草田圃と呼ばれる水田地帯で、遊郭である
吉原は現在の日本橋人形町あたりに当初あったわけですが、幕府の施策によって
現在の東浅草に移転したものです。

 この移転した後の吉原は、江戸・明治・大正・昭和を通じて遊郭として有名に
なりました(昭和33年の売春防止法成立まで営業していました)。ちなみに、移
転した翌年の明暦3年には、江戸城天守閣も焼け落ちてしまったほどの明暦の大
火(振袖火事)が起きましたが、吉原は浅草田圃の真ん中に移転していたため、直
接的な被害には遭っていません。ちなみに、天守閣はその後再建されていません
から、テレビ朝日で放映していた暴れん坊将軍が天守閣を背景に馬に乗っている
姿は「真っ赤な嘘」です。
---
たま@無精庵

===
標題: Re: 屋根が軽いと
---
>地震にも台風にも雷にも火事にも親父にも強い家って、どういうの?

核シェルターを地上に並べて設置でどうでしょうか。
洪水なら浮かぶ感じで。

                    五九郎

===
標題: >早く庭と畑を東京さ運んで来て(箱庭不可)。
---

箱庭などとみみっちぃ事を。
任せなさい、8月に入ると夏休だからそのときに一区画持って行きましょう
置く場所用意できたらおしえてね。10mx20mもあれば置けるかな。
丸め、折曲、分割不可
                                  mtv


===
標題: Re: 屋根が軽いと<13762%jouwa/salon@asahi-net>
---
> 建物の下に水を張って筏状にしておくだ。

チチカカ湖でそんなの見たな。
増水も対応だし、暑いときは泳げるし、魚養殖して自給だし。
いいねぇそれ
                                            mtv

片付けたい人が居たら放りこんで置けば魚が始末してくれるし。いいなぁ

===
標題: 耐震のお家
---
>> 建物の下に水を張って筏状にしておくだ。

>チチカカ湖でそんなの見たな。
>増水も対応だし、暑いときは泳げるし、魚養殖して自給だし。

 実際のところ、水を耐震に利用したマンションは渋谷区だったかに既に
あるようです。一昨年だったかの、震度5強で鉄道などが長時間止まって
しまった地震では、マンションの住人は少し揺れたかな程度で、テレビ
のニュースを見て初めて大きい地震だったと知った人が大半だそうで。

                              穂高

===
標題: この魚って
---
>片付けたい人が居たら放りこんで置けば魚が始末してくれるし。いいなぁ

 ピラニア?

中村(show)

===
標題: Re: この魚って
---

いや、大抵の魚なら始末してくれますよ。
骨がちと問題かなぁ。
                                 mtv
# めだかだとさすがにかなり多量に飼わないと、多分。

乳の詫び状(2007/07/23)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 参院選、期日前投票行ってきました
---
 別に29日に旅行に行って不在ではないけど、話題になってるし、一度もやっ
たことがないので、期日前投票に行ってきました。あれ、一回、やったことあ
ったかな。まあ、いいや。
 府中は駅にもあるけど、おれは市役所に設けられた投票所に行きました。
 なんか、本人だという宣誓書を書きました。
 あとは、通常と同じく、投票の通知をみせて、投票用紙をもらってという流
れ。
 けっこう、投票に来てたよ。

 録画しておいた愛川欣也の「パックインジャーナル」をさっき観てたら、田
岡俊次が、近所の駅で期日前投票をやったと。たまたまやってるのを観て、の
ぞいたら、投票できるというのでやったみたそうで、これで大丈夫なのかとい
ってたのが、本人確認。
 宣誓書は書いたが、何にも本人確認なし。元々、ここで投票するつもりがな
く、たまたまのぞいた流れで投票することになったので、投票の通知ももって
きてない。それでも、本人確認なしだったそうだ。
 それで総務省に訊いたら、本人確認をどうするかは、それぞれの選管任せだ
そうで、自治体選挙ではなく、国政選挙なのに、これでいいのかと驚いていた。
 要は、住所、氏名、生年月日がそれらしい奴が、勝手に先に投票できるわけ
です。で、本来の投票日に本人が行くと、あなたはもう投票してますというこ
とになるわけ。\(^O^)/
 悪用する奴ら、組織がいそうなので、話すかどうか躊躇したけど、なんで、
これが新聞やテレビで問題視されないのが不思議だという話でしたね。

 おれは通知持って行ったから、何も訊かれなかったけど、忘れたといって、
本人確認されるかどうか試せばよかったね。\(^O^)/
 誰か、試して、報告してください。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「投信バブルは崩壊する!」「行動経済学」「実験経済学入門」
---
 世の中、投信ブームだそうで、カモがいっぱいひっかかってるわけですね。
そんな人には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4584121559/showshotcorne-22/
須田慎一郎著「投信バブルは崩壊する!」
をどうぞ。
 おれは、山崎元が、以前から、(少なくとも日本の)投資信託は損だと書き続
けていたのを読んでいたし、週刊ダイヤモンド2007/06/16の特集「丸ごと一冊
 投信・預金・保険 金融商品の罠」でも、同様の指摘があったので、興味は
ほとんどないが、世の中、グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)が、
バカ売れして以後、毎月分配型というのがいっぱい出たんだってね。
 毎月分配型は、合理的に考えればそれだけでも損なのに、安心だからといっ
て、みんな毎月分配型に群がっていて、これ、素人、早い話が金融知識ゼロの
バカはいいようにカモられる典型なんですってね。
 これ、行動経済学の知見を、金融商品を売りつけるほうは、しっかり消化し
て応用している例ですね(このことは、山崎元も以前指摘していた)。一般人は
知らないからバカ状態でカモになるわけです。

 昨日かな。たまたま放送大学にチャンネルを回したら(いや、何度かいって
ると思うけど、この言い回しはもう通用しないことくらいわかってます(笑))、
計量心理学という講義の最終回をやっていて、途中から観たけど、行動経済学
のプロスペスト理論なんぞをやっていた。
 計量心理学というジャンルがあることを初めて知ったが、わかりやすく面白
かった。この講義で思い出したのが、以前、読んだ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033547/showshotcorne-22/
友野典男著「行動経済学 経済は「感情」で動いている」
 これは、行動経済学入門用に、新書にしてはみっちり書いてあって、いいと
思った。

 友野典男は、 以前指摘した「スティグリッツ経済学」でいい加減な仕事を
した早稲田の藪下史郎の弟子みたいなのでヤバいかと思ったら、杞憂だった。
^^;
 文句があるとすると、参考文献をずらずら並べるくらいなら、索引をちゃん
と付けてほしい。
 日本の本はほんと索引を付けないことが多い。特に新書や文庫はね。
 昔と違って、いまはコンピュータで索引付けなんて簡単になったんだから、
付けるべきだよ。付けてない本は、著者と編集者の手抜き。非難していい。

 行動経済学とどうジャンル分けされているのか、おれにはよくわからないけ
ど、実験経済学ってありますよね。
 実験経済学の単行本はぱらぱらまくったことがあるんです。蔵書を探すのが
面倒なので、amazonで、実験経済学で調べたら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822245047/showshotcorne-22/
ロス・M・ミラー著, 川越敏司, 望月衛訳「実験経済学入門~完璧な金融市場へ
の挑戦」
くらいしか、当てはまるのがない。でも、この本じゃないような気もするし、
http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/contents/m_4822245047.html
で、目次をみると、これだったような気もする。^^;

 最初の経済学に興味をもったとき、経済学コミュニティには、「経済学は実
験ができない」なんて言い方が流布しているというので、おれは、それだけで
学者や研究者失格と思った。
 おれは、経済学の実験は、人権のない独裁国家なら可能。よって、北朝鮮は
実験経済国家として生き残ると思っている。\(^O^)/
 ブッシュはアメリカの経済学の優位性を保つために、北朝鮮を実験経済国家
として残したいので、北朝鮮と手を組むなどと、以前からわめいていたので、最近
の米朝接近は、さもありなんです。\(^O^)/
 小泉と安倍ちゃん、アメリカにあんなに擦り寄ったのに、はしごはずされて、
日本は孤立しちゃいそうだね。

 ついでにマスコミに苦言。
 米朝会談などと、人間国宝である落語家、桂米朝師匠を呼び捨てにするとは
けしからん。\(^O^)/
 ちゃんと人間国宝桂米朝師匠会談と報道しなさい。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 年金、田原総一朗、COBOLが悪い発言
---
 先週か先々週かのテレ朝「サンデープロジェクト」で、年金と社会保険庁の
問題にからんで、田原総一朗が、「COBOLなんか使ってるから、社会保険庁は
だめなんだよ」と発言したそうです。
 ばかー。田原、お前、COBOLに謝れ。\(^O^)/
 お前みたいに何も知らないくせにテキトーにテレビウケだけ狙って断定して
しまう自称ジャーナリストがいるから、日本はだめなんだよ。
 COBOLが問題の本質じゃないだろ。田原のバカはほんと直らないね。
 社会保険庁がだめなのがCOBOLのせいなら、田原、お前がだめなのは、お前
の脳みそがCOBOLで書いてあるからだ。\(^O^)/
 COBOLをナメてると痛い目に遭うぞ。
 RISC以前のCISCのプロセッサは、多かれ少なかれ、究極のCISCといわれた
VAX-11に代表されるようにCOBOL向けアーキテクチャだったんだし、いまの
COBOLはオブジェクト指向もありなんだぜ。田原、お前より、よっぽど真面目
に時代に向き合ってきたし、いまも向き合ってるし、これからも向き合ってい
くんだよ。
 おれら学生のころは、COBOLを知らないアーキテクトやソフト屋は信用でき
ないといわれたりもしたんだぜ。世の中の大半を動かしているのは、実は
COBOLなんだから。逆方向でいえば、Lispを知らないアーキテクトやソフト屋、
特にソフト屋は信用できないのと同じね。
 江田けんじも、「社会保険庁のシステムは、レガシーだから」なんていって、
暗にメインフレームがだめみたいなことを言ったらしいが、これも変な話だよ
ね。
 メインフレームがだめなんじゃなくて、だめなメインフレームがだめなだけ。
それはオープン系だって一緒だし、Web2.0だって、出来のいいのとクズなのが
あるだけのことなのにね。
 問題の本質をえぐるより、隠してしまうこういう発言が垂れ流される報道番
組のレベルってのは、ジスイズジャパンなんだね。どこにジャーナリズムがあ
るの?

 それにしても、田原発言に怒って、COBOLが反乱を起こしたら、世の中一体
どうなるんだ。考えただけで、恐ろしいぞ。\(^O^)/
 まあ、基幹系の主流はCOBOLだから、全世界の政治経済は大混乱だね。\(^O^)/

 年金の話だと、今週出る週刊ダイヤモンド2007/07/28号、林操「ベストセラ
ー通りすがり」で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061497642/showshotcorne-22/
社会保険庁有志「年金をとりもどす法」
が採り上げられていて、これ、未納三兄弟などと騒がれたあと、2004年12月に
初版が出たもので、宙に浮いた年金記録、仕事をしない職員、責任を取らない
幹部、バグだらけのシステム、場当たりの対応、NTTデータ系や日立系との癒
着など、いま表面化した問題が全部指摘してあるそうです。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/cover/lifetimemoney2/070717_3rd/
ビジネスパーソンの年金 なるべく支払わない改正進む
もどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に
---
 BSEの世界的権威である山内一也東京大学名誉教授の
http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20070711-00000000-nkbp-bus_all.html
牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に
がありますね。
 科学が政治の道具、というよりずっと下に扱われている現状がよくわかりま
す。
 国民の健康や安全より、アメリカのご機嫌伺いだけだもんね。
 ミサイル防衛だって日本の防衛じゃなくて、アメリカの防衛のためにやって
るとしか思えないし、逆にショバ代取らないといけないはずなのに。\(^O^)/
 なぜ、それを新聞やテレビは伝えないのか。日本を守るためという政府説明
を垂れ流しているだけですよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 読売新聞大阪本社社会部、黒田清関係
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/17/1659877
選挙前に読みたい「政党が操る選挙報道」「官僚とメディア」「戦争広告代理
店」 
で、大阪読売新聞社会部関係の本が探せなかったと書いたら、角田さんからコ
メントがあって、読売新聞大阪本社社会部などで探さないといけなかったのね。
 ありがとうございます。
 そうそう、「窓」。これは全巻読んだはず。ほかにも1980年代前半当時の黒
田軍団の仕事はだいぶ読んだ気がします。
 これもたしか読んだような気がする、亡くなった本田靖春さんの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J7CJ08/showshotcorne-22/
本田靖春著「ちょっとだけ社会面に窓をあけませんか―読売新聞大阪社会部の
研究」
って、6700円もするのね。元は単行本で1500円くらいだったはずだから、すご
いね。
 ジャーナリスト本田靖春さんの人気ということなんでしょうか。

 読売新聞大阪本社社会部の黒田軍団が、ナベツネに潰されていく様は、黒田
さんたちの著作にもあったと思うが、やはり、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062738112/showshotcorne-22/
魚住昭著「渡邊恒雄 メディアと権力」
が出色だろう。読売新聞という大企業内の権力闘争がよくわかるし、日本の新
聞社が抱えている問題、これは読売だけじゃなくて朝日も含めて、よくわかる
よ。
 この辺の話は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/04/1484067
この本が面白い「徴税権力」「メディア・バイアス」「官僚とメディア」
に書いた。
 おれが昔読んだのは単行本だけど、文庫は、玉木正之との白熱対談が収録さ
れているんだね。なんかお得感があるなあ。

乳の詫び状(2007/07/19)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 第三者委員会は、fMRIを装備せよ\(^O^)/
---
 年金保険料を納めた証拠がなくても、人柄までみて年金を支給するなどとい
って、失笑を買っていますが、第三者委員会は、ウソを破るためにfMRIを装備
せよ。\(^O^)/
 嘘をつくときは、脳の特定部位が活性化するのがfMRIでわかるという話をど
こかで聞いたか読んだことがあったんですよね。それで調べたけど、どの部位
だったか、よくわからん。とりあえず。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0312/sp_05.html
日経サイエンス2003年12月号 P. ロス「心を読む機械」
http://www.yamaguchi.net/archives/000811.html
究極のウソ発見器?
をどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/kose1953/e/effb122766e028c28e61f03c6dff59df
MRIのすべて(all about MRI)
をみると、fMRIは、小川誠治氏による発明なんですね。知らなかったか忘れて
た。^^;
 fMRIってほんとすごいですもんね。そんな発明をした小川さんって、人類へ
の貢献度大ですね。

