MS Watch

Last update 2000/02/02

 ここには過去の「MS Watch」が集めてあります。

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 これより新しい分については、こちらへ


1999/12/28

謎の「Excel終了が遅い」トラブル

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 謎の「Excel終了が遅い」トラブル
---
 匿名希望さんからの面白いメール。ありがとうございます。
--- ここから ---
http://www.yamaji.ac/
謎の「Excel終了が遅い」トラブル、
その原因を究明せよ!
1999/11/12 報告

という記事があり、これの原因がOutLookである等詳しい説明があります。
MSの愚かさ加減がまた一つ明らかになる記事ですね。

ところでこの記事、直接記事にではなくトップページにリンクすることを指示、
多くの広告を見せつけるため、読者としては結構つらいものがあります。
しかし私もセキュリティ情報発信者の一人としては気持ちはよくわかるんです
よね。セキュリティ情報を売り物にしている人々や既存メディア(インターネ
ットの情報を記事にしてる雑誌など)の中にボランティアによって公開された
情報を勝手にパクッて金儲けしてる人が結構いて、腹立たしかったり悲しかっ
たりします。(私はそれで結構やる気をなくしました)

最近Bugtraq-JPなどが出てきてセキュリティ情報を公開した人が評価を受けや
すい形になってきてますが、こういったことがもっと定着して欲しいと思って
ます。
--- ここまで ---

 犯人は、やはりOutlookというのが、笑わせてくれますよね。でも、初心者
は無知だからOutlook使うわけですね。で、パソコンの調子がおかしいなどと
いって、雑誌や本を買うわけですね。ハードディスクをきれいにするソフトを
買ったりするわけですね。ついには、新バージョンのソフトにすれば、あるい
は新しいマシンにすれば救われるかも、などと思うようになるわけですね。
 変な宗教に捕まって金を巻き上げられる連中と一緒ですね。でも、そんな馬
鹿がいっぱいいるから業界儲かるわけで、やはり、マイクロソフト様、ビル・
ゲイツ総統閣下は偉大ですね。
 それにしても、こういう人たちに金を払うなり、感謝の意を表すべきなのは、
MS(マイクロソフト)なんだけどね。でも、MSはやんないからね。さすが、礼儀
知らずとか人間のクズ集団といわれてしまうだけあるよね。

 それから、テレビ屋、ブン屋、雑誌屋、編集者、作家やライターなどの文筆
業者などなど、メディアの連中は原則人間のクズですから。連中を普通人と思
ってはいけません。そういう無頼だからこそ社会が連中に与えている特権とい
うのもあるんだけど、それに無自覚な馬鹿がメディアに多いから、また問題な
んだよね。
 フジテレビやTBSなんか、会社丸ごとクズなのが今年世間にも明らかになっ
たけど、社の上層部をはじめ、連中はそれを自覚してないんだもんね。認可事
業の虚業の癖してエリートだと思っている連中がいるしね。
 それにしてもフジの開き直りには恐れ入るよね。おれ、めざましテレビ観な
いようにしてるもんね。また、やじ馬とズームインに戻っちゃった。
 でも、8時からの小倉の最初のトークだけは観るんだよね。もっと毒入れて
いいと思いますよ、小倉さん。それから、デーブ・スペクターが来る日は、小
倉とデーブで10分くらい勝手にしゃべらせると面白いんだけどね。
 8時半からは、必ず、はなまるマーケットだね。ほかのチャンネル、つまん
ねー、ワイドショーやってて、みんな一緒だもんね。
 あ、そうそう。日テレの特命リサーチ、面白いですよね。最初、日テレお得
意の矢追のインチキUFO番組みたいなデタラメ番組かと思って観たら、全然違
うのね。他局には、オカルトばっかりやってる似て非なる番組があるけどね。
 しかし、テレビ東京の6:45からのオハスタを番組開始から観ている中年は、
おれくらいだろうな。\(^O^)/
 おれ、朝早いのは得意だから、子供番組、朝早くやってほしいね。思えば、
ウゴウゴ・ルーガも最初は朝早かったんだよな。

全然、関係ない話になった

AccessにY2K発生

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: AccessにY2K発生
---
 Y2K問題は関係ないから対応予定なしだったMS Accessですが、突然修正ソフ
トが出たんだそうです。これが出たおかげで、(日本語版は?)Y2Kが発生する
(?)んだそうです(爆笑)。詳しくは、
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/biztech/print_pc/89382
マイクロソフト、「2000年問題対応予定なし」のAccess 2.0に修正ソフト
をどうぞ。
 個人的には、関係ないから全然平気で、笑ってられますけど、Access使って
いる人は要注意でしょうね。
1999/12/23

MSにまた不利な判断

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MSにまた不利な判断
---
 司法省との裁判、MSが文句が却下されました。詳しくは、
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991222-8.html
判事、MSのレッシグ教授への異議を却下
http://www.zdnet.co.jp/news/9912/22/ms.html
連邦地裁,MSの“法廷助言者”解任請求を却下
をどうぞ。
1999/12/21

欧州でもMS独禁法違反

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 欧州でもMS独禁法違反
---
 #5421でお知らせした裁判の判定が下り、MSを独禁法違反で調査しなかった
のは、間違っていたという判断が出ました。これで、ヨーロッパでもMSの独禁
法違反を本格調査する可能性が出てきました。詳しくは、
http://www.hotwired.co.jp/news/news/3499.html
欧州でもMS独禁法違反調査開始の可能性
をどうぞ。
 独禁法とは関係ないですが、ほかに、中国でMSの訴えが却下されています。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9912/18/b_1217_16.html
中国の裁判所がMSの訴えを否定
をどうぞ。

 #5407で書いたように、イスラエルでも独禁法違反で調査されています。
 さすが、世界征服を狙うショッカーならぬ国際的犯罪組織Microsoftですね。
世界のどこでも違法行為やり放題だったんだね。\(^O^)/
1999/12/19

MS、イスラエルでも

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MS、イスラエルでも
---
 MSはイスラエルでも独禁法違反で調べられているようです。詳しくは、
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991210-6.html
MSをイスラエルの独禁法当局が調査中
をどうぞ。

