SUFFICIENTLY BREATHLESS 2. ブライト・ブルー・タンゴ BRIGHT BLUE TANGO 3. 宇宙漂流 DRIFTING IN SPACE 4. 魔人 EVIL MAN |
STAGLOW ENERGY 6. 遠い太陽 DISTANT SUN 7. 過去よりの旅人 VOYAGES OF PAST TRAVELLERS 8. 究極の環 EVERYTHING'S A CIRCLE |
「元ディープ・パープルの…」と言う下りで出てくる人の中では上位に入る(今ではリッチー・ブラックモア、ロジャー・グロヴァーだってそうだけど、あの人達は全盛期にいたから今でもメンバーっぽい)人がこのキャプテン・ビヨンドのボーカリスト、ロッド・エヴァンス。 本作はその2枚目。1枚目ではディープ・パープルの向こうをはった様なブリティッシュ・ハードロックだったのですが、この作品において突然軽めのサンタナ、ブリティッシュ風味の様なサウンドに大幅に変わります。 そんな前作から一転、がらっと変わった本作。ドラマーが変わり、キーボードとパーカッション担当が参加したことと、曲作りが全曲ロッド・エヴァンスドラマーの奴だったのですが1枚目の路線を見直したか、破綻したのか、このアルバムでは全曲ベーシストのリー・ドーマンに変わった結果の(それにしてもロッド君、空回りですねぇ(笑)。そんな所、僕は大好きです)「軽めのサンタナ、ブリティッシュ風味」っぽいサウンドが功を奏し、ボーカルが合ってるんですよ。サウンドも色々な要素を加味し、ポップさも内包していたパープルのセカンド「詩人タリエシンの世界」に(曲調がでなく、意味合いが)似ています。これだけ変わられるともう全然別のバンドで、進化したとかそんな感じじゃないですね。
ちなみにこの後、80年代になってロッドが「ディープ・パープルを勝手に名乗って」再結成。当然本家に訴えられ敗訴。解雇された時に勝ち取った参加していた3枚のアルバムの印税、年750万円位を差し止められるという大笑いな事件を起こしました。この点が一番僕がロッドを大好きな理由。 |