 あと、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/13/
Re: 年金問題そもそも
で、第三者委員会への申し込みは全部受け付けられるみたいと紹介したけど、
数日前のTBS ニュース23だったかな。
 ある男性が、申し込もうとしたら、社会保険事務所が「受け付けられない」
の一点張りで、男性が窓口で怒っている模様が流れていました。最後には、社
会保険事務所は受け取ったそうですが。
 その後、その男性は、これまでやりあってきた相手(社会保険事務所)が受付
窓口なので、信用できんなどといってた。
 人柄をみる第三者委員会に対して、社会保険事務所は、この人は人柄が悪い
と報告するんでしょうかね。^^;
 それでこの人アウトだろう。\(^O^)/

 ま、なんにせよ、fMRI関連企業の株を買っておけば値上がり確実。\(^O^)/
 ないない。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 社保庁が買い占めた厚生年金保険制度回顧録
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/13/1649723
Re: 年金問題そもそも
の
--- ここから ---
>> まるで、将来の年金支給はどうでもいいから保険料だけ集めてしま
え、と制
>>度設計

> 惜しい、まだ踏み込みが浅いな。

>「将来の年金支給はどうでもいいから保険料だけ集めて、おれらだけで使
って
>しまえ」という制度設計が正解です。\(^O^)/
--- ここまで ---
に、jouwa/salon #13731で、つばめどんから、
--- ここから ---
それでは国家的詐欺ではないですか:-P
国民年金の徴収率が悪い?厚生年金から補填しておけ!
というのもなんか詐欺くさいけど。
--- ここまで ---
という書き込みがありましたが、ほんと最初から国家詐欺の制度設計であるこ
とがわかっています。\(^O^)/

http://zara1.seesaa.net/article/45616414.html
社保庁が買い占めた本 厚生年金保険制度回顧録
をみてください。
 この「厚生年金保険制度回顧録(社会保険法規研究会)」は、数年前のグリ
ーンピアをはじめとする年金保険料の無駄遣い問題で、テレビなどでも話題に
されていました。これには都合の悪いことが赤裸々に語られているというので、
社保庁が買い占めているということなんですね。
 ほぼ全発行部数に当たる1300冊(611万円)だそうですが、これも年金保険料
を使って買ってるんですね(怒)。\(^O^)/

 上記リンクにある初代厚生省年金局年金課長の花澤武夫の証言の引用を、さ
らに引用すると、
「すぐ考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。この資金があれば、一流の
銀行だってかなわない。これを、厚生年金保険基金とか財団というものを作っ
て、その理事長というのは、日銀総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省
の連中がOBになった時の勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと。金融
業界を牛耳るくらいの力があるから、これを必ず厚生大臣が握るようにしてけ
ればならない。」
「年金を支給するには二十年もかかるのだから、その間、何もしないで待って
いるという馬鹿馬鹿しいことを言っていたら間に合わない。そのためにはすぐ
に団体を作って、政府のやる福祉施設を肩替りする。」
「年金保険の掛金を直接持ってきて運営すれば、年金を払うのは先のことだか
ら、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない。」
「何しろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって、将来みんなに支
払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまで
の間にせっせと使ってしまえ。」

 「どんどん使ってしまっても構わない」「それまでの間にせっせと使ってし
まえ」というところからして、最初から詐欺を計画していたことが明らかです
ね。\(^O^)/

http://www.pot.co.jp/nenkin/archives/2004/09/14/rj5
【読みもの】年金を考える 年金問題の本質は、積立金の管理形態だ〈国家主
権か、国民主権か〉
にも同様のことが書いてありますね。書いたのは、保坂展人ですね。彼は年金
に関して、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000093371/showshotcorne-22/
保坂展人著「年金を問う―本当の「危機」はどこにあるのか (岩波ブックレット) 」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4939015661/showshotcorne-22/
保坂展人著「年金のウソ―隠される積立金147兆円」
を出していますね。
 年金問題をずっと追ってきたジャーナリストといえば、岩瀬達哉さんですが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062117975/showshotcorne-22/
岩瀬達哉著「年金大崩壊」
は、いまamazonだと品切れでプレミアがついてますね。
http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/nenkin/
をみると、1680円なのに、高いと3000円近い。みんな、読みまくっているんで
しょうか。^^;

乳の詫び状(2007/07/18)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 竹内薫著「はじめての数式処理ソフト」
---
 どうやら、これ↓が
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062575604/249-7865941-1437921
竹内薫著「はじめての数式処理ソフト CD-ROM付 (ブルーバックス)」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/04/1368395
竹内薫さんのMaxima本 
で出てきた、情報省のスパイから報告にあった
「竹内薫さんも、近々、ブルーバックスから「MAXIMAで描く物理の世界」
 をだされる予定だそうです。」
という本みたいですね。
 さっそく注文するかな。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 関東平野地下の断層群。高層ビル、高層マンションが揺れるわけ。
---
 今日のフジ、とくダネ!の冒頭で小倉さんが、長周期振動によって、高層ビ
ル、マンションは危険という話をしていて、その中で、前日?来た専門家の、
関東平野はプリンみたいなもんで、プリンだと揺れが長く続くという話をして
いました。
 今回の柏崎の大地震でも、東京の高層ビルが非常に揺れて怖い思いをしたと
いう話がありましたが、関東平野の底は、関東ローム層の柔らかい部分を取り
除くと、ちょうど富士山を逆さまにしたらはまるような、えぐれた形になって
るんですって。そこに、柔らかい堆積層が載っているので、ほんとにプリンの
上に高層ビルを建てたようなもので、揺れが強く長く続くんだそうです。
 これがつい最近わかったこと。わかったきっかけは、3年前の中越地震で、
遠く離れた関東平野が予想以上に長く強く揺れたこと。
 この辺の詳しいことを知りたい人は、日経サイエンス2006年7月号
http://www.nikkei-science.net/modules/flash/index.php?id=200607_034
高橋雅紀「関東平野の地下に潜む断層群」
をどうぞ。要約は無料で読めます。
 もう内容ほとんど忘れたけど、著者の高橋さんは、20年以上、かけて地道
な調査を積み重ねて、関東平野の底の様子を解明してきて、さらに3年前の中
越地震でのデータが大きく貢献したようですね。
 それと、関東平野だと従来のモデルより1.5倍から1.7倍くらいだったかな、
それくらい強く揺れることがわかったので、従来の耐震基準で建てられた高層
ビルや高層マンションは危ないという話があったと思う。いま建ってるのは、
改修工事とかできるのかな。
 あと、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/topics/bn0604_1.html
2006年4月号 News Scan
にある「日本最大の断層 関東平野地下にも確認」もどうぞ。

 おれ、去年か一昨年、発作的に高層マンションに移り住もうかと思ったんだ
けど、やっぱ、高所恐怖症なので止めました。\(^O^)/
 ただでさえ高いところ怖いのに、揺れたらもっと怖いわ。

乳の詫び状(2007/07/17)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 選挙前に読みたい「政党が操る選挙報道」「官僚とメディア」「戦争広告代理店」
---
 今週の週刊ダイヤモンド2007/07/21、林操「ベストセラー通りすがり」で、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/08/1492136
魚住昭著「官僚とメディア」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047100897/showshotcorne-22/
魚住昭著「官僚とメディア」
が紹介してあって、いま8万部売れていて、この手の本としては結構なヒット
だと書いてあった。
 で、「官僚とメディア」とともに、選挙前に読んでおきたい本として、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203972/showshotcorne-22/
鈴木哲夫著「政党が操る選挙報道」
が挙げてあった。
 感想や目次を見ると、面白そうですね。いまの世の中、自分で考えない奴が
どんどん増えていて(考えない奴と考える奴の格差拡大(笑))、情報操作ってほ
んと簡単になってるのが、これでもわかる。
 実は、これ、情報省の仕事です。情報省って、すごいでしょ。\(^O^)/

 「政党が操る選挙報道」は日本だけの話だが、世界レベルだともっとすごい
んだよね。
 ボスニア紛争で広告代理店が暗躍した様を活写したのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062750961/showshotcorne-22/
高木徹著「ドキュメント 戦争広告代理店」

 これも情報省の仕事なんだよね。ほんと、情報省って、すごいでしょ。\(^O^)/

 いまみたいにジャーナリズムが衰弱して、インターネットで玉石混交の情報
が飛び交う状態だと、新聞やテレビの報道に対して受け手責任は大きいのよね。
 弾さんが、朝まで生テレビに出たとき、受け手責任のことをいったら、ネッ
ト嫌い、オタク嫌いの大谷昭宏が色をなして、「受け手責任なんてふざけるな」
と怒鳴っていたが、おれは、これが庶民の目線からの報道で熱い支持を受け、
そして、ナベツネ(渡邉恒雄)が読売の独裁者となっていく過程で潰されていっ
た大阪読売新聞社会部、黒田清が率いていた通称黒田軍団の若頭だった大谷昭
宏がいうことか、あの世で黒田さんが泣いているぜと思いましたね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/黒田清

 amazonで探しても、黒田さんの本もだんだん入手しにくくなってるみたいね。
20代の頃、府中の図書館にあった大阪読売新聞社会部の記事をまとめた本を
読みまくったけど、amazonにはないみたいね。探し方がわるいのか。

 ま、こうやって紹介しても、読む人は、もともと意欲やリテラシーが高い人
で、情報操作されるような連中は読まないから、ますます情報操作しやすくな
るんだよね。そして、格差拡大につながっちゃう。
 努力した奴がどんどん社会の中で有利なポジションにいくこと自体は、全然
問題じゃないけど、底上げが進まないと、国際的には日本沈没だもんね。

乳の詫び状(2007/07/16)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 松本清張記念館開館9周年記念、筒井康隆講演
---
 もう流れに任せて、筒井康隆情報をもうちょっと。
 北九州市の小倉城のところにある北九州市立松本清張記念館が、開館9周年
になるというので、それを記念して、筒井さんの講演会があります。詳しくは、
http://www.kid.ne.jp/seicho/html/zigyou/kinen.html
をどうぞ。
 演題は「小説とは何か」だそうです。
 この時期、九州にはいるんだけど、小倉にこの時間に行けないのよね。残念。
 なお、筒井さんのスケジュールや関連情報は、
http://d.hatena.ne.jp/flow2005/
筒井康隆氏についての…
が銀河一早くて銀河一正確です。
 こんなのできるのは、あの人以外あり得ない。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 高校生のための文章読本
---
 さっき、tti/salonに書いた「アニメ「時をかける少女」と「ダンシング・
ヴァニティ」」を表にアップした。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/16/1658841
アニメ「時をかける少女」と「ダンシング・ヴァニティ」

その流れで、やっと謎が解けたことがあったのを思い出したのでメモ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo75.html
乳の詫び状
の一番下のほう、乳の詫び状(2004/01/06)の「標題: あらすじ本」で、
--- ここから ---
 書名は忘れたけど、高校生向け?の名作のさわりと解説が載っている本があ
って、それでボルヘスの「砂の本」の一部が引用されていて、それ読んですご
い衝撃を受けて、以後、ボルヘスいくつか読みました。もう内容忘れたけど
(爆笑)。
 あのころは、筒井康隆さんもラテン文学にはまっているころだったと思う。
筒井さんのエッセイに影響されて、マルケスなども読んでたけど、ボルヘスは
名前だけ知っている状態で作品は読んだことなかったんです。
 そこにあの解説書が偶然登場して、ボルヘスを読んだというのは、ぼくの人
生のラッキーの1つですね。
--- ここまで ---
と書いた、「書名は忘れたけど」という本は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917047/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための文章読本」
です。
 これはほんと読んだほうがいい。凡百のあらすじ本なんか読むよりずっとい
い。
 今回初めて知ったけど、これ「高校生のための」3部作になってるんですね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917055/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための批評入門」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480917098/showshotcorne-22/
梅田卓夫, 清水良典, 服部左右一, 松川由博編「高校生のための小説案内」

 「高校生のための批評入門」には、山下洋輔さんの文章も収録されているみ
たいですね。おれ、もう、洋輔さんの文章、大好きなんですよ。筒井さんの流
れで知ってハマりましたもんね。平岡正明さんもそう。
 何度も書くけど、初めて読むという行為の深さを思い知らされたのが、この
お二人のエッセイや評論。18歳か19歳くらいのとき、おれは銀河一の筒井
読みだなんて思い上がっていたのを完膚なきまでに叩き潰してくださったのが
お二人です。今、振り返っても、まだ若いときに、叩き潰されてほんとラッキ
ーでした。

 ブログで、山下洋輔、平岡正明の読み筋に言及しているのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/08/397769
Re: 京王線で人身事故&閉じ込められたときのウンコとシッコ 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/11/07/690490
伸びない典型
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/30/1152747
世界最長手数詰将棋
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/24/1462603
トゥモロー・ワールド

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/16/1658841
アニメ「時をかける少女」と「ダンシング・ヴァニティ」
で言及したマジック・リアリズムについては(ブログを始めるのは、
2005/02/24だから、ウェブのほうです)、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo88.html
乳の詫び状(2005/02/06)
の「標題: 宇宙消失」の項を読んでください。
 ガルシア・マルケスもいいですよ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/04/63375
反小泉ブログいろいろありますね
で、「百年の孤独」について言及してますね。反小泉ブログから、どうして
マルケスにつながるのか。我ながら、訳がわからん。\(^O^)/

 後に、銀河一の筒井康隆研究家である平石さん、尾川さんと実際に知り合え
たのも、我が人生の大きな喜び。このお二人も、また、とんでもないんです。
\(^O^)/
 筋金入りの筒井ファンとはどういうことなのか、思い知らされましたもんね。
あきれるよ、ほんと。