欧州裁判所がマイクロソフトに判決

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 欧州裁判所がマイクロソフトに判決
---
 小ネタですが、MSがヨーロッパでもまた訴訟を抱えているというお話。
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991216-6.html
欧州裁判所がマイクロソフトに判決
1999/12/10

またまた新型ウイルス

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: またまた新型ウイルス
---
 次から次へと新しいアイデアを持ったウイルスがでますね。
 今度は、自分を自動更新して進化していくウイルスです。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9912/08/babylonia.html
チャットで感染する自動更新型ウイルス「W95.Babylonia」――姿や繁殖手段
が変わる危険性も
をどうぞ。
 大分県のプロバイダがこのウイルスの故郷として使われていたとのことです
が、いまは、使えなくなったとのこと。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9912/09/babylonia.html
ホームページをなくしたBabyloniaウイルス
をどうぞ。
 大分のプロバイダというと、有名なのはコアラですけど、コアラなのかな?
Babyloniaとかいいながら、オーストラリア出身なんでしょう。\(^O^)/

笑い事っちゃないばい
1999/12/08

2000年1月1日に行動を起こすウイルス

 数日前に書いたものですが、ウイルスネタなので早く更新したかったのですが、忙しくて更新できませんでした。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 2000年1月1日に行動を起こすウイルス
---
 またウイルスネタ。またまた例によって、IEとOutlookユーザが被害を受け
ます。ハードディスクの中身も破壊されます。
 詳しくは、
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991204-3.html
2000年1月1日に行動を起こすウイルス
をどうぞ。

===
標題: 続2000年1月1日に行動を起こすウイルス
---
 Outlookを狙った凶悪ウイルスは、ますます花盛りですが、例のウイルスの
ZDNet Japanでの続報です。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9912/06/mypics.html
Y2Kとダブルパンチ? 新たなウイルス「W32/Mypics.worm」
をどうぞ。
 Outlookを使っている奴、そいつだけがハードディスクを破壊されたりする
のは自業自得で、ほら、いわんこっちゃないですむんだけど、そこから何10
通もウイルスをばらまかれるのが大迷惑ですよね。
 Outlookを使っている奴は、保菌者兼媒介者であり、社会にウイルスをばら
まく法定伝染病患者みたいなもんなんだけど、当人が無知で自覚がないケース
が多いのがやっかいですよね。お願いだから、Outlookを使うの、やめてくれ
よ。

さらにゲイツの寄付について

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: さらにゲイツの寄付について
---
 染葉さんからのメールです。

--- ここから ---
12月2日号のMS-Watchで、ビル・ゲーツの寄付行為のことが出ていましたが、
ビル・ゲーツは自分が主宰する慈善団体に寄付して、そこから給与を貰える_
つまり、合法的に(?)脱税しているって、わけです。
アメリカでは、こうした寄付は税の控除の対象になりますから、その分だけ彼
は納税額を減らし、慈善団体からの給与(=納税額が低くなる)で、またまた
儲けるっていう寸法です。
そんな余分な金があるなら、バグだらけのWindowsをユーザーにお金を払って
使ってもらう商法に転換すべきですよ_ね。(笑)
--- ここまで ---

だそうです。
 そうだとしたら、ゲイツが寄付したといっても、結局、自分の右のポケット
から左にポケットにお金を移すようなもので、ケチには変わりないのかも。
 でも、テーブルマジックを観てるみたいだね(爆笑)。\(^O^)/
1999/12/02

偉人Bill Gate?

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 偉人Bill Gate?
---
 ゲイツをロックフェラーやカーネギーと比較した記事です。
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/29/gates_1.html
Bill Gates氏をロックフェラー,カーネギーと比較すると……
をどうぞ。
 なかなか面白いです。ほんと昔も今も独占企業がやることは変わらないです
ね。
 でも、ゲイツはいますごい寄付してるんですね。この前まで、寄付をしぶる
ことで有名だったとは思えない。
 これで、公約通り90%の財産を寄付すれば、カーネギーのように尊敬される
かもね。晩年のカーネギーは、無類のお人好しといわれるほど、気前よく財産
を寄付しましたからね。そのおかげで全米に図書館とかたくさんできて、次の
時代の礎になったわけですけど。
 あまりに気前のいいカーネギー
==> カーモネギー
==> カモネギ
 お粗末。

 これに対して、MacWireの連載でお馴染みの藤本裕之さんから、

===
標題: re:ゲイツの寄付
---

>> でも、ゲイツはいますごい寄付してるんですね。この前まで、
>> 寄付をしぶることで有名だったとは思えない。

その寄付を報じた記事でよせばいいのにゲイツの親父さんが

「これでもう誰もムスコのことをケチだなんて言うまい」

という談話を出しているのを読みました。まったく,言わなければ
いいのに(笑)。 その寄付も「公共の福祉に貢献しているというポ
イントをあげれば反トラスト法裁判でなんぼかでも有利になるとい
う計算づくだ」とか口の悪い新聞は書いてます。

という書き込みがありました。ほんとなあ、言わなければいいのに。

またウイルス被害

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: またウイルス被害
---
 もう、耳タコですけど。またウイルスの被害が話題になってます。なにせ、
複数の投資銀行がやられたから、話題性がありますよね。詳しくは、
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991201-5.html
をどうぞ。
 例によって、ガンはOutlookなどMSのメール製品のようですね。
 と思ったら、ZDNet Japanだと、すでに12社が被害にあっているとなってま
すね。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9912/01/minizip.html
ExploreZipウイルスの変種「MiniZip」に要注意――すでに12社で被害
をどうぞ。
1999/11/27

NT4 SP6は使うな

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NT4 SP6は使うな
---
 PC Weekが、NT4のSP6は使うなと警告しています。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9911/08/99110801.html
Windows NT 4.0 SP6の使用にはご注意を……
をどうぞ。
 バグを直すために配られるサービスパック(SP)が、いつもバグだらけで、そ
れを適用すると問題を引き起こすのは、どうしてなんでしょうね。いっこうに
改善もされないしね。
 IBMのほうがはるかに信用できる気がする。

