ディスクレビュウ・ライト #8





MOON
CRCP-40009

Gackt

1.Noah
2.Lu:na
3.wa・su・re・na・i・ka・ra
4.Soleil
5.Speed Master
6.Fragrance
7.death wish
8.Doomsday
9.Missing
10.rain
11.ANOTHER WORLD
12.memories

 実はこういうのも結構好きです。詞・曲ともにコテコテだけど、僕的には好きなメロディラインの曲がこの人多いので。ベースラインも割と好きです。
 全体的な印象は「Gackt」らしい(当たり前なのだが)作品群。3枚目なんだからサウンドはもうちょっと冒険して欲しい気もしましたが、まぁ、しょうがないかな。
 今作の(スタンスとして)良い所は
歌詞の記載をあえてしていないところ。CD内の折込から彼自身の文章を引用すると「物語の始まりとしてまずは“文字”からではなく“音”でこの『MOON』の世界を感じ・・・」等とあります。(なんか来春までのコンセプト的なお話になっているらしいです)今年の秋よりファンクラブ等のHPで公開する予定みたいです。
 歌詞を記載しない事で、確かに
曲への集中度合いが高まる事も事実です。みんな「耽美ナルちゃんラブソング」みたいな感じがしないでもないですが。
 こういった実験(もしくは冒険)は好きですね。お茶の間でのキャラクターはあまり好きじゃないですが、音楽的な姿勢には好印象です。

 今回はCDケース自体も凝った作りでビジュアル的には(コテコテの感はありますが)面白いです。
月好きな僕としてもイイ感じ。(裏面の写真参照)
 ただ、
実用性に関してはかなり問題あり。ビジュアル性を意識するあまりディスクが取りにくい、入れにくい大欠点があります。最初CDが折れるかというぐらいに曲ったし、下手するとディスク記録面に指が直接触れます。現在右手の指を怪我しているせいもありますが、怪我をしてなくても取りにくいに違いありません。この一点だけでも-10,000点。内容よりもこっちの方が気になっちゃった一枚でした。(ディスク内容についてはライトだけどデザイン面に関しては全然ライトじゃありませんでした、反省致します。)


ね、記録面を上にしてると思うと
結構恐いと思うでしょ。
とにかく親指で押しても
外れないし、
入れる時もまた入れにくいし、
こんなケース誰が考えたんだろ。


初回はブックレット仕様。(\3,000)
Gackt好き(ビジュアルが)にはたまらない?
感じの仕上がり。