ASAHIネットのtti/salonから。

標題: アニメ「時をかける少女」と「ダンシング・ヴァニティ」
---
 以下は、ASAHIネットのtti/salon(筒井康隆会議室)に、2007/07/05に書いた
ものですが、まもなくアニメ「時をかける少女」が地上波で放映されるという
ので、その前に転載します。

 恥ずかしながら、慣性疲労、もとい、完成披露からちょうど1年。さっき、
やっとアニメ「時をかける少女」を観ました。
 「まだ観てないの? 早く観なよ。いいよ、いいよ」という平石さんのいう
ことを聞いておくべきだった。もっと早く観るべきだった。
 ぼくは、NHKのドラマ「タイムトラベラー」世代で、ドラマをリアルタイム
で観たあとは、大林宣彦監督、原田知世主演の実写版「時をかける少女」も観
ていません。DVDは畏れ多い方から頂戴しましたが、筒井康隆全集同様、引退
するまではと封印したままです。\(^O^)/
 何? タイムトラベラーを知らない? では、
http://www2.plala.or.jp/ARGONAUTS/time/index.html
タイムトラベラー
をどうぞ。

 ともかく、今回、ざっと35年ぶりに「時をかける少女」と再会?したことに
なります。
 観終わって、思いました。筒井文学を解明するには、筒井康隆が生み出す時
空構造を解明しないとだめじゃないかと。
 いまさらこんなことに気づくのは、はっきりバカなのですが、思えば、江戸
川乱歩が激賞し、実質デビュー作となった「お助け」以来、「時をかける少女」
といい、「虚人たち」といい、連載中最新作「ダンシング・ヴァニティ」とい
い、小説の中で時空をどう扱うか、ずっと闘い続けてきた作家なんだと改めて
わかりました。
 文芸評論家がやるような自然言語による解明は求めません。\(^O^)/
 もっとフォーマルな数学的なモデルによる解明を求めます。誰か頭のいい人、
理論物理学者よ、筒井作品の時空モデルを作ってくれ。\(^O^)/
 そしたらプログラムできるし、パラメータを変えて作品に何が起きるか、動
的に何度もシミュレーションができ、筒井文学の時空構造を解明する手がかり
になる。\(^O^)/
 途中からそんなことばかり考えていて、気がついたらラストで泣いていまし
た。\(^O^)/

 「ダンシング・ヴァニティ」は第1部だけしか読んでおりません。第2部は
買っておりますが、第4部まであるというので、一気読みできるまで待とうと
思って読んでおりません。
 なぜ、第1部だけは読んだかというと、tti/salon 2006/11/21の#18715で笑
犬楼様が、「ダンシング・ヴァニティ」の存在は、現在、「新潮」編集長のヤ
ノヤさんとshowさんしか知らないなどとお書きになったので、読んでないとま
ずいなと。
 当然、話は勝手に膨らんで「showさん、出版前に筒井家に盗みに入って盗ん
で読んだんだってね。どんな感じ?」と人に聞かれるに違いないので、答に窮
してはまずいと思ったのです。
 あれ? どんな作品か答えてしまったら、やっぱり盗んだということになる
のか。そっちのほうがずっとまずいな。^^;

 ま、とにかくですね。第1部は、一読、これ、カオス理論の小説化と思った
んです。
 簡単なパターンを繰り返してるように思えて、突如、予測不可能な動きにな
ってという構造そのものが、カオスじゃないかと。
 カオスやカオス理論をご存じない人は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/カオス
をどうぞ。
 このちょっとずつ違う繰り返しは、盗作を防ぐ効果もあるとも思いました。
盗作する場合、そのままもあるけど、多くは、ちょっとだけ変えますよね。そ
れを作者自ら何パターンもやってしまっているので、盗作するほうがあきらめ
るんじゃないかと。^^;
 それと場面転換の手法や息子がマンションから飛び降りて無限に落ちていく
ところなど、かつて筒井さんがはまったラテンアメリカ文学のマジックリアリ
ズム的なものを感じつつ、しかし、当時より、さらに洗練されて、自然に思い
ました。こっちも筒井作品に鍛えられたせいで、当然のことのように自然に受
けて入れています。もはや、構えてかけられている技ではなく、気がついたら
かかってる技になってますね。というか、技にかかっているとも意識しないほ
ど自然に3カウントのフォール負けなのか。
 ほかにも、「シャボン玉ホリデー」やタモリの「今夜は最高!」(高平哲郎
さんですね)などの音楽バラエティを思い出したり、軍隊のシーンからは、三
島由紀夫を考えたり、いろいろ刺激的でした。
 例によってどう読んでいいかわからない名前の登場人物の1人、功刀さんの
仕草からは科学忍者隊「ガッチャマン」を思い出したりもしました。
 と思えば、時代小説だし、日本美術情報小説だし、この先、第2部になれば、
もっと話がややこしくなるだろうし、どうやってまとめるつもりなんだなどと
思いつつ、人間の脳は、同時多発的かつ瞬間的に無限とも思えるほど深く多く
のことを想起してしまうので、さらにいえば、認識されない無意識の部分まで
あるので、ある時点での筒井さんの脳の状態を小説にそのまま投射しようとし
たら、こういう書き方をするのが必然とも思えてきます。
 とにもかくにも、こちらの脳も感応して、いろんなことを同時多発的に考え
てしまう小説でした。
 あ、まだ連載中だし、第1部しか読んでないので、過去形はまずいか。^^;

 ってなことを、「ダンシング・ヴァニティ」第1部を読んだときに思ったの
ですが、アニメ「時をかける少女」を観て、そういうのはもはやどうでもいい。
 結局、時空構造が問題ではないか。
 小説は表現上は1次元世界。文字の1次元的な並びでしかない。筒井康隆は、
そこにどう時空を折りたたむか、それにずっと挑戦してきた作家だと、改めて
思ったわけです。
 ちなみにホログラフィは、2次元で完全に3次元を再現できます。1つ低い
次元で3次元を表現できます。筒井康隆は、1次元でもっと高次元なものを再
現しようと挑戦してきたとも思ったのです。そして、それを可能にするメカニ
ズム、時空構造はどうあるべきか、誰か頭のいい人、数学的なモデルを作って
くれと。こういう思いなのです。

 ホログラフィといえば、理論物理学や宇宙論の最前線は、素人には、トンデ
モにしか思えない世界に突入していて、ホログラフィック宇宙論というものが
あって、我々の宇宙の時空は、どこかにある低次元の影絵に過ぎないのではな
いかというものもあります。ホログラフィックならぬホラグラフィック宇宙論
というダジャレしか思いつきませんが。^^;

http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0602/gravity.html
重力は幻なのか? ホログラフィック理論が語る宇宙
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0311/hologram.html
ホログラフィック宇宙

 時空の話でいえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
という本が出てまもないのですが、これ、我々の宇宙は、4次元時空(空間3
次元+時間1次元)だけではなく、さらに余剰次元があるという理論の一般向
け解説書で、著者が最前線の理論物理学者かつ美人ということもあって、全米
ベストセラーになった本です。
 物理学者の夢である究極の万物理論と期待されている超ひも理論(超弦理論)
では時空の次元は11次元あるなどという説もありますが、そんな超ひも理論の
解説も入っています。

 そういえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000D8RO4/showshotcorne-22/
メメント
という映画は、時間をぶつ切りにして逆転させることで、非常にスリルあふれ
る作品になっています。
 ぼくの場合、観ていたとき、記憶を保てない主人公同様の状態になって、
「未来」に何が起こったかを思い出すのに、DVDで何度も、我々の時間では過
去になる「未来」に戻らないといけませんでした。^^;

 以上、アニメ「時をかける少女」から、発作的に思ったことの羅列でした。
 これらは瞬間的に脳の中に出てきたけれど、それを文章にまとめるまで1時
間半もかかってしまいました。
 こういう脳との入出力をもっと改善すると、人類は劇的にすごいことになる
だろうと思う反面、この非効率が、書くほうにとっても読むほうにとっても小
説の醍醐味を支えているのだろうとも思います。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000MEXAOC/showshotcorne-22/
アニメ「時をかける少女 限定版」DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041305217/showshotcorne-22/
筒井康隆著「時をかける少女 〈新装版〉」

乳の詫び状(2007/07/15)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: TextPorter, XSL Report Designer, PDF Driver
---
 宣伝です。
 さっき、MS Watch
http://www.antenna.co.jp/AXX/
TextPorter
のバージョンアップをお知らせしましたが、
http://www.antenna.co.jp/designer/
XSL Report Designer
http://www.antenna.co.jp/pdv/
Antenna House PDF Driver
もバージョンアップしています。

 アンテナハウスのPDF関係はいま、J-SOX対応がらみで、てんてこ舞いです。
^^;
 J-SOX関連のセミナーって、いま、バブルですよね。1人5万円、10万円
と取って、ばんばんやってますね。上場企業は全部来年4月から全部J-SOX対
応にならないといえkないので、いま、それでてんてこ舞いのところ多いみた
いですね。
 週刊ダイヤモンドでも以前、J-SOX地獄という特集があったし。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 政府調達の基本指針で、MS Officeは打撃?
---
 ひこさかさん。遅くなってすみません。2007/07/08のメールだから、1週間
遅れかな。

--- ここから ---
中村様

久々に、マイクロソフト日本法人、大ダメージです。
僕もボーっとしていたので、こんな強烈なものが
出てたの知りませんでした。以前から官公庁のDOCなファイルが
ウザーと思っていたので、なかなかヤルじゃん総務省って感じでした。
中村先生のページに出てこないんで あり? と思ってメールしました。

たしか客先で見ましたが、M$ Office2007、ダメすぎです・・・。
ドキュメント生産工程的には、過去からの手順的継承がむつかしい。
あれじゃ老人^H^H天国^H^H日本の役所が怒るの無理ないでしょう。
Ooo推進派の私としては、頑張って営業しましょうって感じです。

ここでマイクロソフトが逆ねじを喰わせて来るのでしょうから、
逆転されないよう、とどめの一撃でも呉れてやってください。

                    ひこさか
--- ここまで ---

 ひこさかさんのメールの中の言葉を解説すると、
「Ooo推進派」のOooは、OpenOfficeのこと。
http://ja.openoffice.org/
OpenOffice.org日本ユーザ会
参照。
「こんな強烈なものが」というのは、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070410/267874/
「政府調達の基本指針」策定 日本のオフィス・ソフトは変わるか
のこと。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/30/1544757
マイクロソフトは死んだ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/01/1547351
Re: マイクロソフトは死んだ
でも書いたように、もはやMS(マイクロソフト)にほとんど興味がないんですよ。
 だから、政府調達がどうのこうのといっても、まあ、どうでもいいかなと。
 大体、日本政府は、以前から経済産業省を中心にオープンソース推進に舵を
切ってるし、日中韓共同でプロジェクトもやってるし、それで心配したビル・
ゲイツが来日したときに自民党に説明にまで行ってるわけで、その話は、以前
書いた気もします。

 これに関係した話は、スラドJにもあって、NHKがこのニュースを流して、
MS Officeが打撃を受けるかのようなニュースを流して、MSKK(マイクロソフト
日本法人)が反論するということもありました。

http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=07/07/03/0952214
国がWordを買えなくなるというNHKガセ報道にみる「オープンな標準」の違い

 この前の九大の講義では、OpenOfficeのプレゼンツールImpressを使いまし
た。おれ、自分じゃ、1回もPowerPointで資料作ったことないんです。元々
HTMLくらいでしか作らないからね。あと、高橋メソッドでやったこともあった
し。
 でも、今回、九大の伊都キャンパスという新キャンパスでやることだし、
OpenOfficeも使ってみるかと思って、使いました。

 あ、2.2.1が出たばっかりなんだ。上記OpenOffice.org日本ユーザ会からも
ダウンロードできるけど、ぼくが代表をやらせてもらっているRing Server 
Projectでもミラーしているので、
http://www.ring.gr.jp/archives/misc/openoffice/localized/ja/2.2.1/
からダウンロードできるはず。できなかったらすみません。^^;

http://ja.openoffice.org/cdrom/index.html
かもめ焼きプロジェクト
は、
http://openoffice.e-trees.jp/cdrom/
で、
http://e-trees.jp/
の、ハードウェアウェブサーバ(ウェブサーバが全部ハードなので超高速)で配
布していたけど、2.1.0という古いものですね。Newsも「2006/02/06 
OpenOffice.org 2.1.0CDリリース」が最後だから、もうプロジェクトは休止状
態なんですかね。

 で、宣伝させてもらうと、アンテナハウスのテキスト抽出ツール
http://www.antenna.co.jp/AXX/
TextPorter
は、Office2007に対応しました。OpenOfficeのODFに未対応なので、需要がな
いからです。対応を希望する人は、アンテナハウスにご連絡ください。ぼくに
メールしたり、ブログにコメントしてもいいですけど。

乳の詫び状(2007/07/14)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 食糧危機の足音高まる
---
 来週発売の週刊ダイヤモンドが来ましたが、特集は、「食卓危機」です。
 世界で買い負ける食糧と水
 マグロ、マヨネーズだけじゃない あらゆるものが値上がり
 バイオ燃料ブーム 中国爆食で広がる「食卓格差」
 自給率アップは可能か 自民vs民主 農政改革の行方
 日本が飢える? 農水省「食料安保」の衝撃シミュレーション
 年間640億トン! 日本は世界最大の「仮想水」輸入国
 700〜6000円! 町ごとにこんなに違う水道料金の謎
などの文字が表紙を飾ってます。
 仮想水については、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/18/1415577
水文学(すいもんがく) 
で紹介したので、参考にしてください。

 ま、食糧危機の足音は高くなってるもんね。遺伝子組み換え食品は食べない
なんて、甘ったれたことは、下手すると数年でいえなくなるかもね。
 っていうか、実はとっくに遺伝子組み換え食品を食いまくってるけど、みん
な、気づいてないだけもんね。加工されたものは輸入OKだから。