===
標題: Windows NTのアップデートにバグ
---
 NTのサービスパック6(SP6)は使っちゃいけないという書き込みは、#5299で
すでにしてますが、それと同じ話が今度はCNetに出てます。
 NTのアップデートにバグがあって、企業はセキュリティーを犠牲にしない限
り「Lotus Notes」を使えなくなる可能性があると、#5299のZDNetの記事と違
うのは、Notesをダメにするという点を強調する感じになってます。詳しくは
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991116-4.html
Windows NTのアップデートにバグ
をどうぞ。
 まーたこれで、Notesを潰すためにわざとやってただろうなんていわれるん
だよね。まあ、それだけの前科があるから疑われても仕方がないけれど、

ウイルス被害続々(その3)

標題: Mac版StarOffice
---
>Sunが無料で配りまくってるStarOfficeのMac版使うほうがはるかにいいと聞き

 これ、嘘ですね。SunはMac版は配っていません。すみません。お詫びして訂
正します。
 Mac版は古いバージョンでした。今度やっと新バージョンを開発するようで
す。
詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/macwire/9911/25/n_sun.html
SunがMac版StarOfficeを開発
をどうぞ。
 結局、Mac版の古いStarOfficeのほうがMS Officeより出来がいいと、あの人
はいいたかったのだろうか。

MSに集団訴訟

標題: MSに集団訴訟
---
 MSが独占企業と認定されたことで、消費者が不当に高いWindowsを売りつけ
られたとして、集団訴訟(class-action suit)が起きています。
 詳しくは、

http://news.cnet.com/news/0-1003-200-1461088.html?tag=st.ne.1002.bgif.
1003-200-1461088
をどうぞ。
 水に落ちた犬はぶったたくという、訴訟好き、焼肉定食なアメリカ資本主義
ですなあ。金がうなっているMSからばんばん金をふんだくれるので、これから、
こういう訴訟はどんどん出てくるでしょう。
 独禁法裁判で完全敗訴するとこれらの集団訴訟でも敗訴してしまう可能性大。
それはまずいから、なんとか司法省と和解ということになるんでしょう。
 ウィンドウズのオープンソース化(全ソース公開と無償利用、改造自由)、MS
完全解体(分割ではない)は、MSの独占力をなくすには譲れない線でしょう。

===
標題: MSに集団訴訟(その2)
---
 日本語でも続報がいろいろ出ています。

http://www.hotwired.co.jp/news/news/3386.html
各州でMSを集団提訴:100億ドルの損害賠償請求も
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991124-7.html
MSへの集団提訴が多発?
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/24/class.html
事実認定の余波,カリフォルニアでMicrosoft相手取った集団訴訟
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/25/b_1124_12.html
フロリダ州でもMicrosoft相手の集団訴訟
をどうぞ。

恐怖のW2K

標題: 恐怖のW2K
---
 Y2Kが通り過ぎても、次はW2Kの恐怖が無知なユーザーや管理者を襲いそうで
す。
詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/26/win2k.html
Windows 2000がファイルシステムを上書き――移行強要の手段?
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/26/win2000.html
個人ユーザーがWindows 2000を導入するリスク
をどうぞ。

 正味の話、ひょっとしたら、Windows 2000よりLinuxのほうが使えるドライ
バと使える周辺機器が多いんじゃない?

Win98のパッチに気をつけよう

---
 NTのSP6は使っちゃいけないという話が以前出ましたが、Win98のパッチもま
ずいんだそうです。詳しくは、
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991124-2.html
をどうぞ。
 NTのSP6って、たしかあのパッチを当てないとY2Kでまずいんじゃなかったか
な。このWin98のパッチは、Y2K関係ないのかな。
 でも、このパッチを当てるとWindows Updateが使えなくなるというのは、正
しい動きだと思うよ(笑)。Windowsを動かなくする危険なWindows Updateを使
えなくするんだもん(爆笑)。

IE5セキュリティホール

標題: IE5セキュリティホール
---
 また、IE5にセキュリティホールが見つかってます。詳しくは、
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991124-5.html
サイト管理者がファイルを盗めるIE5のバグ
をどうぞ。
 Outlookが最凶最悪ソフトの王座についたので、どっこいIEも負けてないと
いうところでしょうか。シビアな争いですね(笑)。でも、次の王座をOffice 
2000とWindows 2000が狙っているそうです。^^;
1999/11/26

ウイルス被害続々(その2)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: ウイルス被害続
---
 いつもウイルス関連情報を送ってくださる染葉さんが、緊急に一連のウイル
スについてまとめたページを用意してくださってます。
 詳しくは、
http://sites.netscape.net/someha/gogai.html
をどうぞ。
 ほかに、
http://sites.netscape.net/someha/ie5matters1
僕がIE5を薦めない理由
http://sites.netscape.net/someha/pc1staid1
セキュリティ対策とウイルス除去のページ
もありますね。
 ただねー、XML対応はIE5が一番進んでいるから、XMLやってるとIE5を使わざ
るを得ないんだよね。それとWindows上では、IEはコンポートネント化されて
るから、アプリから使いやすいしね。
 Mozilla/Gekkoが、早くXML対応とコンポートネント化されるといいんですけ
ど。
 もちろん、上は、Mozill/Gekkoは、いま、どういう状況なのか、知らずに書
いてます。^^;
 Mozilla/Gekko、がんばれ。ほかのブラウザもXML対応やってね。

 ところで、IEをMFCでくるんだCHtmlViewというかHTMLコントロールというか、あのコンポーネントは、セキュリティの制御なんてできるんでしょうか。どなたか、ご存じですか?

