「〜」へ行って来ました その4

多摩川丸子橋付近
(タマちゃん騒動記)
(2002/8/17)
今回の「〜」は時流に乗ってタマちゃんを見に行って来ました。
しかしながら、タマちゃん自体は見る事が出来ず予定変更。騒動記ということでお茶を濁します。


交通
東急東横線多摩川駅南口から徒歩5分ぐらい


東急東横線、多摩川駅から徒歩5分位ですぐによく現れる付近の丸子橋が見えて来ます。
箸に向う道は「多分見に来た人達なんだな」という人達ばかり。
「みんな好きだよな」と思います。(自分もその一部ですが・・・)
丸子橋付近も車が多く、駐禁の場所にもかなり止まっていて渋滞気味。
橋の下におりると河川敷はもうこんな感じ。フィーバーぶりがわかります。
ちょっと見にくいけど対岸にも人が大勢います。夏休みの一息や子供の自由研究にはちょうどいいネタです。

残念だったのは「タマちゃんキャンディ」とか「タマちゃん焼き」等の便乗商品がまるっきりないこと(笑)。
人間の逞しさを見に来た私としてはちょっとガックリ。

そしてやっぱりいました、リポーターとテレビカメラ。
ちょっと何処の局までかは分からなかったのですが、子どもに「タマちゃ〜ん」と叫ばせないのはちょっとマイナス。恥ずかしい事を子供にさせなきゃ一流とは言えません。
画のためには一般人をいいように巻き込むのがこの業界の人達の手なんですからね。

丸子橋下

対岸

結果からいうとタマちゃんは撮影出来ませんでした。この日はもうちょっと日が暮れてから顔を出した様です。

水面をボーっと眺めていると鳥達が結構います。
1は鳥が水面から首を突き出している所。こいつは潜ったりして一所懸命に魚を捕っていました。

2と3は同じ鳥。最初は遠目でみて「何かがいるなぁ?もしかしたら」なんて思ってみたんですけど、様子が違います。120倍ズームで撮ったのが中段の画像で、まるでネッシーの写真みたいです(笑)。
近付いて来たのが3。後ろにヒナを連れて川を逆走する姿が
とても可愛かったです。
4はあまりにみんな暇なのでこの親子連れの鳥達に注目が集まり、それを眺めている光景です。

カメラマン達もこの親子連れを撮影しまくっていました。この時にタマちゃんが出て、カメラマンを悔しがらせてくれれば面白かったのにと嫌な考えも浮かびます。
もう1つは一緒に行った友人と「親子連れが突然水面から消え、それを食べるタマちゃんが出たら子供達のとってもいいトラウマになるんじゃないか」と話しました。
こう暑いと考えも
ダメダメになってきます。
1
23
4

そんな下らん事を話しながら右手の川面を見ると人間の頭が2つ。その後3人増え5人となりました。
どうやら中坊みたいです。衆人監視の呆れた目線をよそに、楽しそうです。ちなみに僕は
多摩川なんかで泳ぎたくはありません。

眺めていると後ろからスピーカーで叫んでいます。警官の登場です。
「川で泳いでいる人達、危険なので川から上がりなさい!」とのこと。
「せっかくタマちゃんを見に来たのにあんなバカどもがいたんじゃ出てこねーよ、どうにかしろ!」と
善良かつ自分勝手な一市民が通報でもしたのでしょうか、それとも警察もタマちゃんを見に来てたのでしょうか?
警察もこういう人を怒る時だけは行動が迅速です。

日本の警察はこんなのがいても叩いたり蹴ったりしません。アメリカなら川から上がるのを助けるふりをして突き落としていることでしょう。
ちなみに暇なカメラマン連中はこれも撮影していました。


総評

総評としては「まぁ良いんじゃないの」的な感想。タマちゃんの実物を肉眼で見れなかったのは残念でしたが、それよりも面白い人間達を見る事が出来ました。
別に危険じゃない野生動物なんだから保護しなくたっていいと思うし、居心地よさそうにしてんだからいいんじゃないのと思います。

ちなみに左の画像はそこにきたアイスキャンディ売り。後で聞いた話によるといつもよりも売値を高くしていたとのこと。
あぁ、人間ってたくましい・・・