 柳澤大臣の「女は産む機械」発言のとき、どこの党だか忘れたが、年配女性
議員が、「もう年で子供産めなくなった私は、産業廃棄物でしょうか」などと
街頭演説していたが、ばかーと思ったね。
 産業廃棄物じゃないよ、食料だよ。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDY8/showshotcorne-22/
スーパーサイズ・ミー
でも、卵を産まなくなった廃鶏や老鶏といわれる鶏を粉砕して粉にして、あれ
これやって添加物ぶっかけて食えるようにして、いままで捨てていた卵を産ま
ない鶏から金を産むようになった話が出てくるもんね。
 何のことかわかりますか?
 実は、これ、チキンナゲットのことです。
 遺伝子組み換えがいやだとかいってると、人間も食料にしないと人類が生き
残れないんじゃないか。人間は自然のものだから、自然好きの人は食えるはず
だよね。\(^O^)/

 自然を大切に、地球を守ろうなんて、勘違いをしている思い上がった人間が
多くて困るが、数回、日経サイエンスの記事を紹介したように、海が死に始め
てるわけで、人類がコントロールできない地球の変動が大きくなれば、子供の
ころ観て衝撃を受けた映画「ソイレント・グリーン」の世界は案外近いなと思
うもんね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000F3N6C6/showshotcorne-22/
ソイレント・グリーン

 などと考えると、中国で発覚したダンボール入り肉まん(しかもダンボール
が6割!)は、案外、人類の食の未来を先取りしているのか。\(^O^)/
 繊維質が多くて、低カロリーでお通じがよくてダイエットに最適、ヘルシー
な肉まんとして日本でも大人気になる日も近いかな。\(^O^)/

 おれが関心、危機感を持っていることを特集してくれることが多いな。
 次は、超弦理論、ブレーン理論をやってくれ。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/31/1358133
食の裏側、食品のカラクリシリーズ
もどうぞ。

乳の詫び状(2007/07/13)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 年金問題そもそも
---
第三者委員会はなんだかよくわかりませんね。生活保護みたいに
特定の組織に加入していたりコワモテだったりすると支給される
との噂、が流れそうな感じ。

照合(統合)問題はそもそも定義がわかっていない、というよりも
年金制度そのものを理解した上で議論されているわけではないの
だなあと。そもそも「1件」の数え方すら怪しいし、どのような
データが現在存在しているかもよくわからない。
照合だの統合だの言っているから、イメージとしてはCOBOLの例
題に出てきそうなサーチ・マッチングみたいなものなのかと思っ
ていたら(これなら汎用機にNTTデータに日立ってイメージに
ピッタリじゃないの)、どうやらそうではないらしい。

ではどのようなデータが存在するのか探していたところ、あった。
「国民年金・厚生年金の納付した保険料の記録が消滅する事案等
に関する予備的調査」でググっていただくと、ある議員のページ
(選挙期間中なので一応伏せる)にその概要が掲載されている。
これは衆議院に対し、調査を要求したものの回答であるが、
 ・納付した保険料の額はデータとして保持していない
  (支給年金額の計算に必要ないため)
 ・納付記録の修正履歴はデータとして保持していない
 ・年金額変更に至った経緯はデータとして保持していない
とまあ、いろいろなものが「ない」ことだけはわかった。

まるで、将来の年金支給はどうでもいいから保険料だけ集めてし
まえ、と制度設計をしたように感じてしまう。
民間の保険会社がこんなデータ管理をしていたら金融庁はどう指
導するのだろう。特殊法人にしようが、民間活力を導入しようが、
そもそもどうにもならない仕組みを作ってくれたんじゃないだろ
うか。
世代間相互扶助が目的なのだとすれば、少子化はマイナスに働く
のは明らかなわけだが、少子化を推し進めたのは旧厚生省である。
年金政策と人口政策をおなじ大臣の下で執行してもうまくいかな
いのだとすれば、相当無能な集団だったのであるまいかと思うが
如何か。

--
つばめどん

===
標題: Re: 年金問題そもそも
---
> まるで、将来の年金支給はどうでもいいから保険料だけ集めてしまえ、と制度設計

 惜しい、まだ踏み込みが浅いな。

「将来の年金支給はどうでもいいから保険料だけ集めて、おれらだけで使って
しまえ」という制度設計が正解です。\(^O^)/

 あと、匿名希望さんから、こういうメールが来ています。
--- ここから ---
父の詫び状7月12日で、社会保険事務所による第三者委員会への斡旋拒否に
ついて書かれていらっしゃいますね。興味深く拝見しました。

年金記録確認第三者委員会(以下「第三者委員会」という。)への申込みの手
順(総務省)

http://www.soumu.go.jp/hyouka/nenkindaisansha/sikumi.html

によれば、建前上、社会保険事務所は、7月17日まで、一切の受付が出来な
い様に拝見しました。
逆に申し上げるならば、7月17日以降の審査申し込みを拒む権限は、社会保
険事務所にはない様に書かれていると思いました。

以上、もしお目に留まりお読み下さいましたなら、ありがとうございます。
--- ここまで ---

 ありがとうございます。パックインジャーナルでの長妻議員の話の雰囲気か
らすると、あなたは申し込んでも無駄だと足切りされているような感じでした
けどね。
 でも、これだと、全部受け付けてはくれるようですね。窓口で何をいわれよ
うが、異議がある場合は申し込まないといけませんね。
 でもでも、こいつはだめという情報は第三者委員会に送られていて、申し込
んでも、即、だめになるのかも。^^;

乳の詫び状(2007/07/12)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 算数、数学は、いま、インドがブーム!? ラマヌジャンのことも
---
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150502927/showshotcorne-22/
デイヴィッド・アチェソン著, 伊藤文英訳「数学はインドのロープ魔術を解く
 数理を愉しむ」
を買ってくださった人がいて、思い出した。
 週刊ダイヤモンドの本の紹介コーナーでもあったし、この前、大きな本屋に
行ったときにも気づいたけど、

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883806219/showshotcorne-22/
中村亨著「インド式計算ドリル―九九を卒業した人みんなに贈る魔法の計算ト
レーニング」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4528015668/showshotcorne-22/
ニヤンタ・デシュパンデ監修「脳をきたえる インド数学ドリル 入門編」
などが売れているのね。
 このインド数学ブーム?で、超天才数学者、おれの好きなラマヌジャンの本
がばんばん出てくれるといいんだけど。
 おれは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/01/07/203039
小川洋子「博士の愛した数式」(新潮文庫) 
で書いたように、断片的にしか知らないし、数学的なことはわからないけど、
ラマヌジャンは天才の中でも異常に天才ですよね。完全におとめ座銀河団から
やってきた宇宙人ですよ。\(^O^)/
 おれもおとめ座銀河団から地球にやってきた宇宙人だから、その孤独がわか
るんですよ。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000074660/showshotcorne-22/
黒川信重著「オイラー、リーマン、ラマヌジャン―時空を超えた数学者の接点」
は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/07/1238277
NHK教育、高校数学基礎
で紹介したけど、

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101248060/showshotcorne-22/
藤原正彦著「心は孤独な数学者」
は、読んでないなあ。 

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4875022395/showshotcorne-22/
ロバート・カニーゲル著, 田中靖夫訳「無限の天才―夭逝の数学者・ラマヌジ
ャン」
は読み応えありそうだけど、高いね。^^;

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4431707778/showshotcorne-22/
B.C. バーント, R.A. ランキン著, 細川尋史訳「ラマヌジャン書簡集」
は大きな本屋でぺらぺらめくったことがある。
 難しい数学の話が飛び交ってる。\(^O^)/
 ラマヌジャンファンならもっておかないといけないのか。困ったなあ。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 山本譲司著「累犯障害者」
---
 いま、フジテレビ系のとくダネ!で、知的障碍者の再犯のことを特集でやっ
てますね。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/25/1464156
Re: 驚愕の少子社会 
で書名だけは紹介した、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103029315/showshotcorne-22/
山本譲司著「累犯障害者」
の世界ですね。
 福祉切捨てで、居場所がないから、また刑務所に入っちゃうんですよね。
 あんまり他人事じゃないから、よく、こういう特集作ってくれたなあと思い
ました。ありがとう。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 年金問題そもそも
---
システム屋として微々たる稼ぎがあったころはあるが、プログラムを書いて
金を稼いだことのないつばめどんともうします。

1)5000万件1年間という条件でNTTデータ(*1)が年金データをナントカできるのか。
2)「名寄せだけなら1ヶ月でできる」という森永卓郎説(*2)は信憑性があるか
3)社会保険庁を民営化したらJRのような優良企業になると与党は言っている
  ようですが、そうなるとおもいますか?

(*1)原価で受注説、一括受注せず分割発注する、などの新聞による見通し報道
  がある
(*2)テレビタックル7月2日放送分

あたしはシステム構築から離れてしまったので、あの膨大な年金名寄せプロ
ジェクトがうまくいくとは思えないのですが、今の技術ならできてしまうの
でしょうか。

--
つばめどん

===
標題: Re: 年金問題そもそも
---
>あたしはシステム構築から離れてしまったので、あの膨大な年金名寄せプロ
>ジェクトがうまくいくとは思えないのですが、今の技術ならできてしまうの
>でしょうか。

 戸籍の附表でも出して辿らないとできない人も結構いると思う。(^^;)

                               穂高

===
標題: Re: 年金問題そもそも
---
来年3月までに照合だけじゃなくて通知まですることになった
らしいねえ。いままでできていなかったことを1年未満で
できるってことは、これまで、なにをしていたんだろう・・・。

戸籍の附票って電子化されてるのかなあ。昔は本当に付箋紙
みたいなのが戸籍にホチキス止めされてるだけだったけど。

--
つばめどん

===
標題: Re: 年金問題そもそも
---
 先週土曜日の
http://asahi-newstar.com/program/packin/
愛川欽也 パックイン・ジャーナル
には、長妻議員がまた出てました。
 すごいこといってたよ。もう、第三者委員会の足切りが始まってるんだって。
 社会保険事務所に行って確認してもらうと記録がないと。では、第三者委員
会に取り次いでくださいというと、あなたはだめといって却下されたという手
紙が長妻議員のところにすでに来ているそうです。
 民主党は、求めれば、全部、第三者委員会に回せといってるそうですが、社
会保険事務所の窓口では、足切りするように指導があるんでしょうかね。
 第三者委員会は、性善説で人柄をみて支給するかどうか決めるなんていって
て、もう、なんでもありだね。露骨に選挙対策。ヤクザや詐欺師が大喜びじゃ
ないか。
 知り合いの娘も、国民年金払ってなかったけど、行ってもらえるかどうかや
ってみるなんていってて、演技力は女優並み(本人談(爆笑))だから、もらえる
かもね。^^;
 年金保険料払ってない奴がうようよもらうようになると、年金の積立金がど
んどん早く減るので、年金崩壊のスピードが加速しますよね。崩壊させないた
めには、やはり、子宮、もとい、支給年齢を100歳まで引き上げて、ほとん
どが年金をもらえる前に死ぬようにしないとだめですね。\(^O^)/
 景気が悪いとき、票田の中小企業のために、ほとんど無審査、無担保で特別
融資みたいなことでバラまいたでしょ。あのとき、ヤクザなど闇社会に税金が
どれくらい流れたんだろう。今回も同じパターン?
 こんなに政治家が税金やらをタダで流してくれるんだったら、日本じゃ、ヤ
クザなど闇社会の住人になるのが得かもね。\(^O^)/

 それと照合と統合という言葉の使い分けの話。はっきりとは定義がわからな
かったけど、統合は、複数の年金番号を1つにして、コンピュータのデータも
正確にする作業みたいで、照合は、通知のための照合だけでデータを統合作業
はやらないということみたいだった。
 前倒しでやるといってるのは、照合でしかなく、これは、従来やってきたこ
ととほとんど変わらないんだって。対象者だけじゃなくて、全国民に通知する
ということで、範囲は広がってるけど。
 自民党が一時、1年で統合しますという言い方をしきりにしたので、厚生労
働省からクレームがついて、1年でできるのは統合じゃなくて照合だから、統
合という言葉を使わないでくれといったそうです。安倍ちゃんはレクチャーを
受けたのか、照合は使っても統合は使わないんだって。
 こういうこと、地上波のテレビや新聞では全然追求しないから、国民は、な
んとなく1年で年金のデータが正確になると勘違いしているというのが、長妻
議員や番組の主張だった。
 というような実態について、国会の委員会で安倍ちゃんに質問しようとした
ら、自民党ボイコットだもんね。それで、パックイン・ジャーナルが呼んで話
をしてもらったという感じでしたね。

 名寄せという言葉が何を意味しているのかも、よくわからんね。だから、つ
ばめどんのいう、

1)5000万件1年間という条件でNTTデータ(*1)が年金データをナントカできる
のか。
2)「名寄せだけなら1ヶ月でできる」という森永卓郎説(*2)は信憑性がある
か

も、名寄せの定義次第でしょ。
 社会保険庁もなんとかちゃんとやってることはあって、10年前2億件あっ
た、宙に浮いた記録を10年かけてあれこれ調べて5千万件まで、1億5千万
件も減らしたことは減らしたんですよね。で、いま、残っている5千万件は、
10年にわたる調査でも判明してない、いってみれば性悪なデータらしいじゃ
ないですか。
 これをきれいにするのは、やはり、1年じゃだめでしょ。だから、1年でで
きるとか、1ヵ月でできるというのは、統合レベルじゃなくて、せいぜい照合
レベルの話じゃないでしょうかね。