1999/11/23

ウイルス被害続々

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ウイルス被害続々
---
 クリスマスや年末、2000年が近づいたせいか、強烈なウイルスが実際に被害
を及ぼし始めました。

(1)
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/18/disneymelissa.html
Melissaウイルス,Disneyの社内文書をスパム送信
(2)
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/19/funlove.html
Dellのアイルランド工場がFunLoveウイルスに感染
(3)
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/20/b_1119_10.html
アンチウイルス会社がウイルスに感染
(4)
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/22/xmasvirus.html
大手企業10社がクリスマスウイルスに感染
(5)
http://www.zdnet.co.jp/macwire/9911/16/n_oe5.html
MicrosoftがOE 5のセキュリティ上の問題を警告

 読むとわかりますが、毎度いうように、例によってWordやExcelといったMS 
Office、そしてIE、さらに何といってもOutlookを使うのが、非常に危険だと
いうことがわかります。
 個人もそうだけど、Office/IE/Outlookで統一した企業のほうが、被害甚大
で馬鹿をみてますね。会社の財産や秘密がやられまくりでも、MSは決して損害
賠償に応じませんし、しかも、使い続ける限り、永遠に対策に頭を悩ませるこ
とになるんですから、使った奴が馬鹿を見るだけなんです。

 (1)は、忙しくて紹介できませんでしたけど、こういうメールを頂戴してい
ました。Thanks > 染葉さん
--- ここから ---
 つい先だって、Disneyの社内ネットがMelissa.Aに汚染されて、社内文書が
報道機関に送られてしまったことが話題になりましたが、これもOutlook 
Expressが原因です。僕は以前から、同社で働く友人に、Outlook は危なく、
下手をすると大事な顧客を失う恐れがあるから止めるように言っていたのです
が、矢張り、何か問題が起こっていたらしいのです。
 そして、最近、社内ネットだけはメールを使うが、外部とはファックスか電
話で連絡をとるようにしたそうですが、その矢先に、今度の事件?が起きたよ
うです。今回の事件は、こっそり、外部とメールでやりとりをしようとした二
人の社員が、外部にネット接続をしたために起こったそうです。
 つまり、たとえイントラネットに限定していても、Outlook Expressを使っ
ている限り、誰かがこっそりインターネットに接続すると、社内文書が外部に
漏れてしまう_ということです。最近話題になった幾つかのウイルス(例えば、
Bubbleboy、Melissa.A、Melossa.Uなど)は何れもOutlook Expressにだけ感染
するウイルスです。
 然し、問題は、Outlook Expressを使っていなくても、それから送られて来
れば、ネスケでもやられる可能性はありますから、皆さん、出切るだけ多くの
人にこの情報を流して、問題を未然に防ぐ対策を講ずるよう、説得してくださ
い。 それが、インターネット社会の健全さを維持する道だと私は考えます。
--- ここまで ---

 (2)はシャレになんないね。NTモデルのパソコンを生産する工場が、NTのセ
キュリティを破壊するウイルスに感染してるんだからね。ウイルスまでプリイ
ンストールだもん。Dellも親切だよな(笑)。まあ、Office/IE/Outlookが3大
ウイルスだと思えば、とっくにいろんな会社がウイルスをプリインストールし
てばらまいてるから、ちょっと新種のウイルスを入れたくらい大目にみてもい
いかな(爆笑)。

 (3)もシャレになんないけど、これ、ありそうな話。DataFellowsは、UNIXの
世界じゃ、セキュリティツールとして必携になっているSSH(Secure SHell)を
開発販売している会社。そこがやられちゃうんだもんね。でも、メンテ中に、
アンチウイルスソフトを一時止めていたらそれでやられたってのは、ありそう
な話。

 (4)は、すでに述べたように、MS製品で固めた企業の悲劇。はっきりいって
馬鹿です。日本企業は大丈夫でしょうか?

 (5)は、Macintoshユーザが対象です。いままでWindowsの話だと思っていて
安心していたMacintoshユーザにも、マイクロソフトの魔の手はちゃんと伸び
てました(笑)。で、やっぱり、Outlook(爆笑)。
 無知故に、Office/IE/Outlookの最凶最悪の組み合わせをわざわざMacintosh
でやってるところがあるんだってね。自ら危険に飛び込んで金と時間と労力を
浪費したいんでしょうね。スタントマンになったほうがいいんじゃない?
 追加情報としては、Mac版のMS Officeって最初はクズみたいな出来の悪さだ
ったけど、最近でもそんなにいい出来ではないらしくて、あんなの使うなら
Sunが無料で配りまくってるStarOfficeのMac版使うほうがはるかにいいと聞き
ました。でも、日本語はだめだなんだよね。日本のユーザは残念ね。早く、ア
メリカ人になりたーい、ってか?
1999/11/22

Linux vs. Microsoft: The FUD Report(その3)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Linux vs. Microsoft: The FUD Report(その3)
---
 ガートナーグループの栗原さんからのまたメールがありました。ありがとう
ございます。

--- ここから ---
お忙しいところ、たびたび済みません。

私は、3)も、4)も読んでます。私が、お願いしたかったのは、
染葉さんという人のメールを、そのまま転載していることによって、
「ガートナー・グループが出した反Linux文書のスポンサーがマイク
ロソフトだったことや、同社の裏工作の実体が報告されています。」
という情報だけが一人歩きし、リンク先の内容が正しく反映さ
れていないので何とかしてもらえませんでしょうかということです。

中村さんは、来たメールをそのまま転載しているだけであって、文句
は染葉さんに言ってくれと言われればどうしようもないですが。
(朝日ネットと言ったのは単なる勘違いです。)

それから、11/20付けで、「(b) 問題の報告書は、ガートナーグループ
がMSに売った独自調査報告を、MSが書き直したものであり」と
ありますが、原文のreproduceは「再掲、再販する」という意味であって、
書き直すという意味ではありません。ガートナーグループが、元々、
クライアント向けに独自に書いたレポートを、Microsoftが、(たまた
ま、自社に都合の良い内容であったため、)リプリント料を払って
再掲したということです。したがって、ガートナーのポジションが、
Microsofによって左右されていることはありません。

当該レポートの作者であるM. Gertenbergは、他のレポートでは、
「MSは、デスクトップもNT 4にアップグレードせよと言っているが、
そんなハイプには耳を貸さず、9Xを使い倒せば良いのである」という
ような主張を繰り返していますので、親MS派と思われるのは、さぞかし
心外でしょう。

(略)
自分も、Open Sourceについて
は思い入れがありますし、普段から、「安定したWebサイトならLinux、
シンサーバに最適なOSはLinux」と、ことあるごとに、大企業の情報
システム部にも解いて回っているので、会社がこういう誤解を受ける
ことはなんとも不本意です。