 この前も紹介した
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NC/20070618/275038/
名寄せで解決しない年金記録問題
社保庁の“宙に浮いた5000万件”、政府案は困難
もどうぞ。
 これ読むとわかるけど、安倍ちゃんも野党党首も、いま、プログラムができ
たら、年金データが自動的にきれいに正確になるかのようにいってるけど、そ
んなの完全な嘘、勘違いですよね。
 我々の業界の人間ならわかるだろうけど、性悪データに対してプログラムが
できることなんてたかがしれているわけで、あとは地道に原本の紙やマクロフ
ィルムの記録にあたったり、他の情報からその人の消息を追跡したり、人間が
目と足でチェックしていくしかないと思うんだけどね。
 政治家、もっと、コンピュータで何ができてできないのか、勉強しろよ。ほ
んと日本は諸外国に比べ、理系の政治家が極端に少ないから、困ったもんだね。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/02/1551138#c1632191
に、edyさんのコメントがあるけど、年金時効特例法はいざしらず、社会保険
庁改革法は、年金保険料流用ができる抜け穴そのままなんだから、改悪でしょ
う。悪いほうに進めば元に戻すだけで余計な時間と労力と税金がかかるだけ。
やってることが選挙対策の場当たり、泥縄だもん。そんなの拙速で可決する必
要なし。
 選挙対策は、第三者委員会のテキトーさといい、照合を統合と誤認識させる
情報操作といい、自民党のほうが露骨にみえますけどね。安倍ちゃんも必死に
テレビ出まくってるし。

 つばめどんの
3)社会保険庁を民営化したらJRのような優良企業になると与党は言っている
  ようですが、そうなるとおもいますか?
について。
 そもそも社会保険庁を民営化して、効率化するインセンティブはどこにある
の?
 国鉄民営化は、私鉄というライバルがすでにいたし、電電公社は通信開放で
他の通信事業者を参入させましたよね。年金の管理、事務を民間に開放するの?
 完全独占状態での民営化なら、いまより、もっとひどくなるんじゃないの?
 マイクロソフトみたいなもんで。\(^O^)/
 民営化といいながら、給料は税金から出すというし、ライバルとの競争はな
いし、親方日の丸体質が変わるインセンティブがないと思うけどね。
 おれなんか、改革法で年金保険料を従来どおり流用できる穴を残したのは、
民営化とのバーターだと思ってるけどね。給料減らしたり、首切ったりするけ
ど、その分は、また好き放題使って埋め合わせしてくれや、それで頼むわ、と。
\(^O^)/

 愛川欽也 パックイン・ジャーナルは、ヤフー動画でも流していることはこ
の前紹介したので、自分で探してみてください。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: ハケンの裏側
---
Nakamura Shouzaburou さんは書きました:
>  トヨタ絶望工場や外国人研修制度の悪用のことは、
> http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/24/1044925
> トヨタ絶望工場の世界は30年経っても続いているのか
> http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/25/1136305
> トヨタ期間工差別でブログ炎上
> をどうぞ。

 だから、本気で「環境問題」を心配するなら、現代のモータリゼーション世界
を構築し直さないと無理なんです。バイオエタノールなんぞは対症療法以外のナ
ニモノでもありません。不要な自家用車を持たないだけでも、ガソリン消費の低
減にはなるし、家計にとっては自動車代金とそれに伴う税金、更にガソリン代と
いう費用の節約になります。家族旅行代金が高くなるという人も居そうですが、
上記の諸々の費用を年に一度の家族旅行の金額と比べると、そんなものは微々た
るものです。
 若い人の自動車購買が減少しているようですが、これはまさにトヨタなどに代
表される自動車産業が、コストダウンを推し進め、働く側の可処分所得が激減し
た結果でしょう。現行の日雇い派遣労働では車などを購入する資力そのものが若
年層から失われるわけで、まさに天に向かって唾を吐いているわけです。
 製造業そのものは、オリンピック景気に沸く中国の特需のおかげで、現在の景
気を保っているわけですが、これは「特需」ですから永続性がありません。こう
した特需が終わった後、輸出による貿易黒字が問題となり、内需を掘り起こそう
としても、内需拡大の核となる経済基盤を持つ「大衆」が存在しなくなり、「大
衆=貧困」と同義になったとき、若年労働者の減少とその経済的貧困が、日本経
済に大きな痛手となるのは間違いありません。
 多くの政治家なり経済人が「日本経済は脆弱ではない」と言ってきましたが、
そうした裏付けとなる「総中流意識」が瓦解するような状況が一方で進行してい
る中で、経済は確実に脆弱になっています。今は鎧甲で見えないだけで、潜在的
な経済的疲弊は確実に進行していて、ある弾性限界を越えると突然加速度を伴っ
て衰退に向かいそうな気がします。
---
たま@無精庵

乳の詫び状(2007/07/10)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: いからしさんが。。。
---
 ASAHIネットやアマチュア無線で活躍され、よき友人でもあった、いからし
さんこと、五十嵐薫さんがお亡くなりになられました。
 2007/07/05早朝だったそうです。今朝、穂高さんからの電話で知りました。
 体調を崩しているとは聞いておりましたが、急なことで、言葉がありません。
 47歳とのこと。早すぎます。

 2007/03/30のjouwa/salon #13362の書き込みが、いからしさんが書き込んで
くれた最後の書き込みでした。
 その少し前に、電話で長時間、本当に何年ぶりかであれこれ話をしました。
 彼の声を聞いた最後になりました。
 「バカヤローですね」が、彼の口癖でした。
 ご冥福なんか祈りたくないよ。帰って来い、バカヤロー。

乳の詫び状(2007/07/09)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ハケンの裏側
---
 今週の週刊ダイヤモンド2007/07/14は、「ハケンの裏側」と題した、派遣・
請負10兆円ビジネスの大激変!という特集。
 表紙には、
 コムスン不祥事のグッドウィルが抱える新たな「時限爆弾」
 派遣社員使い捨て!トヨタグループ「絶望工場」の実態
 時給300円!保険も人権もない外国人残酷物語
などの文字が躍っています。
http://dw.diamond.ne.jp/number/070714/index.html
目次
をみると、すごいでしょ。下のほうに中吊りもある。

 グッドウィルだけじゃなくて、フルキャストもひどいね。とにかく、ピンハ
ネしまくり。不当にピンハネした分を払わないといけないのが時限爆弾みたい。
でも、ピンハネやめますといって、その分、時給を下げるといった技もあるら
しいから、すごいね。
 トヨタだけじゃなくて、キヤノンもひどいね。経団連会長を出す会社はひど
いという法則ができる? もちろん、問題になっている偽装請負は、トヨタ、
キヤノン以外に、松下電器、東芝、NTTなどの名前も挙がっているし、製造業
はみんなヤバいみたいね。^^;
 あと、ヨドバシ、ビックカメラ、ヤマダ電機とかの家電量販店のヘルパー制
度。これもでたらめやってるんだね。

 トヨタ絶望工場や外国人研修制度の悪用のことは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/24/1044925
トヨタ絶望工場の世界は30年経っても続いているのか
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/25/1136305
トヨタ期間工差別でブログ炎上
をどうぞ。

乳の詫び状(2007/07/07)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 幻魔大戦、キマイラ、魔獣狩り
---
 月といえば、小学校5年生か6年生のときだった思うが、少年マガジンの
「幻魔大戦」の最後が、月が地球に落ちてくるシーンで印象的だった。
 科学者なら、月が落ちてきたら、大喜びで、何を調べようかなと考えるくら
いじゃないと、本物の科学者じゃない。\(^O^)/

http://ja.wikipedia.org/wiki/幻魔大戦
をみると、月が落ちてくるラストシーンのことが書いてありますね。おれはあ
れとお姉さんの残留思念というのが印象に残ってるなあ。
 後に、平井和正の小説で、幻魔大戦、新幻魔大戦、真幻魔大戦と全部読んだ
けど、どれも未完で、どうなるのかなと思ったまま、いつの間にか、忘れてま
したね。^^;

 いま思い出したが、未完のままになるんじゃないかと心配なのが、夢枕獏の
「キマイラ」シリーズと「サイコダイバー」というかいわゆる「魔獣狩り」シ
リーズ。いま、どうなってるんだよ。獏さん、格闘技と陰陽師で忙しくなっち
ゃったもんね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208227/showshotcorne-22/
夢枕獏著「新・魔獣狩り〈10〉空海編―サイコダイバー・シリーズ」

 新・魔獣狩りの最新がこれか。
 仏教がアフリカに渡って独自のアフリカ密教になってその戦士たちがやって
きた話は、どうなったんだっけ。連中も徐福の蓬莱山の謎を解くため東北を目
指しているんだっけ?
 あれ、アフリカ密教の連中は、別の作品だっけ? もう何がなんだか。すっ
かり忘れている。^^;
 獏さんが、魔獣狩りで大ブレイクしたのが、ちょうど就職した頃だから、2
0年以上前だね。昨日のことみたいに思うけど。ほんと、時の過ぎるのは早い
ね。少年老いやすし、横山やすし、谷岡ヤスジですなあ。\(^O^)/
 いまは六本木ヒルズになっちゃってるけど、同時の東日ビルの地下にあった
書店で、せっせとこのシリーズ買って読んだもんね。

 キマイラは、ソノラマ文庫だったのが、なぜだか、文庫をやめて2冊ずつ単
行本に編集し直して出すようになりましたよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4257790490/showshotcorne-22/
夢枕獏著「キマイラ〈8〉群狼変・昇月変」
が最新で、でも、出たのが2002年なのか。もうすっかり話を忘れているはずだ
よ。^^;
 それに、単行本で1800円くらいするのか。けっこう高いね。
 あ、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4257790547/showshotcorne-22/
夢枕獏著「キマイラ青龍変」
は、読んでないかな?
 龍王院弘は大好きなの。
 宇奈月典善は、魔獣狩りでいえば、猿翁みたいな存在。どっちも格闘技とい
うより殺人技の超達人。
 でね、龍王院弘の何が好きかといえば、彼、格闘技の大天才なんです。圧倒
的に強くてかつ超ハンサムで華麗だから、きれいに勝つという美学があるのね。
 で、菊池という夏みかんをつぶしたような不細工な顔で、才能のカケラもな
い奴がいるのね。こいつなんか、龍王院弘と戦っても、いっつもぼこぼこにさ
れてたわけ。でも、菊池は、たとえ指一本になっても、相手の目を抉り出し、
喉を裂いてやるという執念がすごいの。
 そこを見込んで、宇奈月典善が菊池を鍛えるわけ。そしたら、龍王院弘に勝
っちゃうの。
 龍王院弘の美学、きれいに勝とうとするのが理想論、理論、机上の空論なら、
菊池はどんなに汚い形でも結果を出さないといけない、何か動くもの、売れる
もの、役立つものを作らないといけない現場の執念、知恵、根性、泥臭さ。そ
ういう対比なのね。真の強さ、いいものができるには、どっちも大切で、その
バランスなんだよなあと、昔、読んだとき思ったのね。
 しかもですよ。主人公の大鳳吼、そして久鬼麗一は、龍王院弘ですらまるで
相手にならないくらい強いの。なぜか。
 彼らは、キマイラ化すると怪物になって人間じゃなくなるから。\(^O^)/
 どんなに鍛錬しても、大鳳、久鬼には人間である限り勝てない。人間のどう
しようもない限界ね。人間対自然の差。龍王院弘は、そのことも思い知らされ
るわけ。
 そんなこんなで天才龍王院弘は、おれが読んだ範囲では、挫折のドン底なの
ね。天才の挫折を象徴しているのがいいのよね。

 どっちも次の新しい話、いつ、出るんだろうか。
 前から何度も言ってるんだけど、おれが生きているうちに完結してほしい。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: セレーネとかぐや
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/23/1131475
セレーネ「月に願いを!」キャンペーン 
で紹介した、セレーネ。愛称は、かぐや姫の「かぐや」になってたんですね。
知らなかった。^^;
 日経サイエンス2007年8月号の表紙には、でかでかと「日本の探査機「かぐ
や」月へ 月の起源と進化に迫る」とあって、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0708/200708_016.html
加藤學「月の謎を解く探査機「かぐや」」
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0708/200708_029.html
中島林彦(編集部)「月の起源と進化に新たな光」
という記事があります。

 記事を読むと、さっきも「はやぶさ」「イトカワ」のことで書いたけど、
「かぐや」もすごいね。よくこんないろんな観測手法を思いつくなあと思うこ
とばかり。
 かぐやは、月の地形や地下も調べたり、表面の元素分布を調べたり、磁場や
重力も調べたり、いろんなことやるのね。それも非常に精密に。
 かぐやは、リレー衛星とVRAD衛星という2つの子供衛星ももってて、これら
を使って、月の裏側でも表の縁付近でも、非常に精密に重力が測定できるんだ
って。それもドップラー効果で測定するんだって。
 重力をドップラー効果で調べると聞いて、月みたいな軽い星で、観測できる
くらい光に重力赤方偏移が起きるのかと思ったら、そうじゃないのね。どうや
ってるのかは、読んでのお楽しみ。
 宇宙探査機って、とんでもない血と汗と涙と金と時間を使って行くから、観
測に使えるものは、ありふれた現象でも何でも使って観測しちゃうのがすごい
ね。何気ないところから因縁つけて、家屋敷から全部取っちゃうヤクザみたい
だな。\(^O^)/

 とにかく、「かぐや」、無事に月まで行ってくれ。
 無事におれやみんなの書いたメッセージ、月に届いてくれ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「はやぶさ」がとらえたイトカワ画像特集号
---
 なんとか生きて帰ってきてほしい「はやぶさ」ですが、
http://slashdot.jp/science/07/07/05/0329256.shtml
第一線の研究者による「はやぶさ」画像の一般向け解説記事
をみると、ISASニュースという宇宙科学研究本部の広報誌で、「はやぶさ」が
とらえたイトカワ画像の特集号が出てるんですね。
http://www.isas.jaxa.jp/ISASnews/ISASnews.htm
JSASニュース
http://www.isas.jaxa.jp/ISASnews/No.315/ISASnews315.html
特集号『「はやぶさ」がとらえたイトカワ画像特集』

 すごーい。
 こういうの読んでいつも思うけど、よく、いろんな観測手法や分析手法を思
いつくよね。それだけでも感心する。
 「イトカワ」ポスターもダウンロードしてしまいました。A4でしか印刷でき
ないけど。^^; でも、なんか、うれしい。\(^O^)/

 「はやぶさ」を知らない人は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1042009
吉田武「はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123371
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」その2
を読みましょう。そこに、吉田さんの紹介と、ブログを「はやぶさ」で検索す
るリンクがあるから。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: すがきやのスプーン、モデルチェンジ
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/01/1084336
すがきやのスプーン
で書いたすがきやのスプーンが、モデルチェンジだそうです。詳しくは、
http://slashdot.jp/articles/07/07/04/0447208.shtml
スガキヤ、29年ぶりに「ラーメンフォーク」をモデルチェンジ
http://www.asahi.com/business/update/0703/NGY200707030018.html
「スガキヤ」が新作ラーメンフォーク 割りばしに勝るか
をどうぞ。
 それにしても、あれ、フォークなのか。おれはスプーンだと思って、ラーメ
ンスプーンと書いたぞ。\(^O^)/

 すがきやは、スガキヤなのね。それに会社名は、スガキコシステムズなのね。
 これ、スガ・キコシス・テムズ川?\(^O^)/
 スガキコって何? はったい粉みたいなもの?\(^O^)/
 やっぱ、名古屋方面は難しいわ。^^;

乳の詫び状(2007/07/05)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Lightweight Language Spiritに和田英一先生
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/06/1559099
Lightweight Language Spirit 開催のお知らせ
でお知らせした、スクリプト言語の祭典、Lightweight Language Spiritです
が、
http://ll.jus.or.jp/2007/show/Event/Session
をみると、日本最古の真正ハッカー、和田英一先生が基調講演ですね。
 東京にいないから、誰か、これだけでも録画してYouTubeにアップしてくれ
ないかな。著作権、肖像権上、無理なのかな。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 「Web2.0の嘘」参考図書
---
 また
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/23/1598777
「Web2.0の嘘」参考図書
になりそうな本が出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862480713/showshotcorne-22/
宮脇睦著「Web2.0が殺すもの」

 表紙に「グーグルはタダ乗り王だ!」という文字が躍ってますね。^^;
 ほんと、梅田望夫が「ウェブ進化論」で嘘っぱちばらまくから、後始末が大
変だね。

乳の詫び状(2007/07/03)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 詰将棋、3手詰ハンドブック
---
 ぎっくり腰で寝てたとき、大いに助けられたのが浦野さんの詰将棋の本。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4819701673/showshotcorne-22/
浦野真彦著「3手詰ハンドブック」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4819701711/showshotcorne-22/
浦野真彦著「3手詰ハンドブック2」

 暇つぶしは、本読むか、音楽聴くかくらいだが、本だと目が疲れる。だが、
詰将棋、それも3手詰なら、駒の配置も複雑ではなく、おれでもなんとか覚え
られるし、頭の中だけで考えられる。
 この本、見開きで4問問題があって、次の見開きで回答が4つあるパターン。
これで全部で200問ある。
 以前Amazonで買って積ん読だったけど、1ヵ月ほど前から、夜、寝る前に、
8問ずつくらい解くようになったのね。
 今回、ぎっくり腰になって、一気に進みました。\(^O^)/
 いまは、2のほうに挑戦しています。
 観てすぐわかるのもあるけど、何分考えてもわからないのがある。思考のエ
アポケットというのか、ドツボにはまっちゃうのね。答をみると、それじゃ、
詰まないと思ったパターンでちゃんと詰むのね。
 おれが見落としが多いのは、開き王手で両王手にして詰ますパターンだとわ
かりました。^^;
 それと何日か前には瞬間で解けたものが、今日はなぜか解けないなんてこと
もある。これって、なんなのかなあ。
 とにかく、修行が足らんということ。
 はい。

 なお、3手詰が簡単すぎる人は、5手詰もあります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4819701665/showshotcorne-22/
浦野真彦著「5手詰ハンドブック」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/481970169X/showshotcorne-22/
浦野真彦著「5手詰ハンドブック2」

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/03/1621832
ユリョン
の続き。

===
標題: Re: ユリョン
---
>  なんか、ごっちゃになってるんだけど、中井貴一が真田広之とやりあうのは
> 何だったんだろう。

 これって「亡国のイージス」じゃないの?超能力少女は出てこなくて、超格闘
技女性は出てくるけど。
---
たま@無精庵

===
標題: Re: ユリョン
---
亡国のイージスと終戦のローレライのことじゃないでしょうか?
イージスは文字通り巡洋艦の映画で、ローレライは超能力少女をセンサに使った
潜水艦の映画だったと思います。相次いで映画化されていましたからごっちゃに
なるのも無理はありません。
-- 
ryo 

===
標題: Re: ユリョン
---
 たまさん、ryoさん、ありがとう。
 ほかにも、橋本さんからは、メールで教えていただきました。
--- ここから ---
中村さん、おはようございます。
 始業前なので簡単に

>> なんか、ごっちゃになってるんだけど、中井貴一が真田広之とやりあうのは
>>何だったんだろう。映画「陰陽師」でやりあったのじゃなくて、潜水艦でやり
>>あうのがあったような。念力少女が出てきたような。役所広司も出てたような。

前者は亡国のイージス、後者はローレライだと思います。
--- ここまで ---

 ブログをみると、ピープル江川さん、clausemitzさん、xvi30ssさんからも
教えていただいてますね。ありがとうございます。
 「戦国自衛隊1549」なんてのも、同じ年に公開しているのか。福井晴敏さん、
バスガス爆発(これ、早口言葉)ですね。\(^O^)/

 おれの中では、ほんとにごっちゃになってますね。
 どういう風になってるんだ。
 たとえば、こんな感じ。

 最新のイージス艦が北朝鮮のテロリストに乗っ取られ、東京湾へ。
 イージス艦には、謎の大量破壊兵器が搭載されていることが判明。もし使わ
れれば、東京は一瞬にして全滅。
 東京、そして日本政府は、絶体絶命の大ピンチ。
 追い詰められた安倍ちゃんは、伊藤博文がふくを解禁した下関の春帆楼で、
ふく食ってふく毒自殺未遂なんちゃって。\(^O^)/
 しかし、源平の合戦で破れ、関門海峡に眠る平家の霊を通じて、安倍ちゃん
の悲鳴を聞いた霊界の平清盛が法力を全開。\(^O^)/
 なんと、時を越えて、第二次世界大戦中、ナチスが開発した超能力兵器ロー
レライを搭載した旧日本海軍の伊号潜水艦が突如出現。\(^O^)/
 ついにここ東京湾で、謎の最新兵器を搭載した最新最強のイージス艦 vs 超
能力武装した伊号潜水艦の空前絶後のバトルが。\(^O^)/
 (古館伊知郎調で)さあ、どっちがガメラで、どっちがギャオスだぁ。\(^O^)/
 ま、これじゃ、どっちが勝っても東京全滅だな。\(^O^)/

 上記文中、「ふく」は「ふぐ」のこと。「ふぐ」は不具や不遇に通じるとい
うので、福に通じる「ふく」と呼ぶ習慣が、関門(下関と門司)にはあります。

 書いたっけ? 映画で「エイリアン vs プレデター」ってあったでしょ。こ
れも江川さんとこから借りて観たんだけど、それ以前に、これ、羽田からの帰
りに川崎で映画館の入っているビルに行ったら、ちょうど上映していて、それ
に合わせたセゾンカードのキャンペーンをやっていた。
 どっちが勝つか当てるとプレゼントがもらえる、だからすぐ入会しようなど
というキャンペーンだったと思う。
 でもね、映画の殺し文句をみたら、

   どっちが勝っても人類に未来はない。\(^O^)/

 だったら、カード作っても無駄じゃんと思いました。\(^O^)/
 上記、「どっちが勝っても東京全滅だな」は、この故事を踏まえた本歌取り
になっております。\(^O^)/
 さあて、そこまで読めた読者、何人いたかな?
 いねえよ、バカ。\(^O^)/

http://www.foxjapan.com/movies/avp/
エイリアン vs プレデター

http://ja.wikipedia.org/wiki/ローレライ_(映画)
を読むと、ずいぶん原作と違うと批判があるんですね。
 ま、小説と映画はまるっきり別物と思わないとね。それでいいときもある、
悪いときもある。そういうこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/亡国のイージス
を読むと、防衛庁は、すんなり協力してくれなかったのね。自衛隊が日本を脅
迫する映画だから。当時の石破茂防衛庁長官が再考を促したのか。
 政治家石破の最大最高の仕事か。\(^O^)/

 そういえば、アメリカさん、原爆、落としてくれてありがとう発言(いやい
や、そこまで言ってないってば。しょうがなかったと言ったんだよ)で、世論
と公明党に屈しきれず、久間防衛大臣が急転直下辞任しましたね。後任は、
石破茂かと思ったら小池百合子のサプライズ。
 小池大臣こそローレライの超能力少女か。\(^O^)/

 あんた、毎日、こんな妄想して生きてるの? 楽しそうだね。
 はい。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ユリョン
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/01/1617227
イカロボット、ガメラ対バイラス、グエムル 
で、
 どの韓国映画だったか、たしかJSAだったと思うけど、日本の原潜がやられ
るんだよね。自衛隊、まだ原潜持ってないでしょ? でも、韓国の認識じゃ、
日本は原潜を持ってる。\(^O^)/
と書いた件。
 堀さんから。
--- ここから ---
ユリョンという映画じゃないでしょうか?
ただ、ユリョンだと原潜の設定は、韓国の潜水艦なんですが。
韓国も原潜がないけど実は秘密裏に持っている、そして潜水艦内で艦長自身の
行動で日本に攻撃しに行く途中で日本の潜水艦に見つかり攻撃するって場面が
ありました。
--- ここまで ---

 あ、そうそうそう、幽霊潜水艦だ。ユリョンだ。
 ありがとうございます。堀さんは、韓国通だからな。
 韓国も原潜だけど、日本も原潜だったような。
 ともかく、JSAと書いたところ、訂正します。
 ユリョン、沈黙の艦隊に最初の設定が似てますよね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MMF0/showshotcorne-22/
ユリョン

 江川さんからも、ユリョンだよというコメントがついていた。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/01/1617227#c1619443

 ありがとうございます。小さきガメラ、やっぱないのね。^^;

 なんか、ごっちゃになってるんだけど、中井貴一が真田広之とやりあうのは
何だったんだろう。映画「陰陽師」でやりあったのじゃなくて、潜水艦でやり
あうのがあったような。念力少女が出てきたような。役所広司も出てたような。

乳の詫び状(2007/07/02)

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標題: Re: 消えた年金問題
---
> それにしても、この後始末、何兆円かかるんだろうね。それ、どこから出す
の?

 現在、年金の積立金っていくら残ってんの?結局、あれこれかかって最終的
に税金投入になって来るしかないんだろうな。他にも着服/横領とか博打感覚
の株とかで大損くらってんだろうなぁ。
 と思って検索をかけてみたら2003年で株投資の累積赤字6兆円だって。6兆円
って何人分の掛け/賭け金だ?この時、問題になっても国民から非難を浴びて
も博打を止めなかったんだな。

 政治家からして「金・金・金」の国だもんね。そいや、安倍が掲げるのは
「美しい国」だったな。確かに黄金色に輝く美しい国だわさ。
 国民の顔は見ないようにして、子供の内から国旗掲揚、国歌斉唱をさせて
政府を手本に「拝金主義バンザーイっ!黄金色バンザーイっ!\(^o^)/」と
洗脳するんだ。

 名前が読みにくいのはだーれだ。つばめどんか。(^o^)

                                穂高

===
標題: Re: 消えた年金問題
---
>問題になっても国民から非難を浴びても博打を止めなかったんだな。

 博打を止めなかったおかげで、いま、儲かってるらしいよ。その後の株価上
昇があったから。

中村(show)

===
標題: Re: 消えた年金問題
---
 昨日か一昨日(これは2007/6/27か6/28)、テレ朝の「スーパーモーニング」で
やってたけど、国民年金の不足分はサラリーマンから取るということで、一元
化の建前で、サラリーマンの厚生年金から現在補填しています。
 国民年金は自民党支持層の自営業者だし、サラリーマンは奴隷で反乱を起こ
さないから取れるところから取るってことですね。\(^O^)/
 「スーパーモーニング」でやっていたのは、さらにその先。いま、法案が出
ていて、これは継続審議になりそうらしいのですが、その法案では、公務員の
共済年金からも補填する。ただし、公務員は優遇。全額統合するんじゃなくて、
何兆円かは、公務員だけのために取っておくという法案。
 だから、年金「統合」ではなく、年金「一元化」という言葉を使っていると。
 さらにいえば、グリーンピアなどの無駄遣いは、サラリーマンの厚生年金か
らやって、公務員の共済年金からはビタ一文使ってない。それどころか、貸し
て金利までとってうまく増やしている。
 一事が万事こんな具合で、なんで、公務員だけ優遇するんだと。こんな法案
が通ったら、ますますサラリーマンはバカをみるという話だった。
 結局、法案を作る官僚にしてみれば、公務員の年金は自分たちの年金。これ
は温存。サラリーマンは奴隷だし、こんな法案知らないし、知ったところで反
乱も暴動も起こさないから、やっちゃえ、やっちゃえということね。
 今度の参院選挙で、サラリーマンがどう動くかな。それでこの法案の扱いが
決まるんじゃないの?