よろしくお願いします。

日本ガートナーグループ
栗原 潔
--- ここまで ---
 文句は、ぼくにいってくれということで、前回は書きました。ぼくにも掲載
した責任はあるわけですから。

 栗原さんと、昨日、連絡をとりました。
 栗原さんの主張は、ガートナーグループは、金をもらって都合のいいレポー
トは書くことはないということです。メールにもあるように、逆に、数あるレ
ポートの中から、企業が自分に都合のいいレポートが出ていれば、それを買っ
て営業に使うことはあるということでした。今回のケースはそれだろうとのこ
と。
 これは、前回の(4)でもガートナーのほうが主張していることです。
 ぼくがいったのは、今回のケースは、MSが資金提供したと思われても仕方な
い扱いになっていたということです。
(1) ガートナーのサイトにMSが資金提供している場所があって、そこに掲載さ
れた。
(2) しかもMSのCopyrightがあった
(3) すでにその部分が閉鎖された
ことです。(2)については、事実関係はまだ明らかではないかというのが、栗
原さんの認識でした。

>原文のreproduceは「再掲、再販する」という意味であって、

 これは、ぼくの間違いでした。ご指摘ありがとうございました。
 ガートナーのレポートをMSが都合よく書き直したんだろう、だから、
CopyrightがMSになったんだろうと思って、書き直したと書いた訳です。
1999/11/20

Linux vs. Microsoft: The FUD Report(その2)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Linux vs. Microsoft: The FUD Report(その2)
---
 #5295に書いたこと(実際の本体は、unix/linux #721)の続きです。大変な長
文になりました。

 まず、ガートナーグループの栗原さんからのメールです。ありがとうござい
ます。
--- ここから ---
はじめまして。日本ガートナーグループの栗原と申します。
サーバ分野を中心にIT業界の分析業務をやっています。中村さん
のWebページは、いつも楽しく拝見させてもらっています。

さて、11/16日付けのMS Watchにて、以下のような記事があります。

>標題: Linux vs. Microsoft: The FUD Report
>---
>染葉さんから。
>--- ここから ---
>下記URLには、Linux vs Microsoft : The FUD Reportと題してレポートが
>掲載されています。 例のガートナー・グループが出した反Linux文書のスポ
>ンサーがマイクロソフトだったことや、同社の裏工作の実体が報告されていま
>す。ご一読あれ。
>
>[Linux vs Microsoft : The FUD Report]
>http://www.zdnet.com/sr/stories/column/0,4712,2387247,00.html
>--- ここまで ---

ここだけを読むと、あたかも、ガートナーグループが、MSから金をも
らってレポートを捏造したかのように見えます。リンク先をちゃんと
読んで頂けるとわかりますが、MSがスポンサーだったというのも誤り
ですし、そもそも、弊社の当該レポートを反Linux文書と呼ぶのも適切
ではありません。

特に、リンク先が全部英語のため、ZDNETの記事や弊社のレポートを読
まないで、MS Watchの記事だけを読んで誤解される方がいるのではな
いかと思いメールさせていただきました。(本来、染葉さんという方
に送るべきと思いますが、ASAHIネットの会員ではないので、どうしよう
もありません。また、中村さんのWebページは、かなり影響力が高いと思
いますので。)

以下の点だけは、正しく認識してくださるようお願いします。

1.ガートナーグループは、世界最大のITインダストリー・アナリスト
会社として、ベンダー中立性を最大のバリューとして、お客様に提供し
ています。そのため、ベンダーから金をもらってそのベンダーに都合の
良いレポートを書くことはあり得ません。1回でもちょうちん記事を書
いて、お客様からの信頼を失ってしまえば、スポンサーから得る金以上
のものを失ってしまうからです。(逆に、歯に衣着せぬ内容のために、
ベンダーからクレームが来ることは良くあります。)

2.ただし、弊社のレポートを、ベンダーが、参考情報として、自社の
ホームページに掲載することはあります。もちろん、この場合に、ベン
ダーからは、リプリントの料金がガートナーに入りますし、当然、ベン
ダーは、自分に都合の良いことしか書いていないレポートだけを選択す
ることになります。
今回はこのケースと思います。もちろん、レポート自身は、弊社のお客
様のためにMSとは独立して作成したものです。さらに、NTの信頼性上の
問題については、かなり昔から書いていますし、スケーラビリティ・デ
イが行われた時にも、多くのメディアがMSのハイプをそのまま記事にし
ていたのに対し、「こんなデモは何の意味もなく、MSがエンタープライ
ズ・システムを理解していないことをデモしているだけである」とのレ
ポートを書いています。ガートナー=親MSという認識は全くの誤りです。

3.反Linux文書と書かれていますが、当該レポートの結論である「Linux
はデスクトップの世界では、一定の地位を得るが、MSの支配を崩すには
至らない」というのは、至極妥当な分析と思います。

たとえば、先日フロリダで開催された弊社のシンポジウムにおけるLinux
パネル(RedHat、Celdera、TurboLinux、VIA、CorelのCEOという超豪華
メンバー)において、聴衆に対して簡単なサーベイが行われたのですが、

「Linuxを全社的デスクトップ標準として展開予定」→0%
「Linuxを全社的基幹サーバとして展開予定」→0%
「Linuxをインターネットのインフラ・サーバとして展開予定」→ほぼ100%

という結果でありました。この他にも、一般企業に対して行った数多く
の調査から上記の結論を見出しているわけです。逆に、Linuxが、Windows
を完全に駆逐し、世の中Linux一色になるという味方も、とても中立的か
つ冷静な分析とは言えないでしょう。(ZDNETの記事の中では、このよう
なLinux狂信主義についても揶揄しています。)

ということで、是非、リンク先の記事および弊社のレポートに目を通し
ていただいて、正しい理解をしていただくようにお願いします。もし、
必要であれば、直接会ってお話しさせてください。(実は、先日、Frank
Solticeのセミナーでもお見掛けして、声をかけようかとも思ったのです
が、ばたばたしていて果たせませんでした。(その後で、Frankへのイン
タビューが入っていたのです。))

突然のメールで大変失礼致しましたが、是非、弊社の業務について正しい
ご理解をお願い致します。

日本ガートナーグループ
栗原 潔
--- ここまで ---

時間がないので簡単に。
 書き方が、ぼくに対するものなのか、染葉さんに対するものなのか、はっき
りしてませんが、一応、ぼく向けだと解釈しておきます。

 染葉さんは、ASAHIネット会員ではありません。

 文書に以下の番号をつけます。
(1)Steven J. Vaughan-Nicholsが書いたSmartResellerの記事
http://www.zdnet.com/sr/stories/column/0,4712,2387247,00.html
[Linux vs Microsoft : The FUD Report]

(2)ガートナーグループの調査報告書
http://gartner12.gartnerweb.com/public/static/hotc/hc00083186.html
Will Linux Be Viable Competition for Windows Desktops?