中村(show)

===
標題: Re: 消えた年金問題
---
Nakamura Shouzaburou さんは書きました:
>  昨日か一昨日、テレ朝の「スーパーモーニング」でやってたけど、国民年金
> の不足分はサラリーマンから取るということで、一元化の建前で、サラリーマ
> ンの厚生年金から現在補填しています。

 その厚生年金の原資不足を補うため、農林年金が厚生年金に併合されました。
規模から言えば「公務員共済」の方が先だと思うんだけどねぇ。公務員の最後の
金城湯池である共済には、なかなか手を付けられないようだなぁ。

 厚生年金は年間総額を6分割して支払うため、端数がその都度切り捨てられ、
割り切れない余りも切り捨てられます。だから総支給額を満額受領出来る人は、
よほど総支給額が「割り切れる」人に限定されます。一方公務員共済では、こう
した端数は年に一度「調整」されて満額受領できます。
 厚生年金の端数切り捨てにより支払われない額は、2億円近い額になるようで
す。60人以上の支給額が社会保険庁のポケットマネーに・・・。
---
たま@無精庵

===
標題: Re: 消えた年金問題
---
 先週土曜日のTBS「サタデーずばッと」で、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/02/1551138
消えた年金問題
で書いた、社会保険事務所が中央の社会保険庁からの指示を無視して国民年金
の紙の記録を捨ててない話をやっていました。下村健一のリポートでしたけど。
下村さんはTBSの記者だった昔から、いいリポートをしてますよね。
 全国300箇所くらいあるうち、30箇所くらいが捨ててないんですね。一部し
かないところもあるようですが。
 番組で問題視していたのは、この数字は5月末には社会保険庁に揃っていた
のに、それを野党の再三の要求にもかかわらず、現在精査中などとのらりくら
りとやって出さず、強行採決直前になってやっと出したの点。どうも、早く出
すといろいろ突っ込まれて議論紛糾で国会運営が面倒になるので出すのを渋っ
たほうがいいという判断が政治家や官僚にあったようです。^^;
 全国の社会保険事務所は、ちゃんと細かい数字も5月末までに報告している
んですね。だったら、速報値という形で、今後、精査する過程で変わる可能性
があると断って出せばよかったのに。こういう対応をやってるから不信感が募
るのに。
 なんで情報省に相談しないかなぁ。\(^O^)/
 国会も延長したけど、強行採決連発で先週で終わりましたよね。だもんで、
選挙を先送りすることで国民の怒りを少しかわすためだけの延長だったなんて
いわれてますからね。そこまで国民をなめているということになって逆効果だ
と思うけど、小泉郵政選挙のときはやっぱ国民はバカねというのが露骨に出た
から、案外、いい作戦なのか。\(^O^)/

 面白かったのは、佐賀。
 佐賀は3つの社会保険事務所の名前が上がっていましたが、この3つで佐賀
県全体をカバーしているので、佐賀は、県民全体の国民年金の紙の記録が残っ
ている可能性が高いそうです。
 全然、中央のいうこと聞いてないってことね。\(^O^)/
 さすが、武士道「葉隠」と化け猫騒動の鍋島藩。\(^O^)/

 鍋島藩が出てきた以上、歴代社会保険庁長官とか天下った役人の枕元に、夜
な夜な、年金化け猫、出るんじゃないか。\(^O^)/
 それと、佐賀、すなわちSAGAが出たのが、象徴的ですね。
 終わりなき年金崩壊を綴った大長編物語「年金サーガ」だもんね。\(^O^)/

 今週の週刊ダイヤモンド2007/07/07で、野口悠紀雄も指摘していたが(これ
までも再三指摘しているが)、年金は制度設計が甘すぎて、崩壊するしかない
運命だったのね。これまで先延ばしにしてごまかしてきたけど、もうごまかし
きれなくなったということですね。
 でも、官僚は頭いいから、マクロスライド方式を小泉政権のときに導入して、
建前上、年金が崩壊することはあり得なくなってますね。どんどん、年金の給
付水準を下げることができるようになったそうですし、それでなくても給付開
始年齢を遅くしそうだしね。
 じゃ、年金は、100歳にならないともらえないのか。
 すぐ、そうなる。\(^O^)/
 だったら、技術屋が意地になってバイオ技術を発展させて、100歳以上生き
る奴がいっぱいでてきたりして。\(^O^)/
 それはそれでまた問題の繰り返しだね。\(^O^)/
 やっぱ、終わりなき年金崩壊を綴った大長編物語「年金サーガ」だね。\(^O^)/

 あと、この年金記録問題のどさくさにまぎれて、ほとんど浸透してない住基
ネットの活用と、国民全員に配るICカードで国民総背番号制を狙った提案も出
てますよね。
 もちろん、これ、国民のプライベートをすべて把握したいという情報省の悲
願です。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/07/01)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Eric S.Raymond著「The Art of UNIX Programming」
---
 新宿ジュンク堂で、かなりプッシュしているように見えたのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756149480/showshotcorne-22/
Eric S.Raymond著, 長尾高弘訳「The Art of UNIX Programming (大型本) 」

 Eric S.Raymondは、オープンソースの論客として有名ですけど、元々は優れ
たハッカーだし、店頭でぺらぺらめくっただけだが、非常にいいこと書いてあ
るっぽい。

 Unixの設計思想や哲学、そしてUnixで動くプログラムが備えておくべき特質
や設計思想や哲学にずいぶんページを割いてある印象。これらは、当然、
Linuxにも適用できますね。
 著者のネームバリューもあるし、本書は、売れそうですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 新宿ジュンク堂「佐藤優書店」
---
 新宿のジュンク堂書店に行ったら、佐藤優書店というコーナーがあった。
 いわずとしれた鈴木宗男の右腕。共に捕まり、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104752010/showshotcorne-22/
佐藤優「国家の罠」
で、検察の闇を暴露して、一躍時の人になり、図らずも作家、論壇デビュー。
 この本の面白さは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/08/05/40462
国家の罠
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/12/71856
鈴木宗男と佐藤優「国家の罠」(新潮社) 
でも書いています。
 その佐藤さんが選んだ本をコーナーに集めて「佐藤優書店」と題しているわ
けです。
 自分や鈴木宗男の本もあるが、日本書紀や古今和歌集、新古今和歌集なども
ある。宇治拾遺物語もあったかな、あれ、今昔物語集のほうだったかな。
 岩波のウェブに行って岩波文庫を検索したら、今昔物語集はあるけど、宇治
拾遺物語は品切れなのね。そういうものか。おれ、どっちかというと宇治拾遺
物語のほうが好みだった気がするけどな。ほんの一部しか読んでないけど。
 お前が好きだったのは、雨月物語じゃないか。
 あれ? そうだったかも。^^;
 いま、現代語訳付きのものもあるのね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4044011028/showshotcorne-22/
上田秋成著, 鵜月洋訳「改訂版 雨月物語―現代語訳付き (文庫) 」

 あと、ロシアつながりで惜しくも亡くなった米原万里さんの一連の著作があ
りました。
 それと、この前
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/08/1492136
魚住昭著「官僚とメディア」
で、紹介したばかりの「官僚とメディア」をはじめ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/04/1484067
この本が面白い「徴税権力」「メディア・バイアス」「官僚とメディア
で紹介した魚住さんの著作もいくつもあった。
 佐藤氏の最近の著作では、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/13/1398865
電通の正体
で、ちょっと言及した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980115/showshotcorne-22/
手嶋龍一, 佐藤優著「インテリジェンス 武器なき戦争」
もあった。当然だが、これの感想は、実は国家機密に触れないと書けないので、
どうしようかと思ってる。\(^O^)/

 それと、ほほぉと思ったのが、猫関係の本がいくつもあったこと。佐藤さん、
猫好きなんだね。
 おれは小学校2年くらいかな。猫のゆりが死んじゃってからは、猫と暮らし
たことないもんね。犬は高校生までは一緒に暮らしたけどね。
 シロとは小学校のころ死に別れたけど、そのあと、マルチンが来てからはず
っと面白かったもんね。いままであんなに愛嬌があって面白い犬はいなかった
よ。

 ま、とにかく、暇がある人は、新宿ジュンク堂に行って、「佐藤優書店」の
セレクションをみてみてください。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 新宿伊勢丹地下食品フロア
---
 新宿伊勢丹地下の食品フロアが全面リニューアルオープンしているので、行
ってみた。
 さっぱりわからんわ。\(^O^)/
 改装中は改装中であっちこっち店が移動しているわ、工事で見通しが悪いわ
で、以前、脳内にできていた店内地図が完全粉砕状態でどうしようもなかった
けど、リニューアルが終わっても、やっぱ、どうしようもないね。\(^O^)/
 1度じゃ、地図ができん。\(^O^)/
 府中の伊勢丹の地下でも小規模にやっているが、毎週のように店が入れ替わ
るコーナーがあるのね。それが本店にもある。
 いまは、大阪美味とかいうテーマ。イカ焼き(あ、またイカだ)なんかが来て
いた。今週半ばからは、佐賀の美味というから、ひょっとしたらひょっとこ。
イカシューマイとか呼子のイカ系が来るかもね。

http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/foods/index.jsp
新宿伊勢丹フードフロア

 で、おれ、思いついたんだ。
 伊勢丹経営陣は、よく聞きなさい。おれは株主として提案する。

 伊勢丹検定をやりなさい。\(^O^)/

 これ、けっこう、マジで、企業のIRとしていいと思わない?
 投資家、株主様によく企業を知ってもらうために、検定にしちゃう。\(^O^)/

 おれ、伊勢丹検定には興味ないな。伊勢丹新宿本店食品フロア検定にしてく
れなきゃ。
 もう、そこまでマニアックなのか。\(^O^)/
 たとえば、
問
 いま、一番行列がすごい店の名前は。
答
 アンリ・ルルー
とかね。今日の情報省の調査では、これ、ほんとです。

 ところで、お前、伊勢丹の株主なのは、ほんとなの?
 以前は、ほんとに株主だったよ。でも、株主優待がしょーもないので売っち
ゃった。新宿本店の駐車場割引券とか、着付け割引券とか、美容室割引券とか、
なんか、そんなのばっかだった記憶がある。
 ばかー。お前、人生最大のチャンスを逃したぞ。
 えっ、どういうこと?
 お前の人生の最大の目標はなんだ。
 そ、それは、京王線の女性専用車両に女装して乗って警察に捕まって、朝日、
読売、毎日、日経など全国紙の一面トップを飾り、NHKのニュースでもトップ
で報道されることだ。
 だろ。だったら、着付け割引券、美容室割引券は大チャンスだったじゃん。
 そ、そ、そうかあ。ああ、おれのばかばかばか。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 呼子のイカ検定\(^O^)/
---
 世の中検定ブームだそうで、来たばかりの週刊ダイヤモンド2007/07/07号に
は、検定ビジネスの記事があった。
 京都などのご当地検定は有名だが、驚いたのは、名産品検定なんてものがあ
って、その中に呼子のイカ検定があった。ほんとかよと思ったら、ほんとにあ
るね。\(^O^)/
http://www.gotochitsu.jp/gotochi_kentei/ky_006.html
唐津・呼子イカ検定

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/01/1617227
イカロボット、ガメラ対バイラス、グエムル
で、呼子のイカのことを書いたら、これだもんな。週刊ダイヤモンド編集部は
おれの書いたものをみて、あわてて印刷所で突っ込んだな。\(^O^)/
 ばかー。時間的に間に合うわけないだろ。
 じゃ、おれの脳を事前にスキャンしていたということか。すなわち、編集部
にはテレパスがいる!
 ばかー。お前が書いたのは、昨日だろ。やっぱり時間的に辻褄が合わないだ
ろ。
 つーことは、最終的に得られる唯一論理的な結論は、編集部には、プレコグ
(予知能力者)がいる!
 たしかに、それしかないな。\(^O^)/
 じゃ、対抗するには、不活性者(超能力者の能力を不活性化する超能力者)を
集めないといけないのか。
 お前さ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/01/506379
占い詐欺師の懲りない面々
で、情報省はプレコグを使った予防拘束を早く実現するなんていってたのに、
そんな対策もしてなかったのか。霞ヶ関にファイアウォールがなくてやられ放
題だったのと同じじゃんよ。
 まさに。きさまのせいで、情報省のやることが事前にだだ漏れじゃよ。人間
Winnyか、きさまは。\(^O^)/
 じゃ、プレコグ対策のために、「ユービック」か「マイノリティ・リポート」
でも読むか。^^;

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/showshotcorne-22/
フィリップ・K・ディック著、浅倉久志訳「ユービック」(ハヤカワ文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150112789/showshotcorne-22/
フィリップ・K. ディック著, 浅倉久志訳「マイノリティ・リポート―ディッ
ク作品集 (文庫) 」

 映画の「マイノリティ・リポート」は原作がこんなになるかと思うほど違う
んだよね。映画的要素ぶち込みまくりで。^^; 逆にいうと、原作からどうい
う脚本を書けば映画化できるか、テクニックがわかるわけだけど。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000O76Z1M/showshotcorne-22/
マイノリティ・リポート 新生アルティメット・エディション

 この新生アルティメット・エディションってなんだよ。また新しい名称のエ
ディション見つけちゃった。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: イカロボット、ガメラ対バイラス、グエムル
---
 函館でイカロボットがデビューするそうです。詳しくは、
http://www.asahi.com/komimi/HOK200706200005.html
イカロボ、デビュー前にリハーサル
をどうぞ。
 おれ、イカといえば、小学生のときに観た映画「ガメラ対バイラス」のバイ
ラスね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005NO4K/showshotcorne-22/
ガメラ対宇宙怪獣バイラス
だとよくわからないけど、
http://showtime.jp/app/detail/contents/g00cnm010100163710426
だと、バイラスの姿が少しはわかるかな。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ガメラ対宇宙怪獣バイラス
のあらすじより、
http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/movie/m06008.htm
ガメラ対宇宙怪獣バイラス
のほうが詳しい。
http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/movie/m06012.htm
ガメラ対大怪獣ギロン
のギロンは、チョー強ぇーし、怖かったよ。あのギャオスが簡単にやられちゃ
うんだもんね。
 でもしかし、一番、怖かったのは、バルゴンかな。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005NO4I/showshotcorne-22/
大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
は、中古で、8800円もするのか。プレミアがついてるんでしょうね。全部、集
めておけば、Lisp本に続いて大金持ちだったかも。
 とにかく、バルゴンの何が怖かったかというと、南方に行った船の船員が、
バルゴンの卵を上着の内ポケットに入れて日本に持ち帰るんだけど、ポケット
の中で呼吸するように光るんですよ。
 ばかー。持って帰るな。日本が危ないと真剣に思ったもんね。
 だから、この映画観たあとしばらくは、父が帰ってきたら、背広の内ポケッ
ト、チェックしたもん。バルゴンの卵が入っていたら、日本が危ないから。\(^O^)/
 ま、俺様のこういう努力のおかげで戦後の日本は繁栄したといえるな。\(^O^)/
 でね。バルゴンの最後がまたいいんですよ。大阪城でガメラとの死闘。バル
ゴンの必殺武器は虹の光線なんです。バルゴンは最後に死ぬときに、虹の光線
を出すんだけど、途中で力尽きて虹が消えちゃうの。
 虹の儚さと命の儚さを重ねた演出は、詩的な美しさで幼いおれの心をとらえ
て離さず、おれは冷酷無比に育ちました。\(^O^)/
 逆効果やんけ、お前。