(3)Eric. S. Raymondが書いたHalloween VI
http://www.opensource.org/halloween/halloween6.html
Halloween VI: The Fatal Anniversary

(4)ガートナーグループが疑惑を否定した記事
http://www2.idg.com.au/cwt1997.nsf/cwtoday/E526A87F6745E60D4A25680B00224F57
Gartner rejects Linux community attack

 ぼくは(1)から(4)まで読んで、

> SmartResellerの記事ですが、こういう金で中立を装った報告書を作らせる
>謀略工作はMSの得意技とはいえ、やっぱり、いろいろLinuxを潰すためにやっ
>てるなあというのが感想。かなり必死になってきてますね。
> こういう裏工作の多さも、独禁法違反を認定された原因でしょう。
> 参照されているEric S. Raymondの文書を読むと、スポンサーだった可能性
>と、MS自身が書いてガートナーに掲載させた可能性を指摘してありますね。オ
>リジナル文書では、Copyright表示がMicrosoftだったそうです。

と書きました。
 メールを拝見して、栗原さんは、(1)と自社の調査報告書である(2)しか読ん
でおらず、リンク先の(3)や(4)は読んでらっしゃらないのではという印象をぼ
くは持ちました。

 染葉さんが「反Linux文書」と書いたのは、おそらく、(1)の冒頭に(2)を指
してanti-Linux reportsとあるからでしょう。これを「反Linux文書」と訳し
たのがけしからんというのであれば、苦情は(1)の著者に行くべきかと思います。

 栗原さんは、論点を勘違いしてらっしゃる。
 (2)の内容は、ぼくは妥当だと思うし、ぼくは内容を問題にはしていません。
 そもそも、問題になった報告書は(2)ではないんです!! 何しろ、問題になっ
た報告書は、ガートナーグループのサイトから消えてしまっているのですから!
! そこが問題なんです。

注:
 問題になった報告書群のうち、MSが書いたと思われるような報告書は捨てて、
(2)だけが残っているというべきか。
 サイトから消えているというのは、問題の報告書が掲載されていた
「WebLetter」のMicrosoftの場所にアクセスすると別のところに飛ばされてし
まうからです。

 (4)では、ガートナーグループのオーストラリアのマーケティングの副社長
が面白いことをいってます。

(a) ガートナーグループのサイトの一部「WebLetter」はMSがスポンサーであ
る。
(b) 問題の報告書は、ガートナーグループがMSに売った独自調査報告を、MSが
書き直したものであり、元々の調査は、MSの資金提供などとは無縁で独自に調
査したものである。

 これでは、MSはスポンサーではなかったというガートナーグループの主張は、
十分な説得力を持ち得ないでしょう。

 日本ガートナーグループは、たとえば、
http://www.zdnet.co.jp/news/9910/28/gartner.html
技術ならIBM,人は富士通,MSとの付き合いは「仕方なく」? 日本ガートナ
ーのIT企業イメージ調査
のようなユニークな調査もやってますし、全部にひどいバイアスがかかってい
るとはだれも思ってないでしょう。が、今回の件に関しては、疑惑を持たれて
も仕方がない対応だと思いますね。

 いま探したら、ChangeLogにこの話題が載ってました。さすがは、ChangeLog。
http://www.changeLog.net/tmp.html#halloween
ChangeLogにある「ハロウィーン VI : 涙のアニバーサリー」の紹介と、関連
記事の紹介。

 それから、山形さんが、(3)を訳してます。さすがは、山形さん。
http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/halloween6j.html
ハロウィーン VI : 涙のアニバーサリー

http://www.ChangeLog.net/log/1999/10/b/leadingitems2.html#Linux_studies
Linux と Microsoft 製品に関する2つの調査報告書。
 ここからリンクされている報告書は、いずれも消えてしまっています。これ
らの報告書は、元々のCopyrightがMicrosoftだったとのこと。

 Linux Japanと「噂の真相」の締切が今日なので、冒頭で時間がないから簡
単にといいつつ、ここまでもう4時間。
 さすがに栗原さんのメールを全文転載することはないですが、今回の問題自
体は、Linux界で話題になったことでもあるので、「Linux Japan」の連載で採
り上げます。
 そうでもしないと間に合わないからです。\(^O^)/
1999/11/18

成毛に潰されたMSKK長谷川常務(その3)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 日経ビジネス、「成毛流ライバル潰し」記事
---
 例の成毛が長谷川常務をいびって潰して退社させた件ですが、日経ビジネス
の記事がウェブで読めます。教えてくださったEndoさん、ありがとうございま
す。
 詳しくは、
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/biz/86379
マイクロソフト、あと2年は成毛体制
をどうぞ。
 それにしてもいかにも成毛がやりそうな手口ですね。OEM事業部長に左遷。
事業部長という大層な肩書きだけつけてあるけど、実態は、長谷川のほかは秘
書一人社員一人だって。
1999/11/16

Linux vs. Microsoft: The FUD Report

 もう10日ほど前にASAHIネットのunix/linuxに書いたものですが。

標題: Linux vs. Microsoft: The FUD Report
---
 染葉さんから。
--- ここから ---
下記URLには、Linux vs Microsoft : The FUD Reportと題してレポートが
掲載されています。 例のガートナー・グループが出した反Linux文書のスポ
ンサーがマイクロソフトだったことや、同社の裏工作の実体が報告されていま
す。ご一読あれ。

[Linux vs Microsoft : The FUD Report]
http://www.zdnet.com/sr/stories/column/0,4712,2387247,00.html
--- ここまで ---