 平成ガメラ3部作は、どれも好きだけど、個人的に一番の好みは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HTZ2/showshotcorne-22/
ガメラ2 レギオン襲来
 群体というのがいいんですよ。
 平成ガメラ第1弾の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HTZ1/showshotcorne-22/
ガメラ 大怪獣空中決戦
もうれしかった。新しい怪獣じゃなくて、ウルトラマンにはバルタン星人、ゴ
ジラにはキングギドラ、ガメラにはギャオスのギャオスだったもん。子供のと
きに観たギャオスの冷酷さそのまま。ギャオスは、人をばりばり食うし、ギャ
オスとガメラが渋谷に墜落してきて、カップルやファミリーが巻き添えで大量
死するし。
 渋谷に行ってなくてよかった。\(^O^)/

 最近、上映された「小さき勇者たち」はガメラと子供たちの心温まる物語な
んでしょ。昔もガメラもどんどん子供の味方になったもんね。「小さき勇者た
ち」を観に行きたかったけど、すぐ終わっちゃったもんね。
 笹塚の江川さんとこのビデオ屋にあるかなあ。たぶん、ないよ。
 こういうお子様向けの入れないから。^^;
 amazonには、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GTLQF8/showshotcorne-22/
小さき勇者たち ガメラ スペシャル・エディション
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FG4LGS/showshotcorne-22/
小さき勇者たち ガメラ DTSメモリアル・エディション
とあるけど、映画って、スペシャル・エディション、コレクターズ・エディシ
ョン、ディレクターズ・カット、プレミアム・エディションとか何度もいろん
なエディションが出るでしょ。いつ、買っていいのか、わからんのよね。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CEGVJS/showshotcorne-22/
ガメラ生誕40周年記念 Z計画 DVD-BOX
なんてのもあるんだ。これを買うと全部揃う? でも、昭和ガメラは、環境問
題とか説教臭いのも多いからなぁ。

 結局、イカロボットのことなんかどうでもよくて、ほとんどガメラだったじ
ゃん。
 ばかー。細かいことをいう奴は、大成しないぞ。
 とにかく日本は早く怪獣自衛隊を創設するべきですね。\(^O^)/
 そうそう、早くしないと韓国が先に怪獣軍を創設するぞ。だって、グエムル
がいるもん。ま、ガメラやギャオスの敵じゃないけどな。
 あ、グエムルも
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JJ5G06/showshotcorne-22/
グエムル 漢江の怪物 スタンダード・エディション
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JJ5FZW/showshotcorne-22/
グエムル 漢江の怪物 コレクターズ・エディション
の2つがある。値段の差ほど、内容の差があるのかなあ。
 グエムルって、パトレイバーのパクリじゃないかと話題になったんだってね。
 おれは知らないから、単純に面白かった。パトレイバーはわずかしか知らな
いけど、雰囲気全然違うけどね。
 リアルさとやりすぎが絶妙のバランス。ああいう家族愛がベースになってい
るのは、やっぱ、儒教の国ならではなんだろうね。
 一番心配になったのは、冒頭で、グエムルにアックス・ボンバーかウェスタ
ン・ラリアットかリキ・ラリアットか知らんが、それを食らった形になって引
きずられていった若いお姉ちゃん。\(^O^)/
 あと、グエムルが橋の下を体操の段違い平行棒みたいにびゅんびゅん移動し
ていくところはよかったなあ。おれらの世代だと、あれ、忍者の猿飛び佐助を
思い出すもんね。\(^O^)/
 結末はいわないけど、あの子がああなって、そうかあと思ったもん。複雑な
心境。まんまと監督の狙いにハマった感じ。
 あ、そうそう。主演が、JSAのソン・ガンホなんですよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006F1VG/showshotcorne-22/
JSA
はいいよー。ほんと、いい。おれ、男泣きに泣いたもん。\(^O^)/
 ほかに観たことがある韓国映画は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V1CO/showshotcorne-22/
シュリ
 これを先に江川さんに進められて面白かったから、JSAを借りたと思う。
 どの韓国映画だったか、たしかユリョンだったと思うけど、日本の原潜が
やられるんだよね。自衛隊、まだ原潜持ってないでしょ? でも、韓国の認
識じゃ、日本は原潜を持ってる。\(^O^)/
 ばかー。表向きは持ってないことにしてるだけだぞ。情報省のアドバイスで、
かわぐちかいじが「沈黙の艦隊」でとっくにバラしてるんだよ。\(^O^)/
http://ja.wikipedia.org/wiki/沈黙の艦隊

 それにしても、お前、潜水艦モノ、好きね。
 やっぱ、小沢さとるの「青の6号」「サブマリン707」の影響だと思う。
ガキのころ、これは貪り読んだもん。あと、エムエム三太ね。インパクトガン
がほしくてほしくて。
http://pai.blogzine.jp/note/2005/05/post_f750.html
には、同じ人がいる。\(^O^)/
 ひょっとして、この人、望月三起也の「秘密探偵JA」や「ワイルド7」も好
きなんじゃないか。\(^O^)/

http://ja.wikipedia.org/wiki/望月三起也
によると、藤枝ブルックスとも関係しているのね。藤枝ブルックスは、アビス
パ福岡の前身なんですよね。静岡にJリーグのチームが多くなりすぎるという
ので、藤枝から福岡に移るんですが、そのころの様子をテレビのドキュメンタ
リーで観たことがあります。

 イカロボットから、アビスパ福岡まで来たか。感無量。\(^O^)/
 もうちょっと足を延ばせば、呼子のイカシューマイにたどり着いて、
タコハポーン、イカジュポーン
になったのに。\(^O^)/
 これ、世界的ジャズピアニスト山下洋輔さんが、今年1月の飲み会で教えて
くださったフランス語に聞こえる日本語。日本語に直すと(笑)、タコの足は8
本、イカの足は10本という意味です。アテネ・フランセの初級コースで、み
んな学びます。\(^O^)/
 ニクコケをポケなさい。
 筒井康隆の「日本地球ことば教える学部」か、お前は。
 平石さんのライフワークである大大大大労作、筒井康隆大辞典によれば、
http://www.jali.or.jp/tti/data/jiten/jiten-data/1984.htm
をみると、エロチック街道に入ってますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171173/showshotcorne-22/
筒井康隆著「エロチック街道」
をみると、マーケットプレイスにしかないのね。面白いのにね。

 呼子のいかしゅうまいは、萬坊のが一番有名ですね。東京でもデパートの九
州物産展には、ちょくちょく来てるよね。
http://www.manbou.co.jp/
萬坊

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 将棋名人戦、郷田九段大逆転勝ち! 決着は最終局へ
---
 将棋名人戦は、森内名人が最終局を制して、永世名人になりましたね。おめ
でとうございます。
 それこそ、永世名人に大手をかけたあの歴史的大逆転負けからよく立ち直り
ましたね。すばらしい。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/news/20070630k0000e040007000c.html
将棋:名人戦 激闘から一夜明け…森内名人「やっと楽に」

 誰もが先に永世名人になると思っていた羽生さん。悔しいだろうねえ。勝負
の世界は厳しいですね。

 棋聖戦は、連敗スタートの渡辺竜王が1勝返しましたね。5番勝負だから、
流れが変わると一気に渡辺竜王の3連勝で逆転もあるので、佐藤棋聖も油断で
きませんね。

 小西さんから。
--- ここから ---
中村様

小西と申します。
貴コーナーはいつも楽しく読んでおります。
かなり前門司ねたでメールを送らせていただきましたが、今回は将棋ネタに関
して補足させていただきたいと思います。

(補足ここから)

羽生三冠に関して、

>> 羽生3冠も、どのタイトル戦か忘れたけど、
>> そこだけは負けというところに逃げたのが、たしかありましたよね。
>> 極限の中で、つい指した手がとんでもないことって、ああいう超一
流の人たちでも
>> あるんですね。
>>  羽生さんの場合、その負け方をして、あ、竜王を失ったのかな。
とにかく、
>> それから一念発起して7冠を取ったんでしたっけ? あれ、もう忘
れた。^^;

と書かれてありますが、これは2001年竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第1局の対
木村一基五段(当時)戦だと思われます。
このポカが衝撃的だったのは、木村五段の銀による王手に対して一手詰みの頓
死を見逃したことで(もちろん、それ以外の応手なら羽生四冠(当時)勝利)、こ
のときばかりは指された瞬間控え室でも悲鳴に近い声が上がったそうです。

ただ、この後羽生四冠は木村五段に連勝し藤井竜王(当時)に挑戦、4勝1敗で竜
王のタイトルを奪取しています。
この頓死を引きずらずに残りを連勝できるあたりが羽生氏の強さではないかと
思います。

(補足ここまで)

以上、僭越ながら補足いたします。
今回はこの辺で。
--- ここまで ---

 ありがとうございます。去年は、BIGLOBEの動画で、勝又さんの「世紀の大
ポカ」というのがあって(現在は終了)、これを解説していました。もう観られ
ないのが残念。

http://www.sankei.co.jp/shogi/topics/070517/tpc070517000.htm
【わたしの失敗】羽生善治三冠(3)
にこのときの話がありますね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 囲碁でもコンピュータが人間に勝つ?
---
 コンピュータが人間のトップクラスに勝つのは時間の問題といわれる将棋と
は違って、囲碁ではまるでコンピュータは歯が立たないといわれてきましたが、
雲行きが変わってきたのかもしれません。
 今月の日経サイエンス。すなわち、2007年8月号の冒頭のトピックスによる
と、新アルゴリズムが開発されて、10年以内にプロに勝てる可能性が出てき
たなんて話が出ています。
 オンラインでは全然読めませんが、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55708
日経サイエンス 2007年8月号
のNEWS SCANの「待ったなし、シリコンの一手」がその記事です。
 おれは、囲碁は将棋より、はるかに弱い以前の状態で、何がなんだかわから
ん。昔、書いたように、ガキのころ、じいちゃんから囲碁でいぢめられたトラ
ウマでしょうか(爆)。
 日本棋院の
http://www.nihonkiin.or.jp/play/index.html
にある九路盤ソフトのソフトでも全然勝てません(泣)。
 くやしいから、「ま、正式の十九路盤に比べて、九路盤だから探索範囲が狭
くて、コンピュータに有利だからな。十九路盤でやれば勝つ」などと、絶対あ
り得ないことをほざいております。

 おれにとって、囲碁の面白さは、何より言葉の面白さ。
 国際大会の解説をよくしている黄孟正さんの解説が好きで、囲碁将棋チャン
ネルで見るけど、
「先生、ここで黒がきるとどうなるんですか?」
「じゃ、ちょっとやってみましょう。黒がきると、白はさがって、(以後、黒
白の順)、あてて、ついで、のぞいて、すべって、まがって、のびて、はねて、
こすんで、おさえて、つけて」
などいう調子で、10手以上やって、黄さんが
「で、どうですか。こうなってみると、白は右上から下にかけて模様がいいで
すよね」
 訳がわからん。\(^O^)/
 でも、囲碁の訳のわからなさって、いやなもんじゃないね。なんか、脳みそ
の皺がかゆくなるような感じだけど、なんか、いいのね。
 その黄さんを、この前、市ヶ谷駅前で見た。日本棋院は市ヶ谷にあって、ア
ンテナハウスも市ヶ谷だから。思わず、握手してもらおうかと思ったけど、急
いでらっしゃるようで、早足で歩いておられたので、遠慮しました。^^;

 ところで、日経サイエンスの記事は、アメリカのサイエンティックアメリカ
ンの記事の翻訳なので、チェスは、IBMのディープブルーがカスパロフに勝っ
て、
「コンピューターが人間に及ばないゲームは実質上ただ1つ。囲碁だけになっ
た」
などと書いてある。将棋は眼中にない。\(^O^)/
 羽生さんもいってたけど、統一ルールによる将棋の国際化って、もはや無理
なんだってね。アジア各国に将棋はあるけど、もうルールがずいぶん違うし、
それは各国の歴史や文化が背景にあるので、統一ルールができるような状態で
はないみたい。
 羽生さんは、各国の将棋を指してみて、それを実感したそうです。

 経済評論をやってる山崎元という人がいますよね。おれ、この人、たとえば、
投資信託なんて手数料が高すぎてダメなんて書いてくれるので合理的で好きな
んですが(バクチやりたいのに、合理的過ぎて面白くないという言い方もある
かも)、以前、日経CNBCを観ていたら、山崎さんの番組があった(いまもあるの
かどうか知らないけど)。
 自分の番組をもっていることにも驚いたが、将棋連盟会長の米長さんがゲス
トに来たのにも驚いた。そして、何より、山崎さん、大の米長ファンなのに驚
いた。
 なぜかといえば、彼、東大将棋部だったのね。
 それで、スタジオに自分がもっている米長グッズを嬉々として並べていまし
た。山崎さんの意外な一面をみましたね。
 で、山崎さんが米長さんに将棋の国際化について質問したら、米長さんは、
将棋は日本の伝統芸能なので、国際的に認知されるようにするにしろ、日本の
将棋として普及させるなどと答えていました。
 将棋の国際化。これについては、おれに秘策があるが、それは国家秘密なの
で、しばらく伏せておく。
 単に書く余裕がないだけだろ。
 はい。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 超漢字検索
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 TRONのパーソナルメディアが、BTRON超漢字で培った文字検索機能をWindows
に実装して、発表しています。詳しくは、
http://www.chokanji.com/press/ckk/070628ckkpress.html
読めない漢字や異体字を素早く検索して入力できる、
パソコン用の総合文字検索ツール「超漢字検索」を新発売
をどうぞ。
 部首を掛け算引き算で指定できるのがいいな。これ、特許になってるの?
 やっぱ、トンパ文字はいいなあ。
http://www.chokanji.com/press/ckk/fig-17.png

 文字に興味がある人は、以前書いた
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/17/1412347
東京外国語大学の好奇字展(その2) 
もどうぞ。

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