 SmartResellerの記事ですが、こういう金で中立を装った報告書を作らせる
謀略工作はMSの得意技とはいえ、やっぱり、いろいろLinuxを潰すためにやっ
てるなあというのが感想。かなり必死になってきてますね。
 こういう裏工作の多さも、独禁法違反を認定された原因でしょう。
 参照されているEric S. Raymondの文書を読むと、スポンサーだった可能性
と、MS自身が書いてガートナーに掲載させた可能性を指摘してありますね。オ
リジナル文書では、Copyright表示がMicrosoftだったそうです。
1999/11/13

メールを開いただけで感染するBubbleBoy

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: メールを開いただけで感染するBubbleBoy
---
 忙しくて遅くなりましたが、メールを開いただけで感染してしまうワームが
出ました。これは、主にIE4/IE5, Outlook/Outlook Expressのユーザが対象で
すが、Notes Mailなど、IE4/IE5のHTMLレンダリング機能を使っているメール
ソフトは、対象になるようです。
 いままでは添付ファイルを開かなければ大丈夫だったのが、もはやメールを
開いただけでだめです。しかもOutlook/Outlook Expressを使っていると、メ
ールを開く必要すらなくプレビュー画面に表示しただけでアウトです。
 何度もいいますが、IE4/IE5, Outlook/Outlook Expressを使わないのが一番
簡単で安上がりで安全な対策です。無知な初心者ユーザやIE4/IE5, Outlook/
Outlook Expressで統一した企業なんか、こうやってずっと馬鹿を見続けてい
るんでしょうけれどね。
 詳しくは、以下をどうぞ。 
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/10/bubbleboy.html
添付書類を開かなくても繁殖するウイルス「BubbleBoy」が暗示する脅威
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/11/bubbleboy.html
“BubbleBoy時代”のウイルス対策はどうあるべきか?
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/12/trendm.html
BubbleBoyにウイルス対策ソフト各社が対応

http://japan.cnet.com/News/1999/Item/991110-5.html
感染能力の高い新種ウイルスが発見される
http://www.hotwired.co.jp/news/news/3322.html
メールを開けなくても感染するワーム出現

 染葉さんからパッチのダウンロード先を伝えるメール。Thanks > 染葉さん。
--- ここから ---
 話題のバブルボーイという、Microsoft Internet Explorer, Outlook/
Outlook Expressを介して送られ、何もファイルを開いたりしなくても自動的
に増殖するウイルスを撃退するためのパッチがあります。下記のうち、上のサ
イトには解説があります。下のサイトでパッチのダウンロードが可能になりま
す。Internet Explore 及びOutlook/Outlook Expressをお使いの方は、大至急、
パッチをダウンロードして手当てをしてください。
 僕は、こういう問題を極力回避するために、Netscape Communicatorを使っ
ていますが、OutlookやOutlook Expressを使っている人から、送りつけられる
のは迷惑ですから、この情報を差し上げる次第です。是非、お願いします。
--- ここまで ---
 ただし、日本語環境で動くかどうか知りません。自己責任でどうぞ。日本語
版のパッチも最近、出てたような気がしますが、ぼくは、IEやOutlookは使わ
ないので、知りません。でも、使っている人はやっておかないと泣くでしょう
ね。
 毎度繰り返しますが、IEやOutlookを使わないのが一番簡単で安全な対策で
す。

解説込みのページ
http://hotfiles.zdnet.com/cgi-bin/texis/swlib/hotfiles/info.html?
fcode=0013RI

ダウンロードだけのページ
http://www.microsoft.com/msdownload/iebuild/scriptlet/en/scriptlet.htm

 アンチウイルスソフトを使っている人は、上で述べた記事にあるように、ア
ンチウイルスソフト会社が対応しているのでアップデートしておくべきです。

FunLoveウイルス

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: FunLoveウイルス
---
 BubbleBoyより技術的にはたぶんすごいウイルスです。
 前に一度これは紹介した気がするんですが、NTのカーネルを書き換えて、特
権を乗っ取って、NTのファイルシステムのセキュリティを無効にしてしまうと
いうすごいものです。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9911/12/99111204.html
甘い言葉は通用しない「FunLove」ウイルスへの警告
をどうぞ。

 以前紹介したのは、たしか、NTのデバイスドライバとして潜り込んで、カー
ネルにパッチをあてて特権を乗っ取るというものだったような気がします。

絶好調、佐野節

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 絶好調、佐野節
---
 オラクルの佐野社長がお得意のNT, MSバッシングをやってくれたそうです。
詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/12/oracle.html
OMDEX/Japan'99基調講演:テーマはInteractive TVのはずが……メインはMS独
禁法訴訟?――日本オラクル,佐野力社長
をどうぞ。

Win2000は大きな頭痛の種

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Win2000は大きな頭痛の種
---
 Windows 2000 RC2をインストールしたら全てがめちゃくちゃになったお話で
す。
詳しくは、
http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,2386174,00.html
Windows 2000's big headaches
をどうぞ。
1999/11/11

成毛に潰されたMSKK長谷川常務(その2)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。コメント先は山村さんのメッセージです。山村さん、ありがとうございます。

標題: 成毛がやりそうなことだなあ
---
>関連記事が日経ビジネスにでていますが、長谷川氏が、NTの押し売りで
>実績をあげ「NO2の地位を固め」、営業全体を統括し「実質的には
>日本法人のトップ」であったことに、成毛氏が脅威を感じたようです。

 それで長谷川氏をクビにしたと。いかにも成毛がやりそうですね。

>成毛氏は「あと2年はやる」そうですが、2年後には、Win2kの販売不振の
>責任をNO2に押しつけて生き延びようとすることでしょう。

 さすが。非常にするどい予想ですね。というか、はずれることがない銀行馬
券でしょう。^^;
 成毛が社長になってちょうどWin3.0でブームが起きて、Win95で大ブームと
いう具合に、あいつはラッキーだけといわれることが多いですが、責任転嫁、
逃げ回るのは得意ですからからねえ。
1999/11/10

MS対司法省。司法省全面勝利へ(その2)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MS対司法省。司法省全面勝利へ(その2)
---
 ZDNetには続報がいっぱい出てますね。
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/msdoj1.html
何も変わらないがすべてが変わる――米連邦地裁の「MS独占」事実認定
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/msdoj2.html
事実認定ハイライト:Linux,Sun,Netscape,Apple,IBM……
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/msdoj3.html
予想外のMS全面敗北,だがそれでも「和解はないだろう」と司法専門家
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/msdoj4.html
MS訴訟,論争の舞台は法廷からマスコミへ
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/msdoj5.html
Microsoft敗北の事実認定,消費者に与える影響は?
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/berst.html
Microsoftが衰退したら――次に来るものと,それが与える影響は?
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/reiter.html
Microsoftは生き延びる――無傷で
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/08/threlkeld.html

 一番いいのは、特集ページでしょうかね。
http://www.zdnet.co.jp/news/special006.html
司法省 vs. Microsoft特集ページ

 PC Weekにも続報が出ていました。
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9911/08/99110802.html
判決はMicrosoftに対する「広範囲におよぶ改善策」を保証するとする各州の
検事総長
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9911/08/99110803.html
Microsoftの判決に業界の多くは驚かず
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9911/08/99110804.html
重大な誤解を反映するJackson判事の判決
1999/11/07

MS対司法省。司法省全面勝利へ

 昨日(現地ニューヨーク時間では5日)に発表された事実認定では、司法省の主張が全面的に認められました。オリジナルの事実認定文書は、http://www.dcd.uscourts.gov/microsoft-findings.htmlです。西嶋さん、ありがとうございます。 ASAHIネットのjouwa/salonから。コメント先は、久光さんのメッセージです。昨日、すばやく知らせてくれました。久光さん、ありがとうございました。

標題: MS対司法省。司法省全面勝利へ
---
>標題: Judge: Microsoft Is Monopoly
>---
>というのが、LAタイムスのトップニュースに出てました。

 さすが早い。でも、昨日は朝日新聞の夕刊でも一面の大トップでした。
 ZDNet Japanにも出てました。
http://www.zdnet.co.jp/news/9911/06/msdoj.html
Microsoftは独占――米連邦地裁が事実と認定,司法省の訴えを強く支持
をどうぞ。
 これでMSの全面敗訴は確定的ですね。いやあ、長かったけど、実に画期的な
出来事だと思います。日本の裁判だともっと時間がかかって、もっとあやふな
判断になるのかなあ。
 どうせ、MSは控訴するんでしょうけど、この時点でここまで全面的大勝利が
得られそうなのは、MSにとってかなりの打撃でしょう。彼らが違法ビジネスに
狂奔する犯罪者集団であるというイメージは、もはやぬぐいがたいものですが、
これで法的にも事実として認定されたわけですから。

 この前、社会問題化している商工ローン最大手日栄の社長が、テレビに出て
いましたけど、いってることがMSと一緒。
「我が社は、そんなひどいことやってませんよ」「こんなにみなさんのお役に
立ってるのに」「上場企業がそんなひどいことをするわけがありません」
 成毛は、日本の公取委から抱き合わせ販売を指摘されたとき、「我が社はそ
んな違法なことはやってない」といいましたが、実際はやっていました。でも、
その事実認定については争わないなどといって逃げました。横山ノック大阪府
知事と一緒だなあ。

>次は、分割ですね。いよいよ。

 ぼくは分割は、あんまりメリットがないように思うんですけどね。かえって、
機動力が増してMS流のやばい会社が増えるんじゃないかなと。
 でも、ここまで全面勝利だと、一気に分割・解体までいったりしてね。
 オウム新法みたいなMS新法みたいなものまで作ったりしてね。オウムがおと
なしくしますと会見したときも、MSと一緒だなと思ったけど、そうなると、日
本のオウムとアメリカのMSって、社会的な認知のされ方がますます似てきます
ね。

 「成毛は、日本の公取委から」の件については、「マイクロソフトが独禁法違反を認める」をご覧ください。

 繰り返し指摘しておかなければならないのは、アスキー、ソフトバンク、インプレス、日経BP社、朝日新聞社、技術評論社、翔泳社をはじめ、日本のパソコン雑誌出版を手がける出版社の多くは、こういうMicrosoftに対して、その体質を問題視するどころか、仕事と金をMSKK(マイクロソフト日本法人)からもらうことで共犯者となり、自社の雑誌や書籍の中には、無知なユーザを欺き、食い物にしてきたものがあったということです。

 先日、社会問題化している商工ローン最大手日栄の社長をテレビ朝日がサンデーモーニングに引っぱり出して批判していましたが、雑誌「噂の真相」で指摘されていたように、日栄は批判を封じるマスコミ対策として報道番組の番組スポンサーになっていたため、お笑いなことに、そんな番組では報道番組であるにもかかわらず批判がずっとできなかったのです。世論の批判の高まりの中で焦ったテレ朝は、別のスポンサーをみつけて日栄を切り、ようやく批判ができるようになって田原総一朗が正義面してやったわけです。テレビの腐りようがよくわかる事例のひとつです。いまごろ正義面して何がジャーナリストだとも思いますが、でもまあ、スポンサーを切って批判報道ができただけ偉いともいえます。日本のパソコン雑誌は、果たしてどうするでしょうか。

1999/11/06

成毛に潰されたMSKK長谷川常務

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 成毛に潰されたMSKK長谷川常務
---
 MSKK(Microsoft日本法人)の長谷川常務が辞任したそうです。Thanks > iMac
さん
 詳しくは、
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/biztech/print_biz/
86126
マイクロソフトの長谷川常務が辞任--社長との確執が要因?
をどうぞ。
 長谷川常務は、NTを売り込む部隊をやってましたよね。で、今年のいつごろ
だったっけ。社長の成毛直接が大企業に売り込むことになって、それでもめた
んでしょうかね。
 古川会長は、成毛は社内権力闘争が大好きで、何人も潰して自分がのし上が
ってきたと吐き捨てるようにいってましたから、長谷川常務の成毛の餌食にな
ったということなんでしょうかね。
 まあ、NTもWin2000もサーバ市場は、Unix、特にLinuxシフトが加速している
から、その辺で詰め腹を切らされたのかもしれません。でも、対外的な説明で
は、あくまで個人的な理由での辞任だそうです。

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